魔法少女リリカルなのは〜原作介入する気は無かったのに〜 第百二十九話 2学期早々…
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 「あー…おはようお前達」

 

 「「「「「「「「「「おはようございまーーーーーーす!!」」」」」」」」」」

 

 長かった夏休みも終わり、今日から2学期に突入だ。

 今日は始業式だけなので午前中で終わり。

 

 「この夏休みは有意義に過ごす事が出来たかー?」

 

 「「「「「「「「「「はーーーーーい!!!」」」」」」」」」」

 

 相変わらず元気が良いです我がクラスは。

 対照的に担任の如月先生は怠そうだなぁ。

 

 「じゃあ宿題もキチンと終えて夏休みをエンジョイしたって事だなー?」

 

 「「「「「「「「「「……………………」」」」」」」」」」

 

 今度は一転、元気が無くなり笑顔は消え、死んだ魚の様な目になる。

 …って、まだ終わってないのか!?1ヶ月はあった休みなのに!?

 

 「……幸いにも今日は金曜日で、明日と明後日は休みだ。まだ宿題を終えていない者は今日を含めて後3日以内に何とかするように」

 

 「「「「「「「「「「はーい………」」」」」」」」」」

 

 元気の無い返事を返すクラスメイト達。

 救済措置と提出期限の猶予くれたんだからもう少し如月先生に感謝してやれよお前等。

 

 「なお、来週になっても提出できなかった奴は『ドSでMAXな肉体的指導フルコース』をその身で味わってもらう事になるからな」

 

 「先生!!俺その指導今すぐ希望します!!!//」

 

 「俺もッス!!!//」

 

 「俺も俺も!!!//」

 

 「ドS上等バッチ来ーーーーい!!!!//」

 

 「ハア…ハア…た、叩いて!!僕を叩いて罵ってーーーーー!!!////」

 

 ……このクラスにはドM系の男子が多い様だ。しかも最後の奴は誰よりも一歩先に進んでやがる。

 

 「そうか……お前達の気持ちは充分伝わった」

 

 「「「「「「「「「「おおっ!!//」」」」」」」」」」

 

 超期待に満ちた目で歓喜する男子達。

 

 「では『ドSでMAXな肉体的指導フルコース』を行って貰う様に物理の近藤先生(♂)に連絡しておいてやる。有り難く指導されてこい」

 

 「「「「「「「「「「…………………………」」」」」」」」」」

 

 真っ白になる男子達。

 口からエクトプラズムらしきモノを吐き出している。

 

 「私が指導するとは一言も言ってないからな。それと近藤先生は同性愛の気があると先生達の間では囁かれている。まあ指導を受けたいお前達からしたらそれは些細な問題だな」

 

 些細な問題…なのか?

 

 「さて…宿題や指導の事は置いといて。今日から……というより正確には来週から始まる授業を共にする転校生を紹介する」

 

 ざわっ……

 

 教室内がやや騒がしくなる。

 

 「転校生は女子で双子だ。良かったな男子共」

 

 「「「「「「「「「「イエーーーーーーーー!!!!!」」」」」」」」」」

 

 エクトプラズムを吐き出してた連中も復活し、テンションUP。

 現金な連中だ。女子生徒一同と優人は呆れ顔浮かべてるし。

 

 「2人共待たせたな。入って来い」

 

 先生が教室の扉の方に向かって言うと、ガラリと音を立て、扉が開かれる。

 教室に入って来たのはエメラルド色の髪をした2人の女性。

 先生が黒板に2人の名前を書いてから自己紹介を促す。

 

 「初めまして。『((取田|とれだ))テスラ』と言います。今日から妹のなっちゃん共々よろしくお願いします」

 

 「……『((取田|とれだ))ナイン』。よろしく…」

 

 片や笑顔で挨拶し、片や無表情で淡々と挨拶する。

 短く簡潔に挨拶した2人に対する反応は…

 

 「「「「「「「「「「うおおおおおぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!!!!!美少女転校生キターーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」」」」」」」」

 

 物凄く好印象だった。

 男子達の咆哮は天元突破しそうな勢いだ。

 

 「おいおいおいおいおい謙介!!彼女達って…」

 

 「間違い無いね。海で出会った子達だよ」

 

 そんなセリフが俺の耳にも届く。

 暴走しないといいんだがな。……無理か。

 

 「2人の席は……そうだな。水無月と神無月の後ろでいいだろう」

 

 先生が男子を適当に指名し、空き教室から机と椅子を持って来る様に言う。

 数分程して2人分の机と椅子を持ってきた男子2人は転校生の1人にお礼を言われるとデレデレしながら席に戻って行った。

 

 「あの2人、後で殺るぞ」

 

 「「「「「「「「「「おうっ!!」」」」」」」」」」

 

 誰かが言った言葉に一斉に頷く。

 2人の男子。HR終わったらすぐに逃げろよ………。

 

 

 

 「取田さん達ってどこの国からきたの?」

 

 「日本語上手いね」

 

 「ご趣味は?」

 

 ……転校生にとってはお約束的なクラスメイト達からの質問攻め。

 

 「はいはいアンタ達。2人が一気に話し掛けられて困ってるでしょ。ちゃんと並んで質問は1人1回だけ。はい、さっさと行動する」

 

 パンパンと手を叩いてアリサが纏めると皆一斉に指示に従う。

 相変わらずのリーダーシップは流石だと言わざるを得ない。

 

 「懐かしいなぁ。フェイトちゃんやアリシアちゃんが聖祥に転校して来た時もあんな感じだったっけ」

 

 その様子を懐かしむ様に見ていたすずかが呟く。

 

 「……あれって本来私がしなきゃいけない事よね」

 

 委員長はアリサの一連の行動を見てやや落ち込み気味だ。

 ……ドンマイ、委員長。

 

 「ていうかあそこまで皆を纏められるならどうしてアリサが委員長にならなかったのかしら?」

 

 キリエの疑問はもっともだ。アミタや飛鈴ちゃん辺りも頷いている。

 アリサが委員長やらない理由を知ってるのは小学校、中学校の頃から付き合いのある俺達位だしな。

 

 「アリサがクラス委員長をやらない理由は家の用事や習い事が原因ね。小、中学校の時はそこまで忙しくはなかったみたいだけど」

 

 「社交界のパーティーに顔を出す機会も増えて来てるみたいだし。バニングス家の娘として産まれた以上、仕方ないんだけどな」

 

 テレサの言葉に補足する様、俺の言葉が続く。

 放課後の付き合いが小、中学生時よりも減ってるのは事実だ。

 同じお金持ちのすずかはそれ程でもないけど。月村の現当主は忍さんだからねぇ。

 

 「しかし男子達の表情を見るに転校生に対しての下心が見え見えじゃな」

 

 「まあ2人共可愛いし仕方ないんじゃない?」

 

 「凜子、お主と違って胸も大きいしな」

 

 「うるさい緋鞠!!一言余計なのよ!!」

 

 野井原の一言に九崎が過剰反応する。

 

 「長谷川君と天河君のお2人は行かないのですか?」

 

 神無月が俺と優人を交互に見てから言う。

 確かに今の所、クラスの男子で転校生の取田姉妹に近付いていないのは俺と優人だけだ。

 

 「そこまで興味無いし、今は話し掛けようにも話せなさそうだし並んで待つなんて時間の無駄だし」

 

 「右に同じく」

 

 俺と優人は揃って取田姉妹を一度見てからまた視線を戻す。

 てか神無月。相方の遥は何処行ったんだよ?

 

 「遥さんならあそこです」

 

 神無月の指差す先は質問の順番待ちをしているクラスメイトの列。その中に遥の姿があった。

 …メチャクチャ瞳を輝かせ、今か今かと順番を待っている。

 

 「どんだけ期待して待ってんのアイツ?」

 

 葉月は呆れた表情を浮かべている。

 

 「やっぱり遥ちゃんはなのはちゃんと似てるなぁ…」

 

 これまで何度同じ事を言ったのか忘れたぐらい、同じセリフをすずかが呟く。

 

 「(アイツが帰って来たら絶対に会わせてみよう)」

 

 その時のなのはの反応が楽しみだ。

 原作知識通りに考えたらなのはが地球に戻ってくるのはStsのサウンドステージでの出来事だったよな?

 それからしばらく雑談をしてると、アリサと遥が戻って来た。

 どうやら転校生へ質問したがっていた連中の行列は捌き切ったみたいだな。

 

 「えへへ〜、テスラちゃん、ナインちゃんと早速お友達になっちゃったよ〜♪」

 

 おーおー。物凄い上機嫌ですな。

 

 「それとね。テスラちゃんもナインちゃんも勇紀君とお話したいって言ってたんだけど…」

 

 「「「「「「「「「「…んんん?」」」」」」」」」」

 

 遥が言った言葉に俺や周囲にいたアミタ達も揃って首を傾げ、次には俺に複数の視線が向けられていた。

 

 「勇紀。貴方あの2人と知り合いだったの?」

 

 「いや…知り合いも何も…」

 

 あの2人に出会ったのは海水浴で謙介と宮本がナンパしてた時であって、その時も軽くお礼を言われた位で、知り合いと言える程の付き合いでも無ければ会話を交わした訳でもない。

 とはいえ…

 

 「…向こうのご指名みたいだから少し話してくるか」

 

 椅子から腰を持ち上げ、ゆっくりと転校生達の方に歩み寄る。

 俺が近付いてる事に気付いてくれた2人。自分の席から立ち上がり、頭を下げる。

 

 「あの!以前はお世話になりました!挨拶が遅れて申し訳ありません。取田テスラと申します」

 

 「……取田ナイン。よろしく」

 

 「どうも、長谷川勇紀ッス。お世話と言ってもそれ程大した事はしてないんでお気になさらずに」

 

 寧ろ馬鹿2人が迷惑掛けて申し訳無い位だ。

 

 「そんな事無いですよ。あの時は本当に助かったんですから」

 

 「……アイツ等、ウザかった」

 

 ウザいと言われた2人は教室の隅で両手両膝を床について意気消沈する。

 自業自得だな。

 

 「何にせよ、来週からよろしく」

 

 「こちらこそよろしくお願いしますね」

 

 笑顔で返答する姉妹の姉。

 

 「「「「「「「「「「ど畜生おおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」

 

 次の瞬間には男子達の叫び声が教室中に響く。

 俺や優人、クラスの女子達はいきなりの大声にビックリしたぞ。

 

 「転校生の美少女姉妹。せっかく…せっかく俺達にもチャンスが回って来たと思ったのに…」

 

 「またお前か…お前が絡むのか長谷川……」

 

 「おお神よ。何故我々にこの様な仕打ちを与えるのですか?」

 

 「俺達にも希望を、希望を残してくれえええぇぇぇぇっっっ!!!!!」

 

 「止めろよぅ…。もうフラグ立てるの止めろよぅ……」

 

 皆口々に悲痛な思いを吐き出しながら涙を流し、両手両膝を床に……。

 てか言いたい放題だなオイ。

 

 「大体な!!」

 

 突如泰三がガバッと起き上がる。

 

 「お前はただでさえ、海水浴の時に各務森先輩の胸を見れるという美味しいイベントに遭遇してるだろうが!!」

 

 「「「「「「「「「「何いっ!!!?」」」」」」」」」」

 

 聞き捨てならんと言った感じで男子達が一斉に反応する。

 

 「待ていっ!!何でテメエがその事を!?」

 

 泰三はあの時気絶してた筈だろ!?

 

 「ヴァカめ!!意識を失ったのは一瞬の事だ!!美少女達の水着姿&プルンプルンを堪能するためにオチオチ気絶なんかしてられるか!!勿体無いだろうが!!」

 

 何ていう自分に正直な煩悩だ。

 

 「おい長谷川!!どういう事だ!?」

 

 「見たのか!?泰三が言う様に各務森先輩の胸を見たのか!?」

 

 「水着の上からか!?そ、それとも……な、生で見たのか!?」

 

 フゥー!フゥー!と鼻息を荒くして迫ってくる男子達。

 俺は距離を縮められない様に後退しようとしたのだが…

 

 ガシッ!

 

 背後から誰かに肩を掴まれた。

 

 「……ねぇ」

 

 ……肩を掴んだのが誰なのか即座に理解する。

 シスコン様がお冠のご様子です。

 

 「あのクズが言ったのは本当なの?」

 

 「ナ、ナンノコトデショウ?」

 

 「飛白姉様の胸を見たのが本当なのか?と聞いてるんだけど」

 

 「……………………」

 

 「黙ってたら分からないでしょ?私の目を盗んで飛白姉様の!ムチムチボインボインな!Gカップのバストを生で見たのか!って聞いてんのよ!」

 

 飛鈴様…勝手に個人情報バラして良いのですか?飛白さんのバストがGカップとか勝手に暴露しちゃって…後で飛白さんに怒られても知りませんよ?

 

 「そんな事は今はどうでも良いのよ!!見たの!?見たのね!?よし殺す!!」

 

 「自己完結された!!?」

 

 いや、見たのは事実ですがあくまで水着の上から見えた谷間の部分だけであって生のオムネ様なんて見てないですよ。

 てか飛鈴ちゃんがいるこの教室で海水浴の話…しかもあの時見られてなかった出来事を暴露しやがって。

 泰三の野郎〜。

 

 「せいっ!!」

 

 「うおっ!?」

 

 肩を掴んでいた手を離した直後に飛んできたパンチを躱し、男子達の包囲網を強引に押し破って教室の入り口前で立ち止まり、一旦振り返る。

 

 「あー……飛鈴ちゃんや、少し落ち着いて。平和的に話し合いで解決しよう」

 

 「聞く耳持たんわ!」

 

 すぐさまコチラに駆け寄ってきたので俺は話し合いでの解決を諦め、素直に逃走する事にした。

 

 「逃がすな!長谷川を追え!!」

 

 「野郎!!各務森先輩の胸を見るなど!!何て不埒な!!」

 

 「羨まけしからん!!羨まけしからんぞおおおぉぉぉぉぉっっっっ!!!!!!」

 

 「奴をとっ捕まえて当時の状況について詳しく聞き出すんだ!!!」

 

 「答えによっては……答えによっては殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロコロロロロロロロロロロロロロロロロ…………」

 

 チイッ!!嫉妬に塗れた男子共もやはり敵として追ってくるか!!

 俺は校舎内をひたすら走って逃げまくる。

 何で2学期の初日からこんな事せにゃならんのだ………。

 

 

 

 〜〜モブ男子生徒視点〜〜

 

 長谷川を追い掛け始めて約10分が経つ。

 

 「クソ!!何処に行ったんだ!?」

 

 「既に学園の外に出たとは考えられないか?」

 

 「いや、正門や裏門を見張ってる連中からの報告は無い」

 

 「塀を乗り越えて抜け出した可能性は?」

 

 「それも無いだろ。結構高いぞ学園の塀は」

 

 ならこの学園の何処かで隠れているという可能性しか無いか。

 しかし……

 

 「…怪しいな」(ボソッ)

 

 「???何がだ?」

 

 おっと。俺は小声で呟いたのだが、すぐ近くにいたクラスメイトには聞こえた様だ。

 

 「奴がこうまでして本気で逃げる理由が本当に各務森先輩の胸を見ただけなのかと思ってな」

 

 「そ、それは一体どういう事だ?」

 

 「これは俺の推察なんだがな…」

 

 ……………………

 

 ………………

 

 …………

 

 ……

 

 

 

 〜〜モブ男子妄想シーン〜〜

 

 「んぅっ!……はぁ…はぁ…はぁ…////」

 

 とある一室のベッドの上にて女性の荒い息遣いが聞こえる。だがその息遣いにはどこか艶がある。

 声を上げている主は各務森先輩。風芽丘に通う女子生徒の中で男子からの人気が上位に食い込んでいる人だ。

 現在各務森先輩は衣類を一切纏っておらず豊満なバストに細いウエスト、それに肉付きの良い丸みを帯びたお尻を惜しげなく晒している。

 

 「くくっ。ココ、凄い事になってますね飛白さん」

 

 そんな各務森先輩を攻め立て、喘がせているのはクラスメイトの長谷川勇紀。

 コイツの周囲には常に美少女が集まって、しかもその内のほとんどが長谷川に対して恋愛感情を抱いているという超リア充野郎だ。

 天河優人というクラスメイトもコイツと同じ様な奴だが、好かれてる女子の人数の比率が違う分、長谷川の方が俺達モテない男子にとってのラスボス的存在だ。

 

 「こ、これは……貴方のせい……です……////」

 

 「俺のせいですか?」

 

 「そ…そうです。貴方が……そんなところを触る……から……////」

 

 「そんなところって…ここですか?」

 

 「んあんっ!!////」

 

 各務森先輩の肢体がビクンと跳ねる。

 

 「本当に凄い反応。エッチですねぇ飛白さん」

 

 「わ…私は……淫らなんかじゃ……ありません……////」

 

 「ははっ、全然説得力ないですよ飛白さん。、第一……」

 

 カシャッ

 

 「な、何を?//」

 

 長谷川は携帯を取り出し、カメラ機能で各務森先輩を撮り、その写真を各務森先輩に見せつける。

 

 「今の飛白さん、こんな顔してるんですよ」

 

 撮られた写真に写っている各務森先輩の表情はこの状況に否定的なものでなく、逆に悦びに満ちた表情をしていた。

 

 「ち…違います。私はこんなコトされて悦んでなんか……////」

 

 「さっきも言ったけど説得力無いですよぉ。身体の方はこんなに正直に反応してますし……それに毎回の事ですけど、いざ始めちゃったら飛白さんの方から嬉々として求めて来るじゃないですか」

 

 「違います…違いますぅ……////」

 

 何度の首を左右に振り、否定する各務森先輩だがその瞳には情欲の色がほとんどを占めていた。

 もう理性を失い、堕ちきってしまうのは時間の問題だ。

 

 「ま、これ以上は飛白さんも我慢出来なさそうだし焦らし続けるのも可哀相なんで…」

 

 長谷川が服を脱ぎ、各務森先輩と同じ一糸纏わぬ姿になって

 

 「今からは((一緒に|・・・))気持ち良くなりましょうね飛白さん」

 

 各務森先輩の上に覆い被さり、ゆっくりと身体を重ねる。

 

 「んうっ……んあああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!////////」

 

 …その後、室内はベッドの軋む音と快楽を貪る1人の女の喘ぎ声のみが支配するのだった………。

 

 

 

 〜〜モブ男子妄想シーン終了〜〜

 

 「……といった具合だ」

 

 「「「「「「「「「「ゴクリ…」」」」」」」」」」

 

 む?

 何時の間にやら俺の推察を聞いていた連中の数が増えているではないか。

 

 「つ、つまり奴は胸を見ただけじゃなく、各務森先輩本人を既にその手で…」

 

 「あくまで俺の推察だが、あながち的を外れてないと思う」

 

 「だ、だが奴は我がクラスが誇る美少女達の好意にも気付かない重度の鈍感だぞ」

 

 「それは違う。鈍感ではなく長谷川の策略だ」

 

 「「「「「「「「「「さ、策略!?」」」」」」」」」」

 

 ああ。

 考えても見ろ。ラノベの主人公じゃあるまいし、あそこまで異性からの好意に気付かない人間がいると思うか?

 登下校の際なんか普通に腕を組んで頬を赤らめながら女性達がアピールしているのにも関わらず、だ。

 答えは否!断じて否だ!!

 おそらく長谷川は鈍感キャラを演じて様々な美少女に近付き、ハーレム要員を確保する。

 そしてじわじわと対象の好感度を上げていき、時期を見計らって…

 

 「「「「「「「「「「み、見計らって?」」」」」」」」」」

 

 後は言わずもがな、だ。

 エロゲーとかの展開によくある快楽漬けにして自分の側から離れさせない様にしていくのが、奴の真の狙いとみた。

 俺は一通りの推察を全て語る。

 その後は…

 

 「「「「「「「「「「く、くそおおおぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!!やはり長谷川とは相容れねぇ!!!!奴こそが倒すべき敵だあああぁぁぁぁぁっっっっ!!!!」」」」」」」」」」

 

 一層気合と殺意を解放した連中が奴の捜索に力を入れる。

 勿論俺もだ。

 長谷川ぁっ!!テメエだけに良い思いはさせねえぜ!!!

 

 

 

 〜〜モブ男子視点終了〜〜

 

 〜〜飛白視点〜〜

 

 今日は始業式だけなので、SHRも終わった後である今の時間帯。

 後は寄り道をせず、このままさざなみ寮に帰るわけですが…

 

 「(珍しく飛鈴が姿を見せませんね)」

 

 脳裏に浮かぶのはいつも登下校を共にする妹の顔。

 いつも放課後になると私の教室に来るのですが、今日は未だに現れません。

 ひょっとしたらクラスの誰かと一緒に帰宅……は有り得ませんね。

 私と一緒に帰れない日は必ず携帯に連絡してくるものですから。

 携帯を確認しましたが特に着信やメール受信の表示もありませんし。

 

 「(まあ、もう少しだけ待ってみて…)」

 

 それでも来ない様ならコチラから電話を掛けてみますか。

 そう思いながら私は教室の窓から外を眺める。

 …平和ですね。

 この街には人に害を為そうとする妖が1匹も現れない。

 まあ、出て来た所で退治されるのがオチですね。この街に滞在してる戦力ははっきり言って過剰ですから。

 並大抵の妖はおろか、格の高い妖ですら屠れるでしょう。

 私はカバンの中から水筒を取り出し、コップに注いだお茶を口にします。

 

 「ふぅ……」

 

 小さく一息。

 本当に平和ですね。この様な日常がずっと続いてくれれば言う事は無いのですが。

 私は再びコップに口を近付け、お茶を飲み始めます。

 その時、廊下の方から慌ただしい足音と複数の声が聞こえてきました。

 

 「「「「「「「「「「うおおおおぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!!!長谷川を捕まえて各務森先輩の恥ずかしい姿が写った写真をGETするぞおおおぉぉぉぉぉぉっっっっっっ!!!!!!!」」」」」」」」」」

 

 「ぶーーーーーっっ!!!!」

 

 その言葉を聞いた瞬間、私は盛大に口に入れたお茶を吹き出してしまいました。

 い、いい、今何て!?

 長谷川!?長谷川とは長谷川勇紀の事ですか!?

 

 「き、聞いたか今の?」(ヒソヒソ)

 

 「ああ。各務森さんってあそこでお茶飲んでる各務森さんの事だよな?」(ヒソヒソ)

 

 「彼女の恥ずかしい姿の写真とな?………欲しい」(ヒソヒソ)

 

 クラスの男子達はヒソヒソと話してるつもりみたいですが私の耳に届いてますからね。

 それよりも……

 

 「長谷川勇紀いいいぃぃぃぃっっっっ!!!!」

 

 私は先程の言葉の真相を確かめるためにガタッと荒々しい音を立てて椅子から立ち上がり、教室を飛び出しました………。

 

 

 

 〜〜飛白視点終了〜〜

 

 現在、校舎の屋上に俺はいた。

 フェンスに身を預け、未だに強い残暑の日差しを浴びながら雲1つ無い快晴の空を見上げていた。

 

 「良い天気だなぁ。絶好の洗濯日和だ」

 

 今頃メガーヌさんもそう思って洗濯をしてくれてる事だろう。

 今日はベッドで心地良い眠りにつく事が出来そうだ。

 

 「その前にここで永眠させてあげましょうか?」

 

 ……さて、ちょっとした現実逃避は終わりにして

 

 「(この窮地、どう切り抜けようか?)」

 

 視線を正面…既に臨戦態勢の飛鈴ちゃんと、その背後で出入口を塞ぐクラスの男子連中を見る。

 本来なら((拒絶観測|キャットボックス))を使って逃げたかったのだが、いざ使おうとするタイミングで誰かに見付かり、結局使えないまま屋上に追い詰められた。

 俺としては話し合いに持ち込みたいところだが、目の据わっている連中に俺の言葉は届かないだろう。

 むしろ物理的なO☆HA☆NA☆SHIになる事間違い無しだ。

 しかも俺が逃げ回ってる間、噂が尾を引いてとんでもない事になっていた。

 何でも俺が飛白さんの恥ずかしい姿を収めた写真を持っているのだとか。

 んなモン持ってねーし。持ってたら持ってたで飛白さんに殺される。それでなくても飛鈴ちゃんに殺される。

 だから今は絶対に逃げ切らないとな。明日の朝日を拝む為に。

 さて…

 

 「(後ろの連中はともかく、飛鈴ちゃんは一筋縄ではいかなさそうだなぁ)」

 

 妖相手に対しての実戦経験も豊富みたいだし、憤怒して冷静さを失ってる様に見えて実は構えに隙が無いんだよね。

 

 「毎回毎回飛白姉様にちょっかいばかりかけて」

 

 「俺、別にちょっかいかけた覚えは一切無いんですけど?」

 

 「言い訳すんな!!…………姉様ばかりじゃなく少しぐらい私を見てくれても//」(ボソッ)

 

 「え?何?何て言ったの?」

 

 後半の部分が聞き取れなかったんだけど?

 

 「アンタに遺書は書かせないって言ったのよ!!」

 

 「書く気無えし!!」

 

 こんな下らん追い掛けっこで俺は死ぬつもりは無いです。

 

 バーーーーーン!!!!

 

 ジリジリと近付いてくる飛鈴ちゃんと男子連中。そんな状況の中不意に屋上の扉が荒々しく開けられた。

 

 「はぁ…はぁ…はぁ……」

 

 「飛白さん?」

 

 「飛白姉様!?何故ここに!?」

 

 扉を開け、姿を現したのは息を切らせた飛白さんだった。

 何しに来たのだろう?

 ひょっとしてコイツ等の勘違いを聞きつけて来てくれたとか?

 ならコレは好都合じゃないか?

 飛白さん本人からコイツ等の勘違いを解いて俺の無実を証明してくれれば…。

 飛白さん、どうかコイツ等の誤解を…

 

 「は、長谷川勇紀!!あ、あああ、貴方は私の着替えや入浴を盗撮した動画をDVDやブルーレイにして売り捌いてるっていうのはほほほ、本当ですか!!?////」

 

 「誤解を増長させる様な事言わないでくれませんか!!?」

 

 大声で抗議するが飛白さんは顔を赤くしながら睨んでくる。

 

 「「「「「「「「「「そんな物まで持っていたのか貴様はあああぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!!!」」」」」」」」」」

 

 おかげで飛鈴ちゃん含めた連中の怒りゲージは((最高潮|マックス))をブチ破ったよ!!

 現在進行形で天元突破中だよ!!

 

 「(…アカン)」

 

 もうオワタ。

 唯一誤解を解ける可能性であった飛白さん本人からあんな台詞が出た以上、どう足掻いても俺の言い分は聞き入れられないだろう。

 ならば武力でこの場を収めざるを得ないか?

 いや、よく考えたら覇王色の覇気で全員の意識を刈り取れば良いじゃないか。

 そして俺が覇気を放とうとした瞬間…

 

 バーーーーーン!!!!

 

 再び屋上の扉が乱暴に開けられる。

 次にやってきたのは…

 

 「……くえす?」

 

 神宮寺の御令嬢だった。

 何で学校に来てんだ?

 やや俯き気味に加え、前髪のせいでくえすの表情が良く見えない。

 突然の乱入者に男子達も各務森姉妹も混乱気味だ。特に男子達はくえすと初対面の筈なので『誰だあの子?』と言った声が聞こえて来る。

 ゆっくりと俺の前に立ち顔を上げるくえすの表情は

 

 「ふふ…ふふふ……」

 

 超恐かった。

 ふふふ、と笑って笑顔を浮かべているけど目は笑っていない。

 

 「長谷川勇紀。今日は貴方と共に昼食を食べようと思い、私自ら誘いに来たのですけど…」

 

 光の無い瞳が俺を射抜く。

 俺は蛇に睨まれた蛙の如く、金縛りにあったかの様に動けなかった。

 

 「まさか((許嫁|わたくし))というものがありながら、((各務森飛白|ほかのおんな))に手を出していたのですか……」

 

 この子も誤解してる!!?

 くえすは片手に持っていた本……魔導書のページを開くと同時にもう片方の手の掌を上に向け、魔力を収束させ始める。

 ちょっとくえすさん!!?こんな大勢の前で魔術はヤバいんじゃないですか!?

 

 「ゆうちゃんの………」

 

 だが、くえすは周りの目を気にもせず

 

 「馬鹿ぁーーーーーーーーーーーっっっっ!!!!!!!!!」

 

 全力で収束した魔力を解放する。

 瞬間、俺の視界は白一色で染められた………。

 

 

 

 「……ていう事があった」

 

 「ほえ〜、2学期初日から大変だったんスね勇兄」

 

 ……夜。

 俺はお隣のジェレミアの自宅に訪れていた。

 今日は長谷川家、フローリアン家、ゴットバルト家の3世帯が集まり、庭の広いゴットバルト宅でバーベキューをしているのだ。

 で、一通り食べ、腹の膨れた俺はゴットバルト家内のリビングでウェンディと共に一服していた。

 

 「ウェンディ達の方はどうよ?」

 

 「((聖祥|ウチ))は平和そのものッスよ。転校生なんてのも来てないし、追い掛けっこなんてないし」

 

 良いなぁ平和で。

 ゴットバルト家のナンバーズはウーノさん、ドゥーエさん、トーレさんの3人を除いて皆聖祥に通っている。クアットロは科学の教師として、チンク、セイン、ノーヴェ、ディエチ、ウェンディの5人は生徒として通っている。

 チンクが俺と同学年、セイン、ディエチが1つ下、ノーヴェとウェンディが2つ下の学年として。

 

 「あたしとしては((風芽丘|そっち))の方が楽しそうで羨ましいッスけどねぇ」

 

 「当事者にさえならなきゃ楽しいだろうさ」

 

 いやマジで。

 結局くえすは怒って帰ってったし、視界が晴れた頃には全員目を回して地に伏してたし。

 アレだけの爆発にもかかわらず、誰1人として怪我を負っていないのは見た目とは裏腹にくえすが威力を抑えたのか、他の連中の耐久力が異常だったのか…。

 咄嗟の事だったので((鋼鉄乙女|アイアンメイデン))使う間も無かった。

 なお、屋上での一件だが全員がくえすの魔術の爆発に巻き込まれたせいか誰も覚えておらず、あの爆発は『ガス管の破裂と謎の引火による事故』として処理されたのを知るのは少し先の未来の話である。

 

 「あたしも高校生になったら勇兄と同じ風芽丘に通おうッスかねぇ」

 

 「聖祥の方がレベル高いぞ?学力に余裕あるなら勿体無いから止めとけ」

 

 「私としてはウェンディの好きにすれば良いと思うがね」

 

 突然会話に割り込んできたのはナンバーズの産みの親のジェレミア・ゴットバルト。

 以前はジェイル・スカリエッティと名乗っていた男だ。

 

 「ドクターも休憩ッスか?」

 

 「うむ。ついでにコレを取ってきたのだよ」

 

 ジェレミアが俺とウェンディの前に妙な機器が置かれた。

 

 「ドクター、これって何スか?」

 

 「ふふふ。これぞ私のアルハザードの技術、知識とグランツ君のエルトリアの技術、技術の結晶を合わせ「ちょっ、ちょっと待った!!」……何だい勇紀君?」

 

 今聞き逃せない事があったぞ。

 グランツさんの技術、知識がエルトリアのものだって何で知ってんだ!?

 

 「うむ。その事だが彼とは科学者同士、非常に気が合うのでね。お互いを『さん』付けではなく『君』付けで呼び合う様になった際に酒を飲み交わしたのだが、その時酔ってしまった私がポロッとアルハザードやらナンバーズやらを暴露してしまってね」

 

 オイ!どっちも機密レベル高いじゃねえかよ!

 

 「で、私と同じくグランツ君も酒に酔ってポロッとエルトリアやギアーズについて暴露したんだよ」

 

 グランツさんぇ…。

 

 「しかしグランツ君の娘達も私の娘達と同じ様な存在とは思わなかったよ」

 

 「ええ!?って事はアミ姉もキリ姉もあたし達と同じ戦闘機人なんスか?」

 

 「ジェレミアは『同じ様な』って言っただろウェンディ。厳密には戦闘機人と違う。あの2人は『ギアーズ』と呼ばれる存在なんだよ」

 

 戦闘機人は人体に機械のパーツを組み込み、身体強化を行った存在に対し、アミタ、キリエの呼称『ギアーズ』は初めから人間ではなくロボットとして生み出された存在、所謂アンドロイドだ。この辺りはノエルさん、ファリンさん、イレインと言った自動人形のエルトリア版って感じだ。

 ……もっとも、普通の人間と同じ様に肉体は成長するし、肌も人間っぽいので『本当にロボットか?』と疑問に思うが。

 

 「勇紀君の言う通り、戦闘機人とギアーズは似て非なる存在だよ。……っと、話が逸れてるね。本題はコッチだから改めてコレをご覧あれ」

 

 再びジェレニアは自分が持ってきた機器に注目させる。

 ……何だろう?どっかで見た事ある様な……。

 

 「これぞアルハザードとエルトリアの技術を組み合わせて製作した他人の夢に介入する事が出来る((装置|ゲーム))、その名も『ダイブゲーム』さ!!!!」

 

 「「へぇ……」」

 

 胸を張るジェレミアに対し、俺とウェンディは『ダイブゲーム』と呼ばれる機器に目が釘付けになる。

 夢に介入する装置、ダイブゲームねぇ……。

 

 ……………………

 

 ………………

 

 …………

 

 ……

 

 ん?

 ダイブゲームとな?

 

-2ページ-

 〜〜あとがき〜〜

 

 『なのはINNOCENT』のイベントに構ってたので執筆、投稿が遅くなりました。

 今回は報酬目当てよりも経験値稼ぎに力を入れています。

 

説明
神様の手違いで死んでしまい、リリカルなのはの世界に転生した主人公。原作介入をする気は無く、平穏な毎日を過ごしていたがある日、家の前で倒れているマテリアル&ユーリを発見する。彼女達を助けた主人公は家族として四人を迎え入れ一緒に過ごすようになった。それから一年以上が過ぎ小学五年生になった主人公。マテリアル&ユーリも学校に通い始め「これからも家族全員で平和に過ごせますように」と願っていた矢先に原作キャラ達と関わり始め、主人公も望まないのに原作に関わっていく…。
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コメント
もうリリカルなのはの要素が見えないorz (肉豆腐太郎)
…なのは達地球に居なくて良かったなオイ。酔った位でこんなポロっと機密情報漏らしてたら偽名の意味が無いだろうに。(プロフェッサー.Y)
おおーダイブかー。これはなのはINNOCENTに繋がるのか、それともSAOかhackか?もし後ろの二つだったらヒロインが増えるな。(グラムサイト2)
飛鈴もやっぱり勇紀の事が好きなんですね〜。小声でとは言え自分にもかまえって言うんだから。今度二人のデートが見てみたいって感じますね。そしてキスもして欲しい気が・・・(俊)
飛鈴ちゃんがこっそりデレた!?これは堂々とデレる日もそう遠くないか!?wwwあとダイブゲームって・・・フラグktkr/(^0^)\(海平?)
ダイブゲーム…嫌な予感しかしないwww(daitetu)
フラグ臭がプンプンしますな。下手したら、アレコレ混ざる可能性も・・・(Fols)
それ、ダイブしたら出られなくなるフラグじゃ・・・(青髭U世)
ダイブゲーム、ログ・ホライズン、SAO,少し古いがhackっとありますがどれかに勇樹がダイブするのか・・・・・・は・・・・まさかのFate/EXTRAとか?まぁ最後はないですよねー(笑)(ガアット)
いや、勇紀が「空のおとしもの」の力を特典として貰ってるからいつかは登場するとは思っていましたが、まさかジェイルとグランツの共同開発で「ダイブゲーム」が登場するとは思いませんでした。これを使って誰の夢に侵入するのか、気になりますね。(俊)
くえすパネェわ、勇樹フラグ建て過ぎしょ、回収しきれんの?飛鈴まさかのツンデレシスコン+乙女心爆発とか。まさかとは思うが他作品の原作ヒロイン全員ハーレムメンバーに?重婚オッケーニスルノかな・かな?(桐ケ谷和人)
もう、彼は本気で怒っていいと思う・・・・・(FDP)
ここで『そらおと』か(kaito)
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