Gundam SEED another Destiny =PHASE 12= |
PHASE 12 ?崩れ行く大地
ジュール隊と共にメテオブレイカーを設置したシンとユニラ達、だがジンタイプのMSの襲撃に加えジュール隊のみの部隊からはジンではないものからの襲撃が起こった。それを聞いたイザークはディアッカとユニラを連れて向かいに行き、アスランはユニラについて行った。
=ユニウスセブン-シン側-=
「シン、そっちは…」
「イジョーナシッ!イジョーナシッ!」
「あぁ…ってお前が応えんのかよ!?」
\ポカッ/
「アア"ァー…」
「シン、何をふざけているんだ?周囲を警戒しろ!」
「……分かってるよ、…うーん?」
「どうしたの?シン?」
「…いや…何かいや何かを忘れているような…」
「テキダッ!テキダッ!キテルゾ!キタゾ!」
「どこだ!?」
「あっ!」
「…あぁー!」
シンとルナマリアの目の先にはカオスにアビスそしてガイアがいたのであった。
「そういやあの時ボギーワンがいるって隊長言ってた!」
「ちぃっ!あいつらが主犯か!?」
「来たわよ!…って嘘!?さっきのMSと同じのがまた来た!?」
「くそっ!厄介事が多いんだよ!!」
シンのインパルスはビームライフルを構え手にしているシールドを構えつつ3機に向かって行った。
「シン!勝手に先制するな!」
レイは飛び出したシンの背中を追いかけた。
「あっーも!シン!レイ!援護射撃するから当たらないでよね!?」
ルナマリアは背中に背負ってあるオルトロスという名の高エネルギー長射程ビーム砲を構えたのであった。
「よーし…狙いは完璧よ!」
オルトロスはガイアに向かって撃たれたがガイアは難なくそれをかわしたのであった。
「…嘘!?…ってまだワンチャンあるわ!」
ガイアの後方にはテロリスト達のジンが飛んでいた、だがそのビームはジンにすら命中しなかった。
「…あ…あれれ?」
=ユニウスセブン-イザーク&ユニラ側-=
「…イザーク!ユニラが来たぜ!」
「来たか。」
「来たよ、大急ぎでな。」
イザーク達はユニラ達と合流を果たしたのであった。
「それにしても、まだいるかも分からんのに2機だけ残して大丈夫なのか?」
「…そしたらイザークのとこも同じだろ?」
「ふっ、あいつらの事は信頼しているからな。」
「それじゃ俺もお前の隊員を信頼しとくか。」
「そこの仲の良いお二人さん、そろそろ着くぞ。」
「ん…分かった。」
「それじゃ、お先に失礼ー」
ユニラと随伴しているザクはイザークとディアッカを抜き去ったのであった。
「あっ!待てっ!」
「…にしても、誰なんだ…?」
不意にディアッカがユニラに付いてきているザクを見て呟いた。
「テロリストかが?」
「いいや、あいつが連れているザクだよ。何か懐かしい感じがよ…」
「…俺もだ、動きとかあの時の射撃といい…まるでアイツのようでな…って、このままでは美味しい所をあいつがかっさらう!」
「そんじゃ…」
「全速前進だ!」
<pf >
…一方シン達は
「くっ…こいつだけは破壊させない!」
レイはメテオブレイカーの近くで近寄るジンをビームライフルやミサイル等で敵を迎撃しており。
「…よしっ!4機目!次は…!」
「何してんだルナ!?ボヤッとしてたらやられるぞ!」
「ゴダゴダ言ってる隙があるなら敵を見てよ!」
シンとルナマリアは奪取された3機と戦い、追い詰めつつ追い詰められつつで一進一退であった。
「シン!ウエダッ!ウエダッ!」
「分かってるって!ちぃっ!こいつも!」
インパルスは上から迫り来るカオスのビームサーベルをビームサーベルで受け止めつつアビスの砲撃を手持ちの盾で防いでいた。
「近寄らないでよ!接近戦は難しいのに…!」
ルナマリアは変形しながらとにかく接近戦を挑んでくるガイアに対し、自慢のオルトロス高エネルギー長距離射程ビーム砲が中々使えずに引き下がりながらハンドグレネード等を使って戦っていた。
「もー!こうなったら…喰らえっ!」
ルナマリアは盾に内蔵しているビームトマホークを取り出してガイアに投げつけた、だがトマホークは当たらずにガイアは高く跳躍した。
「その変形で跳躍したら隙だらけ…!距離もOK…」
オルトロスにエネルギーが貯まり標準もガイアに定まったのであった。
「これで落ちなさい!」
オルトロスから放たれた赤と青の光がガイアに直撃しようとしたが、ガイアは跳んだ先にある隕石を蹴り方向転換したのであった。
「嘘っ!?」
そして方向転換したガイアは背中のビームブレイドでルナマリアのザクの脚部を切り裂いた。
「きゃっ…!ちょっと…!」
脚を切り裂かれたザクは転がりうつ伏せの状態となった。
「ヤバイ…このままじゃ…」
コックピット内で汗を垂らすルナマリアの目の前のモニターには変形したガイアがビームサーベルを振るい切りかかろうとする光景が見えた。
「みんな…ごめ…」
\ブッピガン!/
「…ん…って何よ?!」
諦めかけたその時にガイアに勢いよくジンがぶつかってきたのであった。
「よっしっ!ストラーイク!」
「何ぃ!ストライク!?ストライクは何処だー!?スートーラーイクー!!」
ユニラはそこらに放り捨てられているジンにアンカーを引っかけてガイアにぶつけたのであった。
「おいおいイザークいい加減そのネタは飽きてきたぜ?」
「…ハッ!すまん半ば条件反射で…」
「…はぁ、もういいよ行くぞ。」
「待てディアッカ!俺をさしのいて勝手に行くんじゃない!」
イザークとディアッカのザクはユニラとアレックスを置き去りにしてカオスとアビスの方へ向かった。
「よし、行ったか。アスラン、済まんがイザーク達の方を頼む。」
「分かった、お前も気を付けろよ。」
ユニラのザクは倒れてるルナマリアのザクを起こし上げた。
「生きてるか?ルナマリア?」
「ええ、大丈夫ですよ。」
「脚がか…1人で行けるな?」
「なんとか…」
「ふむ…なら手を貸そう。」
\ガチャッ!/
「ありがとうございます…って何ですか今の音?」
「ん〜あっちか…あぁ少し飛ぶから舌咬むなよ?」
「飛ぶって!?」
「微調整は自分で何とか…」
「うぇぇ?!何!?何!?」
「しろよぉぉ!!」
「うわあぁぁ!?」
ユニラはルナマリアのザクの壊れた脚部にアンカーを引っかけルナマリアを投げ飛ばしたのであった。
「達者でな…っと!」
そしてユニラはイザークとアスランらのとこへと向かった。
「ミギニ…ウシロッ!」
「あいよっと!」
シンはカオスとアビスそしてジンの攻撃をハロの協力を得て回避していた、だが攻め手に欠けており逃げていた。
「くそっ…このままじゃ埒が明かない…」
「キューエン!キューエン!チャーハン…デコ…オカッパ!キューエン!」
「え?どういう事だよ?おかっぱに…炒飯…デコハゲ?」
「おかっぱだとー!!??」
「…。」
「(…何だ?急に?だか…デコが疼く…)」
「キタッ!キタッ!」
ハロが喜んだ顔で耳をパタパタしていると、シンの元にイザーク達が到着した。
「あっ…ジュール隊ちょ…」
「貴様ー!!まだユニラとかアスランに言われるならマシだが初対面の貴様に言われる筋合いはー!!」
到着したとたん怒声と共にイザークがシンに激突してきて、ディアッカとアスランは近寄る敵を追い払っていた。
「なっ…?!何だよ!?」
「落ち着けってイザーク、今はそんな時じゃ無いだろ…?」
「ハァ…ハァ…次言ったら承知せんぞ!」
「えぇ?えぇー?」
「随分賑やかだな?」
ユニラのザクも勢いよく到着した。
「あっ!隊長!」
「ソロッタ!!ソロッタ!!」
「…。(揃った?)」
「…。(チャーハン…?)」
「…。(ハロか…)」
「ともかく!ユニラ!あと何分だ!?」
「…あと5分ぐらいだ!」
「よっしゃ!もう少しだな!」
「だが気を抜くな!後もう1個でも壊されたらヤバイからな!」
「了解です!」
「よしっ!それじゃここのやつらを一掃する!ディアッカ付いてこい!」
「へいへい、任せろよ。」
「よしっ、やってやるさ!」
「(ピッ)…行けるな?」
「言わせるな…行くぞ!」
シンとユニラはアビスを、イザークらとアスランはカオスを相手にしそれぞれ何機かのジンと相手をした。
「気を付けろイザーク、カオスは…」
「先手必勝っー!」
イザークはユニラの忠告も聞かずにビームアックスを引き抜いた。
「ディアッカ…!」
「えぇ?こっちは…取り込み中だっつうのー!」
ディアッカはディアッカでジンの相手をしていた。
「あぁ…もうっ!」
「隊長!?後ろです!」
「あ"ぁー!!」
ユニラはジンの攻撃をかわしつつアビスと戦うシンの援護をしていた。
そしてそうしてる間にイザークはカオスに切りかかっており、イザークの後ろにはカオスのポッドが2基いた。
「クッ…イザーク!止まれ!」
「民間人が俺に命令するなっ!もらったぞー!」
「チィッ!やらせるかっ!」
イザークの近くにいたアスランは動くポッドを2基とも撃墜した。
「ん!?何だ…!ユニラのところのザクか…?」
「全く…相変わらず突進的なのは変わらずか…」
「ハッ!貴様に言われるまでも無…い…ん?」
「全く…相変わらずだな…って?…あっ?!」
アスランの乗るザクプライベート回線の設定は回線を利用した着信を受けたら、数十秒に一回に回線を全切断しなければアスランの声はただ漏れとなる設定であり、アスランは回線を切るスイッチを押すのを忘れていたのであった。
「貴様…アスランだな!?」
「……。」
「…よーし…おいっ返事をしろ!このデコヅラがー!」
「んだとっ!?」
「やはりアスランか…!」
「くっ…乗せられた…っ!」
「マジかよ!?まさかと思ったけど本当だとはな…!」
「アスラン…!?アスランって確か隊長の…」
「貴様…!何でこんなところにー!」
アスランにイザークが問いただしている時ジンが斬機刀を振りかざしたが、アスランは切られる前にジンの腕をビームトマホークで切り裂いた。
「んん…!それより今は破砕作業が優先だ!」
「ふんっ!分かっている!」
「相変わらずだな…」
「貴様も…!」
イザークとアスランが見つめ会う最中、ユニラとディアッカは背中合わせに戦っていた。
「なぁ…ユニラ、頼まれてたのか?」
「…いいや、でもまぁ…言わずともってとこかな?」
「ふーん、まっ…無事でいんなら良いけど…なっ!」
「まっ…!そういうことだ…!」
ユニラとディアッカは共にビームライフルで向かってくるジンの斬機刀やビームカービンを撃ち落とした。
「すごいな…」
「あぁ…」
シンとレイは4人のやり取りを少し遠い所で眺めていた。
その後ヤキンドゥーエ生き残り組の活躍があり、メテオブレイカーに群がるジンは大体いなくなったのであった。
「すげぇ…」
「シン!イクゾッ!ノコリノヲイクゾッ!」
「シン、俺達は隊長らが溢した奴を狙うぞ!」
「分かってるさ!」
シンとレイはユニラやイザークが仕留め損ねたジンを狙って攻撃していた。
「あー!ちょこまかとー!」
「どうすんのさ、イザーク?このままじゃメテオブレイカーがよ…」
「分かっとるわっ!少し黙れ!」
「うぅ…」
メテオブレイカー近くにはカオスとアビス、そしてザクが4機で交戦していた。
「…一応手はあるにはあるがな…」
「ふぅん、アスラン名案でも?」
「あぁ、話すぞ…あーでこーで…」
「ふむ…そーなあーで?」
「ははぁ…こうでーあかー?」
「なるほど分かった、貴様の作戦に乗ってやろう!」
「了解、任せとけって!」
「やってやるさ、アスラン!」
「…頼むぞ!」
「おっと、奴さんは待ちきれんみたいだね!」
4人が作戦会議を終えたらアビスが切りかかり、それをユニラはビームアックスで対応していた。
「んで?いつやんのさ?」
「…よしプランBだ、頼む!」
「「「了解っ!!」」」
3人の合意と共にユニラはアビスのビームランスを受け流した、それによりアビスは体勢を崩したがユニラは引き下がった。
「いくぞー!でぃぇええい!!」
引き下がった後にイザークがビームアックスで切りかかろり、アビスの片方の肩のシールド兼砲塔を切り裂いた。
「よしっ!離脱!」
その後イザークはアビスを蹴り、ユニウスセブンの地表に叩きつけた。
「次行くよ!」
「よし、行くぞ!頼むぞディアッカ。」
「オーライ!そっちこそ当たんなよ!?」
そしてユニラとアスランは1列になってカオスに向かって行った。その更に後方でディアッカはオルトロスを構えていた。
「ぬぅん!」
先頭のユニラはビームアックスの柄のビームサーベルを引き抜きながら、アスランはビームトマホークを引き抜いて接近していた。それに対してカオスはビームライフルで牽制を行っているが、2機の勢いは止まりはしなかった。
「…まだか?」
「…もう少しだ…」
2機のザクとカオスの間合いはおよそザク1〜2機の広さであり、カオスはビームサーベルを引き抜いたのであった。
「…よしっ!今だ!」
「よっしゃ!グゥレイト!」
アスランの合図でディアッカはオルトロスを前方に撃ち放った、前方にはカオスとユニラとアスランの乗るザクもいた。
「よいしょっと!」
「くぅ…!」
だが2機は当たる前にひらりと回避し、ビーム砲はカオスへと向かった、だがカオスも機体を動かしてギリギリで回避した。
「今だ!ユニラ!」
「オッケー!そーらー!」
ユニラは回避した体勢でカオスに接近し、ビームサーベルでカオスの脚部を切り裂いた。
「よっしゃ!やったぜ。」
「まだだ!」
ユニラのように接近しなかったアスランはビームライフルでユニラを狙おうとしたカオスのビームライフルを撃ち落とした。
「ふっ…相変わらずだな…」
「あれがヤキンドゥーエを生き残ったパイロットの実力…」
シンは4機の動きをジンを落としながら見ていた。
そして暫くして…
\┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨…/
「何だ!?」
「遂に始まったか…」
ユニウスセブンが激しく震えだし、刺し込んであるメテオブレイカーをの周りから亀裂が生じたのであった。
「グゥレイト!やったぜ!」
「よしっ!各員退避だ!…ボルテール!回収しろ!」
「隊長、俺達も退避しましょう!」
「あぁ…レイ、お前は先に戻れ。」
「しかし…」
「2人を置いてくわけにはいかないだろ?」
「…分かりました、お気をつけて。」
「おう。艦長と…あと、先に帰ったルナマリアにもよろしく言っといてくれ。」
ユニラは崩れ行く大地の中を進んで行った。
「…ルナマリアの奴、先に帰ってたのか…」
-番外編-
まだメテオブレイカーによって崩れていないユニウスセブンの外にはザフトの最新鋭艦のミネルバがおり、ブリッジにはタリアやデュランダルやメイリン等がいた。
「メイリン、ユニラ達から連絡は?」
「あっ…はい、敵と交戦中の為交信が上手くいかないそうです。」
「…そう、心配ね…」
「艦長、彼らならやってくれると私は信じていますよ?」
「そうですか、それよりも…」
「どうしたんだ?」
「議長危ないので席についてシートベルトを閉めてください。」
ブリッジ内の人でデュランダルは何故か立っており、その他の者達は座っていた。
「ハハハ…何事も無ければどういうことも…。」
\P!P!P!/
「前方からMS反応です!」
「議長…?」
「…分かってる、今座る。」
デュランダルは少し拗ねた顔をしながら席についてシートベルトを閉めた。
「アーサー!機種は!?」
「はい!えぇっと…ザクです!」
「ザクということは…ルナマリアかしら?」
「ですが…これは…?」
「どうしたのアーサー?」
「はいこちらを…」
アーサーはメインモニターにレーダーを表示したのであった。
「この接近してくるザク…ザクにしては速いのです、通常の3倍ぐらいは速いと…」
「ほぉ…(ピクッ…)」
デュランダルは腕組みしてモニターを見ていたが、眉間が少し締まった気がしたのであった。
「バート、右上辺りを拡大して!」
「はいっ!」
ミネルバブリッジで索敵を担当しているバート・ハイムが端末を操作するとモニターが右上辺りを拡大した。
「あれかな…?赤いな…」
「ほほぅ…速くて更に赤いか…」
アーサーが少し身をのりだしてモニターを見て言った事に、デュランダルは手をワナワナと震わせていた。
「…赤いってまさかお姉ちゃん!?」
「…その可能性はあるわね、でも警戒を怠らないで。」
「お姉ちゃん!お姉ちゃん!聞こえてるなら返事して!」
メイリンは接近してくる赤いものが姉であるルナマリアの赤いザクだと思い、通信を送っていた。
\ガチャ…/
「繋がった!?お姉ちゃん!返事を…」
「ああああぁぁぁ…!」
何とか繋がり、ルナマリアの声が聞けた時にはすでにルナマリアのザクはミネルバとすれ違った後であった。
「おっ…お姉ちゃん!?」
「…デイル、ルナマリアの回収に行けるかしら?」
その後ルナマリアはデイルのゲイツが追い付いて無事にミネルバに収容された。
説明 | ||
クリスマスにお正月と…また番外編を書く準備しないとね… | ||
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