真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間 |
ある荒廃しかけた一つの大きな村………
これが物語の『本当の最初』である……………
??C「〃〃!!!準備が出来たわよ!!!」
一人の金髪のツインテールの女性は『ある物』の前に立ち、巨大な鎌を片手に周囲を警戒しつつ、白き衣を纏う青年に呼び掛けた
??K「分かったっ!!!〃〃!!急いで〃〃を連れてきてくれ!!!
時間がない!!直ぐにでもやらなきゃならない!!!」
青年は片手に弓を持ち、紫色に美しく色付かれている髪を揺らせる女性に声を掛ける
??S「はいっ!!!〃〃、来なさい!!」
その女性は同じような紫色の髪をした少女を連れてくる
??K「よし!!〃〃、準備はいいか!!?」
金髪の女性は頷く
??R「ご主人様っ!!!〃〃、出来ないよ!!!」
まだあどけなさが残る少女は青年に駆け寄り、泣き顔で抱きつく
??K「〃〃………」
??R「〃〃………そんな重役……遂行出来る自信ないよ!!!」
??K「〃〃………よく聞いてくれ……」
青年は少女の両肩に片手ずつ手を乗せ、互いの目を見ながら語りかける
??K「いいかい?今、この大陸を救えるのは君しかいないんだ
幸いにも、君は『奴ら』に対象目標者として確認されていない………
だから、君が『向かわなきゃ駄目なんだ』」
青年はゆっくりと諭す
??R「けど……………!!!!」
??K「俺達だって君を危険な目に合わせたくない!!
だけど…………俺達が必死に平和を治めた大陸を『奴ら』は好きなようにして、再び乱世を巻き起こしている
さっき言った通り、大陸の未来を救えるのは………〃〃、君しかいない………
だから………『行くんだ』!!!」
青年は少女の背中を押して『特殊な物体』の中へ入れる
??R「ご主人様………………」
??K「大丈夫だ………何時でも俺は皆の側にいる……言っただろ?
その場にいなくても、心の中にはいる………お守りもそう思って渡したんだ」
青年は少女に微笑みかける
??R「…………………うん!!」
少女は首飾りとして身に着けているお守りを両手で握り、力強く頷く
??K「いい顔だ…………!!」
そこへ蝶の眼帯をつけた女性と、美しい髪を束ねた女性が駆けつけて来た
??SR「おい!〃〃!!!〃〃を『送るなら』急げ!!!」
??A「『奴ら』が進攻し始めています!!
もう、この隠れ村も永くは保ちません!!!」
ドゴォォォンッ!!!
ドゴォォォンッ!!!
ドッカアアァァァァンッ!!!!
途端に村のあちこちから爆発と火の手が激しく上がり始める
??K「分かった!!
〃〃!!〃〃!!〃〃!!!〃〃を『送れ』!!!」
青年は金髪の女性と眼鏡を掛けた軍師らしき女性、そしてトンガリ帽子を被った少女に指令を出す
??C「分かったわ!!!」
??M「よし、〃〃!そちらを頼む!!」
??H「あわわ………わ、分りました」
三人は一斉に持ち場につくと、青年が
??K「行けーーーーーーーーーーーーっ!!!!
送れーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!」
大きな声で叫んだ
それと同時に三人は持ち場にあったスイッチらしき物を一斉に押し込む
すると
ゴォォォォォォォォォォオッッ!!
紫色の髪の少女が入った『特殊は物体』は光を発し始め、強烈な光が辺りを包み込み出した
??K「くっ!!?」
??C「何て光なの!!?」
その場いる者達はあまりの眩しさに目を隠したり、目を背ける
そして数十秒後、その『特殊な物体』から光が消えた
??K「……………〃〃は?」
??S「………………」
紫色の髪を揺らして一人の女性は物体に近づく
??S「………………いません!成功です!!!」
その声を上げると一段落したのか、安堵の息を吐き出す
??M「よかった………一先ず難関は突破したな……」
??H「そうでしゅね…………」
と、そこへ
??1「……………見つけたぞ!!!」
??2「戦闘態勢に入る…………」
三人の人間らしき者達が現れた
??K「っ!!!来やがったな!!
皆、戦闘準備だ!!構えろっ!!!!」
その場にいた者達全員が一斉に構える
??3「最大抹殺対象目標者・北郷一刀、その他者達を確認…………
方角は南西、呉の区域内の村『黄稜村(こうりょうそん)』…………『城』からの距離およそ250km……敵数、約8500人……
どうやら本隊ではないようだ……
我々には凡そ1000体の軍がいるので援軍は必要ない
以上の情報を『送る』…………」
??1「では………戦闘を開始する!!!」
??K「臨むところだ!!!来やがれっ!!!!『〃〃〃〃』っ!!!!
大陸は………大陸の未来は………お前達には絶対渡さねぇっ!!!!
俺達が全てを守ってみせるっ!!!!」
青年は右腰にある『刀』を引き抜き、雄叫びを上げながら突っ込んで行った
??SR「行くぞーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
??A「我々は『天の御遣い』の軍なりーーーーーーっ!!!!」
??C「『天の御遣い』に敗北の文字はないっ!!!!」
その村でとてつもなく激しい戦闘が繰り広げられた
青年達は『奴ら』と云われる敵を殲滅させ、何処かへ消えるようにいなくなった
??K「(……………頼んだぞ、〃〃……
俺達の未来を………この国の未来を……………)」
??K「(それまで俺達は…………絶対に生き残るからな!!!)」
青年が率いる軍が戦闘を始めるその数分前のとある城…………
??4「……………〃〃様、手筈が整いました」
??Z「ふむ、よろしい…………計画通りにことが進みそうですね」
巨大な城にある一つの一室
そこは三国志の世界とかけ離れ、『ありえない設備』が揃った部屋であった
??Z「では…………『転移』の準備を……」
黒い衣を纏い、目元だけを隠す仮面を付けた男は命令を下す
??5「はっ!!」
一人の男は敬礼をして椅子に座り、『キーボード』を打ち込み始めた
??5「準備が完了致しました」
??Z「では…………」
黒い衣を纏った男は設備の前に立つ
設備の中には一人の小太りの男が目を閉じた状態で立っていた
口元には酸素マスクのような物が備え付けてある
??Z「『命令入力』」
黒い衣を纏った男は、一言言った後、設備に備えてあるスイッチを押し込む
そして押し込んだまま命令を口にした
??Z「『命令・〃〃〃〃〃〃〃………………!!!』」
そしてその押し込んだスイッチの隣にある黒いレバーを手で覆う
??Z「では…………行って来なさい!!」ガチャ
手で覆ったレバーを一気に手前に引く
すると
ゴォォォォォォォォォォオッッ!!
激しい光を発しながら設備が起動し始めた
そして数十秒後、光が消えたと同時に
警報アナウンス「プーーー!!無事送り込みに成功致しました。
これより、過熱状態の回復へ移行致します。
次に起動できる時間は3分45秒後となります。
それまでは再起動も電源遮断による強制停止もお止めください。全ての情報が消失する可能性があります。」
??Z「ふむ………後は時間に任せましょう……
後、この『時空超越転送装置(じくうちょうえつてんそうそうち)』の稼動時間も改造しなくてはなりませんね………
旧型を実験台として研究しなさい」
??4「はっ!!」
黒い衣を纏った男はその部屋を後にした
その男は城壁へと来ていた
時間は現代で夜9時頃
全てが闇に支配される時間帯である
??Z「さて………………先程、『情報部』の者達から最大抹殺対象目標者を発見したと連絡が入りしたが……
『どちら』が速いでしょうかね………?」
その男は城壁に無数に立ち昇る旗を見て呟く
その旗は龍を中心としてデザインされていた
だが、その龍は天に歯向かうような状態で描かれている
??Z「どこまで足掻くか…………見物ですねぇ…………」
男は歪んだ笑みを浮かべて、漆黒の闇が支配する世界へ向かって叫んだ
??Z「我が呪縛でせいぜいもがき苦しみ、地獄に堕ちるがいい!!!!
大陸の愚か者共よ!!!!北郷一刀よ!!!!!」
真・恋姫†無双
時空を超えた刺客
破滅の未来と絡繰人間
開?幕
……終……
説明 | ||
今回の話は話の元となる、云わば『始まりの始まり』の話となる それは深く…………濃く……恐ろしいモノ 一刀達の闘いのヒントになれは幸いだろう では、ご覧頂こう……………… 今、外史の扉が開きます………… |
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コメント | ||
皆様、大方の登場人物はお分かりでしょうが、そこは心の中に秘めておいて下さい。(hoi) | ||
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