八百屋さんの屋根の上、右足のない猫がお昼寝。
そこへ魚をくわえた猫がやってきました。
「何で君の右足はないんだい?」
「それは僕が3本足で歩くことができるからさ」
右足のない猫は長いヒゲを揺らして答えました。
燃える夕日の中、右足のない猫が街を歩く。
猫は、犬小屋で食事中の犬の前を通りかかりました。
「3本足で君は不自由じゃないのかい?」
「鎖につながれた君よりはいくらか自由さ」
右足のない猫は長い尻尾を揺らしながら答えました。