IS レギオン 15話
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今日は、リムパックに使用される艦上航空機(艦上対地専用攻撃機)・陸上航空機(主力偵察爆撃機)(固定翼)、無人回転翼機(艦上・陸上)、アメリカ編です。現在(2041年)の海軍の使用航空機のおよそ70%が無人機であり、一部が有人機に留まるのみになった。又、出来るだけ運用し易い様に統合化も出来るだけ図られていった。また、一部の機種以外は、陸海空共通使用している。

それではどうぞ宜しくお願いします。

 

 艦上対地専用攻撃機

 

AC-19 フック

 

ガンシップ・プロジェクトVに基づいてロッキードC-19 ピーターパンに武装を施した機体である。 AC-19はE-19の発展型の一つで、直線翼の主翼を高翼配置している点と、主翼が折りたたみ可能である点がE-19と同じである。しかし、各所が改設計され外形の印象はかなり異なっている。まず、輸送任務には不要のロートドームが外されている。胴体も輸送用に改設計されたほか、尾部にはローディングドアが設けられている。ローディングドアの設置に伴い、尾翼の位置も上方に移動し、水平尾翼の上反角は廃止されている。なお、ロートドーム廃止により飛行安定性が向上するため、2枚の垂直尾翼も一部小型化されている。また、アメリカ艦上機の中で初の地上攻撃機である。敵の地上部隊やその支援部隊に対して強力かつ精密な攻撃をおこなう。味方の地上部隊から支援要請を受けて攻撃を実施するための新型通信機器、敵の正確な位置を把握するための新世代赤外線センサーや新世代レーダー測距、そして、それらの情報をもとにして精密射撃をおこなうための火器管制コンピュータなどを搭載している。また、AC−130の後継機でもある。しかしながら、艦上機の為能力的には、低いため陸上機用に拡大改良型も存在している。ガンシップは攻撃目標を中心とした低空左旋回を行いながら、胴体内部から左側面に突き出す形で装備したM247 12.7mmミニガンやM81 25mmバルカン砲などの銃火器の連続射撃によって目標を攻撃するため、機銃弾もしくは機関砲弾の豪雨を目標に対して間断なく浴びせ続けることが可能となる。さらに元の機体が輸送機なので、弾薬も大量に搭載できる。対空機関砲やミサイル対策として、主要部分に装甲を施すと共に新型チャフ・フレアディスペンサーや発展型EECM装置などの新世代自己防御装置を装備する。

 

スペック

 

最高速度:480キロメートル毎時

航続距離:4,070km

上昇限度:9,100m

乗員:13名 士官5名(機長、副操縦士、航法士、火器管制官、電子戦担当官)

下士官8名(航空機関士、TVオペレーター、赤外線検出担当士、ロードマスター[3]、砲手4名)

 

武装(選択式)

 

AC-19プロジェクト ガンシップ II 7.62mmミニガン×4挺

20mmバルカン×4門

 

AC-19A サプライズパッケージ、ペイブ プロント、 AC-130E ペイブ スペクター 7.62mmミニガン×2挺

20mmバルカン×2門

40mm機関砲×2門

 

AC-19E ペイブ イージス 20mmバルカン×2門

40mm機関砲×1門

105mm榴弾砲×1門

 

AC-19H スペクター 20mmバルカン×2門

40mm機関砲×1門

105mm榴弾砲×1門

 

AC-19H 40mm機関砲×1門

105mm榴弾砲×1門

 

AC-19U スプーキー II GAU-12 25mmガトリング砲5砲身×1門

40mm機関砲×1門

105mm榴弾砲×1門

 

AC-19W スティンガー II / AC-130J ゴーストライダー GAU-23/A 30mm機関砲×1門

AGM-176 グリフィン、GBU-44/B バイパーストライク

AGM-114ヘルファイア、GBU-39、GBU-53/B

 

陸上航空機 主力偵察爆撃機、

 SR/B-91 オーロラ(爆撃機名 ヘロン)

 

SR/B-91は2024年代に開発された戦略偵察爆撃機。SR-71偵察機の後継として設計・開発された。高高度でM5.5級以上の極超音速飛行を行うことでミサイル、航空機迎撃を回避することを目標とした。タンデム複座の前席にパイロット、後席にRSO(偵察機器を操作する乗員)が搭乗し、高空からの写真及びリアルタイム動画偵察を行う。また、爆撃型も存在しており、最大10ギガメガトン級の巡航核弾頭弾及びその類を4発搭載できる。また、高度なステルス技術をふんだんに使用した為、一部(「霧の艦隊」の技術供与を持つもの)以外を除きほぼ探知不能なレベルに達しているが、その為、高価な機体となっている為、現時点では、95機に留まっている。

 

スペック

 

乗員 : 2名(パイロット1名、偵察システム操作員1名)

全長 : 38メートル

全幅 : 24 メートル

全高 :6.7 メートル

翼面積 : 343平方メートル

空虚重量 :30,580 kg

最大離陸重量 : 81,298 kg

推力装置 : 低速飛行時 : 4× アフターバーナー ターボファンエンジン

高速飛行時 : 4× 新型ラムジェット、新型スクラムジェットエンジンの複合使用。

 

最大搭載量 55,000トン以上

パフォーマンス 最大速度 : マッハ5以上

航続距離 : 20,000キロメートル以上

 

無人回転翼機

 

 MQ-30 

 

A160 ハミングバードの後継機である本機は、より高性能な無人多目的ヘリコプターとして、開発された。新型ターボシャフトエンジン採用型のYMQ-30が初飛行]、2トンを積載して10時間の飛行に成功した。また、5000キロを積載して19時間飛行し、各種センサーを用いた各種偵察任務を行ったが、これは燃料消費量が満載から60%未満で成し遂げている。現在各種発展・進化型などを合わせて増産中である。

 スペック

 

乗員: 0

最大ペイロード: 15,000トン

全長: 15.7メートル

ローター直径: 14m

翼型: 回転翼

最大離陸重量: 2,948キログラム

動力: プラットアンドホイットニー PW517DU ターボシャフト× 1

 

性能

最大速度: 678キロメートル

航続距離: 1,000キロメートル

実用上昇限度: 6,180メートル

飛行時間:30時間以上

 

MQ-18ファイアスカウトU

 

 アメリカ海軍向けに開発した偵察、戦場認識、ターゲッティングの支援を任務とする無人航空機であるMQ-8ファイアスカウトの後継機。ファイアスカウトUには機首下部に発展型電子光学および新型赤外線(EEO/NIR)カメラとレーザー距離測定装置を搭載したセンサーボールターレットが積まれており、これは海軍の艦艇やアメリカ海兵隊のハンヴィーに搭載された操縦システムから300キロメートル離れた見通し線外においても各種航空機及び地上との戦術データ・リンクを通じて制御することが可能であった。また、ファイアスカウトUは各種センサー類を交換することでさまざまな任務に対応できるように設計されており、昼夜(day/night)両用センサーおよびレーザー目標指示装置、TSARおよび移動目標インジケーター(MTI)、SIGINTモジュール、地雷検出システム(ASTAMIDS)、共通戦術データ・リンク(TCDL)など用途に合わせて搭載できる。

 

 スペック

 

乗員: 無人

ペイロード: 1,800キログラム

全長: 8.2メートル

全高: 3.9メートル

ローター直径: 10.4m

動力: アリソン571 新型ターボシャフトエンジン× 1

 

性能

最大速度: 542キロメートル毎時

巡航速度: 255キロメートル毎時

戦闘行動半径: 432.7キロメートル  ※進出先での5時間以上の哨戒任務を含む

実用上昇限度: 7,100メートル

 

 

 今回は、有人回転翼機とティルトロータ−機(陸海空軍共通使用)編です。明日は陸上部隊編です。明後日からは、イギリス編です。それでは、どうぞ。

 

 有人回転翼機

 

 SAH-77 ホピ

 

 元々は、陸軍の試作型ステルス戦闘ヘリ『RAH-66 コマンチ』を元に新たに改設計した物が本機である。ホピは、AH-64 アパッチよりも小型軽量(ホピは全長15.8m、重量4.9tであり、アパッチは全長17.7m、重量5.2t)であり、また、コマンチの特徴としてステルス性があり、複合素材を利用してつくられたコマンチの機体はレーダー反射断面積が小さくなるようにF-117(攻撃機)などと同様に多角形で構成され、表面にはレーダー波吸収剤が塗布されている。さらにミサイルやロケット弾ポッド、30mm機関砲はレーダーで捉えられやすいため、収納式になっている。味方の戦闘機から発射されたミサイルを自身の目標に向かって誘導する能力も持ち合わせており、静穏性にも配慮がなされているため、同じタイプのヘリコプターよりもエンジン騒音も小さく抑えられている。

 

本機の探知航行装置は特に夜間作戦、悪天候時に能力を発揮する。機体設計もAH-64よりも輸送機に搬入させやすくなっており、前線への投入も容易である。輸送機が無い状態であっても航続距離は2,990kmに及び、この長大な航続距離のお陰で、基地又は艦船から作戦空域まで飛行していくことが可能である。また、この機体から新たに対潜専用各種装備も搭載できるようになった為に、少数での効率よく対潜及び哨戒活動ができるようになった。更に救難関係などは全て小型ティルトローターの役目に変わった為に、対潜及び地上支援攻撃の双方がまとめてできるようになった。また、防御力関係も素体が攻撃ヘリの為に頑丈に作られている。但し、輸出はしておらず、アメリカ国内のみの生産となっている。初飛行2019年。

 

 スペック

 

 乗組員:2名

全長:15.85メートル

主回転翼直径:12.90メートル

高さ:4.25メートル

空虚重量:3,942キログラム

最大離陸重量:8,990キログラム

発動機:LHTEC T1100 2,689hp×3

 

性能

超過禁止速度:314キロメートル毎時

巡航速度:246キロメートル毎時

航続距離:585キロメートル

上昇率:7.66メートル毎秒

武装

収納式3銃身30mm機関砲(装弾数800発)

内部ウェポンベイ:ヘルファイア空対地/対戦車ミサイル×4、スティンガー空対空ミサイル×4又は、各種対潜兵装

最大搭載量(武装用スタブウィングを使用した場合):ヘルファイア×14/スティンガー×28/ハイドラ70mm対地ロケット弾×56または、各種対潜用短魚雷など

 

 ティルトローター機

 

 MV-11 ハチクマ

 

 本機は、MV-22よりも小型、軽量も目指して開発させた機体であり、素体となった機体はX-15と呼ばれる機体である。また、本機から徹底的な安全性を追求した為に、小型安定性を求めた。その代わりに少人数しか運用できないが、機体横のバイロンには、左右3つのバイロンを装備する。中型空母及び各種小中艦艇などに搭載できる。主なタイプとして、救助用及び特殊部隊などの精鋭少人数の輸送及び援護など。他国でも多数運用されている模様。初飛行2022年。

 

 スペック

 

 全長:14.31メートル

全幅:20.51メートル(ローター含む)

全高:5.58メートル(VTOL時)

ローター直径:13.67メートル

航続距離: (強襲揚陸時): 753キロメートル

(ペイロード3,000kg、垂直離陸):798キロメートル以上

(ペイロード1,201kg、垂直離陸): 1,387メートル以上

(ペイロード3,706kg、短距離離陸): 1,958メートル以上

 

フェリー距離: 補助燃料タンク使用時 3,098メートル)

短距離離陸滑走距離:102メートル以下

実用上昇限度: 6,925メートル

 

空虚重量:13.032トン

飛行荷重制限:+4G/-1G

最大離陸重量 垂直離陸時:20.881トン

短距離離陸時:25.342トン

 

エンジン:ロールス・ロイスアリソン社製T309(ロールス・ロイス社内名称 AE 1307CC×2基

最高速度 通常時: 5765km/h

ヘリモード時: 185km/h

失速速度:(204km/h)(固定翼モード)離着陸距離貨物を載せず12人が乗り組んだ場合はヘリコプターのように垂直離着陸が可能

最大積載量を積んだ場合は垂直離着陸できない。離着陸には約387m上空でエンジンを停止させて着陸する。

最大搭載武装 左右4つのバイロン。最大武装搭載量8,000キロ(左右バイロン内)

 

 MV-33 ヘビクイ

 

 本機は、MV-22よりも大型、超重量も目指して開発させた機体であり、素体となった機体はMV-22である。また、本機から徹底的な安全性とバランス性を追求した為に、大型化。その代わりに大人数が運用出来るが、大型空母及び各種大型艦艇のみに搭載できる。主なタイプとして、大規模空挺などの中大規模の兵員の輸送、装備輸送など。自国のみ多数運用されている模様。初飛行2023年。

 

 スペック

 

 全長:25.81メートル

全幅:29.71メートル(ローター含む)

全高:7.58メートル(VTOL時)

ローター直径:16.79メートル

航続距離: (強襲揚陸時):953キロメートル

(ペイロード3,000kg、垂直離陸):1,098キロメートル以上

(ペイロード1,201kg、垂直離陸):3,387メートル以上

(ペイロード3,706kg、短距離離陸): 2,970メートル以上

 

フェリー距離: 補助燃料タンク使用時 6,098メートル)

短距離離陸滑走距離:102メートル以下

実用上昇限度: 6,925メートル

 

空虚重量:23.032トン

飛行荷重制限:+4G/-1G

最大離陸重量 垂直離陸時:40.881トン

短距離離陸時:35.342トン

 

エンジン:ロールス・ロイスアリソン社製T598(ロールス・ロイス社内名称 AE 2297GG×4基

最高速度 通常時: 865km/h

ヘリモード時: 285km/h

失速速度:204km/h(固定翼モード)離着陸距離貨物を載せず36人が乗り組んだ場合はヘリコプターのように垂直離着陸が可能

最大積載量を積んだ場合は垂直離着陸できない。離着陸には約387m上空でエンジンを停止させて着陸する。

最大搭載武装 最大搭載量89,798キロ(内蔵)

  今回は、アメリカ陸上部隊(戦車・水陸両用車・  (リムパック陸上訓練)編です。明後日からは、イギリス編です。それでは、どうぞ。但し、現時点では多脚戦闘車両類は、日本のみです。

 

 主力戦車

M1A3エイブラムス(U)

 

 現在のアメリカ陸軍主力戦車であるが、2041年現在どうしても陳腐化が否めない戦車に成ろうとしているが、現在でも世界各国でダウングレード版及び亜種が生産し続けている。

重量を55tまで軽量化し、新型口径型軽量120mm戦車砲への換装、新型自動装填システムの組み込み、車内電気配線の光ファイバー化、新型軽量装甲、新型エンジン、改良型駆動装置の採用、新型赤外線カメラ、改良レーザー探知装置の搭載などを搭載した。

 

 スペック

 

全長 9.97メートル

全幅 3.97メートル

全高 2.43メートル

最高速度

70.5キロメートル毎時

航続距離

536キロメートル

重量

55トン

主砲

M87A3 47口径120mm滑腔砲M311他多数の機銃など

 

乗員

4名(車長, 砲手, 操縦士, 装填手)

 

 M4 ハウエル

 

 M1A3の後継車両である。2040年から正式化され、現在アメリカ軍のみ運用されている。名前である『ハウエル』とは、2011年のイラク戦争時に参加した司令官の一人である『デイヴィッド・ハウエル・ペトレイアス』の名から戴いた。軽量且つコンパクト化を目指し,主砲は、MCS計画の置き土産である完全自動化された56口径120ミリ滑空砲XM360.開発及び生産はなんと航空機メーカーである『ロッキード・マーチン社』である。また、現行の一部戦車を除いては、最高クラスの対弾性能がある。また、燃費なども前代のM1よりも格段に良くなっている副武装もアメリカ軍の中で急成長している35ミリチェーンガン及び7.92ミリ三銃身ガトリング砲をそれぞれ2基ずつ装備されており完全遠隔自動砲となっている。

 また、一部車両では、世界初である光学迷彩を全面に装備しており、肉眼では視覚化が完全に出来ないとも言われている。また、アクティブ防御装置(アクティブ防護システム(Active Protection System、APS)である。これは赤外線かミリ波レーダーで比較的低速の敵ロケット砲弾等を感知して車体に当る前に空中で撃墜するもの。)も装備している。

 

 スペック

乗員 3名

全長 9.5メートル

全幅 3.7メートル

全高 2.4メートル(チェーンガン含まず)

武装

56口径120ミリ滑空砲

35ミリチェーンガン

7.92ミリ三銃身ガトリング砲

など

最高速度

78.8キロメートル毎時

航続距離

936キロメートル

重量

55トン

 

 水陸両用空挺戦闘装甲輸送車

 

AAV99

 

 現在の主力水陸空挺戦闘装甲輸送車である。前代であるAAV7を拡大発展させたものである。水陸両用だけでなく空挺輸送が可能になる様にした車両である。その為、軽量、装甲、輸送、打撃力のバランスを纏めた車両である。また、陸上用専門の車両も派生型としてあり、他にもさまざまな派生型が生産されている。現在アメリカ陸軍海兵隊の主力車両の一つになっている。

 

 スペック

 

 

全長

11.57メートル

8.27メートル(車体長)

 

全幅

3.67メートル

 

全高

3.97メートル

 

重量

34,500kg(戦闘重量)

28,700kg(車両重量)

 

乗員数

3名+兵員19名または貨物5.5t

 

主武装

Mk 44 30mm機関砲×1

105mmライフル砲(36発:各種弾頭合計)

副武装

12.7mm5銃身重機関銃×1

7.62mm三銃身機関銃×2

25mm機関砲(固定型)

TOW対戦車ミサイル4連装発射機×4(収納式)

など選択式

 

装甲

鋼+チタン製アップリケ装甲

 

機動力

 

速度

72.4km/h(地上整地時)

46.3km/h(水上航行時)

 

エンジン

MTU MT997新型水冷ディーゼル

地上時:991馬力

水上航行時:2,903馬力

 

行動距離

703km(地上整地時)

125km(水上航行時)

 

装甲

鋼+チタン製アップリケ複合装甲(更なる増加装甲及び軽量軽装タイプもある)

 今回は、リムパック参加艦艇EU海軍編その一(航空母艦編)です。其処で、簡単ですが、EU海軍についての説明。2023年から、欧州各国が団結を固くする為に各国が効率的に軍用艦船を作り、運用できるようにとする為に艦体の共通化や装備の共同開発などを推し進めていった。その結果、海軍のみならず陸、空各軍の装備のほとんどが共通化が進められた。

 

EU海軍参加艦艇 計25隻

 

中型正規空母

 

クイーン・エリザベス級航空母艦×1(参加艦艇 アンドルー)

 

 現在、イギリス海軍最新鋭正規空母の3番艦。2026年に竣工。1番艦が途中で空母から強襲揚陸艦になった為に実質2番艦である。特徴としては、STOVL空母としての設計を採用しており、外見的な特徴としてアイランド(艦橋構造物)が航海・作戦用と航空管制用の2つに分割して設置されており、抗堪性を確保すると共に、各アイランドに煙突を配置することで機関から排出される排気の通路を短縮し、給排気系の軽量化と排煙の影響の軽減を達成している。また、飛行甲板下の主船体は9層の甲板から構成されており、各甲板の高さは最小3メートルと、かなりの余裕が確保されている。船首部は大型商船に近いバルバスバウとされた。インヴィンシブル級と比して大幅に大型化しているが、高度な自動化により、乗員は約600名と、15名程度の増加に留まっている。またインヴィンシブル級と同様に商船建造技術が各方面に導入され、EU海軍初の欧州連合共同開発された、電磁式航空機発艦システム(EMALS)を一基装備する。また、運用航空機もF-35又はEF-2000タイフーンの艦載版とヘリコプターを最大45機搭載できる。

 

 スペック

 

排水量 基準:47,000 トン

満載:78,650 トン

全長 294 メートル

全幅 34.0 メートル

吃水 9.9 メートル

機関 EU新統合全電気推進(ENIFEP)

MT30ガスタービンエンジン2基

バルチラ社製ディーゼルエンジン×4基

コンバーチーム社製電動機2基

推進器 2軸

機関出力 107,280 hp (80.00 MW)

速力 最大 26ノット

航続距離 10,000海里(18,520km)

乗員 操艦:767名 航空要員:610名

司令部要員:95名

兵装 ファランクスCIWS4基

30mm単装機銃 6基

M134ミニガン 多数

搭載機 F-35B又は、EF-2000艦載版 約35機

各種ヘリコプター 約10機

レーダー S0001EM 長距離捜索用 EU海軍共同開発

0001型「ARTISAN 4DEU」EU海軍共同開発

中距離対空・対水上捜索用

 

アルザス級正規空母×1(参加艦艇 フランドル)

 

 フランス海軍の次期空母であるアルザス級は、欧州共同開発のベースとなった初めての空母としても有名。クイーン・エリザベス級航空母艦の準同型艦の艦体と艦橋配置であるが、カタパルトは無く、スキージャンプ方式の発進方法を取るが、アングルドデッキの為,発着艦が同時にとれる。艦載機は、EF-2000ではなく、ラファールNの他、ヘリコプターなどを搭載する。2017年に一番艦竣工。現在3番艦まで竣工。1隻艤装中。

 

 スペック

 

 

 

排水量 満載:75,000〜80,000 トン

全長 293 メートル

全幅 76 メートル

喫水 12.5 メートル

機関 EU新統合電気推進方式

ディーゼルエンジン 4基

RR MT-30 ガスタービンエンジン 2基

推進器 2軸

速力 25ノット(46 km/h)以上

航続

距離 10,000海里(15ノット)

乗員 操艦:900名、航空関係:650名

兵装 シルヴァーU VLS(8セル)

? アスター30 短SAM  2基

F4 40ミリ機関砲 8門

レーダー ヘラクレスU対空捜索・目標捕捉レーダー

搭載機 ラファールN 42機

E-2C 3機

NFH90 5機

最大搭載機数 50機

 

小型正規空母

 

 フランチェスコ・カラッチョロ級小型空母×1(参加艦艇 マルカントニオ・コロンナ)

 

 カヴール級小型空母の後継として竣工したイタリア海軍最新鋭小型空母である本艦は、2025年に一番艦が竣工し現在2番艦まで就役中。前級であるカヴール級から揚陸艦能力を削減した純粋な小型空母として生まれた。その為、前級よりも10機程艦載機が増えた。ただ、船体は前級にほぼ似ている恰好になった。また、防空武器システムとしてはPAAMSを装備しているが、これも個艦防空用の縮小構成となっており、艦対空ミサイルは短射程型のアスター20、シルヴァーV VLSも小型のA56型とされており発射セルはアイランド前方の右舷側の張り出し部と左舷艦尾側に配置されている。レーダーもEMPAR多機能レーダーのみとされドームがアイランド頂部に配置された。他にSMART-Lのかわりに、航空機の管制用をかねたRAN-40L 3次元レーダーがアイランドに搭載されている。

 

近接火器としては、イタリア海軍の他の艦と同様、機関砲によるCIWSは装備していないが、替わりにオート・メラーラ 76mmスーパー・ラピッド砲Mk.U を連装砲塔で艦首側に2基と右舷艦尾側に3基の計5基を搭載する予定とされている。他に同じくオート・メラーラ 25mm機関砲を単装砲架で4基搭載して近接防御に使用する。

 

水面下にはガリバルディが持っていたような大型のバウ・ソナーは備えていないが、改良型機雷探知用のWASSU小型ソナーは装備している。また、新世代対魚雷防御用のNSLAT発射機 3基のほか、対ミサイルのソフト・キル用として、標準的なSCLAR-H チャフ・デコイ発射機を4基備えている。一部の装備以外は国産になっている。

 

また、本艦は、ESADOCシリーズの発展型戦術情報処理装置を備えており、リンク20+に対応している。

 

 スペック

 

排水量 満載:27,950トン

全長 254メートル

全幅 39メートル

吃水 最大8.7メートル

機関 COGAG方式

EULM3000ガスタービンエンジン4基

スクリュープロペラ 2軸

速力 最大28ノット 以上

航続距離 7,000海里

乗員 個艦要員451人、航空要員203人、司令部140人、

武装 シルヴァーA56 VLS

(アスター20短SAM用 8セル) 4基

76mm連装速射砲 5基

25mm機関砲 4門

艦載機 AV-8V、F-35B 22機

AW 101、NH90、SH-3D 8機

レーダー EMPAR 多機能型

RAN-40L 3次元式

SPS-900RASS 発展型水上捜索用

ERTN-30X 発展型射撃指揮用

ソナー WASSU 機雷探知機

 

エスパーニャ級軽空母×1(参加艦艇 ハイメ1世)

 

 プリンシペ・デ・アストゥリアス級の後継として2023年に1番艦が竣工し、現在3番艦が去年竣工し、このエスパーニャ級全艦竣工した。艦隊旗艦として使用する為、制海艦に比べて通信機能がより強化されている。スキージャンプ方式で、艦載機は最大で甲板に10機、格納庫に27機、合計37機の艦載機を搭載できる。

 

 スペック

 

基準排水量:15,912t

満載排水量:17,190t

全長 247.3メートル

飛行

甲板 175.3メートル

全幅 42メートル

水線幅 24.3メートル

吃水 9.4メートル

機関 COGAG方式2軸推進

GE LM4400ガスタービンエンジン 4基

速力 28ノット

航続

距離 7,500海里/20ノット

乗員690名、司令部60名、航空要員245名

兵装 メロカ25mmCIWS 4基

30mm自動機関砲4基

搭載機 F-35 30機

ヘリコプター7機

 

 今回は、リムパック参加艦艇EU海軍編その二(強襲揚陸艦、揚陸艦編)です。明日は、駆逐艦、フリゲート艦です。

 

強襲揚陸艦

 

 フェリペ2世級強襲揚陸艦×1(ドン・カルロス)

 

 スペイン海軍のフアン・カルロス1世の後継艦として、竣工したスペイン海軍最新鋭揚陸艦である本艦は、航空機運用能力よりも揚陸艦機能の方を強化する設計になっており、また欧州初の『霧の艦隊』の技術の一部を供与された艦でもある。主に供与されたものは、強力な艦隊運用能力を持つ情報伝達能力などである。ハンガー直下の主船体内には、第4甲板を底面としてやはり2甲板分の高さを確保して、車両甲板が設けられている。車両甲板は1,600m2の面積を有しており、レオパルト2主力戦車×46輌などの重装備を収容できる。右舷側前方に2か所のサイドランプが設けられているほか、後方はウェルドックと連続している。

 

ウェルドックは長さ69.3m×幅16.8mを確保し、LCM-2B型上陸用舟艇(満載排水量125トン、全長25.3メートル、速力16ノット、戦車2両搭載可能)×5隻とスーパーキャット型新型複合艇(NRIB)×6?9隻を同時に収容できる。LCAC-1級エア・クッション型揚陸艇の運用も可能であるが、ウェルドックの前半部中央に隔壁が設置されているため、1隻しか収容することができない。また、揚陸を想定しない純粋な輸送艦任務で使用される場合には、ウェルドックも車両格納庫として転用されるほか、これらのスペースはコンテナの搭載も考慮して設計されている。

 

 スペック

 

全長 242.82メートル

全幅 34.6メートル

吃水 8.07メートル

機関 CODAGE方式、ポッド推進

EULM0001欧州統合ガスタービン発電機3基

MAN 35V38/45ディーゼル発電機4基

アジマススラスター 4基

速力 軽空母任務: 21kt

揚陸艦任務: 19.5kt

航続距離 9,000nmi/15kt

乗員 運用要員: 243名

司令部要員: 105名

航空要員: 72名

地上部隊: 902名

武装 20mm単装自動高速機関銃 8基

12.7mm機関銃 4基

PDMS(予定; ESSMまたはRAM)

艦載機 ヘリコプター

CH-47, NH90, SH-3D, AB212など 8機

V/STOL機

F-35も考慮 8機

艦載艇 LCM-1E型上陸用舟艇 4隻

スーパーキャットNRIB 1?

9隻

EUC7NI 欧州海軍新戦術情報システム

(SCOMBA+リンク001)

レーダー FELANCE-N 3次元式 (霧の艦隊技術供与)

NARIES 対新水上用

 

デューク・オブ・エジンバラ級強襲揚陸艦×1(デューク・オブ・エジンバラ)

 

 イギリス海軍最新鋭強襲揚陸艦である本艦は、オーシャン級の後継艦として建造され、『霧の艦隊』が出現後、一部設計の見直しがされ、2038年に竣工した。チャレンジャー4戦車をも輸送可能な揚陸艇LCU Mk.15を4隻、人員あるいは軽車両を輸送する揚陸艇LCVP Mk.7を4隻ウェルドックに搭載する。LCU Mk.15に換えて、LCAC(L)の運用も可能である。固有の搭載機は有さず格納庫もないが、68mの長さがあるヘリコプター甲板に3機のCH-47が着艦可能であり、ヘリコプターの支援設備は備えている。また、高度に自動化、情報運用能力を得ている為、短時間なら、『霧の艦隊』とのリアルタイム作戦行為ができる。(現在、『霧の艦隊』とのリアルタイム共同活動は、日本以外に欧州連合のみである)

 

 スペック

 

性能諸元

 

排水量 満載:20,500トン

ドック注水時:23,900トン

全長 176メートル

全幅 31.9m

吃水 8.1m

機関 ディーゼル・エレクトリック方式

ディーゼルエンジン6基

バウスラスター 2基

推進機 2軸

速力 最大18ノット

航続距離 7,000海里

乗員 345人

兵装 ゴールキーパーCIWS 2基

20mm連装高速自動機関砲4基

12.7mm自動遠隔機銃 6基

C4I CSS+スカイネットSATCOM

ADAWS 2000 mod 1

レーダー 1007型低空警戒・洋上捜索レーダー

※0002型「NARTISAN 3D」に後日換装 1基

0001型新型航海・航空管制レーダー 2基

 

輸送能力

 

揚陸艇 LCU揚陸艇 Mk.15もしくは、

LCAC(L) 4隻

小型揚陸艇LCVP Mk.7 4隻

人員 335人、最大900人

車輛 チャレンジャー30輌

または装甲車 40輌

 

揚陸艦

 

 アムステルダム級揚陸艦×1(参加艦艇 ハールレム)

 

 オランダ海軍の次世代型揚陸艦である本艦は、ロッテンダム級の後継艦であり、スペイン海軍のフェリペ2世級強襲揚陸艦の準同型艦であるが、航空機運用能力を削除し、車両及び上陸艇の運用を一番に考えた艦艇である。

 スペック

 

排水量 満載:15,078トン

全長 176メートル

全幅 28メートル

吃水 7.4メートル

機関 ディーゼル・エレクトリック 2軸推進

ディーゼルエンジン6基

発電機6基

バウスラスター

速力 20ノット

航続距離 6,000海里/12ノット

乗員 143人

武装 ゴールキーパーCIWS 4門

20ミリ単装遠隔機関砲8門

12.7ミリ4連装自動遠隔機関銃 6挺

レーダー DA-20 対空対水上用

搭載機 0機(格納庫は無いが、後部ヘリコプター駐機所がある。

 

輸送能力

 

揚陸艇 小型揚陸艇(LCVP) 9隻

もしくは、大型揚陸艇(LCU) 6隻

人員 661人

車両甲板 1,035平方メートル

車両 戦車 38輌

もしくは、装甲車 115両

 

 今回は、EU海軍の駆逐艦編です。予定を少し変更します。申し訳ありません。

明後日は、フリゲート編です。

 

 ミサイル駆逐艦編

 

55型駆逐艦×3(アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、ジェームズ・クラーク・マックスウェル)

 

 イギリス海軍の最新鋭ミサイル駆逐艦である。新ホライズン計画艦の一環として竣工した。一番艦が2021年に竣工し、同型艦及び準同型艦が欧州各国に配備され、その数60隻以上になった。現在も同型艦及び準同型艦が竣工し続けている。推進機関として新統合電気推進(NIEP:New Integrated Electric Propulsion)方式を採用したことにある。これは、ガスタービンエンジンを発電機として電動機を駆動するものであり、静粛性と良好な加速性を両立することに成功し、システム艦の膨大な電力所要にも応え得るものとなっている。また、ここで使用されるガスタービンエンジンはヨーロッパ統合型新型ガスタービンER-55であるが、これは、新型中間冷却器や発展型廃熱再生器(EICR)を備えた最初の航空転用型ガスタービンであり、これによって海外領土警備に必要な長大な航続距離を実現している。本級は防空艦であるため、艦固有の対潜魚雷発射管は装備しておらず、対潜攻撃は艦載哨戒ヘリに任せている。また、自動化が推し進められている。

 

 スペック

 

排水量 軽荷: 6,800トン

満載: 8,850トン

全長 175.4メートル

全幅 24.6メートル

吃水 7.8メートル

機関

新統合電気推進(NIEP)

新型ガスタービンエンジン3基

コンバーチーム式電動機3基

推進器 2軸

速力 33ノット以上

航続距離 9,000 キロメートル / 18 ノット

行動日数60日

乗員 180人(200人まで増員可能)

 兵装

 

兵装 Mk.30 125ミリ高速自動単装砲 1基

35ミリ単装自動高速機関砲 4基

ファランクス 20mmCIWS 4基

シルヴァーA90 VLS (68セル)

? アスター55 短SAM

? アスター67 SAM

を発射可能  ×2基

艦載機:VCAEU−77 1機※VCAJ−77の欧州輸出版

EC4I RNCSS + 衛星通信

ECMS 発展型戦術情報処理装置 

+ リンク 50/57/60

EPAAMS(S) 新発展型武器システム

レーダー NSAMPSON 新多機能型

S3000M 新長距離捜索用

ソナー UMS-6220CL

電子戦・

対抗手段 ESLAT 発展型対魚雷システム

 

 ヴィットリオ・ヴェネト級駆逐艦×2(インペロ 、リットリオ)

 

 イタリア海軍最新鋭駆逐艦であり、新ホライズン計画艦の一環として竣工した。ほぼ、イギリス海軍の55型駆逐艦の準同型艦であるが、対潜兵装を装備している等若干の違いがある。

 

 スペック

 

排水量 基準: 5,399トン

満載: 7,390トン

全長 159メートル

全幅 23.9メートル

深さ 13.9 メートル

吃水 5.3 メートル

機関

新統合電気推進(NIEP)

新型ガスタービンエンジン3基

コンバーチーム式電動機3基

推進器 2軸速力 29ノット

行動日数 50日 / 15 ノット

乗員150人

武装

85ミリ単装超速砲 4基 (毎分120〜180発)

25mm3銃身自動速射機関砲 4基

シルヴァーA90 VLS (60セル)

? アスター55 短SAM

? アスター67 SAM

を発射可能  ×2基

新ミストラル近SAM8連装発射機2基

新テセオSSM 26連装発射機 4基

MU90短魚雷3連装発射管4基

艦載機:VCAEU−77 1機※VCAJ−77の欧州輸出版

EC4I RNCSS + 衛星通信

ECMS 発展型戦術情報処理装置 

+ リンク 50/57/60

EPAAMS(S) 新発展型武器システム

レーダー NSAMPSON 新多機能型

S3000M 新長距離捜索用

ソナー UMS-6220CL

電子戦・

対抗手段 ESLAT 発展型対魚雷システム,等

 

 フランソワ・ダルラン級駆逐艦×1(シャルル・アンツィジェール)

 

 フランス海軍最新鋭駆逐艦であるが、新ホライズン計画艦の一環として竣工した。ほぼ ヴィットリオ・ヴェネト級駆逐艦及び55型駆逐艦とほぼ準同型艦である。ただ、個艦の攻防力は、バランスを取っている。

 

 スペック

 

排水量 基準:6,600 トン

満載:8,050 トン

全長 161 メートル

全幅 24.3 メートル

吃水 5.8 メートル

機関 

新統合電気推進(NIEP)

新型ガスタービンエンジン3基

コンバーチーム式電動機3基

推進器 2軸速力 29ノット

行動日数 50日 / 15 ノット

乗員150人

武装

56mm単装速射砲 6基

30o自動遠隔機関砲 2基

シルヴァーA90 VLS (60セル)

? アスター55 短SAM

? アスター67 SAM

を発射可能  ×2基

新ミストラル近SAM8連装発射機2基

新テセオSSM 26連装発射機 4基

MU90短魚雷3連装発射管4基

新エグゾセNMM40 SSM 8連装発射機 2基

MU90短魚雷 3連装発射管4基

艦載機 NFH90 または AW101 1機

EC4I RNCSS + 衛星通信

ECMS 発展型戦術情報処理装置 

+ リンク 50/57/60

EPAAMS(S) 新発展型武器システム

レーダー NSAMPSON 新多機能型

S3000M 新長距離捜索用

ソナー UMS-6220CL

電子戦・

新型対抗手段 電波探知妨害装置

NGDS 28連装新デコイ発射機 2基

ESLAT発展型対魚雷システム

 今回は、EU海軍フリゲート艦及びコルペット艦編です。

 

 フリゲート艦・コルペット艦

 

 エイリーク級×1(参加艦艇 イングリッド・アレクサンドラ)

 

 ノルウェー海軍の最新鋭フリゲート艦である本艦は、ノルウェー海軍初の第二世代型自国製イージスシステム導入艦であり、また、本級ではより一層の長船首楼を持つ傾斜船型となっている。よりステルス性を考慮して、主船体・上部構造物はともに傾斜が設けられており、艦首から船楼後端にかけてナックルが続いている。塔状構造物の前方基部にはMk 199 FCSのイルミネーターであるAN/SPG-91レーダーが設置されている。AN/SPG-91は計2基を装備しており、もう1基は後部煙突に連続した構造に装備されている。

 

主機はCODAG方式を採用しており、LM3000ガスタービン・エンジン2基(出力33,000馬力×2)、BRAVO20Vディーゼル・エンジン2基(20,000馬力×2)で、合計出力は106,000馬力となる。2軸推進で、5.2mの7翼可変ピッチ・プロペラを備えているほか、船首部には引き込み式の電動バウ・スラスターを備える。また、艦内電源用として1,500kwのディーゼル発電機を4基備えている。

 

本級はより高度に自動化されており、6000トン級という大きさにも関わらず、乗員数は100名程度に抑えられている。航海用のレーダー、ジャイロ、GPS、電子海図、操舵装置は、コングスベルク・マリタイム社製の発展型統合艦橋システム(EIBS)によって統合される。そのレーダーとしては、リットン・マリーン・システムズ社製のSバンド 水上レーダー2基と、同じくリットン社製のXバンド航海レーダー2基が搭載される。現在6隻が竣工。

 

スペック

 

 排水量

基準:5,681トン

満載:6,121トン

全長 132メートル

水線長 120.4メートル

全幅 18.8メートル

喫水 4.9メートル

機関 CODAG方式

LM3000ガスタービンエンジン1基

BAZAN・BRAVO20Vディーゼルエンジン2基

スクリュープロペラ 2軸

速力 最大: 31ノット

航続距離 16ノットで4,500海里

乗員 100名

兵装 90ミリ単装自動砲 1基

20ミリ単装機銃6基

Mk.61 VLS (16セル; ESSM32発) 1基

SSM 6連装発射筒 2基

425mm短魚雷3連装発射管 2基

艦載機1機

C4I イージスIWS+リンク 100/150/170

レーダー AN/SPY-5F 新多機能レーダー

RSR 300N 対空・対水上レーダー

ソナー MRS 3200 艦底ソナー

CAPTAS Mk 5\ V9 曳航ソナー

FCS Mk.99 ミサイルFCS 2基

電子戦・

対抗手段 ES-3971 ESM装置

DL-30T チャフ・フレア展開装置

 

 ヘルシンボリ級コルペット艦×1(参加艦艇 ヘルンイョーサンド)

 

 本級は、レーダーによる探知を避けるため、船体はV字型に、上部構造物は逆V字型に成形されており、これが極めて特徴的な外見を形作っている。また、レーダー波を反射しにくいよう、新炭素繊維強化プラスチック(NCFRP)が採用されており、砲身は非使用時にはステルス設計の砲塔内に格納され、レーダーなども、使用する周波数のみを透過する特殊な素材で作られた閉鎖マスト内に収容されている。これらの配慮により、同大の艦では40 kmで探知されるのに対して、本級は、荒れた海象状況であれば10 km、穏やかな海象状況でも20 kmまで探知できない。また、本級は全長75メートル級という大きさでありながら、排水量は700トンと比較的少ないが、これもNCFRPを採用したことによるものとみられている。

 

スペック

 

排水量

満載: 700トン

全長 74.9 メートル

全幅 11.4 メートル

吃水 2.6 メートル

機関 CODOG方式

MTU 30V 3560 N120ディーゼル(1,650 kW)×3基

ヴェリコーTF-99A ガスタービン(6,590 kW)×6基

ウォータージェット×3軸

速力 40ノット

乗員 43名

兵装 ボフォースMk.6 75mm収納式単装速射砲×2基

RBS-42 SSM×12基

610mm3連装魚雷発射管×4基

機雷

艦載機 ヘリコプター甲板のみ

艦載艇 サーブ ダブル・イーグル Mk.6 ROV-S

シーフォックス 対機雷ROV-E

C4I サーブ 16LV Mk.7E CMS

レーダー シージラフ低空警戒/対水上

CEROS-360 射撃指揮

ソナー GDC 船底装備式

GDC 可変深度式

ハイドロ・サイエンス 曳航式

電子戦・

対抗手段 ITT ES-4793 電波探知装置

チャフ・フレア発射機

 

 アグナー・アーラン級フリゲート×1(参加艦艇 アグナー・アーラン)

 

 アイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲートの後継艦として就役中。本級は、NAAWSを主たる武器システムとするシステム艦として構築されている。

 

NAAWSはタレス・ネーデルラント社によって開発された防空武器システムで、既にドイツ海軍およびオランダ海軍において運用されている。NAAWSでは、XバンドのAPAR多機能レーダーを中核的なサブシステムとして、長距離の対空捜索にはLバンドのSMART-L 3次元レーダーを併用する。ただし、ドイツとオランダのNAAWS搭載艦が、いずれもSEWACOシリーズの戦術情報処理装置を搭載しているのに対して、本級では国産のC-flexを採用した。これは商用オフザシェルフ化された分散システムである。また砲熕兵器としては、同国海軍が従来より使用してきたオート・メラーラ スーパー・ラピッドM/90 90mm単装速射砲を主砲として搭載するのに加え、40mmリヴォルヴァーカノンによるエリコン・ミレニアムCIWSを搭載する。

 

 スペック

 

排水量 満載: 7,651トン

全長 157.7メートル

全幅 21.71メートル

吃水 5.3メートル

機関 CODAD方式, 2軸推進

MTU 9900-40V-M125ディーゼルエンジン 6基

速力

最大: 33ノット

航続距離 9,000海里 (17,000 km)

/ 15ノット (28 km/h)

定員 105人

兵装 M/90 90mm単装速射砲 3門

エリコン・ミレニアム 40mmCIWS 1門

Mk.71 VLS

(ESSM短SAM用; 34セル) 1基

Mk.69 VLS

(SM-2 SAM用; 41セル) 1基

ハープーンSSM 8連装発射筒 2基

短魚雷3連装発射管2基

艦載機 1機

C4I 海軍戦術情報システム

(C-flex+リンク20/41)

レーダー SMART-L 3次元

EAPAR 発展型多機能

セロス 砲射撃指揮

ソナー ASO-99 船首装備

電子戦・

対抗手段 ES-4706 ESM装置

DL-24T 155mm チャフ・フレア24連装発射機 4基

DL-12T 140mm チャフ・フレア12連装発射機 2基

 

 アントニョ・デ・ウリョーア級フリゲート艦×1(参加艦艇 アラセリ・セガーラ)

 

アルバロ・デ・バサン級フリゲート艦の後継艦である本艦は、スペイン海軍は本級の設計にあたって建造費の低減を重視したものと思われる。主機をガスタービンエンジン6基によるCOGAGから、ガスタービンエンジンとディーゼルエンジン3基ずつによるCODOGに改めたこと、新型ミサイル管制レーダーNAN/SPG-71を前後各1基ずつで計2基とし、艦橋の前方に集約されたMk.63VLSも54セルのみとしたこと、などがその一例である。ディーゼルエンジンの振動、騒音については、特殊な素材と構造を用いて、艦体への振動伝播の遮断が徹底されている。

 

また、このクラスは排水量と建造費の圧縮を図った一方で、スペイン国産のメロカを採用したり、ヘリ1機を搭載するなど、その設計には独自の工夫が見られる。

 

スペック

 

排水量 満載:7,396トン

全長 151.9メートル

全幅 21.3メートル

吃水5.65メートル

機関 CODOG方式

キャタピラー4980ディーゼルエンジン 6基

GE LM3550ガスタービンエンジン 3基

推進器(6翼, 可変ピッチ) 2軸

電力 MTU 12V-396TE54 ディーゼル

速力 最大29kt+

乗員 140名(うち士官35名)

兵装 Mk.63 mod.5 72口径6インチ単装砲 1基

FABA メロカ 35ミリ CIWS 2基

Mk.631 mod.27 VLS (54セル)

? スタンダード SAM

? ESSM 短SAM

を発射可能

 

1基

ハープーンSSM 8連装発射筒 2基

Mk.61 mod.9 3連装短魚雷発射管 2基

艦載機1機

C4I NTDS (リンク 9A/70/74/76)

Mk.15 AWS+Mk.78 GWS

レーダー AN/SPY-1D 多機能型

NAN/SPS-71(\)6 対水上用

タレス スカウト 航海用

NAN/SPG-71(ドイツ語版) イルミネーター 2基

FABA DORINA 射撃指揮用 1基

ソナー ENOSA-レイセオン DE 3970LF(I)

電子戦・

対抗手段 SLQ-798ESM/ECM装置

Mk 57 SRBOC 4基

 

  ブラバント級コルペット艦×1(参加艦艇 ゼーフェンベルゲン)

 

 本級は北海での護衛任務のほか、オランダが西インド諸島に有するアルバ等の構成国・海外領土などで、洋上警備・救難等の戦争以外の軍事作戦に投入される。このような運用を想定しているために航洋性が求められたことから、哨戒艦艇としてはかなり大型化している。ただ、哨戒艦であることから兵装は限定的で、いずれも砲熕兵器に限られており、ミサイルや魚雷は搭載されない。しかし一方で、IM-880新統合センサー・システムを搭載することから、センサー面は比較的強力なものとなっている。これは下記の各種センサー等を統合している。

 

 スペック

 

排水量 満載: 4,095トン

全長 110.4 メートル

全幅 17メートル

吃水 4.55メートル

機関 CODOE方式

MAN 50V44/49Dディーゼルエンジン×2基, ABB電動機×2基

可変ピッチ式推進器×2軸

機関出力 7,098 kW×2基

電力 キャタピラー3671B発電機×2基

速力 22.5 ノット

乗員 44名(+40名増員可能)

兵装

・90ミリ単装速射砲×1基

・40ミリ単装機関砲×1基

・HITROLE 20ミリRWS×3基

・M2HB 25ミリ機銃×2丁

・MAG 7.62mm機銃×10丁

搭載機 1機

搭載艇 高速救難艇(FRB)×2隻

高速襲撃・要撃艇(FRISC)×2隻

C4ISTAR 海軍戦術情報システム

(SEWACO16+リンク 22/28/36)

レーダー IM-880統合センサー・システム

 

 今回は、EU海軍の補給支援艦編です。

 

 補給艦編

 

ウィーン級多目的補給給油支援船×4(ブリュッセル、ソフィア、ザグレブ、ニコシア)

 

現時点EU海軍の最新鋭かつ共同開発された艦船である本艦は、多目的な補給給油支援である。また、EU海軍最大の艦船であり、様々なEU海軍所属艦船に対する補給及び修復を同時に4隻行う事が出来、ヘリコプターの修復などもできる。また、欧州に所属する『霧の艦隊の補給など』もできるように設計されている為、最大規模の『霧の艦隊』の援助と技術供与されている。

更に、個艦防衛兵装も充実している。

また、現在16隻就役、4隻艤装中、10隻建造中、6隻予定。艦船命名は、EU各国の首都名である。

 

 スペック

 

排水量 満載:559,890トン

全長 879.6メートル

全幅 152.6メートル

吃水 12.7メートル

機関

ディーゼル方式/核融合炉(欧州版『霧の艦隊』の技術供与及び一部の日本からの技術供与)並列式

核融合炉 6基

ディーゼルエンジン 16基

推進器4軸

速力 最速24ノット 以上

航続距離

乗員 400人+航空要員最大250人

兵装

20ミリ四連装自動機関砲 6基

40ミリ四連装自動機関砲 6基

SGE-40 ゴールキーパー 4基

ファランクスCIWS2連装 6基

チャフ、フレア発射機 4基

曳航式対魚雷デコイ 1式

など多数

大型ヘリポート 3基

各種修復生産工場なども艦内あり

 

 明日からは、環太平洋合同演習のEU海軍の所属航空機(固定翼)編

 

 環太平洋合同演習のEU海軍の所属航空機(戦闘攻撃機その一)編です。それでは、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 EF−2000C(性能向上型)通称『EF−2020』

 

 EF−2000は、元々は陸上用航空機だったが、改良に改良を重ね更に、EU各国の技術を盛り込んでいき、2019年に艦上型を就役した。その為、各種電子機器などもより高度なものを搭載できるようになった。また、『霧の艦隊』の出現と同盟関係を結んだ為に更なる機体の発展が期待されている。現在EU各国の主要多目的戦闘攻撃機の一翼を担っている。

ただ、若干の製造費高騰の為、配備機数は、各国とも少ない。一部無人型も存在する。

 

 スペック

 

乗員: 1名または2名

定員: 2名

全長: 17.9メートル

全高: 5.7メートル

翼幅: 14.7メートル

翼面積: 56平方メートル

翼型: カナードダブルデルタ翼

空虚重量: 19,987キログラム

最大離陸重量: 23,500kg

動力: 新型3次元高機動ユーロジェット・ターボ NEJ900スーパーターボファンエンジン×2

ドライ推力: 6,987キログラム×2

 

性能

最大速度:

13,700mで水平飛行・アフターバーナー使用時:マッハ2.6以上

高高度水平飛行・アフターバーナー不使用時:マッハ1.8

海面高度で水平飛行・アフターバーナー使用:マッハ2.1

 

フェリー飛行時航続距離: 3,894キロメートル

航続距離: 3,200キロメートル

実用上昇限度: 20,360メートル

最大推力重量比: 1.13

ブレーキオフから離昇までの所要時間:5秒以内

ブレーキオフから35,000ft(10,675m)、マッハ2.0までの到達時間:1分以内

200ノットからマッハ1までの所要時間:10秒

Gリミット:+12G、-6G

 

兵装

固定武装マウザーBK-35 35mmリヴォルヴァーカノン×1門

 

空対空ミサイルIRIS-TW

MBDAU ミーティアU

AIM-29 サイドワインダーW

AIM-300 AMRAAMU

AIM-290 ASRAAMU

空対地ミサイルAGM-79 マーベリックU

空対艦ミサイルAGM-99 ハープーンV

KDA12 ペンギン]U

 

発展型対レーダーミサイルAELARM

AGM-99HARMU

巡航ミサイルSCALP-EG/ストーム・シャドウ

KEPD 700

対戦車ミサイルブリムストーンV

爆弾GBU-73 JDAM 誘導爆弾V

ペイブウェイX/Y/Z 2,000ポンド-3,500ポンド 誘導爆弾

など

 

ラファールNV(性能発展型)

 

フランスの艦上戦闘攻撃機をさらに改良を加え、発展させた本機は、機体の約65%をEF−2020との機体の共同化を進められた。また、EF-2020以上の速度性と運動性を得る為に重量の軽量化をしたが、武装搭載量などには、あまり変化が見られていない。EU各国の多目的戦闘機だけではなく、電子哨戒戦なども担っている。また、EUだけではなく,南米国家連合体(後述)、南アフリカ合衆連邦(後述)、中東首長国家連合(後述)、新アジア連合国家連邦(後述)、オセアニア海洋国家共同体(後述)などでも各種発展型ラファールを採用運用されている。更なる発展向上型(無人/有人型)も開発中である。

 また、EF-2020よりも若干の製造費が安い。

 

 スペック(NV)

 

ラファール NV

乗員:1名

全長:16.8メートル

翼幅:13.2メートル

全高:5.18メートル

翼面積:51平方メートル

動力:新型3次元高機動ユーロジェット・ターボ NEJ900スーパーターボファンエンジン×2

 

 

NV量産型

乗員:1-2名

全長:16.8メートル

翼幅:13.2メートル

全高:5.18メートル

翼面積:51平方メートル

自重:10,060キログラム

運用時重量:16,710キログラム

最大離陸重量:21,500キログラム

動力:新型3次元高機動ユーロジェット・ターボ NEJ900スーパーターボファンエンジン×2

巡航速度:1.9以上

巡航マッハ数:2.0

最大マッハ数:2.6

戦闘行動半径:1,850キロメートル

上昇限度:18,850メートル

兵装搭載量:11,987キログラム

固定武装

36 M 841 36ミリ機関砲1門

搭載武装

R.660マジックU

MICA EM/IR

AM72エグゾセU

ASMPV

SCALP-EG

各種無誘導爆弾・誘導爆弾

レコNG偵察ポッド

空対空ミサイルIRIS-TW

MBDAU ミーティアU

AIM-29 サイドワインダーW

AIM-300 AMRAAMU

AIM-290 ASRAAMU

空対地ミサイルAGM-79 マーベリックU

空対艦ミサイルAGM-99 ハープーンV

KDA12 ペンギン]U

発展型対レーダーミサイルAELARM

AGM-99HARMU

巡航ミサイルSCALP-EG/ストーム・シャドウ

KEPD 700

対戦車ミサイルブリムストーンV

爆弾GBU-73 JDAM 誘導爆弾V

ペイブウェイX/Y/Z 2,000ポンド-3,500ポンド 誘導爆弾

など

 

F−35D(欧州輸出後性能向上型)

 

統合打撃戦闘機計画に基づいて開発された、第5世代ジェット戦闘機に分類されるステルス機である。現時点では、今一つの陳腐化があるが、EU各国(一部除く)は元より世界中(一部地域除く)に輸出させたアメリカ製戦闘機。ただ、アメリカ軍自体の製造は、終了しており、後5年以内に一部地域を除く国家からの撤退が噂されている。

欧州版では、シーハリアーZやハリアー GR.]X/]Yと並行利用され、主にEU海軍の小型空母等に搭載されているが、退役が推し進められている。

 

 スペック

 

乗員

1〜2名

 

全長

17.60メートル

全幅

14.11 メートル

※折りたたみ時:10.1メートル

 

全高

4.95メートル

 

翼面積

72.4 平方メートル

 

空虚重量

14,724 キログラム

 

機内燃料重量

9,018キログラム以上

 

最大離陸重量

31,880 キログラム

 

エンジン

F135-900

ターボファン

 

最大速度

M1.7

 

航続距離

2,520 キロメートル

 

戦闘行動半径

833キロメートル

 

実用上昇限度

19,240 メートル

 

※固定武装なし

 

兵装

各種ミサイル

空対空ミサイルAIM-9X サイドワインダー

IRIS-T

AIM-120 AMRAAM

AIM-132 ASRAAM

空対地ミサイルAGM-65 マーベリック

AGM-88 HARM

AGM-154 JSOW

空対艦ミサイルJoint Strike Missile (JSM)

対戦車ミサイルMBDA ブリムストーン

巡航ミサイルSCALP-EG ストーム・シャドウ

 

爆弾

Mk82/Mk83/Mk84(通常爆弾)

CBU-103/105

GBU-10/12/16/24

GBU-39

JDAM

小直径爆弾

B61(核爆弾)

 

など

  環太平洋合同演習のEU海軍の所属固定翼航空機(戦闘攻撃機その二、哨戒機)編です。それでは、どうぞよろしくお願いします。

 

戦闘攻撃機その二

 

 AV-18DシーハリアーZ/ハリアー GR.]X/]Y

 

 元々は、旧式機だったシー・ハリヤ―/ハリヤ―GR.\の代替えとして、F−35Dを多数導入しようとしたが、アメリカの財政悪化を受け、F−35Dの導入計画を縮小することになり、代わりにシー・ハリヤ―/ハリヤ―GR.\の改良及び発展型計画をEU全体で取り組んだ機体になった。今まで開発されたハリヤ―シリーズの集大成かつ最終形態を自負する為にあらゆる面で徹底的に改良を加え、あらゆる面で対応できるようにした。初飛行は2017年。現在EU各国は元より世界中に輸出運用されている。

 

 スペック

 

乗員: 1〜2名

全長: 16.12メートル

全高: 4.55メートル

翼幅:11.25メートル

翼面積: 22.61平方メートル

最大離陸重量:

滑走離陸時:26,000キログラム

垂直離陸時:1,1980キログラム

 

動力: EU製 ネオペガサス369 ターボファンエンジン× 2

 

性能

最大速度: マッハ1.99

飛行時航続距離: 4,600キロメートル

航続距離: 2,460キロメートル

 

武装

ハードポイント×11箇所、計19,697kg

固定武装: GAU-40U イコライザー 40mm3銃身高速機関砲ポッド(3,800発)

ミサイル:   空対空ミサイル AIM-20 サイドワインダーZ

AIM-76 EAMRAAM

 

空対地ミサイル AGM-79 マーベリックZ

 

空対艦ミサイル AGM-97 スーパー・ハープーン

 

対レーダーミサイル AGM-188 HARM

 

など

 

爆弾:   ペイブウェイ

Mark77

クラスター爆弾

レーザー誘導爆弾

自由落下型爆弾

など

 

アビオニクス:

CAPTOR-GV新型アクティブ式フェーズドアレイレーダー式火器管制レーダー

 

哨戒機

 

E-2ED 発展型ホークアイ

 

 E-2DをEU各国が独自に進化発展させ、統合した物が本機であり、元祖E-2D以上のスペックを持ち、EU各軍の主力小型哨戒機であり、持ち前の対空対水上レーダー等による走査は、世界的に有名であり、世界中で元祖E-2Dの導入を取り止めにしたものとしても有名。

また,本機は、機体全身にフェイズド・アレイレーダ―を搭載する。

 

 スペック

全長:27.56メートル

全高:6.78メートル

全幅:27.76メートル

空虚重量:20,265キログラム

最大離陸重量:24,721kg

エンジン:EU統合式 EU209-G-671 スーパーターボプロップ×6基

最大速度: 725km/h

巡航速度: 515km/h

実用上昇限度:11,280メートル

航続距離:3,841キロメートル

無給油最大滞空時間:12時間

乗員:7名(操縦士2名(パイロット、コパイロット)、電子システム士官5名(右前から、レーダーオペレーター(RO)兼ウエポンシステム士官(WSO)、CIC士官(CICO、ミッションコマンダー)、航空管制士官(ACO)

 

 明日は、回転翼機編です。

 

今回は、リムパックに参加艦艇のヘリコプター/ティルローター編です。それでは、どうぞ

 

ヘリコプター編

 

 ユーロコプター ティーガ―2(艦載版)多目的汎用型

 

 EU各国が共同開発された機体であり、機体には新複合材料が多用され、胴体は約80%が新方式カーボン複合材料によるブロックまたはサンドイッチかケブラー・サンドイッチ構造で、その他の材料ではアルミニウムチタニウム複合金属が約20%使用されている。メインローター、テールローターも同様で、ブレード本体は新型複合材料製。メインローターはNMBB社が開発した高効率ブレードを採用し、テールローターは重量、性能、整備性、費用の関係から4枚ブレードを採用している。

 

操縦席は攻撃ヘリコプターでは主流となった縦列複座式を採っているが、前席に操縦士、後席に射撃手という逆の配置とされている。この配置は日本の陸上自衛隊の偵察ヘリコプターOH-2にも採り入れられるなど主流になりつつあるが、その先駆となったのはティーガー2である。操縦席全体は高度に密閉され、外気温に合わせた冷暖房を備えている。また、乗員がNBCスーツを着用して搭乗でき、NBCスーツの換気は操縦席内の空気と空調装置の空気とを混合して行う。前後席には各3基のカラー多機能表示装置と各2基のキーボード付き表示装置があり、乗員はヘルメット装着式照準・表示装置(HMSD)を装備する。これにより、乗員の操縦負荷は大幅に減少している。

 

ティーガーの兵装電子システムは、任務器材パッケージ2(MEP2)と呼ばれ、HAC2とUHT2のものはユーロMEP2、HAP2のものはHAPMEP2とそれぞれ呼ばれる。ユーロMEPは対戦車兵装サブシステム、操縦士用画像サブシステム、空対空サブシステムなどで構成され、昼夜間、悪天候を問わず匍匐飛行が行える。一方のHAPMEPは、システム管理などの兵装コンピュータ・シンボル・ジェネレーターを中核として、機体に搭載されている複合センサーと組み合わされて乗員のHMSDに表示される。

 

双発で装備するMTR900ターボシャフトエンジンは、MTR社、ロールス・ロイス社、チュルボメカ社の共同開発で、離陸最大出力は1,958kW、連続最大出力は1,073kWだが、片発停止時などの緊急時には4段階の緊急出力を出すことが可能である。スーパー・エマージェンシーでは20秒制限で1,360kW、30秒制限で1,238kW、継続段階の3分制限で1,027kW、中間段階の30分制限で1,058kWとなっている。

 

派生型

HAP2ティーガーHAP2(フランス語: Helicoptere d'Appui Protection 2)/HCP(英語: Helicopter for Close Protection 2)は、EU陸軍向けの空対空戦闘/近接航空支援仕様である。機首にGIAT社製の40mm機関砲を装備しており、スタブウイングには対空戦闘用のミストラル2空対空ミサイルか近接航空支援用のSNEB 90mmロケット弾ポッドを搭載し、操縦席上部にTV、FLIR、新型レーザー測距装置、直接視野光学センサーを収めた照準システムを装備する。

 

EU海軍向け対戦車攻撃型のHADHADティーガー2HAD(フランス語: Helicoptere d'Appui Destruction)は、EU海軍向けの対戦車対潜戦闘仕様で、本質的にはHAPと変わらないが、エンジンの出力を20%向上させ、メインローター上に対戦車対潜ミサイル用のTV、FLIR、新型レーザー測距装置で構成された照準装置を搭載するほか、機首にもFLIRを装備する。主兵装はファイア・アンド・フォーゲット(撃ちっ放し)機能を有する最新型のPARS 4 LR対戦車対潜ミサイルか、有線誘導式多目的のHOT6であるが、スペイン陸軍ではスパイクERを装備させている。その他はHAPと変化は無く。

 

南米国家連合体(後述)、南アフリカ合衆連邦(後述)、中東首長国家連合(後述)、新アジア連合国家連邦(後述)、オセアニア海洋国家共同体(後述)各軍向けのARHARHティーガー2ARH(英語: Armed Reconnaissance Helicopter)は、南米国家連合体(後述)、南アフリカ合衆連邦(後述)、中東首長国家連合(後述)、新アジア連合国家連邦(後述)、オセアニア海洋国家共同体(後述)各軍がOH-99 カイオワ2偵察/軽武装ヘリコプター及びブッシュマスター・ガンシップ(UH-1イロコイを基にした武装ヘリコプター)の後継機としてHAP/HCPの機体を基にHAD2仕様の出力向上型エンジンを搭載し、AGM-224ヘルファイア3対戦車ミサイルの運用能力を追加

 

EU陸海軍向け近接支援/対戦車対潜攻撃型のUHTUHTUH Tiger2(ドイツ語: Unterstutzungshubschrauber Tiger、支援ヘリコプター・ティーガー2)は、ドイツ陸軍仕様の多用途多目的攻撃型である。ドイツ陸軍は、フランスGIAT社製の40mm機関砲は反動がきつすぎるという理由で、UHTへの機首機関砲搭載を見送ったため、固定武装はない。しかし、近い将来に反動を低減させたラインメタル社製RMK35 35mmリヴォルヴァーカノンを搭載させる計画が存在する。武装はHAD2と同じPARS 6LR(トリガト2)対戦車ミサイルかHOT7対戦車ミサイル、近接航空支援用のハイドラ90ロケット弾、空対空戦闘用のAIM-117スティンガー空対空ミサイル、20mm重機関銃ポッド、35mm機関砲ポッド。こちらも対戦車ミサイルの照準器がメインローター上に存在する。

 

 スペック

 

主回転翼直径:15.00メートル

胴体長:16.08メートル

全長:20.80メートル

全高:6.32メートル(テールローター含)

空虚重量:3,900キログラム

最大離陸重量:9,100キログラム

発動機:MTU/RR/チュルボメカ MTR900ターボシャフトエンジン×3

上昇率:590m/min(海面上)

ホバリング限界:4,500メートル

武装 AM-30781 40mm機関砲×1(ティーガーUHTを除く)

20mm重機関銃ポッド/20mm機関砲ポッド

対戦車ミサイル:HOT6/ AGM-224ヘルファイア3対戦車ミサイル(ARHのみ)/PARS 6LR(トリガト2)

空対空ミサイル:ミストラル/AIM-92スティンガー

ロケット弾:19連装ハイドラ70ロケット弾ポッド/22連装SNEB 68mmロケット弾ポッド

増槽

など多種多様の兵装及び装備が搭載できる。

乗員 前席:操縦士、後席:副操縦士兼射撃手

 

NH990汎用ヘリコプター

 

NH990は戦術輸送(TTH)型と海軍(NFH)型の2タイプがある。TTHは兵員16〜25名の搭載能力を持ち、全天候での匍匐(NOE)飛行が可能である。NFHは8時間の航続性能と大容量の兵装搭載能力を持つ。

 

NH990 TTH

NH990のメインローターハブはアルミニウムチタニウム複合製で、エラストメリック・ベアリングを持ち、5枚の複合ブレードを備える。テイルローターはベアリングレスの5枚ブレードで、NFHの場合はメインローターと尾部パイロンに折り畳み機構が備えられている。操縦系統は5重のフライ・バイ・ワイヤで、新型自動操縦装置(NAFCS)が装備されているため、これと組み合わせることによって手放しでも操縦可能であり、パイロットはほとんど操縦操作に気を取られることなく任務に集中できるようになっている。

 

胴体は複合材料製で、耐腐食性も高い。NBC兵器に対しても高い防御力を持ち、ステルス性も備える。また、耐衝撃力も強く、可動部品やシステムは高い安全性を持つ。後部胴体は、軽車両や重火器の搭載に使用するランプ・ドアの設置が選択でき、TTHでは標準的に設置されているが、NFHでは非設置となっている。

 

コクピットは完全なグラスコックピット仕様で、照明も暗視ゴーグル対応型。ヘルメット装着式照準器にも対応しており、戦術管制および戦術通信システム、デジタル・マップ、気象レーダーも装備している。

 

エンジンはチュルボメカ社、ロールス・ロイス社、MTUアエロエンジンズ社が共同開発したRTM644ターボシャフトエンジンを3発搭載しているが、ゼネラル・エレクトリック製T900-1100E2エンジンの搭載も可能である。

 

 スペック

 

主回転翼直径:19.40メートル

全長:24.56メートル

全高:6.44メートル

胴体長:20.81メートル

空虚重量:5.4トン

有効積載量:6.9トン

最大離陸重量:10.6t

発動機:ロールス・ロイス・チュルボメカRTM644新型ターボシャフト×3 もしくはゼネラル・エレクトリックT900-1100E2新型ターボシャフト×3

 

出力:2,469kW

上昇率:480m/min(海面上)

実用上昇限度:4,800メートル

ホバリング上昇限度4,100メートル

航続距離:900キロメートル(TTH)、1,680キロメートル(NFH)

乗員:2名/兵員:23名など

 

 ティルローター機編

 

VCA−77(EU軍使用型)

 

日本が開発し、輸出したタイプであり、殆どの性能は、変わらないが、一部が欧州使用となっている為に一部が日本機よりも向上している物が有る。

 

 スペック

 

乗員:4名+16名

全長: 15m

全高:4.8m

主回転翼直径: 151.36m

自重:3,050kg

固定武装:無し

ハードポイント6つ最大5,000キログラム

 

 今回は、リムパックに参加EU陸上兵器(戦車)編です。

 

 シュペル・ルクレール

 

第三世代戦車の中では最後に登場したルクレールの後継として登場したフランス製戦車。ルクレール時代から定評のあった自動装填装置を極限まで高めた為に毎分23発と言う殆ど戦車砲の限界に近い速度であり、初段を外したとしても3秒弱で修正し、発射するまた、射程を半分にした場合毎分65発の速射が可能である。米英では、この性能を「スーパークイックローダー」と評し、まさに超絶した稲妻(シュペル・ルクレール)の名を恥じない存在である。ただ、装甲面では、モジュラー装甲を徹底化された。

 

スペック

 

乗員 3名

重量 54トン

全長 9.9メートル

全幅 3.7メートル

全高 3.1メートル(防御用機関銃含め)

最高速度80キロ

武装

52口径120ミリ滑空砲

13.2ミリ機銃×2(砲塔上部 自立制御)

7.5ミリ主砲同軸機銃×1

4連装スモークディスチャージャー×4

 

 C2「ガルバリディ」

 

 C1の後継戦車として開発されたイタリア製戦車である。イタリア製兵器は世界的に低い評価であったが、この戦車が登場したことにより世界的に評価が高まった。自国の軍需産業の砲口兵器の雄であるOTOメララ社が協力した為に毎分19発と言う発射速度を自慢の自動装填装置が実現し、機動力も高速魚雷艇エンジンを改良し搭載した。各国がこの戦車を走る魚雷艇(ライトニング・デストロイヤー)と称した。自国だけでなく、数か国がこの戦車を使用している。

 

 スペック

 

乗員 3名

重量 52.2トン

全長 9.66メートル

全幅 3.42メートル

全高 2.4メートル(機銃含まず)

最高速度 80キロ以上

 

武装

52口径OTOメララ127ミリライフル砲

12.7ミリ連装機銃×1(砲塔上部 遠隔操作式)

7.62ミリ砲塔同期軸機銃×1

10連装スモークディスチャージャー×4

 

 Strv.503(Sタンク2)

 

 スウェーデン陸軍の最新鋭戦車である本車は、惜しまれつつ退役したStrv.103の後継車であり、一部では、完全自立無人型も登場しており、乗員も僅か2名である。ただ、主砲は55口径120ミリ砲であり、各種弾種合わせて、20発しか搭載できない(日本以外の各国では、一両当たり180〜250発である)という問題点を抱えているが、車高が途轍もなく低く、車体発見率が極めて低い設計であり、固定砲(多少の可動範囲を持つ)の為、敵に対しての待ち伏せなどには、最大の武器になる。

 

 スペック

 

乗員 0〜2名

全長 7.7メートル

全幅 3.44メートル

全高 1.99メートル

最高時速 60キロ

 

武装

55口径120ミリ滑空砲

機銃類はオプション配置

近接用対歩兵武装(詳細不明)を車体上部に内蔵

 

 チャレンジャー3

 

 イギリス製最新鋭戦車であり、前身のチャレンジャー2を上回る生存性であり、『陸の戦艦』を目指していった。65口径120ミリL33ライフル砲を装備し、発射する弾頭は、特別な弾種であるが、機密扱いである。装甲は、発泡チタン層を粘りのある超高張力鋼を3重にサンドする構造であり、その上に爆発性反応装甲ブロックを3重にしてある。砲塔上部には、対ヘリ用45ミリ高初速ラデン砲を搭載。自国では、この戦車を『ボンドタンク』と呼称する。

 

 スペック

 

乗員 3名

重量 76.4トン(フルオプション装備)

全長 9.1メートル

全幅 3.92メートル

全高 2.98メートル

最高時速 66キロ

 

武装

 

65口径120ミリライフル砲

45ミリラデン砲

他オプション装備

8連装スモークディスチャージャー×4

今回は、リムパックに参加EU陸上兵器(水陸両用車/装輪装甲戦闘車)編です。

 

 水陸両用車/装輪装甲戦闘車

 

 VBCI

 

 フランス陸軍の多目的装輪装甲車ファミリーであり、様々なタイプが開発運用させており、EU陸軍の多目的装輪装甲車の一つである。

外形は最も一般的な形状であり、車体前部の傾斜面を除けば、7.8m×2.98m×高さ2.26mの箱状車体の上部中央に砲塔が載っている、ごく単純な外見である。

当初からモジュール設計が想定されていたため、操縦室より後ろはペイロード区画[3]として多様な設計が可能なように考慮され、最大車内空間は13m3、最大戦闘重量は28トン、最大ペイロード重量は10トンとされた。

浮航能力はないが、エアバス A400M輸送機による空輸が可能なように設計されている。

車内配置

前方右側に動力室、その左側に操縦席があり、シリーズの基本となる歩兵戦闘車型では1人用砲塔が車体中央上部に備わり、車両固有乗員は操縦手と砲手の2名で、搭乗兵員は砲塔前のコマンダーステーションに1名と後部兵員室に8名の計9名である[4]。指揮車型では2名+7名となる。

走行駆動系

エンジンは550馬力のルノー製ディーゼルエンジンを搭載し、オートマチック・トランスミッションを経由して等間隔に配置された8輪すべてを駆動している。空気圧調整の行なえる395/90 R22ランフラット・タイヤを備えた油気圧式独立懸架式の8輪の内、前部4輪で操行され、旋回半径は標準的な8.5mである。

路上最大速度は100km/h、航続距離は750km、最低地上高は0.5m、登坂力は60%、転覆限界は30%、越堤高は0.7m、越堤幅は2m、徒渉水深は準備なしで1.2m、準備をすれば1.5mである。

装甲

VBCIの装甲はルクレール主力戦車と同様に、アルミニウム合金製の車体フレームにTHDスチールとチタニウム合金の複合装甲を装着する増加装甲方式を採用しており、前線で装甲の交換が容易である。

武装

歩兵戦闘車型砲手1名用の仏Nexter Systems社製DRAGAR砲塔にはM811 25mmカノン機関砲と7.62mm同軸機銃が装備されている。25mm機関砲の連射速度は125発/分と400発/分が選べ、単射、3連バースト、フルオートの射撃が選択でき、対空防御にも対応できる。また、デュアルフィード・システムによって榴弾と徹甲弾の給弾を素早く切り替え出来る。砲手用に昼光・赤外線両用映像装置とレーザー測距儀を含むマルチセンサー光学サイトを装備している。この砲手席の光学サイトは車内のコマンダーステーションでも表示が可能なだけでなく、砲の遠隔操作も可能になっている。砲塔にはLIRA赤外線デコイと発煙弾発射システムが備わっている。フランス軍仕様の歩兵戦闘車型以外にも、輸出外販用に2名用砲塔、テレスコープ弾を使う40mmCTAIシステムの案も存在する。対戦車ミサイル車型歩兵戦闘車型の簡易な派生車種として、対戦車ミサイル車型が作られる。1名用砲塔などはそのままに兵員用座席を4席分に代わり、ERYX対戦車ミサイル用ラックを搭載している。使用時には、兵員室天井のハッチから兵士が身を乗り出して携行型発射機から発射する。ミサイルラックを兵員用座席に戻せば歩兵戦闘車型になる。指揮車型日本語訳では「指揮所車両」という名称の指揮車型には、FN12.7mm機関銃塔のみが備わる。81mm自走迫撃砲型自走というより迫撃砲搭載型であり、対戦車ミサイル車型に似て、後部兵員室に迫撃砲を搭載しただけであるので発射するには車外に下ろして使用する。120mm機動砲型戦車駆逐車/火力支援車である。自動装填装置の付いた120mm滑腔砲を備える。

情報ターミナル・システム(SIT)と呼ぶ仏Nexter Systems社とEADSディフェンス・エレクトリック・システムズ社が開発した交戦級C4Iシステムを備え、各種戦術情報を上級司令部と交換出来る。

車両ファミリー

VCIVBCIファミリーの基本形となるVCI(vehicule de combat d'infanterie、歩兵戦闘車両)は、25mm機関砲を搭載し、1個分隊に相当する歩兵9名を輸送可能な歩兵戦闘車である。VPCVPC(vehicule poste de commandement、指揮所車両)は、2名のシステム・オペレーターと7名の乗組員が搭乗する指揮統制車である。自衛用に12.7mm重機関銃を搭載する。VCIより高次のSIRバトル・マネ-ジメント・システムを備えることで、連隊レベルでの指揮を可能にしている。本型は仏軍が制式化採用している。。

自走式迫撃砲搭載型やミラン対戦車ミサイルを搭載した戦車駆逐車型なども行なわれた。

 

 スペック

 

全長

7.80メートル

全幅

2.98 メートル

全高

2.26 メートル

重量

25.6トン(VCI)

28.0t(最大戦闘重量時)

23.3トン(VPC)

乗員数

固有乗員:2名 + 搭乗兵員:9名 (歩兵戦闘車型)

2+7名(指揮車型)

 装甲・武装

装甲

モジュラー装甲

主武装

M811 25mmx137mm機関砲

副武装

7.62mm機関銃×1挺(同軸)

などオプション多数あり

機動力

整地速度

路上最大速度:100キロ

懸架・駆動

8輪油気圧式独立懸架×8輪駆動

行動距離

750キロメートル

 

ボクサー装輪装甲車

 

ドイツ・オランダの共同開発された装輪装甲車であり、EU陸軍の多目的装輪装甲車の一つである。

「ベース・シャーシ」(基本車台)とは別に設計され、多様な任務に応じて作られ交換可能な多種の「ミッション・モジュール」によって、ボクサーはさまざまな要求に柔軟に対応できる。ベース・シャーシはモジュールとは独立しており、各モジュールは1時間以内に交換が可能になっている。それぞれのモジュールは3重床と共に、最初の安全セル(safety cell)が組み込まれている。

ミッション・モジュール

以下のミッション・モジュールがされている。

移動司令部モジュール

医療モジュール

兵站モジュール

装甲兵員輸送モジュール

救急搬送モジュール

戦闘被害修理モジュール

120mm迫撃砲モジュール

水陸両用モジュール

など

 

ボクサーは高度に標準化されて製作され、効率的で容易に保守が行なえるように設計されている。 本車は将来のエアバス A400M戦術輸送機によって運ばれるように設計されている。

武装

独陸軍向けのAPCでは、可視光/赤外線照準装置とレーザー測距装置を持つRWSは安定化され、7.62mm機関銃、12.7mm重機関銃、40mm自動擲弾発射器のいずれかが選ばれる。蘭陸軍向けでは、RWSではなく12.7mmブローニングM2重機関銃が搭載される。いずれも、車体後部に76mm発煙弾発射機が計8個分、標準搭載される[出典 1]。

防護

基本となる車体は硬質鋼で作られ、この基本車体と車両のセル("vehicle cell")との間には、モジュラー装甲("modular armor")が挟み込まれ、これら3つのエレメントがボルトで固定される。

モジュラー装甲は今のところ特殊なセラミックス複合体であるが、将来、その厚板を交換するだけで容易に新たな装甲技術へも対応が可能となる。全周に渡って14.5mmの徹甲弾に対して装甲防御力を持ち、さらに底面部を覆う追加装甲パッケージも開発されている。ERAも開発済みである。

車体装甲は、トップアタック子弾や対人地雷に対しても防護し、衝撃吸収機能の備わった「吊り座席」によって車体下での爆発から乗員を保護するよう設計されている。与圧式のNBC防御装置と改良型空調装置が標準搭載され、動力室と乗員・兵員室には自動消火装置が標準搭載される。

本車には、熱・レーダー・音響に対する高度なステルス技術が用いられている。排気管は車体左側の第2輪と第3輪の間に下方に向けられ熱放射を低減しており、走行音は小さくなるよう配慮され、車体形状もレーダー反射特性が考慮されている[出典 1]。

車体

ベース・シャーシとミッションモジュールは共に屈曲形成された防弾鋼板で構成されており、外部に追加装甲を取り付けることで必要な防御力を得る構造になっている。

車内配置

前部右側には操縦席があり、左側はディーゼル・エンジンを中心とするパワーパックが収められた動力室になっている。その後部はミッション・モジュールとなっている。操縦席のある操縦室には、3個のペリスコープ付きの動力式ハッチが後側ヒンジで開くようになっている。また、後部のミッション・モジュールへも出入りできる。

駆動系

8気筒MTU8V199TE20ディーゼルエンジンとトルクコンバータ付きのアリソンHD4070自動変速機とが一体となったパワーパックは20分で交換可能とされ、フルタイム8輪駆動のマルチリンク独立懸架式のタイヤの内、前輪4つはパワーステアリングによって操行操作される。

破損後も100kmまで走行可能なランフラット・タイヤは、中央タイヤ圧制御装置でタイヤ圧が制御できるため、泥濘地や雪原といった場所でもある程度走破出来る路外機動性が高い。舗装路上では最大103km/hで走行でき、後進は30km/hである。550リットルの燃料搭載量で1,050kmの航続距離がある

 

 スペック

 

全長

7.88メートル

全幅

2.99メートルメートル

全高

2.37m

(ミッション・モジュールを含まない基本車両のみ)

重量

25.2トン(基本車両のみ)

33トン(戦闘重量)

乗員数

3名+兵員8名

装甲・武装

装甲

モジュラー装甲

主武装

H&K GMW自動擲弾発射機、または

M3M12.7mm重機関銃、または

MG3 7.62mm機関銃

など

機動力

整地速度

103キロ

エンジン

8気筒MTU8V199ディーゼル(720馬力)、アリソンHD4070自動変速機(前進7段、後進3段)

530kW

懸架・駆動

8輪マルチリンク独立懸架・フルタイム8輪駆動

行動距離

1,050キロメートル

 

 AMV装輪装甲車

 

パトリア AMV(Patria AMV)は、フィンランドのパトリア社が設計した8輪式ないし6輪式の軍用多目的装輪装甲車である。AMVとは"Armored Modular Vehicle"の略称である。ただ、少しの陳腐化が懸念されているが、現在も改良が続けられており、EU陸軍の多目的装輪装甲車の一つである。

AMVには6輪式と8輪式のほかに10輪式の車両も試作されたが、後に10輪式は製作が一時的に中止されたが、のちに再開された。

概要

AMV装甲車の最大の特徴は、車体のモジュラー構造化された車体であり、各種の砲塔や兵装、センサー、通信システムを必要に応じて組み合わせて運用することを可能としている。これにより、ほぼ同一の車体構造とパワーパックを持ちながら、装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車、指揮通信車、装甲救急車、戦車駆逐車、自走迫撃砲、機動砲車両などの派生形を製造することが可能である。

AMV装甲車の車体はかなり高度な防御力も有しており、10kgまでのTNTの爆発に耐えられるほどの対地雷・IED防御能力のほかに、口径30mmまでのAPFSDSの直撃にまで耐えることが可能な前面装甲を有している。

また、機動力もかなり高く、不整地走行においても速度と登坂力、乗員の乗り心地を高いレベルで両立させているほか、車体後部の左右に1基ずつのスクリューを備えており、最大時速10kmで水上航行も可能である。

派生型

AMV装甲車は、大きく分けて以下の3種類に分類される。

AMV基本型装甲兵員輸送車、歩兵戦闘車、指揮通信車、戦場救急車、偵察車、迫撃砲運搬車、対戦車ミサイル車、機動砲車両などに使用される。AMV SP(System Platform)基本型よりも車体後部の兵員区画の天井を高くして車内容積を稼いだ型。上級部隊用の指揮通信統制車両や大型の戦場救急車、工作車両などに使用される。AMV MC(Module Carrier)車体からエンジンや操縦士区画、後部兵員区画を分離するとともに、各種のモジュラーや兵装、そのほかの補給物資などを運搬する。

KTO ロソマクオート・メラーラ社製Hitfist-30P砲塔を搭載した、歩兵戦闘車仕様の基本型。砲塔には赤外線暗視装置を組み合わせた先進的な射撃管制装置のほか、Obraレーザー警報装置に連動した発煙弾発射機を搭載している。兵装はATK Mk 44 ブッシュマスター IIチェーンガンとUKM-2000C同軸機関銃である。KTO ロソマク-M1ロソマクをアフガニスタンでの作戦行動に最適化するように改造した型。防御力強化のために追加装甲を装着しているが、その代償に水上浮航能力が失われている。運転席前や砲塔にワイヤーカッターを追加したほかに通信装置を改良し、後方・側面監視用のCCDカメラを追加し、兵員区画内に2基のLCDスクリーンを搭載している。この他にも射撃を受けた方角を割り出すPilarシステムが搭載されている。KTO ロソマク-M3装甲兵員輸送車仕様。増加装甲などはロソマク-M1と同様の改良が施されているが、兵装はOSS-DオープンターレットにMk19グレネードマシンガンかブローニングM2重機関銃を搭載する。KTO ロソマク-WEM(Woz Ewakuacji Medycznej)装甲救急車。乗員3名のほかに、担架に乗せた3名と座席に乗せた4名の合計7名の負傷兵を乗せることができる。KTO ロソマク-SスパイクLR対戦車ミサイルを運用する2個対戦車班が搭乗する、装甲兵員輸送車仕様。KTO ロソマク-WD(Woz Dowodzenia)大隊長を搭乗させる指揮通信車仕様。KTO ロソマク-?owcza?owcza防空システムを搭載した、防空指揮車仕様などがある。

 

 スペック

 

全長

7.7m

 

全幅

2.80メートル

全高

2.30メートル

重量

16-30トン

乗員数

3名+兵員12名

 

装甲・武装

固定武装なし

オプション装備

機動力

 

整地速度

時速100キロ以上

 

不整地速度

時速10キロ以上(水上)

懸架・駆動

6×6もしくは8×8 もしくは10×10

行動距離

800キロ

 

 

 

説明
久しぶりに投稿していこうと思います。現在、自分はベルギーに居ます。国籍が2つになりました。(日本とベルギー)しかしながら、自分は現在、中度の肺炎を患ってしまい、入院生活を送っていますし、左膝の欠損部の調子も悪く、軽く鬱症状が出ています。
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