英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜
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12月20日――――

 

学院生達との合流や依頼を終えたリィン達はトワの突然の連絡によってカレイジャスに戻り、そのままトワに呼ばれ、待機していたメンバーと共にブリッジへと向かった。

 

〜カレイジャス・ブリッジ〜

 

「ただいま戻りました。」

「たっだいまー!」

リィン達がブリッジに戻るとジョルジュとアルフィン皇女もその場にいた。

 

「お帰り、リィン君達!」

「ふふっ、お帰りなさい。」

「いいタイミングで戻ってきたね。」

トワ達に近づいたリィン達は巨大なスクリーンモニターに気付いた。

 

「それは……」

「カレイジャスの大型スクリーンモニター?」

「えへへ、実はさっきビックリする人からの通信が入ったの。それで、もう一度かけ直すからってこの時間を指定してきて。」

「なるほど……それで戻ってくるようにと。それで一体誰が……」

「通信、入りました。」

通信士が端末を操作するとある人物の声がモニターから聞こえて来た。

 

「―――ハロー。フフ、聞こえるかな?」

「あ……!」

「まさか……」

声を聞いたアリサとラウラが驚いたその時モニターにアンゼリカが映った。

 

「アンゼリカ先輩……!?」

「ご無事だったのですね……!よかった……」

「ログナー侯爵家の……」

アンゼリカの登場にリィンは驚き、セレーネは安堵の表情をし、エリスは目を丸くした。

 

「――やあ、仔猫ちゃんたち。学院祭以来だが、元気にしていたかい?」

「ア、アンゼリカさん……!」

「はは……!ご無事だったんですね!?」

「フフ、ご覧の通りピンピンしているよ。連絡もできずに済まなかった。心配をかけてしまったね。アルフィン殿下におかれましてはご機嫌麗しゅう。サラ教官も久しぶりですね。」

「ふふっ、お久しぶりです。お元気そうで何よりですわ。」

「フフ、あんたも相変わらずみたいね。」

アンゼリカの言葉を聞いたアルフィン皇女は微笑み、サラ教官は苦笑した。

 

「エリス君も無事に助け出されて何よりだよ。」

「………ご心配をおかけしました。」

アンゼリカに視線を向けられたエリスは会釈をし

「―――お久しぶりです、シグルーン中将閣下。まさか貴女程の方が彼らに力を貸しているとは思いませんでしたよ。一体何故彼らに貴女が助力を?」

「それについては機会があれば説明致します。レン姫にも機会があれば連絡をしてください。」

「ええ、必ず。それと……そこの雪のように真っ白な髪の仔猫ちゃんは一体どこの娘だい?」

「?仔猫って私の事??」

アンゼリカに名指しされたゲルドは不思議そうな表情で首を傾げた。

 

「はは……そう言う所も相変わらずで本当に安心したよ。ケルディックにいるプリネやレン姫に尋ねてもその頃には君は行方不明になっていたからね。」

「フフ、すまなかった。家の事もあって少々、立て込んでいたものでね。」

「それは……当然そうでしょうね。」

「四大名門の一角……”ログナー侯爵家”だっけ。」

「アルバレアと同じく”貴族連合”の重要な一角……そちらはどのような状況ですか?」

「フフ、聞いたよユーシス君。出奔したそうじゃないか。私の方も親父殿―――ログナー侯と”少々”あってね。恥ずかしながら、近いうちに猛烈な親子喧嘩に発展しそうな勢いなのさ。」

ユーシスに視線を向けたアンゼリカはリィン達を見回して苦笑しながら答えた。

 

「お、親子喧嘩って……」

「……大丈夫なのですか?」

「まあ、協力者がいるから心配してくれなくてもいい。それより、アリサ君に伝えておきたいことがあるんだ。―――君の母上の居場所なんだが。」

アンゼリカの話を聞いたその場にいる全員は血相を変えた。

 

「イリーナ会長の……!」

「ほ、本当ですか……!?母様は……母は無事なんですか!?」

「ああ、少々面倒な場所に軟禁されてしまっていてね。なんとか助け出せないか策を講じているところさ。まあ、それも私に任せて―――」

アンゼリカが説明をしていると突如モニターから銃声が聞こえて来た。

 

「この音って……」

「……銃声だね。」

「……やれやれ、親父殿め。もう嗅ぎ付けたのか。」

「ア、アンゼリカさん……!?」

「あの……一体どういう親子喧嘩をしているのですか………?」

目を細めてどこかに視線を向けているアンゼリカの様子をアリサとセレーネは心配そうな表情で見つめた。

 

「すまない、また連絡する!声が聞けてよかった……こちらは気にしないでくれ!

「アン―――!」

「ア、アンちゃん、待っ―――!」

そしてアンゼリカはジョルジュとトワの制止の声を無視して一方的に通信を切った。

 

「……今のって。」

「……先輩、危ないことに巻き込まれているのでは……?」

「味方もいるようだが……厳しい状況にあるみたいだな。」

「アンゼリカさん……」

アンゼリカの状況を推測したセリーヌとエマは不安そうな表情をし、リィンは真剣な表情をし、アルフィン皇女は心配そうな表情をした。

 

「そ、それに母様も軟禁されているなんて……もしかしてゲルドが言っていた”アイゼングラーフ号”の中かしら?」

「………………」

アリサに視線を向けられたゲルドは静かな表情で黙り込んだ。

「どちらにしても心配だな……」

「先輩は気にするなと言っていたが……」

「うん……さすがに見過ごせないね。」

「みんな……」

「……ありがとう。」

Z組の面々の決意を知ったトワは嬉しそうな表情をし、ジョルジュは静かな笑みを浮かべて感謝の言葉を送った。

 

「ふむ―――行くのね?帝国北東部……”ノルティア州”へ。」

「―――ええ、アンゼリカ先輩も休学しているとはいえトールズ士官学院の一員です。苦境は放っておけませんし、アリサのお母さんの事もあります。」

「リィン……」

「俺達に何ができるかまだ判らないけれど……行こう―――”黒銀の鋼都”ルーレへ!」

こうしてリィン達は、アンゼリカとアリサの母・イリーナ会長の状況を調べにルーレ市に潜入することにした。しかし目的地は、四大名門の一角”ログナー侯爵家”の本拠地―――やるべき事を終え、万全な準備をしてから潜入する事にし、全てを終えたリィン達はブリーフィングを行い始めた。

 

 

 

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空の軌跡シリーズがまさかのEVO化してVITAに帰ってくるのは驚きましたね!空の軌跡シリーズをフルボイスで聞ける事を思うと軌跡シリーズを空からプレイした側としては嬉しいサプライズです!……ただ、絵師が変更になったのは微妙に納得いきませんが。まあ、零や碧と比べればまだマシか……後、FCとSCはセットにして出して欲しかったですね……FCEVOをプレイして1,2年は待たないとSCは出ないのですから……それとエステル達のクラフトを増やすか性能をよくして欲しいですよ。零や閃組と比べるとクラフトの性能が(泣)

説明
第446話
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コメント
本郷 刃様 ルーレ篇は原作との違いはあまりないはずです……多分(!?) サイバスター様 私は既に持っているから買う必要はないです(ドヤ顔)(sorano)
ああついにヴィータを買わざるえなくなったww空がEVO化するからww(サイバスター)
さぁ、ついにルーレ編まで来ましたね、ここら辺の原作との違いも楽しみです(本郷 刃)
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他エウシュリーキャラも登場 幻燐の姫将軍 空を仰ぎて雲高くキャラ特別出演 閃の軌跡U 

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