私はあなたと共に・・・[榛名] |
夏も本番に入り暑さが増す中でのとある鎮守府での出来事
一人の艦娘が提督のいる執務室へと向かっていた
執務室の入り口に着くとノックをした
「提督、榛名です。入ってもよろしいでしょうか?」
訪ねてきたのは榛名だった、しかし執務室から提督の声は聞こえない
不思議に思った榛名は執務室に入った
「提督失礼しますね・・・あっ」
入ってすぐ榛名は提督を見つけた・・・のはいいのだが
「寝ていますね、やはり疲れがたまっているのかしら」
提督は疲れたのかソファーの上で横になっていた、どうやら榛名が入ってきたのに気づかないほど深い眠りのようだ
それをみた榛名はある行動に出る
「ぐっすり眠ってるみたいですね・・・それじゃ少しお邪魔しましょうか」
「よいしょっと・・・こんな感じでいいのかしら」
榛名はソファーの空いてるスペースに座り提督の頭を膝の上に乗せた
いわゆる膝枕である
「提督の寝顔初めて見ました、なんだか嬉しいです。」
そう言いながら榛名は提督の頭を撫で始めた
撫でられたのに反応したのか提督の表情がやわらぎそして
「ん・・・はるな?」
「提督、起こしちゃいましたか?」
「って寝てしまったのか俺は、ん?頭の下が柔らかい?」
「寝にくいと思って膝枕してたんですがダメでしたか?」
榛名は心配そうに提督を見ると提督は苦笑いしながら
「俺の頭重いだろ、いまどくから・・・」
「い、いえ、重くなんてありません!!むしろ幸せで・・・」
「そ、そうか」
「は、はい」
なんか変な空気になったせいか二人共吹き出してしまった
「もう長い付き合いになるのにな」
「そうですね、ほんとおかしいですよね」
「榛名、もう少し膝枕をしててくれないか?いい夢が見れそうなんだ」
「榛名は大丈夫ですけど・・・どんな夢何ですか?」
「ちょっと顔を近づけてくれないか?」
「こうですか・・・っ!?」
顔を近づけた榛名に提督は優しくキスをした
そして提督は榛名に問いかけた
「こんな感じの夢なんだけどどうかな?」
「はい、とても幸せな夢だと思います」
榛名は提督に微笑んだ、提督はそれを見て安心したのか再び眠りについた。
「提督、榛名はずっとあなたをお慕いいたします、この戦いが終わってもずっと・・・」
榛名はそう呟きながら提督の頭を撫でるのであった。
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