真・恋姫無双〜項羽伝〜三国編 |
第二章 10話 拠点 孫親子
部屋で無理やり政務をしている雪蓮と見張りながら政務をしている冥琳
雪蓮「う〜〜〜〜もうお仕事いやだ〜〜〜〜〜・・・・・・・そう言えば、冥琳あの一刀様の話聞いた?」
冥琳「またか、雪蓮何を言っても働いてもらうぞ・・・・・・・で、一刀様の話とは何だ?」
雪蓮「フフ、やっぱり冥琳も気にしてるだ」
冥琳「////////いいから話というものを教えろ!!」
雪蓮「今城中ではね、みんなどうにかして一刀様の妻になるために躍起になってるのよ」
冥琳「妻?・・・どういうことだ、妻には虞美人・・・涼様が居られるじゃないか」
雪蓮「それがね、その涼様が言ったらしいのよ「旦那様は英雄だから女性が集まるのは仕方がない。それを全部無視したら女性がかわいそうだ。それなら、二人とも愛し合ってるなら私は何も言いません」てね」
冥琳「なに!!それは本当か?」
雪蓮「ええ、何でも涼様と亞莎がそのことを話しているのをちょうど通り掛かった(?)母様と祭が聞いたらしいわ・・・・もし、ここに小蓮がいたら飛びつきそうな話よね」
冥琳「そうだな、ただ小蓮様はまだ見つかっていないのだろ?」
雪蓮「ええ、袁術の下にいる時にいつの間にか周々、善々を連れてどっかいっちゃったのよね〜・・・それに、あの子はまだ一刀様の話を聞かされてないから・・・・」
冥琳「そうだったな・・・・一応捜索はしているが・・・・話を戻すが、皆どうにかして一刀様と接点、時間を取ろうとしているのだろうな」
雪蓮「ええ、そうみたいなのだけれど・・・・・ほとんどが、恋といるか涼様、または最初っから一刀様のとこにいた子が一緒になっていて手が出せないらしいわ・・・・・もし出せるとしたら鍛錬の時なのだろうけど・・・・・」
冥琳「そうだな・・・・・・あれには、ほとんどの者が無理だろうな」
雪蓮「ええ、この前母さんと祭が鍛錬をお願いしに行ったみたいだけど・・・・次の日まで動けなくなったらしいわよ・・・・・・ただ、その鍛錬に一緒に参加していた星と凪いわく二人は準備運動で動けなくなったらしいのよ」
冥琳「・・・・・・・・うそよね雪蓮」
雪蓮「現実よ・・・・それに、母様が倒れる前に聞いたらしいのだけれど一刀様が「炎蓮でこれなら雪蓮と冥琳はもっと酷いのだろうな・・・・・鍛えるか」と呟いたと言っていたわ」
ガタガタ
雪蓮「ちょっ、どこに行くのよ冥琳!!」
冥琳「いや少しな・・・・誰かに呼ばれている気がしてな、少し行ってくる」
雪蓮「誰かって誰よ!!」
そう言いながら雪蓮は冥琳の手を?まえた
冥琳「放してくれ雪蓮!!私はまだ死にたくない!!第一私は文官寄りだ、その様な鍛錬ついていけん!!」
雪蓮「私だって無理よ!!鍛錬で毎回死ぬ思いなんかしたくないわよ。それにあの母様が準備運動で倒れるほどよ・・・・・・でも、それに耐えたら・・・・もしかしたらって思わない?」
冥琳「それは解るが・・・・私は命が惜しい・・・・そうだ、なら涼様に鍛えてもらうのはどうだ。涼様ならそのことでも相談ができるはずだぞ」
雪蓮「それも考えたんだけど、人によっては涼の方が厳しいとも聞くし・・・・それに夏候姉妹の事があるから・・・・・」
冥琳「そうだったな・・・・・あの時の声は城中聞こえたな・・・・・・」
二人でそんな話をしていると
コツコツコツコツコツ
と誰かがこちらに歩いてくる音がした
雪蓮「誰かこっちに向かってきてるわね」
冥琳「誰だろうな・・・今の時間はほとんどの者が何かをしているはずだが・・・穏あたりが何か聞きたいことでもあるのか?」
そんなことを話していると向かってくる人物が部屋について
コンコン
雪蓮「誰かしら?」
一刀「俺だ、一刀だ。今大丈夫か雪蓮、あと冥琳もいると聞いたんだけど」
二人「「!!!!!!」」
雪蓮「は、はい。大丈夫です、お入りください」
一刀「ああ、じゃあ失礼するぞ」
冥琳「それで、ど、どのようなご用事ですか?」
一刀「いやな、この前炎蓮や祭に鍛錬をつけてやったんだけど、全然もたなくてな・・・・もしかしたらお前らもそうじゃないかな〜と思ってな。それにお前らはあの武器を使っているし、前の戦いを見たけど全然使えてないみたいだったし俺が一から鍛えてやろうと思ってな」
冥琳「え!?」
雪蓮「(やばい・・・)あ、あの一刀様、それはありがたいのですが今私たちにはこの書簡の処理をしないといけないので・・・・・・・」
冥琳「そうです。なのでまたの機会にお願いを・・・・・」
一刀「そうか・・・・・なら」
一刀は机の上に置いてあった書簡を手に取って余っている机に持って行った
冥琳「一刀様・・・いったい何を・・・」
一刀「ん?・・・ああ、この仕事が終わったら大丈夫なのだろう。なら、俺も手伝うから速く終わらせて鍛錬しに行くぞ」
雪蓮「そんな、悪いですよ・・・(そんなことしたら、あっという間に終わってしまうわ)私たち二人でしますので、お部屋で待っていてくださいませんか」
一刀「いや、速く終わらせよう。二人の実力を速く知りたいし、ちゃんと鍛錬着けてやりたいしな(ニヤニヤ)」
二人((やばい、あの微笑みが出てる・・・・・しかも、逃げれる状況じゃない))
そう思った二人は諦めて仕事を始めた
そして、調練場
一刀「さて、まずは二人の力を見るかな。俺は何もしないから自分の全力で攻撃してくれ」
二人「「はい」」
そう言った二人は武器に気を通し始めた
雪蓮「それじゃあ、行くわよ!!」
冥琳「はっ!!」
ビュン、ブオン、シュシュ
ピッピッピッピッピッピッピッピッピッ
ススス
ピッ、ビュン、バチン、ビッ
一刀は二人の攻撃に体を逸らすだけで避けた
一刀「おいおい、これが全力なはずないだろ。雪蓮はまだ発動すらしてないじゃないか」
雪蓮「いえ、一応発動しています・・・・ただ、うまく使えなくて」
一刀「ん〜〜〜〜それは発動とは言えないぞ。ただ力が漏れているだけだぞ。それに、冥琳も九本の鞭をうまく制御できていないな」
雪蓮「え!!これ、発動じゃないの!?」
冥琳「うっ・・・・はい、まだ九本の軌道が認識できなくて」
一刀「わかった、もういいぞ。お前たちの力話理解した。・・・・・・・・そ〜〜だな〜〜〜今の気じゃ全然足りないから気の鍛錬はさせるとして・・・蓮乱や冥生がやっていた鍛錬やらせればいいかな・・・」
冥琳「あの、それはいったい・・・・?」
一刀「それはだな、冥生は星龍の攻撃、主に突き攻撃を鞭で弾き続けていた。今だと冥琳が星の攻撃を弾くことになるのかな。星の龍牙は速さと鋭さに優れた武器だから防ぎ損ねてらあたった場所に穴が開くから結構いい刺激の鍛錬になるぞ。それに、星の攻撃の速さもいい具合になってきたし、いい練習になるだろう」
その話を聞いた冥琳は顔を青くしていた
雪蓮「ちなみに私のご先祖様は・・・・・・」
一刀「蓮乱は呉覇将全員と各三十分死闘した後、俺との仕合♪(ニコ)」
雪蓮「え・・・・・・・・・・」
一刀「がんばれ雪蓮♪。そのぐらいしないと南海覇王は扱えない(ニヤニヤニヤ)」
二人はもう何も聞こえていなかった・・・・・というより現実逃避していた
冥琳(これから何しようかしら?そう言えば新しい軍略本が出たらしいわね、買いに行こうかしら。その帰り道甘いのを食べるのもいいわね・・・・・)
雪蓮(そろそろあのお酒ができるころよね。おじちゃんの所に行って分けてもらわないと。その後、祭や母様と飲みたいわね〜〜〜・・・・・)
一刀「おい二人とも聞いているか?」
と聞きながら二人にでこピンをくらわせた
二人「「きゃっ」」
一刀「今日は気の鍛錬だけするから、明日から頑張れよ」
二人「「・・・・・はい」」
そうして気の鍛錬という一刀によるイジメに近いものが始まった
その夜、雪蓮の部屋
コンコン
雪蓮「ううう・・誰かしら・・・開いているわよ」
炎蓮「入るぞ、雪蓮」
蓮華「失礼します」
炎蓮「どうした雪蓮、そんなにボロボロになって?」
雪蓮「今日、一刀様に鍛錬してもらったんだけど・・・・・」
炎蓮「ああ、なるほど。あれはきついからな」
雪蓮「それで、どうしたの?」
炎蓮「ああ、お前も知っているとは思うがあの話の事だ」
雪蓮「あの話?・・・・ああ、一刀様の妻の話ね」
炎蓮「その通りだ。そして、俺の勘だとお前ら二人とも主の事を少なからずは思っていると感じた。どうだ?」
雪蓮「う////////////」
蓮華「/////////////////」
炎蓮「それでだ、我ら親子で共同戦線を張ろうじゃないか」
雪蓮「それは良いわね」
蓮華「か、母様!?」
炎蓮「何だ蓮華、いやなのか?」
蓮華「いえ・・・ただ・・(私にこの二人に勝ち目があるとも思えないし・・・かと言って一刀様の近くの人にも勝てない・・どうすれば)」
雪蓮「はっきりしないわね・・・・蓮華、あなたはどうしたいの?」
蓮華「私は・・・・・・一刀様の・・つ・になりたいです!!」
雪蓮「そう、なら一人でやるのと親子でやるのどっちが勝率高いと思う?」
蓮華「それは・・・・三人のほうが」
雪蓮「なら決まりね。で、母様これからどうするの?」
炎蓮「そうだな、まず俺たちは主の事を知っているようで知らない。だから、最初は主について知ろうと思う・・・・だから、蓮華。今、主の侍女をしているよな?」
蓮華「はい」
炎蓮「何でもいいから、主のことがわかる話をしろ!!」
蓮華「え・・・・・そう言われても・・・・」
雪蓮「なにかないの!?こんな食べ物が好きとか、これが嫌いとか、何でもいいのよ」
蓮華「食べ物に好き嫌いはないはずね、確か・・・・嫌いなものはないみたいだし・・・・あ!」
二人「「どうしたの、何かあった(のか)!!」」
蓮華「人が成長するのをすごく嬉しそうに話してた気がするわ・・・・あと、人をイジメているときも・・・・」
炎蓮「わからないぞ、具体的に言え!!」
蓮華「あれはたしか・・・・・・・・・・・・・」
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三日前
一刀「今日もいつもの内容の鍛錬をするぞ星、凪」
二人「はい」
そこに
炎蓮「主〜〜〜〜〜俺らも一緒に鍛錬していいか?」
祭「お願いします」
一刀「別にかまわないぞ。二人ともいいよな?」
星「問題ないですぞ」
凪「大丈夫です」
一刀「よしまず準備運動として軽い組手をするぞ。そうだな、せっかくだし炎蓮からするか(ニヤニヤ)」
炎蓮「はい(やばい、微笑みが出たぞ)」
一刀「それじゃ、行くぞ」
フッ
ドコ
一刀「お、よく受けれたな。さすが、炎蓮だな、ほとんどのやつらは大体この一撃を喰らってから始まるのに」
炎蓮「いえ、勘が当たっただけです(全然見えなかった・・・これで、軽くなのか?)」
一刀「それじゃあ、次々行くぞ。しっかり防御して、攻撃もして来いよ」
ドガガガガガガガガガガガガガガ
炎蓮「う、・・この・・・ひっ・・・・・・そこ・・・・まだまだーーー・・・」
祭「なあ、二人ともこれで軽くなのか?」
凪「そうですね、まだ一刀様は二割も力を出していません。しっかりと私たちに受けられる力と速さで攻撃していますから」
祭「そうなのか・・・・・・ついでに聞くがこれはどのくらいするのじゃ?」
星「一人十五分の四回づつですね、その後やっと鍛錬に入ります」
祭「何と!!(儂大丈夫じゃろか)」
一刀「ほらほら如何した、まだ五分しか立てないぞ炎蓮」
炎蓮「く・・・・きついとは知っていたが此処までとわ・・・」
一刀「はは、何言ってるんだ炎蓮。さっきも言ったがこれは準備運動だぞ、これが終わって本番だからな・・ニヤニヤ」
炎蓮「な!!・・・これが本当に準備運動だと・・・」
一刀「ああ、しかも後三回するぞ」
炎蓮(やばい、絶対やばい・・・おれの見通しが甘かった)
そして、準備運動が終わった後
炎蓮と祭は力尽きていた
一刀「どうした二人とも、鍛錬はこれからだぞ」
二人「も・・・・もう無理・・・・」
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炎蓮「待て、蓮華」
蓮華「どうしたのですか、お母様?」
炎蓮「なぜ、その話を始めた?」
蓮華「お母様が具体的な話をしろと言ったからです」
炎蓮「う・・・わかった、その部分は詳しく話さなくていいからその後主は何と言われていたんだ?」
蓮華「わかりました。確か一刀様は「いや〜〜〜それにしても炎蓮を相手する(イジメる)の楽しかったな〜〜〜〜なんか蓮乱と組手しているみたいで、ついつい楽しんじゃったよ。クククククク、・・・・・・・それにしても、あの二人はまだ伸びしろがあるぞ。どう育つか楽しみだな(それにしてもあの胸は反則だな)と言われて、その後の政務は鼻歌を歌いながらずっとご機嫌でした」
炎蓮「そうか!!嬉しいな・・・・なら、これからもできるだけ参加しようかね」
雪蓮「なら母さん、私と冥琳、明日から一刀様が付きっきりで鍛錬してくれるらしいの・・・一緒にどう?」
炎蓮「ほんとか、なら俺も行こう!!!」
雪蓮「わかったわ(やった、これで母様も道ずれよ・・・ククククク)」
炎蓮「そう言えば、蓮華はどうなんだ。主の侍女をし出して何か変わったか?」
雪蓮「そうよ、蓮華。あなたたしか、お茶もまともに淹れられなかったでしょ、どうなってるの?」
蓮華「う・・・・・それは・・・・」
炎蓮「ほら、喋ってしまえ」
蓮華「お茶についてもそうですけど、全ての事を私は知らないことについて気づきました。それに、私はあの時とても馬鹿なことをしたんだなと改めて思いました。・・・・・・一刀様は私が毎回何か失敗しても笑顔で許してくれたり、励ましてくれます。それに涼お姉さまも私にいろいろとこれがこれから必要になるかもしれないと教えてくれます。・・・・・ほんとにいろいろと//////////・・・・・私はあのお二人を本当に尊敬しています」
雪蓮「そう・・・(いったい、涼に何を教わっているの?)」
炎蓮「変われば本当に変わるものだね・・・・そう言えば、思春はどうしているんだい?」
蓮華「それがですね、あの後気絶している思春を天幕に連れて行って一時したら起きたので事の顛末を話したら、何かを思い出したみたいに私に「大事なことを思い出したので少し、地元に帰ります」と言ってまだ帰って来てないわ・・・・あれから二週間たつからそろそろ戻ってくると思うのだけれど・・・・」
炎蓮「そうか、一体どうしたんだろうね・・・・・・思春の出身はどこだったかな?」
蓮華「たしか・・・烏江だったような・・・」
あとがき??
次回は凪と??の拠点です
待て次回
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地元に帰った思春が何をするのかが気になります。(mokiti1976-2010) 次回もたのしみですねー。(himajin) |
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