外伝〜インフィニット・ストラトス〜始まりの王者[ケーニッヒ]〜第1話〜入学ってアッサリ〜
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キャラのイメージを膨らますためにラフを書いています(下手くそですが)。

スマホの直撮りではございますが、upしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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???

 

 

 

 

 

一夏side

 

 

 

〜輸血、早く!!!!〜

 

 

 

〜駄目だ、他の病院から提供してもらわないと〜

 

 

 

此処は何処だ?

頭の中に知らない声が聞こえてくる。

 

 

 

〜弾丸を取り出すぞ!!!〜

 

 

 

〜クソッ………酷いな!!!〜

 

 

 

〜なんて所で止まってやがる!!!!〜

 

 

 

弾丸?

俺は撃たれたのか?

 

 

 

〜血液を送り続けろ!!!〜

 

 

 

〜早く摘出しなければ手遅れに!!!!〜

 

 

 

〜よし、上手くいった!!!!〜

 

 

 

そういや、俺って誰だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2年後 ???

 

 

 

 

 

???side

 

 

 

 

 

「ん………ふぅ…」

 

 

 

何時もより深く寝ていた、気分はいいし目覚めも最高だ。

 

 

 

コンッコン

 

 

 

「どうぞ」

 

 

 

部屋の入り口が開き、メイドさんが入ってきた。

 

 

 

「おはようございます、凪刀(なぎなた)様」

 

 

 

(凪刀…………か)

 

 

 

その名前になってもう2年が過ぎようとしている。

俺には記憶がない…………名前も何もかも忘れている。

気が付いたときには病院の集中治療室のベッドの上で目が覚めた。

先生の話によると、俺は軍事基地の敷地内で血だらけで倒れていたらしく怪我は酷かったらしい。

手術で摘出した弾丸が27発、全身火傷の状態だった。

今は"ある人"が俺を引き取ってくれてその人の家で暮らしている。

 

 

 

「凪刀様?」

 

 

 

「あ、おはよう、ボーとしていただけです」

 

 

 

「お食事の準備が調っております」

 

 

 

「分かりました、着替えたら向かいます」

 

 

 

支度を進めてふと入り口を見ると、まだメイドさんが立っていた…………顔を紅くしながら。

 

 

 

「下がっても良いですよ?」

 

 

 

「あ、すみません………」

 

 

 

何故、照れているのだろうか?

着替え終わり、鞄を持って食事に向かった。

デスクに見慣れない制服があるがなんだろうか?

 

 

 

(まさかな…………)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???

 

 

 

 

 

「おう随分速いな、凪刀」

 

 

 

「おはようございます、刀匠(とうしょう)さん」

 

 

 

この人が俺を引き取ってくれた、更識刀匠さん。

地球連邦軍諜報部に所属している軍人で俺はこの人の屋敷で暮らしている。

ただこの人には少し困ったことがある…………。

 

 

 

「なんだ、まだ"アノ事"を根に持っているのか?」

 

 

 

「今は別に…………ただ勝手に入学の手続きをするのはどうかと思いますが?」

 

 

 

勝手に色んな事をやってくる人で、それは凄いことをやってくる。

 

 

 

「まぁ学校を選ぶ手は省けましたからいいですが………なんの学校なんですか?何も知らされてないんですが…………」

 

 

 

「地球連邦軍士官学校だ」

 

 

 

「…………え?」

 

 

 

士官学校………ざっくり言えば軍人の育成する為の学校、つまり…………。

 

 

 

「軍人になれってことですか?」

 

 

 

「いや、その学校は推薦入学と一般入学って分かれててな、推薦で入った奴はエスカレーター式に軍に加わるが、一般で入った奴は軍人になるか民間企業に就職するか選べる……………因みにお前は一般で入る事になった」

 

 

 

刀匠さんなりに譲歩してくれたんだろう…………俺がコネを使いたくないって事を知っているから。

 

 

 

(本当なら推薦で入れたかったみたいだな………あの顔は…………)

 

 

 

すごい顔してるわ、刀匠さん。

 

 

 

「それで…………入学式はいつなんですか?」

 

 

 

「ん?今日だか」

 

 

 

「え?」

 

 

 

この人は何と言った?

入学式は今日だと?

……………キレた。

 

 

 

「ふざけるな!!!!何でそういうことは言わないんですか、しかも今日ってどういうことですか!!!!おかしいでしょ!!!!」

 

 

 

「いやぁ、昨日言おうと思ったんだが仕事がな……」

 

 

 

「はぁ、わかりましたよ………どうせ早く行かないといけないんですから………準備してきます」

 

 

 

「制服は部屋に置いてあるからな」

 

 

 

(あの制服か………)

 

 

 

朝食を食べ終わり颯爽と部屋に戻り、制服に着替える。

上下が黒の学ランに肩の部分だけ赤の制服、正直言ってあまり似合ってないような気がする。

 

 

 

(まぁ、慣れるだろ………)

 

 

 

とりあえず必要な物を鞄に入れて入学式に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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国際立地球連邦軍士官学校 極東校

 

 

 

 

 

凪刀side

 

 

 

 

 

「とは思っていたものの…………広すぎだろ………」

 

 

 

入学式が終わり、教室の机に伏せる。

学校の正門はすぐに分かったが、そこから入学式が行われる第一ホールに向かうのが大変だった。

学校は広いとは聞いていたが……………広すぎだろ。

他の入学生も迷っていた。

 

 

 

(それにしても、変だよな………)

 

 

 

一般と推薦は制服で見分けることができる。

俺の今着ている一般の制服は黒の学ランに肩には赤のラインが入っているが、推薦は白い学ランに赤のラインが青になっている。

別に分けなくてもいい気がするが…………。

 

 

 

「さっさと寮に行くか」

 

 

 

一般は学校の寮で3年間を暮らす。

推薦は自宅通学か寮か選べる。

つまらん事まで決まってんのか。

学校に家の荷物が届いたから取りに行こうとした時だった。

 

 

 

ガシャン!!!!

 

 

 

「ん?」

 

 

 

廊下からガラスが割れる音がしたので様子を見る。

何だ?入学初日からやらかしてる奴は…………。

 

 

 

「さぁ僕に謝りなよ、影が」

 

 

 

「俺達の言うことを聞くんだぜ?」

 

 

 

騒ぎの中心は白服………推薦の奴らだった。

一人は女子生徒の手を掴み、彼女の彼氏なのか地面に頭を足で踏みつけられていた。

 

 

 

「いや、放して!!!!」

 

 

「君の彼女は可愛いなぁ、君には惜しいから僕が貰うよ」

 

 

 

「いいかよく聞け屑共!!!お前ら一般はなぁ、俺達推薦の言うことを聞かなきゃいけねぇんだよ!!」

 

 

 

聞いていたが酷いな、推薦…………白服の連中は簡単に言えば金持ちのボンボンの集まりだ。

ワガママのプー太郎ばかりだ。

何かあれば親に言い付けて何とかしてもらう…………馬鹿な話だ。

 

 

 

「さぁ僕と一緒に………」

 

 

 

ガシッ!!!

 

 

 

「ぐわぁ?!」

 

 

 

彼女の手を掴んでいた男の腕が掴まれ、激痛に彼女の手を掴んでいた手を離した。

解放された彼女は彼氏と一緒に人混みの中に消えた。

男の腕を掴んだ男は…………一言で言うと悪そうな顔をしていた。

長髪でオールバックの目付きの悪い男だった。

 

 

 

「な、何をする!!!!」

 

 

 

「その制服、テメェ一般だな!!!」

 

 

 

「僕らに手を出すとどうなるか知ってるのか?」

 

 

 

 

すると一人の男がオールバックの男の胸ぐらを掴む。

 

 

 

「こんなことが罷り通ると思ってんのか、ふざけとんのか?」

 

 

 

「ふざけてるのはお前だろうが!!!一般は俺らの奴隷で良いんだよ!!!」

 

 

 

「奴隷やと?」

 

 

 

するとオールバックの男の雰囲気が変わり、胸ぐらを掴んでいた手を払いのけた。

かなりのパワーだ。

 

 

 

「ふざけんのも大概にせぇや、一般だの推薦だの…………そんなもんだだの入学の仕方やろが………一般やから奴隷やと?………そんなルールないやろ……」

 

 

 

「テメェ!!!」

 

 

 

「所詮は親の威光にすがり付いている馬鹿共が………此処におる奴らの方がよっぽど優秀や」

 

 

 

「よくもここまで僕達を苔にしたな?」

 

 

 

「いいだろう、身の程を教えてやる!!!!」

 

 

 

すると何処から現れたか、他の白服の奴らが現れて男を取り囲んだ。

人数は12人、数で押す気か。

 

 

 

「苦しみ、後悔して許しをこう姿を見せてやる」

 

 

 

「…………馬鹿野郎が……」

 

 

 

「殺れ!!!」

 

 

 

取り囲んだ男達が一斉に男に殴りかかる。

乱闘が始まり、オールバックの男が数に気にすることなく相手をしていると、男に殴られた一人が俺とぶつかった。

 

 

 

「邪魔なんだよ!!!」

 

 

 

顔面を殴ってきたのでカウンターの一撃で倒した。

何かイラっとしてきた、殆どドッキリで強制入学された為か、それとも奴らを見ていたからなのか分からないが。

 

 

 

「おい」

 

 

 

「あ?なんだテmバァ!?」

 

 

 

肩を掴み振り向いた所に顔面を思いっきり殴った。

乱闘をしていた奴らが一斉にこっちを見てきた。

 

 

 

「悪いが俺も混ざる、鬱憤晴らしに付き合ってもらうぜ?……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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軽く人物の予想はついているかと思いますが、次回までお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
不定期でございますKANNBARUです。
最近寒くなってきましたが、温かくして寝る前にこの小説を読んでください。
寝る前じゃなくてもいいですがww
給料が振り込まれたその日に9割使ってしまった俺って一体…………。
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タグ
織斑一夏 インフィニット・ストラトス 外伝 

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