真・恋姫無双〜項羽伝〜三国編
[全7ページ]
-1ページ-

第三章 拠点 愛紗厨房に立つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

愛紗の部屋に向かう廊下

 

 

 

月「あの、冥琳さんお願いがあるのですけど・・・・」

 

冥琳「なんだ月、私は今急いでいるのだが?速く愛紗のもとに行って勉学を教えてやらねばならん」

 

月「それの事なんですが・・・昨日の事もあり昨日は何もできなかったので一日ずらしてもらえませんか?」

 

冥琳「何を言っているのだ月。今日は私の担当だっただろ、それに私だって昨日は愛紗に教えることを我慢していたのだぞ。あの、愛紗の笑顔が見たいがため一刀様のイジメとも言える鍛錬を切り抜けることができるのだ」

 

月「しかし、冥琳さん。昨日は涼さんの出産と言う突飛な出来事が起こり何もできませんでした。それなので一日ずらしてもらってもよろしいんじゃないでしょうか?」

 

冥琳「いや駄目だ。私の教育予定が狂ってしまう(なにより私と愛紗のふれあいの時間が少なくなるではないか)」

 

月「それは、私も一緒です。昨日はせっかく冥琳さんがいなくて愛紗ちゃんと二人だけと思っていたのにいつの間にか風さんがいたり出産事件が起きたり、まったく二人で楽しめなかったんです!!せっかく愛紗ちゃんの可愛い格好をさせようと思って色々用意したのに!!」

 

冥琳「月よ、途中から本音が漏れているぞ・・・・・しかい、愛紗の可愛い格好か・・・・気になるな。一体どんな格好をさせるつもりだったんだ?」

 

月「それはですね!!最初の事もあり普段、愛紗ちゃんは華雄さんの服や恋さんの服を合わせたような可愛いより、かっこいいというような服なので見てください!!!このフリフリの着いた服やワンピースやスカート他にもこんなに可愛い前掛けや、チャイナ服にetc,etc・・・・・」

 

冥琳「ほ〜う・・・・・・中々の物が揃っているな。(これを着た可愛い愛紗を月だけが独占するのはあまり芳しくないな・・・・・)月、少し相談なのだが今日は一緒に指導するのはどうだろうか」

 

月「一緒にですか?・・・・・しかし一緒にするとしても何を教えるのですか?」

 

冥琳「そうだな・・・・私たちが教えれるのも限りがあるしな・・・・月は普段何を教えているのだ?」

 

月「はい、文学などは私より冥琳さんの方が秀でているので私はさわりの所を教えるぐらいで普段は愛紗ちゃんに家事全般を教えていますよ。本当は昨日から料理を教えるつもりだったんですが・・・・・・」

 

冥琳「そうか。だからさっきの中に前掛けが含まれていたのか・・・・・・そうだな、なら今日は料理を二人で教えようではないか。私も月や涼、祭殿までとは言わないが少しは料理ができるからな」

 

月「わかりました。それじゃあ、一緒に料理を教えましょうか。そうですね、まずは基本の焼飯と汁物にしましょう」

 

冥琳「そうだな。それが妥当だろうな・・・・なら愛紗の部屋に向かおうか。そして、その服を着せて・・・・フフフフ」

 

月「はい、とても可愛いでしょうねフフフフフフ」

 

二人は愛紗の部屋に向かい歩き出していた。その姿を見たお尻の大きな侍女は

 

侍女「とても不気味な微笑みをしていてとても声をかけれなかったわ」

 

と言ったそうです

 

 

 

-2ページ-

 

 

 

コンコン

 

月「愛紗ちゃん入りますよ」

 

冥琳「返事がないようだが?」

 

月「おかしいですね、いつもは返事をしてくれるはずですのに」

 

冥琳「確かにな。それに、今日は私の授業がある事を知っているはずだから今の時間は部屋に居てもおかしくはないのだがな・・・・」

 

月「もしかして、愛紗ちゃん冥琳さんの授業が嫌になって逃げだしたのでは・・・・・・」

 

冥琳「そんな事は無いはずだ!!いつも愛紗は私に笑顔を投げかけてくれる上に私の事を『冥琳お母さん』と呼んでくれるのだぞ!!私はそれに応えようと日々愛紗の質問に何でも答えれるように知識を研磨している!!そして、日に日に愛紗を甘やかして抱き付きたい気持ちがあふれてきて怖いくらいだ!!」

 

月「冥琳さんもですか・・・・・私も愛紗ちゃんから『月お母さん』と呼ばれるようになってからついつい甘やかしてしまいます。それに、愛紗ちゃんを可愛くしたいと気持ちが沸々と湧き上がってくるのですよ」

 

冥琳「月も一緒だったのだな。それに、愛紗は一刀様のことを『お父さん』と呼んでいるのでついその繋がりで夫婦と考えて浮かれてしまうしな」

 

月「はい、そのとうりですね。それに愛紗ちゃんは涼さんの事も『涼お母さん』と呼んでいますが他の方はお姉ちゃんですから余計に特別視されているみたいで嬉しくて・・・へう〜〜」

 

冥琳「ああ、そこが特にうれしいとこだな・・・・・・・・おっと、そのことについてはまた別の機会に話すとして、今は愛紗についてだ」

 

月「そうですね。取りあえず中に入ってみましょう」

 

愛紗の部屋に入ってみると中には誰も居なかった

 

冥琳「おかしいな・・・・・・どこに、行ったのだ?」

 

月「もしかしたらお花摘みに行ってるのかもしれないので少し待ってみましょう」

 

冥琳「そうだな」

 

 

-3ページ-

 

冥琳「おかしいな、かれこれ一時間は待っているのだが帰ってくる気配がないな」

 

月「そうですね、どこに行ったのでしょう?」

 

冥琳「少し探しに行ってみるか。いつも真面目な愛紗が時間になってもいないのはやはり心配だ」

 

月「そうですね、探しに行きましょう」

 

そう言って二人は愛紗を探しはじめた

 

 

 

 

探してる途中

 

雪蓮「あ、め〜〜〜り〜〜〜ん一緒にお酒飲みましょう♪この頃、付き合い悪いし今日は良いでしょ!!」

 

冥琳「悪いな雪蓮。今は急いでるから祭殿と飲んでくれ・・・・・・そうだ雪蓮、愛紗見なかったか?」

 

雪蓮「ブーーーーーまた、愛紗〜〜〜・・・・・・愛紗は見てないわよ。ただ、なんか霞が機嫌よく調練場に行ってたみたいだけど」

 

冥琳「そうか、ならいい。・・・・・あと、飲みすぎるなよ雪蓮」

 

そうして、また月と冥淋は愛紗を探し始めた

 

雪蓮「冥琳この頃冷たい〜〜〜〜〜いいもん、梨晏とのむもん」

 

 

 

 

そして、また

 

詠「あ、月。ねえ、今暇?美味しいお菓子貰ったんだけど一緒にお茶しない?」

 

月「詠ちゃんごめんね。今、愛紗ちゃんを探してるから駄目なの。また今度誘って」

 

詠「また、愛紗なの・・・・・この頃、月、私の相手してくれない」

 

月「ほんとごめんね。次こそはお茶しようね。あと詠ちゃん愛紗ちゃん見てない?」

 

詠「見てないわ。ただ、華雄が武器庫からなぜか刃を潰した偃月刀を持って行ってたわね」

 

月「そう、ありがとう詠ちゃん。またね」

 

詠「う〜〜〜〜いいもん、風と一刀様の御子の話をしながらお菓子食べてやる」

 

 

 

 

 

-4ページ-

 

 

 

月、冥琳「「あ、一刀さん(様)!!!」」

 

一刀「ん?どうした二人とも?」

 

冥琳「いえ、それが・・・愛紗が勉強の時間になっても部屋に居なくて」

 

月「それで、愛紗ちゃんを探しているんですけど知りませんか?」

 

一刀「ああ、それなら調練場にいるぞ。霞と雅が愛紗に武を思い出させてその上もっと強くするって言いながら愛紗を抱えて調練場に向かっていったからな。俺も仕事がひと段落したから今から見に行くところだ」

 

冥琳「そうでしたか。なら、一緒に向かいましょう一刀様」

 

一刀「いいぞ。なら行こうか」

 

月「はい」

 

そう言って三人は調練場に向かいだした

 

 

 

 

 

一刀「そう言えば、今日二人は愛紗に何を教えるつもりだったんだ?」

 

月「簡単な料理を教えようかと」

 

冥琳「まずは焼飯と汁物をと思ってます」

 

一刀「へ〜〜〜俺も味見として参加してもいいかな?」

 

月「はい、かまいませんよ」

 

冥琳「ついでに私たちの料理も味見してもらってもかまいませんか?」

 

一刀「もちろんさ。楽しみだよ二人の心がこもった料理が食べれるなんてね」

 

月「へう〜〜〜〜〜/////」

 

冥琳「//////////嬉しんでもらえるとこちらもホッとします」

 

一刀「当たり前だろこんな美人二人から料理作ってもらえるのだから」

 

ギャーーーーーーン

 

ギャーーーーン

 

一刀「お、やってるみたいだな。愛紗の様子はどうだ?」

 

 

 

-5ページ-

 

 

 

 

 

調練場

 

 

愛紗「はああああああああああああ!!!そこだーーーーーー!!!」

 

雅「まだまだ甘いぞ」

 

ガン

 

ブン

 

雅は愛紗の偃月刀の突き攻撃を弾き武器を喉元に突き付けていた

 

霞「そこまでや。勝者、華雄」

 

雅「ふ〜〜記憶を失くしてる割にはなかなかいい動きをしていたぞ愛紗」

 

愛紗「ほんと!!華雄お姉ちゃん!?」

 

霞「ほんまやで愛紗。ただ、最後の突きはあかんな。愛紗はうちみたいに速さを重視した攻撃はあわん、もっと力を使った攻撃をせないかん」

 

愛紗「う〜〜〜むずかしいな」

 

雅「それは仕方がないことだろう。私とやる前に霞と手合せしてるんだ、お前の形を取り入れようとしても仕方ないさ。ましては同じ武器だしな」

 

霞「それもそうやな。いいか、愛紗。まずは、自分に合った形を作っていきい。それが出来たら後は簡単や、その形を極めていくだけや」

 

愛紗「わかった!!ありがとう霞お姉ちゃん、華雄お姉ちゃん(ニコ)」

 

霞(あ〜〜〜〜〜かわええな〜〜〜〜このまま持って帰りたいくらいや!!あの軍神関羽がうちの事お姉ちゃんて言うしもう、うち死んでもええ)

 

と、霞がトリップしている時

 

一刀「おつかれ、愛紗。それに霞に雅」

 

愛紗「あ!!一刀お父さん」

 

愛紗は一刀に向かって駆けていき胸にダイブした

 

一刀「うおっと。危ないだろ愛紗」

 

愛紗「ごめんなさい一刀お父さん。でも、愛紗お父さんにあえてうれしかったの(ムギューーー)」

 

そう言いながら愛紗は一刀の前に引っ付き一刀の体に胸を押し付けて見上げていた

 

一刀「(おお、愛紗の胸もかなりでかいな)仕方がないな〜〜愛紗わ」

 

ナデナデナデナデ

 

愛紗「えへへ〜〜〜〜〜〜//////////////」

 

冥琳「おっほん。愛紗、そろそろ勉強の時間だが」

 

愛紗「あ、ごめんなさい冥琳お母さん。霞お姉ちゃんや華雄お姉ちゃんが色々教えてくれてつい夢中になっちゃって・・・・・」

 

月「いいんですよ愛紗ちゃん。色々学ぶことは大切ですから」

 

愛紗「ありがとう月お母さん。でも、何で月お母さんもいるの?」

 

月「それはね、今日は二人でお料理を教えることになったからですよ」

 

愛紗「わ〜〜い、お母さん二人からお料理教えてもらえる〜〜」

 

霞「ええな〜〜〜二人とも。愛紗からお母さんて呼んでもろうて」

 

雅「まったくだ。それに愛紗は一刀様の事をお父さんと呼んでいる。つまりは、形だけにしろ一刀様と夫婦のようなものではないか。羨ましいぞ!!」

 

月、冥琳「「う・・・・/////////////」」

 

愛紗「どうしたのお母さんたち?」

 

一刀「さ、さあな・・・・・さて、愛紗、料理の勉強しに行こうか」

 

愛紗「うん!!」

 

一刀と愛紗は食堂に歩き出した

 

月「あ、一刀さん、愛紗ちゃん待ってください」

 

雅「ん?これから何かするのか?」

 

冥琳「ああ、愛紗に料理を教えるのだ」

 

霞「へ〜〜〜料理か・・・なら、うち味見したい」

 

冥琳「いや、もう味見役は一刀様がいる」

 

霞「え〜〜〜良いやんか冥琳。一人ぐらい増えたって〜〜」

 

雅「私はこれから兵たちの調練があるから遠慮させてもらう。粋怜殿が待っているからな」

 

冥琳「そうか・・・・・しかしな霞、お前も違う仕事があるだろ」

 

霞「もう終わったもん。だからいいやろ〜〜〜〜」

 

霞は冥琳に猫なで声で言い迫った

 

冥琳「う・・・しかし・・・(愛紗の可愛い姿を霞に見られると取られかねんが・・・・ここまでしつこいと逆に何かあると思われこれからの事に支障をきたしそうだしな)・・・わかったなら付いて来い」

 

霞「やったあ〜〜〜〜〜〜ありがとうな冥琳」

 

 

 

 

-6ページ-

 

 

 

 

 

 

 

食堂

 

月「じゃあ、愛紗ちゃん汚れていいように着替えましょうね」

 

愛紗「うん!!」

 

冥琳「よし、向こうで着替えよう。フーフー」

 

三人は厨房の裏に行った

 

一刀「何で冥淋は鼻息が荒かったんだ?」

 

霞「さあ?」

 

 

 

裏では

 

月「さあ、愛紗ちゃんお着換えしましょうね〜〜〜ほら、服を脱いでください」

 

冥琳「どれを着せようか迷うな・・・・・ああ、これもいいし、あ、こっちも・・・どれにしようか迷うな・・・・・」

 

月「そうですね〜〜〜今回は霞さんもいますから余り可愛すぎると何処かに連れていきそうなのでこれなんかはどうでしょう」

 

冥琳「ふむ、悪くないな。よし、これに決めた!!愛紗よこれを着てくれ」

 

愛紗「わかった〜〜〜」

 

月「最後にこの前掛けをしましょうね」

 

愛紗「は〜〜〜い」

 

冥琳「よし、着替えたな。ならまず一刀様に見てもらおうか愛紗」

 

愛紗「うん、一刀お父さんに見せてくる!!」

 

 

-7ページ-

 

 

 

 

愛紗「おと〜〜〜さ〜〜〜ん、見て見て!!愛紗着替えてきたよ!!」

 

一刀の前には春蘭や秋蘭が普段着ているような裾が短い緑のチャイナ服を着て、その上に胸の部分がハートの形をしたエプロンをつけていた。

 

一刀「おお〜〜〜愛紗とても似合っていて可愛いよ」

 

愛紗「ほんと?愛紗可愛いお父さん?」

 

一刀「ああ、ほんとさ。とても可愛いぞ(ニコ)」

 

愛紗は一刀の前で回ったりして全身を見せながらとてもいい笑顔で喜んでいた

 

霞「なあ、一刀。愛紗持ち帰ってもいい?」

 

一刀「駄目。この子は俺の子だ」

 

霞「いけず〜〜〜〜」

 

月「それじゃあ、愛紗ちゃん、料理を始めましょうか。今日作るのは焼飯と汁物になります。焼飯は私が、汁物の方は冥琳さんに教えてもらいます」

 

愛紗「は〜〜〜い」

 

月「まずは材料から、焼飯は朝の炊いて冷えてるご飯と卵、ネギにお肉あとコショウです。調理は熱した鍋にお肉を炒めネギ、といた卵を入れて最後に冷えたご飯を投入してパラパラになるまで炒めながらコショウを適量振りかけます。・・・・・・・・・はい、これで出来上がり。これが焼飯の作り方です」

 

愛紗「すごーーーい、あっという間にできた」

 

月「じゃあ、やってみようか愛紗ちゃん」

 

愛紗「うん!!えっとまずは鍋さんを温かくして・・・・・・・・」

 

一刀「ああ、可愛いな。一生懸命に料理をする姿とてもいい!!」

 

霞「ほんまやな〜〜〜あのぎこちなさがまたええな〜〜〜〜」

 

愛紗「うんしょうんしょ、ここで、えっと・・・・まず卵を溶かなきゃ。えい!!(グシャ)ああ、月お母さんどうしよ〜〜〜殻が中に入っちゃった〜〜〜」

 

月「大丈夫よお箸でとればいいんですよ」

 

愛紗「うん。うんと、うんと・・・取れたーーーーー。よし、後はこれを鍋さんに入れて・・・・あーーーお肉が焦げてる〜〜〜〜!!!」

 

月「まだ、少ししか焦げてないから大丈夫よ」

 

愛紗「じゃあ、卵を入れてご飯でパラパラ、パラパラ、パラ・・・・パ・・・ラ・・・え〜〜〜〜ん、ビチャビチャのままでパラパラならないよーーーーー!!」

 

月「最初はそんなこともありますから泣かないで愛紗ちゃん。取りあえず味付けしよ」

 

愛紗「グス・・・・わかった」

 

そう言った愛紗はコショウの入った容器をもって振りかけた

 

パパパパパパパパパパパパパパ

 

月「あ、愛紗ちゃんかけ過ぎだよ!!それじゃあ、は、は、は、はくちゅ、コショウ辛いよ、クチュ、クチュ」

 

愛紗「クシュン、クシュン、ごめんな、クシュン、さ、クシュン、い」

 

そうしてできたのはぐちゃぐちゃのご飯に大量にコショウが掛かり火にかけ過ぎて黒くなった何かであった

 

一刀「まあ、仕方がないさ。初めて作ったんだろ?次からは同じ失敗はしないだろ?」

 

愛紗「うん!!愛紗頑張る!!」

 

冥琳「それじゃあ愛紗、次は汁物を作ろう。汁物は、そうだな・・・この呉に古くから作られている味噌汁と言うものを作ろう」

 

愛紗「味噌汁?」

 

冥琳「ああ、味噌汁だ。材料は、出汁をとった汁に、この味噌、それに具は豆腐だ。そして、これが一番重要なネギだ。これをできた味噌汁の上に載せるんだ。汁物だから別々に作るのもあれだから一緒に作るぞ愛紗」

 

愛紗「はーーーーーい」

 

霞「なあ、一刀。その味噌汁てなんや?うち聞いたこと無いんやけど?」

 

一刀「ん〜〜食べてからのお楽しみかな。一応言うとこの味噌汁を伝えたのも俺だ」

 

霞「ほえ〜〜〜一刀はほんまに色々教えとんのね」

 

冥琳「まず、水を沸騰させ、お湯にこの頭と腹をとった煮干しを入れてだしを取る」

 

愛紗「えっと、まずお湯を沸かすんだね」

 

冥琳「ああ、で、この小魚の頭とお腹をとるんだ」

 

愛紗「うん」

 

ブチブチブチブチ

 

冥琳「出汁が出たら煮干しをとり、豆腐を一口にきって入れる。愛紗、豆腐、その白い物を一口の大きさに切ってくれ。柔いから気を付けてな」

 

愛紗「うん、えっと、てい!!」

 

グチャ

 

愛紗「あ、冥琳お母さん、お豆腐潰れちゃった・・・」

 

冥琳「大丈夫だ。ごめんな愛紗切り方を教えてなかったな、豆腐を切るときはこう手に乗せてゆっくり切っていくんだ。この時、自分の手を切らないようにな。次からはこう切ってくれ」

 

愛紗「わかった〜〜」

 

冥琳「最後にこの味噌を溶く。溶く時は一度火から離し味噌を溶いてもう一度火にかけ沸騰する前に火から離してお椀に入れて、最後にネギを載せて完成だ」

 

愛紗「よ〜〜し頑張るぞ!!」

 

 

そうして、味噌汁は無事に出来上がった

 

 

霞「ああ〜〜これかいな。こっち来てうちもよく飲むで。これ、酒飲んだ次の日に飲むととても胃に優しいんよ」

 

一刀「はは、そうだろ。因みに味噌汁とか汁物を飲むときは吸うて言うのが正しいからな。霞は仕方ないとして他は覚えておいてね」

 

霞「なんや〜その言い方は〜〜いいもん、一刀にはこの愛紗力作の焼飯食わさせん!!うちが全部くったる!!(ガブ)・・・・・・・・・・・・・」

 

一刀「あ、こら霞!!・・・・・・・ん、どうしたんだ霞?急に黙ったりして?」

 

霞「・・・・・・・・・・(ん?ここ何処や?なんかでっかい川があるけど長江やないみたいやし、それより食堂に居ったはずやし・・・ん?対岸に居るんはおかんやないか?・・おーーーーーいおかーーーーん何で死んだおかんが此処におんねん)」

 

一刀「やばい、息してない・・・・・(バシンバシン)戻ってこーーーーーーい霞―――――――――(バシンバシンバシンバシンバシンバシン)」

 

霞「は!!ここは!!・・・・・ん?何や食堂かいな・・しかし、さっき死んだおかんに何処かの川でおうたような・・・・」

 

一刀「気のせいだろ、霞はずっとここにいたぞ(やべ〜〜三途の川に行ってるぞ)」

 

霞「まあ、ええか。愛紗、うまかった?で。次からも頑張りい」

 

愛紗「うん、ありがとう霞お姉ちゃん」

 

一刀「これからも頑張って『美味しい』料理を作るんだぞ」

 

月(これからは確りお料理を教えなくちゃ死人が出る・・・・・・)

 

冥琳(ふむ、危なかったが愛紗が可愛いから問題無しだ)

 

愛紗「よ〜〜〜〜し、これからも美味しいお料理つくってお父さんに褒めてもらうぞ〜〜〜〜〜〜〜」

 

と愛紗は元気に宣言していた

 

 

 

 

 

 

 

あとがき??

 

次回は三人組の話です

 

犬三人か冥琳、雪蓮、梨晏の三人か迷っています

 

では待て次回

 

説明
愛紗と月、冥琳の拠点だと思います
総閲覧数 閲覧ユーザー 支援
5383 4008 25
コメント
大丈夫、愛紗は練習さえ積めば改善できる。問題は、練習しても改善されない某姉妹の姉の方だ……(h995)
何故だ!?あの忌まわしいスキルを身体が覚えているという事なのか!?(mokiti1976-2010)
料理がまともに出来ない人が愛情料理など言語道断 まずはすべての基礎を教え込むべきだ(影図書)
エドガーさん一応は増えてますよ記憶ありがー100だったとすると今はー15ぐらいですよ。後は月や涼などの料理スキルが高い人の指導次第ですね(あか)
読者の全員感じている事かもしれませんが、記憶を無くしたから料理スキルがマイナスから0に戻る事は無かったんね…ドンマイ愛紗。(エドガー)
覇王さんわかりました。愛紗は戦闘の時無意識に体が動きを思い出すみたいな設定でいこうと思っています。(あか)
記憶を無くしていても愛紗の料理は・・・ブルブルガクガク・・・雅と鍛錬していた時は軍神関羽の力を見せてますね。口調も変わっている^^犬三人の拠点でお願いします(覇王)
記憶を無くしても毒スキル健在かw。しかし霞らと鍛錬したら頭強打して記憶が蘇りそうな気がする。(殴って退場)
これが愛紗クオリティー(デーモン赤ペン改めジェームず)
いつか犠牲者が出るぞw(提督)
いえいえ、誰かと一緒に作れば大丈夫みたいなので改善の見込みはあると・・・(あか)
記憶喪失になっても『毒料理』は健在かよwwww!? Σ(゚д゚lll)(劉邦柾棟)
タグ
  冥琳 愛紗 一刀 真・恋姫無双 

あかさんの作品一覧

PC版
MY メニュー
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。

<<戻る
携帯アクセス解析
(c)2018 - tinamini.com