戦国恋姫〜天下統一への道〜 第2話 |
久遠「今、別室にて毛利家三姉妹の吉川元春、小早川隆景がおる。毛利が同盟国に加わることとなるからには今回の評定に参加させようと思うが異存のあるものはおるか」
っと織田家当主 織田久遠信長の発言に対し
ざわざわ…
………
まだ驚いて動揺している者もいれば、納得している者もいた
それもそのはず
中国地方を統治している強国の毛利家が戦もせず連合の傘下に加わることに不思議に思うのが普通である
雫「……」
詩乃「上手くいきましたね、雫(こそこそ)」
雫「えぇ…しかし、一つ気になることが(こそこそ)」
ひよ「えっ!詩乃ちゃん、雫ちゃんは何かわかるの?(こそこそ)」
ころ「ちょっと二人とも私たちにも分かるように説明して(こそこそ)」
剣丞隊の二大軍師である詩乃こと竹中 詩乃 重治と、雫こと小寺 雫 官兵衛は今回の件に関わっていることが木ノ下 ひよ子 藤吉郎と蜂須賀 転子 正勝が頭の上に?マークを浮かべながら質問していた。
剣丞「え〜ごほん、今回は内密に雫の実家 黒田家にお願いして今回の連合加盟に協力してもらったんだ」
雫はその場を立ち
雫「ここからは私が説明させていただきます。鬼との討伐後、各地の豪族・大名との戦に備え私自身も小寺を抜け黒田家が播磨を統治する事にしました。これは久遠様、剣丞様のお陰で問題なく滞りました。」
ということなので、雫は小寺の姓ではなく黒田の姓を名乗るようになりました。
雫「それから強国である毛利と戦にならないよう剣丞様の案で、毛利の小早川家家臣安国寺殿へ書状を出し、小早川隆景様との密約で毛利家との同盟加盟に協力を得て頂きました。」
史実でも黒田官兵衛の活躍で中国攻めの中、本能寺の変から毛利家と内密な関係を築き羽柴(豊臣)秀吉に大きく貢献したのである
雫「ですので、今回は同盟の挨拶をと思うのですが……」
ひよ「どうしたの雫ちゃん?」
詩乃「小早川殿が来るのはわかるが、なぜ吉川殿も来たのかですね」
確かに…
協力者である小早川が来るのはわかるが、なぜ吉川まで来たのか…
吉川も来るのであれば当主の毛利隆元も来るのが道理ではないのか…
腑に落ちない点もあるが、その答えは俺たちの行動が原因だったとはその時は知るよしもなかった
評定の間に、
金髪のショートカットに眼鏡をかけた鞠位の年の女の子だが、年齢よりよも大人びた品格を持った少女と
その子の斜め後ろに茶髪にサイドポニーで背が高く、いかにも武家の出である風格を持ったスレンダーな女性が入ってきた
……「皆様、お初に御目にかかります。毛利隆元が三女 小早川隆景 通称 月夜(つくよ)と申します。以後お見知りおきを。」
……「…… 毛利隆元の次女 吉川元春 通称 矢三(やみ)だ。」
少女で有りながら礼儀正しく挨拶をしたのが今回の協力者の小早川隆景と堂々とした態度で挨拶をしたのがその姉の吉川元春であった
雫「隆景殿、今回は遠方より足を運んで頂き誠にありがとうございます。私が黒田家当主 黒田官兵衛 通称 雫 と申します。」
月夜「貴方が、官兵衛殿ですか、私の事は月夜とお呼びください。」
雫「はひっ、よろしくお願いしましゅ!」
雫、緊張し過ぎである…
矢三「(じぃ〜〜……)」
剣丞「……?」
何故、さっきから吉川さんが俺の事を睨んでいるんだろう…
そう思っていた最中に
月夜「織田様、今回の同盟傘下に入れて頂いた事に我が姉の代わり、御礼申し上げます。」
久遠「ふむ、こちらも礼を申す。毛利との関係を結ぶ事が出来たことで、今後の四国・九州の平定に集中することが出来る。」
美空「ちょっといいかしら」
突然、会話に入ってきたのが長尾(上杉) 美空 景虎(謙信)である
美空「貴方逹が来たのに何故、当主の隆元が来てないの?」
っという質問に対し矢三が美空を睨み付けたが
月夜「…隆元は、日輪(ひのわ)お姉様は領内の統治に努めていますので、代理として私がそして、護衛に矢三姉様が付いてきたのです。」
矢三「………」
美空「ふぅ〜〜ん……」
月夜「雫様との話で我が小早川と吉川は四国・九州平定に協力しますが、毛利本体は動けない状態です。」
壬月「まぁ〜そっちの領内の状況については大体わかったが」
春日「ふむ、毛利本体が手を貸さないというのは傘下に加わるとしてはどうかと思うぞ」
…………ぶちっ
矢三「何を言ってやがる!元々はお前らのせいだろが!!!!」
いきなりの怒鳴り声に、驚いた者、武器を持って身構える者もいた
和奏「何だ、殺る気かこのやろう!!」
犬子「わん!そっちが殺る気ならこっちだって!!」
柘榴「喧嘩っすよ!喧嘩♪松葉もやるっすよ♪♪」
松葉「………面倒」
兎々「殺る気なのなら、こっちらって手加減しないのら!!」
粉雪「いいねぇ〜久々の喧嘩♪あたいも殺るぜ♪♪」
ゴゴゴゴ……
突然、殺気だらけの雰囲気になってしまったが
壬月「止めんか!馬鹿者どもが!!」
どかっ!
どかっ!
和奏「あだっ!?」
犬子「くぅ〜〜ん!?」
春日「お前らも静まれ!!
お館様の御前だぞ」
兎々「(びくっ!)らって、こいつが〜」
心「粉ちゃんも座りなさい!ご飯無しにするよ」
粉雪「ちぇっ…わかったよ」
秋子「貴方達に関してはわざとでしょ…」
松葉「……ばれた?」
柘榴「柘榴はっ本気っすよ〜♪」
秋子「は〜〜〜〜」
月夜「…姉さんも止めて」
矢三「でもっ!…このままなら」
月夜「姉さん…私を困らせないで」
矢三「…………突然、怒鳴ってすまなかった。お詫び申す」
光瑠「…………いい」
久遠「こちらも失礼した。すまない」
一葉「私もまざれば良かったかな♪」
美空「なんでそうなるのよ!!」
……では、話を戻して
月夜「現在、毛利家の傘下にいたもの達が独立や反乱を企てる者が出てきたのでその処理に毛利家本体が動けない状態なのです」
詩乃「……なるぼど、それで我々のせいなのですね」
雫「………」
麦穂「仕方がないっていったら仕方ありませんね」
犬子「和奏ちゃん、わかる?」
和奏「ふぇっ!?僕に聞くなよ」
雛「和奏ちんも犬子も頭悪いからね〜」
和奏「なんだよ!雛はわかんのかよ!」
犬子「そうだ!そうだ!」
雛「まぁ〜〜雛は話をきいていくうちに大体はわかってきたから〜」
詩乃「いきなり隣国が巨体な同盟を結んだことで我が身かわいさで抜ける者や、これを機に反旗を翻す者が出てきたのでしょう」
雫「(ぴくっ)…………」
剣丞「(………雫)」
少し後悔した…
良かれと思って雫を任命したがまさかこのような事になるとは思ってもいなかった…
美空「確かに可愛そうではあるけど、それは当主としての力不足でしょ」
月夜「(びくっ!!)」
矢三「き・さ・ま〜!!我が姉を愚弄するか!」
それは流石に相手もキレるだろう……っと皆が思っていたが
久遠「一つ教えてやる。我々かて元は小国であったが、この乱世を生き、そして乗り越えてここまで来たのだ」
美空「例え相手が誰であろうと」
光瑠「それが家族であろうと」
一葉「確かに先代の元就は偉大であったが」
久遠「それでも過去の者が今を作るのではない!今を生きる者が今を作るのだ!!」
月夜「………」
矢三「………」
雫「………」
そう。この今はまだ戦国時代、下克上の世の中、いつ誰が敵になってもおかしくないのである
ここ最近、戦がなく忙しいながらも平和な2年であった
それでもまだ日の本全部を統一したわけではない
たから俺たちはまだ立ち止まることが、出来ないのてある
美空「でも、さっきのは言い過ぎたは…ごめんなさい」
月夜「いえ…事実ですので、毛利家は毛利本体を出さないかわりとしまして…」
………
月夜「私、小早川月夜隆景は、天人 新田剣丞殿の側室に成ります。」
………えっ?
え〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?!?
どうも、のとのとです。長文になってしまいましたが、いかがだったでしょうか(;^_^A
オリキャラとして毛利家三姉妹を使おうと思いましたが真名を考えるのに時間が掛かりました
まだまだ慣れていませんが、頑張って書き続けようと思います。温かく見守ってくださいm(__)m
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今回、オリキャラが出ます。それでもよろしければ見てください。 | ||
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読魅入っちゃいました♪ 早く続きが読みたいです♪ (0G3DIE) | ||
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