艦隊 真・恋姫無双 14話目
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【 記憶のある恋姫達 の件 】

 

? 揚州 丹揚郡 建業にて ?

 

夜空の星が瞬く頃、城の庭にて西方を眺める美女の姿。

 

黒髪が星の光を受けて、暗闇の中でも……うっすらと輝く。

 

端正な顔に掛けられる眼鏡を通し……憂いを込めた視線を……遠く離れた益州の地へ向ける。 

 

??「『冥琳』……あまり夜風に当たると……身体に毒よ?」

 

この城の主……『孫伯符』と断金之交を持つ軍師兼親友の『周公瑾(真名 冥琳)』は、寂しげに笑い……声を掛けた少女に返事をした。

 

冥琳「………ご心配をお掛けして、申し訳ありません……『蓮華』様。 しかし、私は……『思春』を己の都合で益州に調査に行かせた事、悔いています。 ……流れ星の報告を受けただけだと……云うのに………」

 

蓮華「………いいえ、それは違うわ……冥琳」

 

少女……孫仲謀(真名 蓮華)は、キッパリと言い切った。

 

蓮華「私も……思春も……その報告を受けた時、じっとしては居られなかったわ! アレは……『一刀』よ!! 天の御遣いとして再度降りて来たッ!!」

 

蓮華は、冥琳と同じ方角を眺め……呟く。

 

蓮華「例え……違っていても……。 そう……信じたいの。 ………私達を包み支えてくれた……愛しき天の御遣いを…………!」

 

冥琳は、蓮華の頬に滂沱の涙が流れるのを見て……自分の勘は間違いなかったと確信した。 

 

本来、勘と云えば……親友の方が優れているのに、何故か働かないらしい。 

 

それとも……別のモノの為に働いているのか? 

 

冥琳は……心の中で……ある人物を思い描き……目を閉じ語りかける。 

 

『前の世界とは違い……私の持病は既に知っている。 あの時の別れの悲しみなど……二度と味わいたくなど無いからな!! そのため、早めに医者に見せ完治に向かっているのだよ!』 

 

そこまで呟くと……更に強く……語り掛ける!

 

『だから北郷……! 安心して……此方に来てくれ!! 私や蓮華様、そして……皆が……お前の帰りを、待ち望んでいるのだから!!』

 

再び目を開くと……益州の方向へと……蓮華と共に見つめるのだった。

 

★☆☆

 

? ?州 陳留郡 陳留付近 にて ?

 

その日、私は報告を受けて……普段では見慣れない狼狽振りを見せたらしい。

 

凪「え、益州の方向に向かって……流れ星が落ちていったぁあああ!?」

 

沙和「そうなの! 白い尾を引きながら──ゴォオオオオオッて!!」

 

凪「────た、隊長ぉおおおッ!!!」ダッ!!

 

真桜「ま、待たんかいッ! 凪、一体何をそう慌てとる!?」グイッ!

 

凪「ウグッ! な、何ってぇ……隊長だぞ!? 北郷一刀様を忘れたと云うのかぁああ!?!?」

 

沙和「凪ちゃん………大丈夫なの? 近頃、働き過ぎだから……」

 

真桜「暫く休めや、凪! 後の事は……ウチらで何とかするから! なっ?」

 

そう言って、2人は私を気遣い……天幕の外へ出ていった。

 

ーーー  ーーーー

 

私達は、近頃……治安の比較的良い村付近においても、盗賊達が跋扈するようになった為、『大梁義勇軍』なる義勇兵の部隊を率いて、盗賊達を退治するように動いていた。

 

私……楽文謙(真名 凪)、親友の2人……李曼成(真名 真桜)、于文則(真名 沙和)で率いている。

 

今日も……付近に出没した盗賊を捕獲して役人へ引き渡し、滞在先の天幕で休んで居ると、沙和と真桜が訪れて……私に不思議な現象を告げたのだ!

 

昔……『前の世界』で聞いた……隊長の降臨する前兆。

 

色々な情報が錯誤していたが……一致する事は『流れ星』が現れた事。

 

『魏』と『蜀』では日中、『呉』が夜と確定はしていないが……流れ星が落ちて、隊長の姿が発見されていたと……報告されている。

 

この事象を省みれば、日中に現れた流れ星は……隊長の可能性が高い!!

 

しかも、場所は益州。 

 

すると……今度、隊長が加わる勢力は『蜀』が有力、『呉』が次点。 『魏』が……最後だと………!?

 

わ、私達の元に訪れるのが……かなり後………!? 

 

そ、そんなぁあああ………!! 

 

───────この事実に愕然とした!!!

 

しかも、沙和も真桜も……隊長の事を覚えていない。

 

あんなに……三人で……愛して貰ったのに……/////!

 

ーーーー  ーーーーー

 

あれから………十数日が過ぎた。

 

私は……どうすればいいか……折りをみては思考する日々を続けている。

 

凪「隊長………! 私は……どうすれば………?」

 

また、三人で……一緒に過ごせる日々を夢見て…………過ごす日々が………続く事になった。

 

 

◆◇◆

 

【 問題解決? の件 】

 

? 益州 成都 紫苑屋敷 にて ?

 

一刀の提案で、お菓子を準備する事になった雷と電。 お菓子を取りに行く途中で出会った金剛にも話をすると、『お茶会にシマショウ!』と話が運び、歓迎会とお茶会が同時に開催される事になった。

 

ーーー  ーーーー

 

一刀「へぇ〜蒸し饅頭か? 手作りだね……パクリ……モグモグ……うんッ! 美味しい!! その……おばあちゃんに礼を言わないければ……。 でも、どなた何だろう?」

 

女の子「これねぇ……モグモグ……通りの角の……おばあちゃんが……モグモグ……小さな子に……渡してくれるの……モグモグ」

 

季常「柊(ひいらぎ)……喋るか食べるか、どっちかにするんだよ?」

 

一刀「いいよ! 大事な情報……教えてくれたからね!」ナデナデ

 

柊「……………モグモグモグモグ////////」

 

季常「し、しかし………」

 

男の子「いいじゃンか、兄ちゃン! この偉い人だって、笑って許してくれるンだぜぇ!? それに、こんな綺麗な天女様や姉ちゃン達が居るンだ! 野暮ってもンだよ!!」

 

季常「お前は……! 北郷様、弟に成り代わり謝罪させて頂きます。 無礼な態度……平にお許し下さい! この『幼常』は、口では上手い事を言って、人を煙に巻きますが……実行力が乏しく、実現可能までは役に立ちません!」

 

ーーー  

 

港湾棲姫「………………/////////」

 

雷「べ、別に……褒められたって嬉しくないんだからね? ほらぁ! このお菓子も食べなさいよ!!」

 

電「はわわわっ!」

 

長門「そ、そうか………?」

 

金剛「女の子を褒めるのは、英国紳士のManners(マナー)デース! 提督にも……見習って貰いたいデスネ〜?」

 

ーーー

 

朱里「し、新参者の私達も……御相伴にあずかって……宜しいのですか?」

 

雛里「………コクコクッ!!」

 

一刀「皆で食べた方が美味しいじゃないか! ……って、貂蝉は?」

 

貂蝉「お待たせぇん! お化粧直しと……紫苑ちゃんから許可貰ってきたわん! 柿を好きなだけ頂いて良いんですってぇえええ!!」

 

季常「ブホォオオオオ─────ッ!!!」

 

幼常「に、兄ちゃン!?」

 

貂蝉「あらぁああん? 都で名高い私ぃの美しさを見て……悶えているのねぇん!? 私ってば……罪な漢女!」

 

一刀「季常ぉおおッ! 大丈夫かッ!? 大変だ──屋敷内で看病するんだ!! え〜と、朱里、雛里! 確か……医術の心得があったな!? 急いで季常の様子を見てくれ!! しっかりするんだぁああ!!」

 

ーーー  ーーーーー

 

何やら……ハプニングが遭ったようだが……全員がほぼ満足。

 

沢山の柿を貰い、お礼を丁寧に述べる馬兄妹。

 

一刀「この柿の礼は、この家の主である、黄忠さんに伝えて欲しい。 俺達は居候にしか過ぎないから!」

 

季常「………失礼ながら申し上げます。 私の学友達の間には、天の御遣いの話が持切りです。 この益州牧『劉焉』が、漢中攻略後に、天の御遣いへと正式に任命されると………」

 

一刀「………そうだね。 それが、どうしたいんだい?」

 

季常「私は……北郷様が……正式な『天の御遣い』ではないかと……思っています。 いえ、希望的観測では無く、切実なお願いです!!」

 

一刀「………………」

 

季常「私のような者を丁重に歓迎し、しかも……黄忠将軍に口添えだけで、御自慢の庭の柿を自由にして良いと、許可を得られる信頼。 そして、お連れの方々の風貌と装束。 どう考えても、貴方が只の貴人だと……思えません!」

 

幼常「に、兄ちゃン!?」

 

一刀「…………………」

 

季常「これは……失礼を。 下手な返答は、屋敷の主である黄忠様に害が加わる可能性がありますね。 しかし……お力が必要な時は、是非、我々も知らせてください! 郊外に居る『白眉』と言えば、分かりますので!!」

 

一刀「今日は……楽しかったですよ! また、いつか!!」

 

季常「はいっ! 北郷様!!」

 

幼常「北郷の兄ちゃン! ありがとー! 天女様、怒鳴ったりしてゴメン!  それから……『頑張れよぉおおお』!! 皆さんも……どうもありがとー!! 『応援してるからねぇええ』!!」

 

柊「あ、ありがとーございましたー!!」

 

『気を付けて帰ってねー!!』

 

ーーーー  ーーーーー

 

一刀「ふぅ………なかなか楽しい1日だったな! そういえば……幼常の最後の励ましって、何だったんだい?」

 

『…………………//////////』

 

貂蝉「もぅ〜一刀ちゃんたらっ!! そこは、黙って見守るのが……いい男の甲斐性なのよぉん?」

 

一刀「そう………なのか?」

 

貂蝉の言葉に、首を捻る一刀だった………。

 

 

◆◇◆

 

【 定軍山の戦い(第二次) の件 】

 

? 益州北部 天蕩山 にて ?

 

劉焉「何をしておったのだぁああああっ!!!」

 

趙?「ひぃいいいぃぃぃ──────ッ!!」

 

劉焉は、帰ってきた趙?を怒鳴りつけていた! 

 

天蕩山から様子を見物すれば、相手方の数百になる飛行物体から、散々小馬鹿にされ、戦いどころか全体に混乱状態を引き起こされる始末! そして、止めに……僅か6人で……散々に追い散らされるなど───ッ!!

 

劉焉にとって……今までに無い……屈辱的な行為だった!!

 

劉焉「………貴様のような無能を臣に置いていたのは、我が恥! 今一度、手柄を立てる為に出陣するか、儂の剣の錆にされたいか……お前に選ばせてやる! どちらが……良いっ!?」

 

趙?「しゅ、出陣させてくだせぇ! お願いしますぅ!! 旦那様ぁあ!!」

 

劉焉「ならばぁ! 直ぐに無傷の者を編成しろぉ!! 今、直ぐにだぁ!!」

 

趙?「はっ、ははぁああッ!!!」ドタバタドタバタ!

 

ーーーー  ーーーーー

 

董扶「………………」

 

劉焉「董扶よ……不満でもあれば聞いてやる。 儂が負ける事態があればな。 しかし、儂が勝てば……お前など……用済みだ!! 儂の意向に背いた罰として……死罪を与えてやるわぁああ!!」

 

董扶「………………」

 

劉焉「ふんっ! 語る言葉もないかぁ!! 全軍出撃準備、天蕩山には数千の兵だけ配備しておけぇ!! 儂自ら……定軍山を落としてくれるわぁああ!」

 

劉焉は、足音を大きく鳴らしながら、その場を移動した。

 

董扶「………漢中勢……人の利を利用し……人の持つ恐怖を目覚めさせ……東州兵を……寡兵を持って、これを制す。 ………恐らく……次の戦も……」

 

董扶は、重い溜め息を吐くと……目を閉じ……何も喋らなかった。

 

★☆☆

 

? 益州北部 定軍山 にて ?

 

霧島「では……赤城さん、加賀さん! お願いします!!」

 

赤城「第二次攻撃隊、全機発艦!」

 

加賀「ここは譲れません!」

 

ーーーー ーーー

 

瑞鶴「翔鶴姉ぇ………早く早く……」

 

翔鶴「瑞鶴──ッ! ハァハァ──お待たせぇえ!!」

 

瑞鶴「良かったっ! 丁度、一航戦が発艦したばかりだから!!」

 

翔鶴「えぇ! ───全航空隊、発艦始め!」

 

ーーーーー  ーーー

 

霧島「扶桑さん、山城さん! 砲撃の準備をお願い! 狙いは……いいですね? 『鏑矢』が着地した所を狙って下さい!!」

 

扶桑「山城、大丈夫? 砲撃よ!」

 

山城「姉さまが居れば……千人力ですッ!!」

 

★★☆

 

劉焉は、定軍山の麓に約四万の兵を配備した。

 

劉焉「クククッ! 定軍山は確かに攻め寄せるには難所だ。 だがなぁ! 益州兵は、日頃から山歩きで鍛えてある強者共よ! このような難所など、無きに等しいわぁああ!! 全軍掛かれ『ピュ──ゥウウ!!』───何ぃ!?」

 

一本の鏑矢が、劉焉軍の右側に音を鳴らしながら落ちる。

 

一番近い軍勢に比べても、百b以上離れている場所に……ポトッと落ちた。

 

初めは……奇妙な音に驚いて……立ち止まるが、数秒経過しても何も起こらない為、劉焉は苛立ち紛れに、再度突撃命令を出そうとした!

 

劉焉「くそおぉおお!! 只の虚仮威しかぁああ!! 全軍しゅ……」

 

───その時、定軍山より物凄い音、赤い光、黒い煙が上がったと思えば!

 

 

\\★☆★//  ドゴォオオオッ!!

 

 

…………さっきの鏑矢が落ちた場所が………

 

…………破裂した!!?

 

 

劉焉「は………ッ! ま、まぐれだ! そんな事は…………」

 

『ピュ──ゥウウ!!』

 

再度……同じ音が響き渡ったと思えば……また、例の空気を揺るがす砲撃音!

 

 

\\☆★☆//  ボゴォオオオッ!!

 

 

今度は、天蕩山の麓に炸裂! 

 

多数の土砂が……劉焉や益州兵達の頭上より降り注ぐ!!

 

劉焉「ば、馬鹿な……! そんな馬鹿なぁああ!?」

 

趙?「うわぁあああ────ッ!!! 」

 

『〜〜〜! 〜〜〜!? ───!!』

 

そんな狼狽える劉焉や益州兵達の頭上に、今度は九七式艦攻が編隊を組んで接近してくる! 

 

劉焉「鎮まれぇええ! まずは、あの飛行物体を落とせぇ!!」

 

流石に益州兵は、東州兵と比べ訓練が行き届いているらしく、直ぐに数千の弓兵隊が矢を携え、狙いを定める。

 

妖精「スモーク開始! 奴ラノ視界ヲ覆イ尽クセッ!!!」

 

『('◇')ゞ』

 

ーーーーー!

ーーーーーー!

ーーーーーーー!

 

劉焉「な、何だぁ! 何なんだぁああ!? これはぁあああ!?!?」

 

戦闘機の尾翼付近より……黒い煙が吹き出し……そのまま劉焉軍を隠していく。 エンジン排気部分に、オイルを噴出すると出てくる煙だが、そんなモノは、当然……この時代には無い!!

 

劉焉「み、見えん! 一体どうなった!? どうなっておるッ!?」

 

趙?「だ、旦那様ぁああ! ど、どこに!!」

 

益州兵1「み、見えねぇー! ゴホッ! ゴホッゴホッ!!」

 

益州兵2「て、敵は………どこだぁああッ!!」

 

視界を完全に奪われ、右往左往する益州兵達!!

 

しかし、まだまだ……攻撃は続いた!

 

★★★

 

翔鶴から発艦した航空隊が、益州兵達の居る場所まで来ると、機体から小さいカラーボールが落ちて行く。

 

そして、人体に当たると………中に入っている『カラーパウダー』が辺りを包み込む! 色も七色あるので、あっちこっちに色付きの煙がたなびいている。

 

ちなみに……材料は野菜の澱粉を使用。 身体にも自然にも優しい。 

 

必要以上に優しくする必要が無いのは、益州軍に対してだけである。

 

ーーーー  ーーーー

 

霧島「………そろそろ頃合いのようね! 加賀さんが右側に、赤城さんが左側に鏑矢を! 扶桑さんは右側、山城さんは左側の鏑矢を目標に砲撃をして下さい!!」

 

赤城「承知! えぇ────い!」

 

加賀「負けていられませんッ!」

 

ーーーー  ーーーー

 

扶桑「主砲、副砲、撃てぇ!」

 

山城「主砲、よく狙って、てぇーっ!」

 

ーーーー  ーーーーー

 

益州兵「もぅ! 駄目だぁ! 逃げるぞぉ!!」

 

益州兵「逃げろぉ!!」

 

劉焉「ま、待ってぇ!! 逃げるなぁああ!!」

 

ーーーーー  ーーーーーー

 

霧島「…………うふふっ! いい混乱具合ですねっ!! それでは、皆、マイクチェックは大丈夫? そう? では、最後に雄叫びを上げながら近付きますよぉお!! せえのぉおおお!!!」

 

『━━━━━━━━━━━━━!!!!!!』

 

ーーーー  ーーーーー

 

視界を塞がれ、頭上から粉が降りかかり、両側からの砲撃着弾音!!

 

恐怖心が限界まで来ているところに───スピーカーを通じての雄叫び!!

 

劉焉「うおぉおおおっ!! て、撤退!! 戦術的撤退だぁあああ!!」

 

趙?「ま、待って下せぇええ!! 旦那様ぁあああ!!!」

 

益州兵『た、退却! 退却命令だぁああ! 引けぇええッ!!』

 

益州軍は、隊列を見出して……天蕩山の陣営まで逃げ惑った!!

 

★☆★

 

その軍勢の中から……一人抜け出して……隠れる思春。

 

思春「………まさか……漢中勢の中に………『北郷』が!?」

 

冥琳の命令で、益州軍に潜り込み……劉焉付近の様子を探っていたが、分かった事は……二つある! 

 

《 劉焉の付近には、北郷は居ない 》

 

《 成都近辺に、天の御遣い降臨の話が出ている 》 

 

ならば……東州兵なる流民を統括する趙?なら、北郷の入国に何か関わっているのかと思い、潜伏していたが……まさか、敵対勢力に情報があるとは……。

 

思春「……丁度いい……あそこには知り合いも出来たのだ。 堂々と……お前に会いに行って文句を言ってやる! 『何故、我々の所に来なかったのだ!』とな。 ……甘い事を云うと……直ぐにつけあがるのだ……アイツはっ!!」

 

そう……怒って……独り言を漏らす思春。 

 

しかし……その割には、顔は微笑みを浮かべ……まるで、恋しい男に出会う乙女のような表情を……顔に出していたのだった。

 

ーーーーーーー 

ーーーーーー

 

あとがき

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

今週から……リアルが忙しくなりそうですので、急遽投稿します。

 

来週近くには、更新出来ると思いますので、宜しくお願いします。

 

 

説明
早めに投稿します。 12/17 イチサンサンマル……誤字修正しました。
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コメント
hokuhin提督 コメントありがとうございます! 実は……ある場面で……ほぼ全員が遭遇する場面を考えています。 どんな修羅場になることか……。(いた)
定軍山の方は無事勝てて良かったです。しかし記憶持ちの恋姫達が、随分居るな・・・一変に一刀の所にきたらどうなるだろうw(hokuhin)
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