クール風紀委員長ちゃんと面倒くさがりくん
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~クール委員長ちゃんと面倒くさがりくん~

 

 

-2話

 

 

「それでは今から委員会を始める。今日はこの1週間で生徒から寄せ

 れた問題について皆で話し合いたいと思う。また、4月、5月に比べ 

身なりをたださなかったり、朝の遅刻者も増えている。今日は寄せ 

られた問題の解決と遅刻者などをどう減らしていくかを考えていきた 

いと思う。古賀、記録を頼む。」

 

 

「はいっす。」

 

 

   この学校は副委員長を2年生が務め、経験を積ませて3年に

   なったら委員長になるというエスカレーター式だ。

   この決まりは、毎年委員長が去年副委員長をして経験を積んで

   いるため委員会の流れがスムーズに進みやすくなるが、経験を

   積んでいる分、先生から期待されプレッシャーが結構かかる。

   風紀委員の私は他の委員会よりも期待されるため、このごろ

   胃がキリキリすることがある、、、

  

 

 

   去年、副委員長辞退しておけばよかったな、、、

 

 

「えー、まず2年生女子のから、2-Bの男子生徒1人が、耳にピアス

 をつけていた。1年生女子から、食堂で騒いでいた3年男子に静かに

 するよう頼んだら、睨まれ逆ギレされ怖かった。この2件が1週間の

 間に報告された問題だ。なにか解決策があるものは手を挙げてれ。」

 

 

   さて、1週間で2件問題が報告されたが結局注意するしか方法

   はないのだが、、、

   なぜ今年になって問題が多いのだろう。去年副委員長をしていた

   時はあまり問題はなかったのだがな、、、

   全くなぜ私が委員長の時に問題が多いんだ、、、

 

 

 

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   やっぱり話し合いの結果も注意するだったな。

   風紀委員の仕事は主に朝校門に立ち、服装の乱れの生徒と

   遅刻者の注意。また、生徒が風紀を乱していないかの見回りだ。

   そして見つけた場合注意する、、、、、なんだが、最近注意

   しても聞かない生徒や、喧嘩腰で来る生徒がいる。

   いつこの学校に不良が誕生したのだろうか。

   はぁ、、、何か対策を打ちたいが思い浮かばんしな、、、

   顧問の先生に相談するべきだろうか。

   いい加減私も野口と言い合い名物扱いされるのは嫌だしな、、

   今日の朝も注意した。もう、あいつと毎日言い合いになって

   いる気がする、、、

 

 

 

   

 

   安らぎがほしいな、、、

 

   

   

 

 

 

 

  その後、朝の遅刻者増加を防ぐ対策も意見がなかなか出ず、

  そのまま曖昧のまま委員会が終わってしまった。

 

 

 

 

  顧問の先生に相談しよう、、、

 

 

 

  「麻理センパーイ」

 

 

  後ろから話しかけられた。この声と口調からすると、、、

 

 

 

  「古賀、副委員長なんだからその軽い感じを無くせ。」

 

 

  「えー、いいじゃないっすか別に。運動部は皆こうっすよ?」

 

  

  「そうかもしれんが、古賀は副委員長で、来年は委員長なんだぞ?

   そんな軽いしゃべり方だといくら能力が高かったとしても

   なめられるぞ?」

 

  

   古賀は、責任感がある奴なんだが、しゃべり方が軽い

   感じだ、、、だが、それ以外には基本的に古賀は基本的に

   いい奴だと思う。

 

 

 

   あと、気軽に名前で呼ぶのもやめてほしいが、、、

 

 

 

   「大丈夫っすよ。副委員長にかけます。」

 

 

   「いや、だめだろ。私から見てお前は、軽い感じさえ除けば

    信用できるし、副委員長の仕事もしっかりこなしているから、

    頼りにしているんだぞ。だから、お前が来年、皆からお飾りの

    委員長だと思われたくないんだ。」

 

 

   「麻理センパイがそんな風に思ってくれて嬉しいっす。

    これからは、場に応じてやるっす。」

 

 

   「そうしてくれ。これからも頼りにしてるぞ。古賀副委員長」 

 

  

   「もちろんっす。これからも麻理センパイの期待に応えられる 

    ようがんばるっす。」

 

 

    古賀は、元気に言った。古賀のこういう素直に直したり、

    元気があるところが好ましく思う。

 

 

   「そろそろ部活にいかないと遅れるぞ?」

 

 

   「そうっすね。」

 

 

   「この間あった、サッカーの春季大会、古賀の活躍で良いところ

    までいったそうじゃないか。部活頑張れよ。」

 

 

 

   「良いところまでいったのは皆で辛い練習を乗り越えからっす」

  

 

   謙虚だな。ほんとに古賀は立派だ。

   

 

 

   「部活に遅れそうなんで、もういくっす。麻理センパイ

    さよーならっす。」

 

 

   古賀は走っていってしまった。

 

 

 

   

  

   「古賀、副風紀委員委員長のお前が廊下を走ったらダメ

    だろ、、、」

 

 

   

   どこか抜けている古賀だった。

 

 

 

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   古賀と話した後、私は待ち合わせをしていた桜といっしょに

   帰った。

 

 

   「すまない遅くなって。結構待ったか?」

 

 

   「全然待ってないよー。麻理委員会なにしたー?」

 

 

   「風紀委員は、1週間に寄せられた2件の問題と最近身なり

    等が悪い生徒がいるのでそれらについてどうしていくかの

    話し合いをした。桜は美化委員だったよな?」

 

 

    結果注意するになりまともな解決案じゃなかったが、、、

 

 

 

   「うんっ!!美化委員は今日は学校内のごみ拾いをしたよー」

 

 

   「桜からしてみれば大変だな」

 

   

   「でもねー、野口くんとごみ拾いの班一緒だったんだー」

 

   

   「すまない桜、あまり野口という名前を出さないでくれ、、、」

 

    

   「えへへー。のぐちのぐちのぐちのぐちのg「小学生か!!」

    痛いっ!もー叩かないでよー」

 

   桜は頭を押さえて訴えてきた。

 

   「桜がそんな子供っぽいことするから悪いんだぞ。」

 

   桜はたまにすることが小学生だ、、、

   しかも今のは小学校でよくある嫌がらせだ、、、

   昔誰かされていたな、、、

 

 

   「いーじゃん。まだ子供だもんっ!!」

 

   「高校生になったら大体は大人だ!!」

 

   「違うもん!社会人になってからだもんっ!!」

 

    桜が頬を膨らませていってくる。おいおい、なんて理由

    なんだ、、、

 

 

   「そうだな。社会人になってから大人だな。」

 

    

   「あー、麻理話終わらせようとしてるでしょー」

 

   桜はますます頬を膨らませていってきた。

   

 

 

 

   ハリセンボンみたいだな、、、

 

 

 

   そんな桜とのやりとりを終え私は家に帰った。

 

 

 

 

ーあとがき

 

間を長く開けてしまってすいません。これから投稿スピードをあげていきたいと思います。次回は、麻理ちゃんの家庭事情についてかきたいと思っています。

 

 

 

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説明
処女作です。桜の口調を変更しました。
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