英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜
[全2ページ]
-1ページ-

 

〜監視塔〜

 

「かかれっ!!」

「ハッ!」

「領邦軍の誇り、思い知れ!」

シュピーゲルの号令によって闘志を燃やしたドラッケン達はそれぞれ銃と剣で攻撃した。

 

「八葉無の型―――残月!!」

対するヴァリマールは迎撃の構えで2体の攻撃を次々と回避し

「そこだっ!!」

「グアッ!?」

銃の攻撃の後に剣で攻撃して来たドラッケンに反撃して怯ませ

「閃光斬!!」

「グウッ!?」

その隙を逃さないかのように追撃した。

 

「今だ、リィン!」

「ああ!――――ゲイルレイド!!」

そしてガイウスのARCUSとリンクを結んでいたヴァリマールは風属性のアーツで剣を持つドラッケンを怯ませ

「燃え盛れ―――滅!!」

「ガッ!?ば、馬鹿な……!?」

剣に炎を纏わせた強烈な一撃を叩きつけ、ドラッケンを一機戦闘不能にした!

 

「グッ!?」

「一機片付けたからって油断しないで!」

敵を一機戦闘不能にしたヴァリマールだったが空にいる軍用飛行艇の砲撃を受けて怯み

「おのれ……!これでも喰らえっ!!」

部下がやられた事に怒りに震えたシュピーゲルが素早い斬撃―――エクセルラッシュをヴァリマールに放った!

 

「クッ……!」

「そこだっ!!」

「グッ!?」

素早い斬撃に対し、ヴァリマールは剣でなんとか防いでいたがその間にチャージを完了したドラッケンの銃撃―――バーストショットを受けてダメージを受けた。

 

「今だ!援護射撃をしろ!!」

「させないよー!守って、リィン!!」

「ああ……!」

シュピーゲルの指示によって再び砲撃した軍用飛行艇だったが、ミリアムがARCUSを伝ってリィンに伝えたEXアーツ―――アルティウムバリアによる絶対防壁を展開して砲撃を防いだ。

「頑張って、リィン!!」

そして続けてアリサのEXアーツ―――セントアライブで霊力の供給を速くし

「秘技―――百烈桜華斬!!」

「ガッ!?」

「グアッ!?」

回復した霊力を使って2体同時に攻撃した。

 

「まだだっ!!」

「グウッ!?」

ヴァリマールは畳みかけるようにドラッケンに攻撃して怯ませ

「そこだっ!!」

「ガッ!?ク、クソ……!?」

更に追撃してドラッケンを戦闘不能にした!

 

仲間の不利を悟った軍用飛行艇は再び砲撃を放ったが

「甘い!!」

砲撃に反応したヴァリマールが剣を振るって砲撃を防いだ。

「クッ……!この化物が―――――ッ!!」

そして己の不利を悟り、破れかぶれになったシュピーゲルは大ぶりな攻撃で勢いよくヴァリマールに攻撃を仕掛けたが

「――――甘い!」

ヴァリマールは機体を僅かに逸らして攻撃を回避した。

 

「今よ、リィン!行くわよ!!」

「任せてくれ!」

するとその瞬間アリサの号令に応えるかのようにヴァリマールは剣に炎を纏わせ

「「神技――――陽光剣!!」」

強烈な一撃をシュピーゲルに叩きつけた!

「グアッ!?馬鹿なッ!?」

騎神と”準契約者”の協力技(コンビクラフト)である強烈な一撃を受けてしまったシュピーゲルはダメージに耐えられず、戦闘不能になって地面に膝をついた!

 

「ぐわあっ……!?」

「お、おのれ……!まさかここまでとは……!」

「―――勝負あった!この上、やり合うならいくらでも相手になるぞ!」

「ぐうううっ……―――ええい、撤退だ!”監視塔”は一端放棄する!各自、軍用艇にて離脱!援軍の部隊に合流せよ!その後この屈辱を何倍にしても返すぞ!」

「は、はッ!」

そして機甲兵からそれぞれ操縦者である領邦軍の兵士や隊長が降りた後地上に離陸した軍用艇に乗り込み、軍用艇はその場から飛び去って行った!

 

「見て、逃げて行くよ!」

「ふふ、予定とは違いましたが……」

「作戦成功ですわね♪」

その様子を見ていたエリオットは声を上げ、クレア大尉は苦笑し、セレーネは微笑んだ。

 

「クスクス……さすがはリィン様ですわね。」

「ま、まったくもう。本当に無茶ばかりして……」

「ああ……だが、だからこそリィンだ。」

シャロンは微笑み、苦笑するアリサの言葉にガイウスは静かな笑みを浮かべて頷いた。

「そしてそんな無茶なご主人様だからこそ、貴女は入学当初からご主人様を気にかけていたとベルフェゴールから聞きましたが?」

「あらあらまあまあ……!それは初耳ですわね♪後で是非、詳しい話をお聞きしたいですわ♪」

「シャロン!というかベルフェゴールも余計な事ばかり覚えていて……!」

「ア、アハハ……元気だして、アリサ……」

意味ありげな表情でアリサを見つめるリザイラの言葉を聞いたシャロンはからかいの表情になり、怒りに震えているアリサを見たミルモは苦笑した。

 

「フフ……どうやらここが潮時のようだ。かの”灰の騎神”の姿もしかと見届けさせてもらったし、この地での未練はない。構わないかね、黒兎君?」

「―――特に問題は。脅威度の再評価という点では非常に有意義でした。」

一方ブルブランとアルティナはアリサ達から距離を取り、ブルブランの術によって消えようとしていた。

 

「逃げる気……!?」

「―――動かないで!まだ、聞きたい事が……!」

仲間が二人を睨んでいる中クレア大尉は銃口を二人に向けた。

「フフ、帝国での舞台はまだ幕が開いたばかり―――やがて大いなる運命のうねりが舞台を飲みこんでいくだろう。諸君がそれにどう立ち向かうか……しかと見届けさせていただこう。”死線”のクルーガー……君自身の立ち位置も含めてな。」

「ふふ……どうぞご自由に。たとえ何が起きようともわたくしの愛は揺らぎませんが。」

ブルブランに視線を向けられたシャロンは微笑んだ後不敵な笑みを浮かべた。

 

「それでは失礼します。そちらの”オライオン”―――そして”アガートラム”も。機会があれば、また。そしてそ、そちらの異種族―――リ、リザイラ。あ、貴女から受けた屈辱は必ず返しても、もらいます。」

「ふふふ、精霊王女たるこの私に宣戦布告をするとは良い度胸です。その点に関しましては褒めて差し上げましょう。」

「え、え〜と……悪い事は言わないから、リザイラ様には喧嘩を売らない方が貴女の為だと思うよ………?」

表情を青褪めさせて身体を震わせているアルティナに睨みつけられたリザイラは余裕の笑みを浮かべ、ミルモは冷や汗をかいてアルティナに忠告した。

 

「あはは、まったねー!クーちゃんも、ばいばい!」

「――――?」

一方無邪気な笑顔を浮かべるミリアムの言葉にクラウ=ソラスは困惑し

「ク、クーちゃんって……」

「”アガートラム”さんと似た存在だからと言って、同じ感覚で普通呼びますか……?」

エリオットとセレーネは脱力し

「……”クラウ=ソラス”を混乱させないでください。」

アルティナは呆れた表情でミリアムを見つめた。

「リィン・シュバルツァー。彼にもよろしく伝えてくれたまえ。それではさらばだ―――!」

そして二人はブルブランの術によってその場から消え去った!

 

-2ページ-

 

一応リザイラによる幻術のアルティナ凌○話を作ってみて、シルフェニアの18禁版に投稿しました。いつもより文章量は少ないです。それでも興味がある方はそちらをどうぞ。……ていうか、また濡れ場を書いてしまいましたよ……この物語、一応ファルコム作品の二次創作のはずなのにどんどんエウシュリー化していますよ(遠い目)セ○○スに積極的な女性使い魔がいるとここまで変わるとは……恐るべし、エウシュリーキャラ(オイッ!)

説明
第349話
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
1699 1526 3
コメント
ジン様 リザイラならやりかねないww K'様 さて、どうなることやら(黒笑) 本郷 刃様 規定ルートww kanetosi様 今の所はそんな予定はないんですよねぇ(sorano)
待て待て待てぇぇぇぇ!wこれ以上やったら本気でリィンフラグが堅くなっていく!?・・・待てよ・・・?・・・(ニヤリ)(kanetosi)
次回? 次も負けますともw(本郷 刃)
リィンも止めに入りませんでしたし次回返り討ちからもっと酷い目に遭うフラグにしか見えない・・・>アルティナ(K')
どうせなら次の幻術はリィンに調教されるのを流してアルティナを奴隷にしてしまえばいい^^(ジン)
タグ
他エウシュリーキャラも登場 幻燐の姫将軍 空を仰ぎて雲高くキャラ特別出演 閃の軌跡U 

soranoさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com