真・恋姫無双 もう一人の御遣い |
速い、やはりこの世界の武将クラスは異常だと改めて思い知らされる。
鋒に重量が集中しているというのに、体が流されず遠心力などで振っていない、
水関ではあっさりと罠にかかり討たれていたが、あれは相手が悪いだけだったか。
空気を切り裂く音と共にその重量物・・・金剛爆斧が頭上から落ちてくる
予想していた攻撃だったため後ろに飛びそれを避けるが、その当たった地面がひどい
「石畳が割れるのか・・・・」
まともに打ち合っては力でも負けるだろうが、まずこの刀が何時まで保つのかも分からない。
むしろ何でできているかすら分からない物に頼りきりなのは危険だ。
射程に入って切りつけは離脱しその繰り返し。刀という珍しい武器で今は拮抗しているというだけでこれが槍や同じ武器だったら既に地面に
伏せていたであろう
「ほう、中々やるな。だが勝つのは私だああああああ」
華雄がそう叫びながら突っ込んでくると同時に再度一合目に見たあの振り下ろし
今度は速い、完全に避けれる物ではない。そう俺でも分かる速度
どうする、間合いを潰すか、外に出るか
間合いの外に逃げようと足に力を込めた瞬間
時が停まる
目の前には不思議な光景
武器を振り下ろしている華雄、これは当たり前だ
だがその華雄の前にいる人間は・・・俺自身
北郷一刀が華琳達と行った時のように自分自身を第三者の視点で見ている。とても不思議な感覚だ
「ねぇ、貴方」
誰もいないと思っていた後ろから声がかかる
「・・・・誰だお前は、いつからここに居る」
「冷たいわね、さっきからずっといたわよ。貴方が気づいてないだけよ
貴方は今のままじゃ彼女にすら勝てない、だから力をあげましょう」
胡散臭い、そして意味が分からない。力を貸すではなく与えると言う
「何が目的だ、俺に手をかす理由は」
「ふふ、不思議ね。今までの北郷一刀とは少し違うのね、貴方は」
「今までの・・・・俺・・・だと」
「その通り、私は管路。外史の管理者よ」
管理者・・・それがどういった物なのかは判断出来ない。
が彼女は俺という存在を知っている。それだけで充分だその上でこの提案をしてきているのだから
「いいだろう、その提案を受けよう。だがしかし、これが終わったら話を聞かせてもらうぞ」
「ええ、私自身もそのつもり夜には会いに行くわ。またね、ご主人様」
そう言い放つを俺に近寄り口付けする。
離れると同時にその存在感が徐々に希薄になっていく。
広がる景色、目の前には先ほどと同じ様に華雄がいる。
だが、何かがおかしい。先ほどと同じ体なのに本当に自分の体か疑う程に軽い。これなら勝てる、そう確信させる程に今の俺は力に満ちている
振り下ろされる金剛爆斧を真っ向から狙い打つ。
「そこまで」
詠の声と共に武器を下ろす
華雄の武器は両断され、刀の鋒は喉へ向いている。なんとか勝てたようだ
「私の負けだ、最後のは何が起きたかわからなかったぞ。武器を叩き斬られたのは初めてだ」
燕返し、一合目よりも二合目に重きを置かれる技だ。本当に存在していたのか分からない技ではあるが
「いや、いい仕合いだった。」
「アンタがここまで強いのは予想外よ。本当に文官だったの」
そう思う詠の気持ちも分からなくはない、俺自身も身に起きた事に確信を持てないのだから
「いやー兄ちゃん強いなぁ、見直したわ」
頬をほんのり赤く染めた霞がスキップしながら近寄ってくる。酒臭い
「偶々運がよかっただけだ霞。自己紹介が遅れた、華雄・霞、今後俺の事は月詠と呼んでくれ。名はこれ以外に無い」
「うむ」
「あいよ」
また知らなければならない事が増えた、管理者。その言葉が意味する事は何なのか
いやどうも(´・ω・`)は?なにこれファンタジーな状態に陥って、自分でも?状態です
え?時間停止?ナニコレ?
知ってます、いや月詠勝たせるか勝たせないかですっごく悩んだのよ?悩んだのよ!?
普通にやったら勝てないじゃんかああああああああああああああ春蘭から逃げるの精一杯程度なんだもん一刀くん・・・・許してちょ
説明 | ||
第九話 管理者 | ||
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コメント | ||
naku様 コメントありがとうございます。スーパー一刀。響きがいいです・・・(・∀・) そうですよね、外史の時点でファンタジー そう思っておきます。出来るだけ更新早くがんばりますので今後ともよろしくお願いします(佳奈すけ) | ||
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