WakeUp,Girls!〜ラフカットジュエル〜23
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 やる気に燃え始めたウェイクアップガールズの面々だったが、事態はそう簡単ではなかった。まず最初の問題は曲の振り付けだった。早坂から指示された振り付けを見たダンススタジオのトレーナーが頭を抱えてしまったのだ。

「また早坂先生、ずいぶん難しい振り付けで挑んできたものね……」

 トレーナーの女性はそう言ってしばらく考え込んでしまった。予想以上に複雑なこの振り付けを1ヵ月に満たない短期間で習得させて本選で優勝できるレベルにするのだから、それは並大抵の難しさではない。彼女はいかにして無駄なく効率よく少女たちを指導すればいいのか頭を捻った。

「とにかく基本通りまずは軽くやってみましょう。実際にやってみて、それからどうするか考えてみるわ」

 少女たちはトレーナーの言うように、まずスピードを落としての振り付け確認から始めた。いきなり本番のスピードで踊れるわけがないので、まずはゆっくりと踊りながらキチンと振り付けを頭に入れスピードは徐々に上げていく。それが基本だ。

 だが実際にやってみると、その難しさは『極上スマイル』の比ではなかった。細かいステップが随所に入っているしポジションチェンジも多い。手足を複雑に動かす振りも多用されているしジャンプが何度も織り込まれている。これを本番のスピードで踊ったらどれほど体力を消耗するのか。もうすでにこの時点でそんな心配が少女たちの胸の中に沸いてきた。その日のレッスンを終えた時少女たちは全員汗だくで、中には立つこともままならない者がいるほど体力を消耗しきってしまった。

「思っていたよりずっと難しい曲だね」

 真夢がさすがに少しバテたと言った表情で佳乃に話しかけた。

「まだ全然遅いスピードで踊ってるのに物凄い体力消耗するし。これで歌まで入ったらどうなっちゃうんだろ」

 汗を拭きながらそう答える佳乃も不安を隠せなかった。正直言ってこれほどまでとは想像していなかったのだ。

「もっと体力が必要だね」

「うん。持久力をもっともっと付けなきゃとてもフルコーラスこなせないよ」

 2人は他のメンバーたちに目をやった。菜々美でさえキツそうな顔をしていた。未夕、実波、藍里に至ってはまだ息を切らせたままで動くこともできない。意外なことに夏夜は何とかこなしているようだったが、まずは体力を付けなければどうしようもないことは明らかだった。

 それから彼女たちは試行錯誤しながら様々なトレーニングを行うことにした。4〜5分くらい走りながら歌えるようじゃないと体力がもたないからと考え、ランニングをしながら新曲をフルコーラス歌った。それを何度も繰り返すのだ。身体が硬いとケガをしやすいし動きも悪くなるからと、今まで以上にストレッチに時間を割くようにした。他にも自分たちで考えたり周囲の人間にアドバイスをもらったりして、効果がありそうだと思えることは総てやるようにした。

 もちろん通常のダンスレッスンもボイストレーニングもミッチリとこなし、さらに仕事をし学校にも行く。限られた時間の中で少しでも効率的にレベルアップするため、毎日スケジュールのやりくりに四苦八苦しながら息つく暇も無い毎日があっと言う間に過ぎていった。

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 同じ頃東京では、I−1クラブのフロントメンバー7人が新曲『極上スマイル』の熟成度をより高めるためにダンスの特別レッスンを重ねていた。センターの岩崎志保を中心に、鈴木萌歌・鈴木玲奈・吉川愛・相沢菜野花・小早川ティナが一列に並び、その前にキャプテンの近藤麻衣が立ってのレッスンだ。レッスンの間中、麻衣の厳しいチェックがメンバーに対して向けられる。もちろんそれは自分自身に対しても同様だ。

 流れる汗を拭うこともなくレッスンは繰り返し繰り返し行われた。だが何度目かのダンスの時に突然麻衣が曲を中断し、おもむろに厳しい口調で全員に語りかけた。

「あのね、正直言ってこの曲凄く難解だと思うよ。でもだからと言ってこれを踊りこなせない、歌いこなせないっていうのは有り得ないから。私たちはI−1クラブなのよ? アイドルの頂点に立っているのは私たちなの。私たちにこなせない曲なんてない、どんな曲でもこなしてみせる、そういう気合を、プライドを見せて頂戴。途中で集中を切らせるなんてもっての外よ。萌歌、わかってるの!?」

「えっ? なんで? 萌歌、ちゃんとやってるし!!」

 突然叱責を受けた鈴木萌歌は思わず言い返した。彼女自身は真剣にやっているつもりだったし、集中を切らせた覚えも全く無い。手を抜いているわけでもない。麻衣にそう言われるのは心外だった。

 だが彼女に厳しい目を向けるのは麻衣だけではなかった。萌歌の隣りにいた岩崎志保が、不平を漏らす萌歌に対して冷たく冷静に言い放った。

「そう見えないから注意されてるんでしょ。言い訳したり真剣にやれないって言うなら、この場所に居ないでさっさと出て行ってよ」

 志保の言葉には突き放すような厳しさと反論を許さない圧力があり、言われた萌歌は何も言い返せずただ黙って口を尖らせ不平を訴えることしかできなかった。もちろん納得などするわけはない。

 

「もう! 志保っち、あんな言い方して怒ることなくない!?」

 ようやく終えた特別レッスンの後、休憩場所の自販機前で鈴木萌歌はブーブー文句を言いながら不満を撒き散らしていた。

「確かにちょっとキツイ言い方だったね」

 そう言って萌歌を慰めたのは萌歌と同姓の鈴木玲奈だ。

「なんか志保っち最近、今までに増してピリピリしてるよね」

 小早川ティナは最近の志保の様子について話した。玲奈はI−1の2期生で20歳、ティナは3期生で18歳、萌歌は4期生で13歳だ。入った年度も年齢もバラバラだが、フロントメンバーとしてずっと一緒にやっているだけあって気心は知れており、不思議と気が合うので3人で一緒にいることも多い。

「萌歌、別に真剣にやってないわけじゃないのにさぁ。やる気がないならさっさと出て行けとか、あんな風に言うなんてヒドイよ」

「まあ志保っちはセンターだしねぇ。私たちにはわからないプレッシャーとかあるんじゃないのかなぁ。色々背負ってるわけだし、もともと自分にも周りにも厳しい人だから」

 ティナはそう言って少し志保を擁護した。志保の性格はみんなわかっているが、確かに彼女は最近今まで以上にピリピリした雰囲気を醸し出してる。何がそうさせているのかまでは想像するしかないが、何かがあったことだけは明らかだった。そう考えると萌歌に対しての厳しいセリフも理解できなくはない。

「センターならではの苦悩ってやつ? 大変だよね、I−1のセンターって。私なんか自分がセンターに立ってること想像しただけで身体が震えてきちゃうよ」

 これ以上プレッシャーかけられたら耐えられない、と玲奈が顔をしかめながら言った。

「そ〜お? とかなんとか言って、ホントは狙ってるんじゃないの?」

 ティナは手にした缶ジュースを左右に揺らしながら、少し意地の悪そうな顔で玲奈にそう言った。

「私が? ちょっとやめてよ。私がセンターなんて務められるわけないじゃない。変なこと言わないでよ」

「そんな変なことかなぁ?」

「ないない。ないってば」

「ふぅ〜ん……私はI−1のメンバーって、みんな上昇志向だって思ってるけどなぁ。私もそうだし」

「えっ? ティナ、アンタもしかしてセンター狙ってるの?」

「そりゃあチャンスがあれば狙うよ。やるからにはとことん上まで行きたいし、フロントメンバーの7人にまで選ばれたんだから、次はそれしかなくない? I−1クラブのセンターポジションなんてステータスだし憧れだし、アイドルだったら誰だってやりたいんじゃない?」

 200人以上を抱えるI−1クラブという巨大グループの中では、常に今以上を目指して前進を続けなければたちまち誰かに追い抜かれてしまう。不動のポジションなどというものは誰に対しても与えられておらず、それはキャプテンの麻衣もセンターの志保も同様だ。だからこそ彼女たちは自分を厳しく追い込んで努力を重ねている。誰のためでもなく自分のために。そして、それは他のメンバーたちも多かれ少なかれ同じだろうとティナは思っていたし、彼女自身も当然そういう姿勢でいる。そんな自分の本音を彼女は少しだけ吐露した。

 だがその発言を許せない者がいた。ティナの発言に反応して萌歌が突如大声で会話に割り込んだ。次期センターは自分だと信じて疑わない彼女は、センターポジションは自分だけのものだと決めつけている。その場所を狙う者が許せない。

「ダメ!! 次にセンターで歌うのは萌歌って決まってるんだから!! あの場所は絶対誰にもあげないんだから!! 横入りしないでよ!!」

 そのあまりの剣幕に玲奈とティナは苦笑いしながら、はいはい、と言ってあしらうしかなかった。萌歌のセンターへの執着が尋常でないことは彼女たちも知っている。そのまま会話を続けると面倒なことになりかねない。

 野望なんてないと口では言った鈴木玲奈だが、もちろん胸の内はそうではない。ティナの言うようにI−1には上を目指さない者など存在せず、単にそれを表に出すか出さないかだ。ただどちらかといえば後ろに控えるタイプの彼女は、萌歌のようにストレートな感情表現が出来るのを少し羨ましいとも思っていた。自分もこれから先さらに上を目指すなら、今のような姿勢ではいけないのではないか、もっと積極的になるべきではないか……そんな気もしていた。

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 同じ時間、別の休憩場所にはフロントメンバーの他の4人が集まっていた。

「ウェイクアップガールズ、予選通過したけど、真夢は何か言ってた?」

 キャプテンの近藤麻衣が吉川愛にそう尋ねた。彼女もやはり島田真夢の動向は個人的に気にかけている。

「メールしたら、決勝も頑張るって言ってた。凄くレベルの高い予選だったらしくって、勉強になったって言ってたよ。I−1の勝つぐらいの気持ちで決勝に出るって」

「ウチに勝つって、随分大きく出たわね。まあ、真夢らしいって言えばらしいけど」

 麻衣はそう言うとチラリと志保を見やった。そんな話を聞いたら彼女が黙ってないだろうと思ったからだ。案の定志保は愛の言葉にガッツリと食いついた。

「おもしろいじゃない。それくらいの気持ちで来てくれないと潰し甲斐がないものね」

 麻衣と愛はお互いに顔を見合わせて、また言ってる、と半ば呆れたような表情をした。口では何と言おうと志保の心の内はもう2人にはバレバレだ。

「だからぁ……もう志保っち、潰すとかそういうのは止めようよ。いがみあうことないじゃない」

 本当は真夢のことを応援してるくせに……と思いつつ、無駄だとわかっていながら愛はそう言った。大切な友人に対してそういう言い方をされると、やはりついつい反論してしまう。だがもちろん何の効果も無かった。

「遊びでやってるんじゃないのよ? 向こうがそれぐらいの気持ちで向かってきてくれないと、こっちだって張り合いないじゃない。そうでしょ?」

「そうかもしれないけど、直接戦うわけじゃないんだし、もう少し仲良くやろうよ。潰すとかそういうの、私はイヤだよ」

「何言ってるのよ。決勝の会場では私たちも歌うのよ? 同じステージに立つってことは、結局お客さんには比較されるってことじゃない。どっちが良かったかって優劣つけられるに決まってる」

「そうかもしれないけど、私たちは決勝の参加者じゃないじゃないんだから」

「参加者であろうがなかろうが関係ないわ。ウェイクアップガールズは私にとって倒すべき敵なの。どんな状況だろうと、真夢と比較される可能性が少しでもあるなら私は負けたくないのよ」

「敵とか言わないでよ。真夢は私の友達なんだから」

「甘いわねぇ、愛は」

 2人の会話はどこまでも平行線だった。そんな空気を読んでいるのかいないのか、その時強引に話題を変えたのは相沢菜野花だった。

「ねえねえ、ところでさ、この新曲が元々ウェイクアップガールズに提供されたものだって知ってた?」

 それは愛を驚かせるのに充分だった。そんな話は全くの初耳だった。

「えっ!? そうなの?」

 愛は思わずそう聞き返していた。

「そうなんだって。地方予選で歌ったのはあの曲だったんだよ?」

「じゃあそれを聞いたことがある人は、イヤでも私たちと比べちゃうってことじゃない」

 そうと知った愛は自分の考えが甘かったと自覚せざるを得なかった。

 彼女には自分たちは参加者ではないのだからという気持ちがあった。地方アイドルとI−1クラブでは比較にもならないのだからそんなに意識する必要もないだろうというような気持ちがあった。それは決して見下しているわけではなく、云うならば自負あるいは誇りのようなものだ。だから反論もした。

 だが同じ曲を既に披露しているのであれば、そうと知っているお客さんはたとえそのつもりがなくても無意識のうちに比較してしまうだろう。志保の言うことの方が正しいと認めるしかなかった。

「まあ、そういうことね。私はもともとそのつもりでいたから、同じ曲だろうがなんだろうがそんなのどうでもいいことだけど」

 あくまで冷たく言い放つ志保に、愛は何も言い返せなかった。そんな彼女に志保は一つの質問をした。

「ねえ愛。前から聞こうと思っていたんだけど」

 志保の刺すような鋭い視線が愛に突き刺さる。

「え? なに?」

「アナタ、個人的に真夢と親友なのは別にいいけど、ウチとウェイクアップガールズが本当に直接戦うことになったらどうするつもり? I−1のフロントメンバーとしてI−1のために戦うの? それともそうなっても仲良くしようなんて甘いことを言うつもりなの?」

 予想外のその問いかけは愛を戸惑わせた。彼女はそんな質問をされるとは思ってもいなかったし、そんな状況を考えたこともなかった。

 言うまでもなく彼女はI−1クラブのフロントメンバーつまり顔の1人だ。当然それなりの責任もある。だが真夢は彼女の大切な親友だ。その親友と争うことになったらその時自分はどうするべきなのか。志保は愛に覚悟があるのかと問いかけている。I−1を取るか親友を取るか。要はそういうことだ。そんな時が来ると想像もしたことがない。考えたことがない。それを今答えろと言われても答えられるわけがない。

(でも……)

 答えられず黙りこくりながら愛は考えた。志保がここまで言うのは、逆に言えばそういう局面が近づいているということなのかもしれない。誰よりも負けず嫌いの志保だから、そこまで考えているからこそ厳しい姿勢を崩さないのかもしれない。そう思った。愛も負けるのはイヤだしI−1のフロントメンバーとしての誇りは持っている。もし実際にそうなった時どうするべきか……どう行動するのが正しいのか……彼女は懸命に考えた。

「どうなの、愛?」

 なかなか答えが返ってこない事にしびれをきらしたのか、志保はもう一度尋ねた。ヘタなウソや言い訳は許さない、そんな雰囲気が言外にヒシヒシと伝わった。

「私はやっぱり真夢のことを敵だとは思えないよ。だからいがみ合うのはイヤだし潰そうとも思わない。でも……もしもそうなったら、やっぱり私はI−1のためにステージに立つと思う。私だってI−1の一員だもん、そんなの当たり前じゃない。真夢は親友だけど、自分が何をしなければいけないのかぐらいわかってるつもりだよ」

 僅かな時間で考えそう答えた愛の、それは本心だった。彼女もまた上を目指すアイドルの1人であり、自分の存在を脅かす者に対しては全力で戦わなくてはならないことぐらいわかっている。それが出来なくてはこの世界で生きてはいけないのだから。彼女はこれからもアイドルを続けたいと思っている。ならばやはりやるべきことから逃げるわけにはいかない。もっとも、だからといって真夢との友情に何ら変わりはないが。

 愛の答えを聞いて志保はそれ以上何も言わず黙って頷いた。わかったということなのかな? と愛は思った。

「ねぇねぇ。そんなことよりさぁ、曲は早坂さんが取り上げたのかなぁ? だとしたらちょっと可哀想なんですけど」

 菜野花が明るい口調で再び話題を変えた。そんなこと。この雰囲気のなかでそう軽く言い放った菜野花は、口では可哀想と言いながらも実に楽しそうだった。

「逆じゃない? きっともう必要なくなったのよ。たぶん決勝では、もっと凄い曲をひっさげてくるわ」

 そう言ったのは志保だった。菜野花と真逆の見解を示した彼女の表情はさらに険しさを増す。

「まさか。それはちょっと時間が無さ過ぎない? あのコたちみんな学生でしょ? レッスン時間が確保できないでしょうに」

 麻衣がそう疑問を呈しても志保の考えは変わらなかった。 

「やるわよ。真夢なら必ずやる。他のメンバーを巻き込んで一気にレベルアップしてくるに決まってるわ。そうなったら手がつけられない存在になるかもしれないわよ?」

 志保のウェイクアップガールズに対する評価はいったいどれほど高いのか。その場にいた誰もが少し考え過ぎじゃないのかと思った。だが、さすがにそれはないだろうと思いつつも誰も否定はしない。

 ウェイクアップガールズの問題点は真夢と他の6人との実力差にある。彼女たちは皆そう認識していた。もし他のメンバーたちが真夢のレベルに追いついてきたなら、追いつくことは無理でも刺激を受けて飛躍的に成長したなら……そうしたらウェイクアップガールズは志保が言うように決勝で大化けしてくるかもしれない。そしてその可能性は決して低くは無い。なにしろ相手はかつて彼女たちが束になってかかっても敵わなかった、アイドルをするために生まれてきたような少女なのだ。

 I−1でも真夢に刺激を受けて成長した者が何人もいる。何よりも彼女たち自身がそうだ。真夢は周りに刺激を与えて共に成長していくそんな不思議な力を持っている。彼女たちはそれを思い出していた。

 島田真夢というアイドルを課題評価し過ぎているのかもしれない。実際今の真夢のパフォーマンスを誰も生では見ていないのだから、もしかしたら本当はかつての輝きには遠く及ばないレベルなのかもしれない。過去を美化しているだけなのかもしれない。過大評価ならそれでいい。自分たちの相手ではないのだから。けれどそうでなかったら……志保が危惧する通りだとしたら……もしもの話が現実となったら……あの真夢ならやってしまうかもしれない。

 もしもそうなったらウェイクアップガールズは早晩自分たちを脅かす存在になりかねない。麻衣が、愛が、菜野花が、思わず息を呑んだ。志保のことを大げさだと思っていたはずなのに、いつの間にか今では彼女と同じ気持ちになっていた。

 

説明
シリーズ23話、アニメ本編では11話にあたります。アイドルの祭典本選に向けウェイクアップガールズ側もI−1クラブ側も様々な想いや思惑が入り乱れて、本編でも1番面白い辺りだと個人的には思っています。それを更に面白くできたらと思って書きましたが、さて果たしてどうだったでしょうか。思った通り独自描写や独自解釈のオンパレードとなりつつありますが、こんな世界もあったかもしれないとご理解いただき楽しんでいただければ幸いです。
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