真・恋姫無双〜項羽伝〜 三国編 |
序章 1話
楚漢戦争が終結し劉邦が漢王朝をたてて約千年の歳月がたち王朝内部は腐りきっていて、国のいたるところには賊がしきりなしに現れ世を乱していた
この時代、呉では
炎蓮「あ〜〜〜忌々しいな、袁術のやつめ!!次呼び出されたときいっそ殺してしまうか」
祭「気持ちはわかりますが堅殿、落ち着かれよ」
冥琳「そうです、炎蓮様。今はその時ではありません」
炎蓮「わかっているそのくらい。それで、雷火、粋怜俺があのバカの所に行っている間何かあったか?」
粋怜「いいえ、これといって何もございません」
雷火「しいて言うなら、雪蓮様が賊討伐に行っているぐらいですかね・・・」
炎蓮「そうか、雪蓮もさっさと育ってもらいたいものだがな・・・まだ甘いからね〜」
祭「それは、堅殿と比べたらまだまだですじゃろ」
そんな話をしていると
雪蓮「たっだいま〜〜〜〜今帰ったわよ〜〜」
炎蓮「ああ、お帰り雪蓮・・・報告を頼もうか」
雪蓮「ゲッ母様帰って来てたの・・・・えっと東の山の方に賊のアジトを見つけたからそれを潰して来たの」
炎蓮「そうか・・・」
祭「それにしてもこの頃賊が多いの〜」
雷火「そうですな。今はもう漢王朝の力はないに等しいですからね・・・そう言えば、この頃、黄色い布を付けた賊が増えてきましたね」
祭「そう言えばそうじゃの・・・あれはいったいなんじゃろな」
炎蓮(黄色い布の賊??・・・・・・黄色・・・獣・・・・!!!!!!!!)
その時、玉座からすごい覇気が一瞬にしておおわれた
炎蓮以外「「「「「!!!!!!!!!(な、なにがおきた(の)(じゃ))」」」」」」」
炎蓮「祭・・・・今の話・・・ほんとか?」
すごい形相と覇気で話しかけられた祭は冷や汗を流しながら
祭「ほ、ほんとですぞ堅殿。・・・・それが、ど、どうされたのじゃ?」
炎蓮「いや・・・少しな・・・(まだ、決定打が足らぬな・・)」
雪蓮「こっわ〜〜〜〜母様。いったいどうしたんだろ?・・・・それよりも冥琳帰ってくるとき面白いうわさ聞いたんだけど聞いて聞いて」
冥琳「落ち着け雪蓮、今はそのような時間では・・・」
雪蓮「あのね、今町でね何とかていう占い師が「この大陸に平和をもたらすため天から救世主が来る」ていう結果が出たといいまわってるらしいのよ」
冥琳「ああその話なら知ってるぞ。管路という占い師のことだろ」
炎蓮「いま、管路といったのは誰だ!!!!!!!!」
また、部屋中にすごい覇気が充満した
冥琳「わ、私です。炎蓮様・・・・・」
炎蓮「管路がどうしたって!!!!早く言え冥琳!!!!」
雪蓮「ちょ、母様冥琳が覇気で気絶しかけてるから抑えて」
炎蓮「ああ、これでいいか。冥琳、で、管路がどうしたんだ」
冥琳「はい、それは管路が「未来と過去より使わせたるもの東方より出でずる流星に乗り、この乱れし世におのが覇を持って、混沌と安寧をもたらすため舞い降りるだろう」と言いふらしているのですよ。まったく眉唾物だと思いますが」
炎蓮「そうか・・・・・・・ついに・・・今日の軍議はこれまでにする」
そう言って炎蓮は部屋を出て行った
雪蓮「どうしちゃったの今日の母様??」
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自室に戻った炎蓮は部屋に置いている宝物入れから細長い箱を取り出していた
炎蓮「ついに・・・この時が来た・・・・・我らが孫家の悲願・・・この私の代で行えることを嬉しく光栄に思いますぞ・・・・孫家歴代のご先祖様そして、孫彰様・・あなたが受けた御恩必ずこの孫堅文台がお返しします」
次の日、玉座の間での軍議にて
炎蓮「皆、突然だが聞いてほしい。袁術を攻める時期を早めようと思う、そして早く我らが守り受け継がれてきた呉を取り戻すぞ!!!!」
雷火「何を言っておられるのか炎蓮殿!!今は、その時ではないとあなたもわかっているはずです」
冥琳「そうです!!そのうえ我らには兵も財も足りません」
炎蓮「うるさいわ!!!財はこれからのやり用でどうにでもなる!!そして兵もどこの軍よりも屈強な者たちを話次第では加勢してもらえるわ!!・・・・・・・ほれ、これを見ろ雷火、冥琳。それは孫家に代々伝わり秘匿されてきたものだ」
雷火、冥琳「「・・・・・・・・・なっ、これはいったい・・・・」
炎蓮「それに書いてあることを生かして政をすれば我々の財は何倍にでも膨れ上がるはずだ」
冥琳「しかし、この様なものがあるならなぜ今まで使わなかったのですか!?」
炎蓮「それは今はいうことが出来ぬな・・・・ただ、このことは我ら孫家と冥琳お前の周家が大きく関わっている」
冥琳「それはどういう・・・・・」
祭「それより堅殿。兵についてなのじゃが、どこの軍よりも屈強とはいったいどこの軍なんじゃ?」
炎蓮「それは・・・・・・・・・山越だ」
雪蓮、祭、粋怜「「「!!!!!!!」」」
雪蓮「何を言っているの母様!!!!!!!あの野蛮で、品がないやつらがなんでそんなことになっているのよ!!!!!」
炎蓮「雪蓮・・・・今・・なんて言った。」
炎蓮は雪蓮に向かって今まで呉の古参の将ですら感じたことのない殺気を当てられていた
雪蓮「や、野蛮で・・・品が・・・な・「あ!!」・い・・・・グス」
炎蓮「いったい・・・誰がそんなことを言い出したんだ、雪蓮?」
雪蓮「だって、町の人やみんなが・・・・」
炎蓮「なんて嘆かわし事だ・・・・この呉の地は元はあの方が治めていた場所・・・この地に住む者は皆家族・・・その心はいったい何処に・・・(そして、山越は我らが友の住む地)山越は私等に何かしたのか!!祭言ってみろ!!」
祭「!!いえ、何もしてはおらぬ・・・・逆に我らが一方的に攻めに行って敗れているだけじゃ」
炎蓮「攻めに行っていただと・・・・俺は山越には干渉するなと言っていたはずだが・・・」
雷火「それは・・・・袁術の命令で・・それに、あそこの土地は肥沃ですので・・・」
炎蓮「それで、俺に断りもなしに勝手に動いていただと・・・・」
雷火「はい・・・申し訳ありません」
炎蓮「山越の軍に参加したのは誰だ・・・・」
雷火「私と祭になります」
炎蓮「そうか。袁術の命もあたのも考慮して・・・お前ら二人には五日の謹慎を与える」
祭、雷火「「は!!」」
その時、
兵「北の村に賊が出たと報告がありました」
炎蓮「そうか、この賊の討伐には雪蓮を大将にして軍師を冥琳、補佐に粋怜行って来い。俺はこれに乗じて山越に話に行く」
雪蓮「ちょ、待ってよ母様。本当に行くの?」
炎蓮「ああ。戻ったらお前らに重要な話をする。今後の呉についてだ。そしてこれは、雪蓮、冥琳お前らにはとても重要なことだ」
そう言い残して炎蓮は部屋を出ていきすぐに山越に向かった
雪蓮「も〜〜〜いったい何なのよ!!!!」
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賊討伐に行く前、雪蓮は炎蓮の部屋に来ていた
雪蓮「母様はいったいどうしたんだろ・・・・部屋に来たら何かわかるような気がしたけど・・・ん?・・・あれ何かしら?」
そう言って手にしたものは昨日炎蓮が手にしていた細長い箱だった
雪蓮「何かしらこの箱・・・・」
雪蓮は箱を開けてみると一つの細い片刃の剣が入っていて鞘から取り出してみた
雪蓮「すごい・・・これ。とても綺麗で鋭そうね・・・・・これって、南海覇王よりすごいんじゃないかしら・・・・そういえば私の剣もう刃こぼれがひどくて取り替えようと思っていたし借りちゃえ♪♪」
冥琳「遅かったな雪蓮・・・なんだその剣は?」
雪蓮「ちょっとね〜〜それより早くいきましょ」
そう言って賊が暴れている村へ進んでいった
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村に着いた呉軍は賊を包囲しながら殲滅を始めていった
雪蓮「はははははーーーーすごいこの剣。いくら切っても刃こぼれしないし、すごい切味じゃない」
そう言いながら賊をなで斬りにしていると賊の頭が現れ
頭「好きなようにやってくれるじゃないか姉ちゃん」
雪蓮「獣を殺すのに情なんていらないでしょ」
頭「ほざけ!!!」
そう言って賊の頭は斧を雪蓮に振り下ろした。それを雪蓮かいつもの剣のように受け止めた・・・・・・その時に剣に僅かながら刃こぼれを起こしてしまった
雪蓮「うざいわね!!」
受け止めて斧をはじいた後、相手の胴を横凪に斬り半分にする
刃こぼれをしたことに気づかず・・・・・
賊討伐が終わり冥琳のもとに帰ると
冥琳「いつものやつが出ているな・・・・・しかし、その様に強いやつがいたのか?数はそれほどでもないはずだが」
雪蓮「冥琳お願い・・・・・・・」
冥琳「ああ、わかっている」
そうして二人は天幕に入って行った
その日はずっと二人の舐めやかしい声が響いていた
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その頃、炎蓮は山越についていた
炎蓮「さて、ここら辺から山越のはずだが・・・・」
山越兵「止まれ!!お前はここに何しに来た」
そこには山越の兵が二人武器を突き付けながらこちらを見ていた
炎蓮「俺は、呉の孫文台だ。お前らの長老に会いに来た、危害を加えるつもりはない」
山越兵「なに呉の孫文台だと!!!」
名前を聞くと若い方の兵士が武器で攻撃しようとしていた
??「やめなさい!!!!」
兵「しかし・・・」
??「いいからやめなさい・・・あなたはまだ兵になったばかりですよね」
兵「はいそうですが・・・・」
??「それなら仕方ないですね・・・後で訳を上官が説明するので今はおとなしくしなさい」
炎蓮「もう、いいかいお嬢ちゃん?」
??「はいすみませんでした。それで、爺様に何かご用で呉の孫文台さん」
炎蓮「ああ、今日俺は呉の王としてでなく楚の忠臣で、呉覇将の一角である孫彰の子孫、孫堅としてきた」
??「!!!そうですか・・・ならこちらへどうぞ」
長老の家にて
長老「まずあなたが楚の将、孫彰の子孫である証し『南海覇王』を見せてくれんか」
炎蓮「ほら、これだ」
長老「おお・・・まさに言い伝えの通りだ。ありがとう、これは返そう。それで、今日は何しにここに?」
炎蓮「要件は大きく分けて二つだ。一つ目は我らが主、項羽様お戻りになられる。この理由はまず言い伝えの通り漢がすたれそして黄色い獣、つまり黄色い賊が出始めた。そして、決定打として言い伝えで我らが主を送り込んだという占い師の管路が「未来と過去より使わせたるもの東方より出でずる流星に乗り、この乱れし世におのが覇を持って、混沌と安寧をもたらすため舞い降りるだろう」といううわさを流し始めた」
長老「やはりお主もそう思ったか・・・我々もその情報が入ったときは感動したわい」
炎蓮「情報が早いな」
長老「一応、我が先祖は主にその手段もなろうているからの・・・それで、二つ目は?」
炎蓮「ああ二つ目は、あなたたち呂家しいては山越に力を貸してほしい。それは、我らが孫家が任された呉の土地を俺の不甲斐なさで袁術にとられていて、時を待てば取り返すことも訳はないが主が帰ってくると知ったならそのようなことも言ってられない。だから頼む、我らが孫家に力を貸してくれ!!」
長老「頭を上げなされ孫堅殿。忘れてはおらぬか・・・「我ら楚の物は皆家族。家族は助け合っていくもの」この心しっかりと我らは引きついてますぞ」
炎蓮「なら!!!」
長老「ええ、もちろん・・・・亞莎入っておいで」
亞莎「はい」
炎蓮「お前はさっきの・・」
亞莎「はい。先ほどは名乗れず失礼しました。私の名は呂蒙、字を子明。真名を亞莎といいます」
長老「この子はここで二番目に強い子です。そして、この子を筆頭にそちらにお力を貸しましょう」
炎蓮「ありがとう。俺の名は孫堅、字を文台。真名が炎蓮だ。よりしく頼む・・・・もしよかったらだが呂家に伝わっている武器と・・・・我らが主の我門旗を見せてもらえないだろうか」
長老「ええ、いいですよ、亞莎」
長老が了解の返事をすると炎蓮は、目をキラキラさせて子供が新しいおもちゃを手に入れたような目をしはじめた
亞莎「はい、こちらが『人解』になります」
そして長老が家の奥から旗を持ってきた
長老「これが呂家に伝わる我らが主の『純白の項旗』です」
炎蓮「こ、これが・・・伝説の・・なんと美しい・・・」
ある程度見惚れていた炎蓮はふとあることを思い出した
炎蓮「確か呉覇将の呂馬童は項羽様から二つの武器『人解』と『方天画戟』をいただいたと聞くが方天画戟は?」
亞莎「先ほど私がこの場所で二番目に強いと言いましたよね(ああ)そして、一番に強い私の姉である呂布、奉先が方天画戟を引き継いだのですがこの間、あっちから何か大切なものがある気がすると言って方天画戟を持って出ていったのです・・・・姉は野生の勘がかなり働くのでもしかしたら項羽様が現れる場所をなんとなくわかったのではないのかと」
炎蓮「そうか・・見れぬのは残念だったがいつか見れるだろう」
長老「今日はもうおしまいにして、長年の友が合えたことを祝って飲みましょう」
あとがき??
私はあまり年代や地名などあまり知らないでこれを書いています
もし気になる方がおられるのならそこは特有のご都合主義と思ってください
次回 雪蓮死なないでね をお送りします(嘘)
説明 | ||
後半戦です キャラの名前がわからない方恋姫英雄譚を見てください |
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コメント | ||
漢王朝が約千年、すなわち正史の倍以上も長持ちした…だと…。この外史の劉邦や子孫たちは正史より下衆だけど、正史より器用でもあったんですね。(ナック) ありがとうございます。何度か見直ししてますがやはり誤字が出てしまいます・・・・orz 気を付けていきます(あか) 冥『琳』が『淋』になってしまっています。話は大変面白いですので、初歩的な誤字には気を付けた方がいいですよ。(殴って退場) MASADAさんコメントありがとうございます。これからある程度気を付けていきたいと思いますが、裏設定で一刀がいろいろと見えない物を残していったということにしています(あか) えっと、雪蓮がアジトって言葉を使ってしまっているので、拠点って言葉に変えた方が良いと思います。(MASADA) ↓うるさい(前原 悠) 約千年じゃなくて約四百年ですよ。この程度の歴史の年表問題は小学生レベルです。せめてwikiぐらいは見るように。(がちょんぱ) 雪蓮・・・・アウト〜〜(2828) 雪蓮・・・・・しっかり怒られなさい(前原 悠) 雪蓮なにしてんだぁ!?(コーヒー大好きmk.2 ) |
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