行け!ボン太君!? |
「・・・知らない空間だ」
目が覚めるて、お決まりの台詞を言おうとしたが、残念な事に天井がなく雲1つない青空で湖があり広野が広がっている。
「何処なんですかここ!?」
思わず叫ばずにはいられなかった。だってさ、目が覚めたら日本とかじゃ中々お目にかかれない場所だよ。
「ようやく目が覚めた様ね」
後ろから声がしたので振り返る。すると、茶髪でロン毛の女の人が立っています。この人(?)なんかサクラ大戦の《藤枝あやめ》が天使になった姿にそっくりだ。
「えっと・・・貴方は?」
「私は、この世を全て取り仕切っている神様よ」
かなり綺麗な人なのに、残念ながら頭のネジが数本取れているみたいです。黄色い救急車って、119番で呼べるのかな?
「残念な人じゃないですからね!?そもそもネジなんてありませんよ!!黄色い救急車を呼ばないで下さい!!私は正常ですので!!」
「いや、質問していきなり『この世を全て取り仕切っている神様よ』って言われれば、誰だって警戒するでしょう」
俺がそう言うと、自称神様は湖近くでいじけてしました。
「グスッ・・・そこまで言わなくても・・・どうせ私は、神様には見えませんよ」
地面にのの字を書きながら、ブツブツ拗ねている神様でした。そのままにするのもなんなので、話し掛けます。
「あ〜・・・なんかすみません」
「別に気にしてませんよ・・・」
いやいや、滅茶苦茶気にしてますやん!!
「ごめんなさい。貴方は神様ですよ。だから期限直して下さい。わりとマジで」
「グスッ・・・」
神様は、目を擦りながら此方の方を向いてくれた。
「・・・少し取り乱しました。立ち話はなんなので、私の家に行きましょう」
「家?」
「湖の向こう側にある建物ですよ」
指を指してる方角を見ると、風景に合う建物が建っている。取り合えず俺と神様は、その家に向かうのであった。中に入りデッキにある椅子に座り、神様が入れたお茶を飲みながら風景を眺めていた。
神様「さて、まずは貴方がここにいる理由を話しましょう」
「まさか、ここまでのんびりとした空間で、急にそんな話をしますか?」
突然の事にツッコミを入れずにはいられなかった。
神様「気にしないで下さい。まず貴方がここに来た理由ですが、貴方は出掛けている最中に通り魔に襲われたのですよ。その時に近くにいた女性に身代わりにされてしまったのです」
「あ〜・・・」
神様にそう言われて、ようやくあの時の状況を思い出した。確かに俺は、見知らぬ女性が俺の後ろに来てたな。
神様「思い出しましたか?」
「思い出した」
神様「ですが、本来貴方は死ぬ事はなかったのです」
「はっ?」
神様の一言に驚く俺。
神様「実はですね、私のミスで貴方に関する書類を紛失してしまいました」
「つまり、その書類を紛失したおかげで俺は死んだと?」
神様「そうです・・・」
何してくれてるのこの人!マジでこの人神かよ・・・
神様「あの〜・・・考えている事が分かってしまうので、凄く辛いんですが・・・」
知らんがな。どうするかな〜、取り合えず1発殴るか?
神様「ごめんなさい!ですから、その拳をしまってください!」
土下座をしながら言う神様。場所が場所なだけに、中々シュールだった。
神様「それで、お詫びと言ってはなんですが、貴方を別の世界に転生させていただきます!」
「転生?」
神様「はい。行き先はこの中から選んで下さい。『ハイスクールD×D』『モーレツ宇宙海賊』『バイオハザード』『サイレントヒル』『北斗の拳』です」
「なんだろう・・・最初の2つ以外、死ぬ未来しか想像できない」
神様「そうですね・・・」
「けど、『ハイスクールD×D』も『モーレツ宇宙海賊』の世界両方行きたいな」
神様「でしたら、貴方が寿命等で亡くなった時に、また次の世界に転生出来る特典を与えますよ♪」
「だったら最初は『ハイスクールD×D』の世界で」
神様「分かりました。その世界は悪魔や堕天使に天使やドラゴン等が存在しますので」
「・・・死んだな」
神様「そうならない為に、今から特典を5つ与えますので好きなのを言って下さい」
得特典か〜。確かに何も無かったら速攻で死ぬよな。だったら・・・
「まずは、《フルメタルパニックふもっふ》で出てくるボン太くんが欲しい。色々な重火器を着けてね♪」
神様「ボン太くんですか?分かりました。まずは1つですね」
「次は、ルパン三世の変装と銃と剣の腕前と武器が欲しい」
神様「いいですけど、泥棒でもするんですか?」
「いや、そんな事はしないよ。けど、バレたくない時に変装とか便利だし」
神様「そう言う事ならOKです。銃弾等は聖なる力と消滅の力を込めておきますね。これで、天使や悪魔に対抗できます。これで2つ目ですね」
「《魔法先生ネギま》のジャック・ラカンのアーティファクトと莫大な魔力と気が欲しい」
神様「ここでバグキャラですね・・・これで3つ」
「それと、《閃の軌跡》の技と武器の、誰か手助け出来る人物が欲しい」
神様「なるほど・・・でしたら、私の方で用意しておきます」
「どうも。後は・・・残り1つは後日でいいかな?」
神様「分かりました。では『ハイスクールD×D』の世界に転生させます。原作開始のかなり前ですので」
「了解」
そして彼は、消えていったのであった。
神様「さてと、彼のパートナーを誰にしましょうか。・・・この人にしましょう」
神様は、彼のパートナーを選んで、再びお茶を楽しむのである。
説明 | ||
神様から、特典を貰い転生した男主人公の物語です。特典を3〜5個で考えています。もしかすれば、書いてる途中で特典を変更するかも知れませんので悪しからず。 | ||
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