いざ、ハイスクールD×Dへ |
次に目が覚めると、森の中にいた。
「ここが、ハイスクールD×Dの世界なのか?」
周りを見ながら言う俺だが、横にあるボン太くんを見て俺は驚く。
「お〜!ボン太くんだ!実物で見るとまた可愛いな♪取り合えず、神様から貰った収納できる鞄に入れるか」
持ってる鞄にボン太くんをしまう。
「取り合えず何処に行こうかな」
歩こうとした時に、魔方陣が現れる。
「魔方陣!?」
咄嗟に敵が来たと思い、銭形警部の得意技である、手錠を出てきた相手に投げた。
「問おう。貴方が・・・ってキャッ!」
手錠は見事に相手の両足に装着されていた。そしてバランスが取れず転けていた。
「あれ?敵じゃなかった?」
「いきなり何をするんですか!」
俺を見上げながら怒る女性二人。その女性の姿を見て、俺は開いた口が閉まらなかった。
「何でセイバーとマリアが、ここにいるの!?」
少女の正体は、Fateとサクラ大戦に登場するセイバーとマリアであった。《本名は、アルトリア・ペンドラゴン》
セイバー「貴方のパートナーに、私達が選ばれたんですよ!それより、早くこれを外してください!」
「悪い悪い」
俺は急いで、セイバーとマリアの足に着いてる手錠を外すのであった。
マリア「酷い目に遇いました」
「悪かったって。だってこの世界は、悪魔や堕天使達がいるんだろ?突然魔方陣が出たら警戒するだろ?」
セイバー「それは・・・そうですけど」
「とにかく、セイバーとマリアは俺のパートナーなんだろ?なら、仲良くしようぜ?」
マリア「仕方ありません。今回は此方にも不手際がありましたし」
「なら宜しくな。俺の名前は《加藤翼》だ」
セイバー「私は・・・」
翼「知ってる。アルトリアだろ?」
セイバー「私の真名まで知ってるとは」
翼「別に気にするなよ。宜しくなアル」
セイバー「アル?」
翼「アルトリアだあらアルだ」
アルトリア「分かりました。私はツバサと呼ばせていただきます」
マリア「私は隊長と呼ばせていただきます。それと、後一人いますがまだ到着してません」
翼「何でだ?」
マリア「出発までに、終わらせないといけない種類を終わらせる為に、神様が付きっきりで終わらせています」
それを聞いた俺は、苦笑いを浮かべるしかなかったのであった。取り合えず、お互いの自己紹介も終わり、俺達は町を探すのであった。暫く歩いていると、何か気配を感じる。
翼「この気配・・・」
セイバー「はい、ですがかなり弱っていますね」
マリア「取り合えず、今はそこに急ぎましょう」
俺達は、気配が感じるその場所に急いだ。
「向こうに逃げたぞ!追え!!」
まずいにゃ。折角白音逃がせたのに、自分が捕まれば全てがオジャンにゃ!
「見つけたぞ。手こずらせやがって」
前を見ると、悪魔が二人立っていた。
「追い詰めたぞ!」
「さて、どうする?」
「自分の主を殺したんだ。ならば、することは1つだ」
「けどよ、コイツの人形の姿中々だったぜ♪魔力を戻してよ、回してから殺せばよくないか?」
「それもそうだな」
「だったら、取り合えず連れて帰ろうぜ♪」
悪魔の一人が、私に手を伸ばしてくる。あぁ、私の運もここで尽きたにゃ。
(ごめんね白音。もう一度貴方に会いたかった)
目を瞑って覚悟を決める。
「ふもっふ!」
そんな声が聞こえたので、目を恐る恐る開ける。するとそこには、3びきのねずみ?が立っている。
声が聞こえたから、そっち向かうと一匹のクラス猫に人が四人で囲んでいた。
マリア「隊長、あれは悪魔みたいです」
セイバー「そうですね。普通の人間とは違う別の感じがします」
翼「なるほど。助けに行くぞ!」
マリア「ですが隊長、あまり我々の姿を見せるのがどうかと・・・」
翼「だったら、これで助けに行くぞ!」
鞄から取り出したのは、先程入れたボン太くんだ。ちゃんと、マリアとアルの分もあるぞ♪
マリア「・・・何ですか?これは」
マリアが冷たい目で俺を見詰める。止めて!豆腐メンタルの俺には辛いです!
翼「これはボン太くんだ!重火器や剣等を扱えるロボットだ!しかも、乗り込みタイプ♪」
セイバー「もしかして、これに乗るんですか!?」
翼「yes!茶色のは俺のだぞ。グレータイプは、アルとマリア専用だ♪」
俺は笑顔でマリア達に説明する。しかし、あまり乗り気ではない。
翼「ちゃんと、アル専用に《エクスカリバー》も使えるんだぞ!」
マリア「取り合えず乗りましょう。何時までも、あの猫を放っておく訳にはいかないわ」
セイバー「・・・分かりました」
翼「決まりだな♪」
俺は既に乗り込んでいる。そしてボン太くんを起動して、マリア達に話し掛ける。
翼「ふもっ、ふもふもっふ!(さあ、準備はいいか!)」
その言葉に、マリア達の頭の上にはてなが出来上がる。俺は慌ててボードに文字を書く。
『悪い。相手に言葉を理解させない為に、ボン太くんに乗っていない奴以外は、今の用な感じに聞こえるんだ』
マリア「つまり、私達もこれに乗れば隊長の言葉は聞こえるんですね?」
『その通り♪』
アル「急いで乗りましょう」
そしてマリア達も、ボン太くんグレーに乗り込んだ。
翼「ふももっふ。ふもふも!(乗ったな。行くぞ!)」
マリア「ふもっ!(了解!)」
セイバー「ふもっふ!(いきます!)」
こうして、ボン太くん三匹は悪魔達の所に向かったのであった。
翼「ふもっふ!(そこまでだ!)」
「何だ?」
「何でねずみが?」
翼「ふもっ!ふもふもっふ!!ふもも!(違う!ねずみじゃない!!ボン太くんだ!!)」
「ふもふも言ってて、何言ってるか分からん」
ボン太くんは、急いでボードに内容を書く。
『その猫を離せ!』
「何言ってんだ?離すわけないだろ?」
「コイツは、俺達のお楽しみにするんだ。ねずみはスッ混んでろ!!」
マリア「ふもも、ふもふもっふふも(隊長、何を言っても意味がありません)」
翼「ふもも・・・(そうだな・・・)」
すると、ボン太くんが他のボン太くんに指示を出す。
翼「ふふも!ふもふもふもっふふもふも!!(各隊員!速やかに悪魔を排除せよ!!)」
「「ふもっふ!!(了解!!)」」
そこからは、地獄絵図だった。可愛らしいボン太くん三匹が、悪魔を拳銃で撃ち剣で切り裂く光景が、30分続いたと言う。
翼「ふももふもっふ(これで全部だな)」
セイバー「ふもも、ふもふもふもふ?(ツバサ、あの猫は?)」
翼「ふもっふふもふも。ふもふもふふも(心配するな。猫は無事だよ)」
マリア「・・・ふもっふ、ふもふもふふも?(・・・二人とも、これ脱いで話せば?)」
「「ふもっ!?(あっ!?)」」
そして三人は、ボン太くんから降りるのであった。黒猫の側に行くと、かなり傷付いてるのが分かる。
翼「これ酷いな」
マリア「そうですね」
セイバー「周りには私達以外は、誰もいないですね。日も暮れてきましたし、この辺りでキャンプをしましょう」
翼「そうだな。けれど、キチンと治療してやりたいけど・・・」
マリア「私達は、治療できる装備は何も持ち合わせていません」
翼「・・・仕方ない。最後の1つの願いは、あれにするか」
俺は目を閉じて、神様に念じる。
翼『お〜い神様、聞こえてるか?』
神様『はい、聞こえていますよ』
翼『最後の1つの特典だけど、ドラえもんの四次元ポケットを頼む。今怪我をしてる黒猫を治療してあげたいが、生憎俺達は治療道具を一切持ち合わせていない。今後もこういった事が起きないとは限らないからな』
神様『分かりました。それでは最後の特典をお送りします。私との会話が終われば、秘密道具を使える様になりますので』
翼『ありがとな〜』
そして神様との会話を終わらせて、目を開けると四次元ポケットが着いていた。
翼「神様に最後の特典を貰った。これで今から黒猫を治療する」
早速ポケットの中から秘密道具を出す。
翼「お医者カバン〜♪」
お医者さんカバンの聴診器を猫に当てる。
『症状ヲ解析中・・・コノ薬ヲ塗ッテ、包帯ヲ巻イテ安静ニシテ下サイ』
セイバー「ひとまずこれで安心ですね」
翼「そうだな。焚き火をするから、二人は薪を集めてくれ」
マリア「分かりました」
二人は、森に薪を集めにいった。俺は寝泊まりする為のテントを張る。暫くすると、マリア達が薪を持って戻ってきた。
翼「お疲れ。早速焚き火するか」
俺は木を擦って火を興す。火が点いたので薪に移す。そしてどんどん火が大きくなる。パチッパチッと音が鳴る。
翼「これで火は安心だな。後は・・・」
すると、何処からか“グ〜”と腹の音が聞こえた。振り返ると、セイバーが顔を紅くしていた。
翼「そう言えば腹減ったな。そろそろ飯にするか」
再びポケットから道具を取り出す。
翼「グルメテーブルかけ〜♪」
1枚のテーブルかけを地面に広げる。
セイバー「ツバサ、これは何ですか?」
翼「これはね、食べたい物を言えば出てくる道具なんだ」
マリア「食べたい物ですか?」
翼「例えば、ブリの塩焼き定食」
そう言えば、グルメテーブルかけから定食が出てきた。
セイバー「これは凄いですね」
マリア「何でも出てくるんですか?」
翼「出ない料理はないぞ」
マリア「では・・・ボルシチを」
マリアがそう言うと、ボルシチが出てきた。因みにセイバーは、原作通り腹ペコキャラでしたので、かなりな量を食べていました。
翼「ご馳走さまでした」
セイバー「ツバサ、凄く美味しかったです」
マリア「そうですね。今まで食べたボルシチより美味しかったです」
翼「喜んでくれてよかった。後は寝るだけだな」
俺はポケットから、また道具を取り出す。
翼「キャンピングカプセル〜♪」
取り出したのはキャンピングカプセル。これ1つでトイレにシャワーも完備している。地面に刺すと、カプセルはどんどん大きくなっていく。
翼「これで完成♪」
ボタンを押すと、エレベーターが下がってくる。
翼「二人とも乗ってくれ」
二人は言われた通り、翼一緒にエレベーター乗る。そして上に上がる。
翼「ベットが着いていて、トイレにシャワーも完備している」
マリア「まさかここまでいい部屋で寝れるとは思ってませんでした」
セイバー「ですがツバサ、全員バラバラで寝るのですか?」
翼「そのつもりだけど?まだカプセルはあるし」
セイバー「ですが、ここは冥界です。バラバラで寝るより、一緒に寝た方がいいかと」
マリア「そうね。もし一人で寝てて襲われても、すぐには助けに行けないわね」
マリアも、セイバーの言葉に頷く。
翼「いやいや!年頃の男女が一緒に寝るのはまずいでしょ!?」
「「別にツバサ(隊長)となら構いませんが?」」
翼「ファッ!?」
返ってきた答えに、思わず変な叫び声をあげてしまった。
セイバー「それとも、ツバサは私達と一緒に寝るのは嫌だと?」
翼「誰もそんな事言ってません!」
マリア「では、問題ないですね」
マリアさん!貴方そんなキャラでしたか!?あ、で考えれば、マリアやセイバーは、好きな相手にはとことん尽くすタイプだったな・・・
翼「取り合えず、先にシャワー浴びてきなさい。俺は最後でいいから」
マリア「そうですか?ではセイバー、お先に失礼するわね」
セイバー「構いません」
こうして、狭いキャンピングカプセルに、3人が寝ることになりました。余談ですが、真ん中に強制的に寝させられました。後、マリアは裸で寝るので、その・・・ね。立派なのが腕にね。セイバーも中々・・・
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