恋姫天下統一伝 1-4
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第四話『竹中半兵衛重治』

 

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美濃と近江の国境では半兵衛の謀反により警備兵が強化されて越えるのは困難であった。

 

「警備兵が9人か…」

 

「まだ、騒ぎが起きて間もない…時期を見失えば国を出れなくなります」

 

「…君は警備兵に顔が割れてるわけだから……ちょっと待ってて」

 

そういって信助は警備兵に近づいて話しかけていると警備兵は血相変える。

 

「ほ、本当かそれは!」

 

「は、はい、夜中に急に騒がしくなって、兵士達が来て謀反だと…」

 

「ば、ばかな…誰がそんな…」

 

「誰かまではわかりませんが…首謀者は東に…」

 

「美濃の町ではそのようなことが…こうしてはおれん…警備は最小限にして謀反人を捕らえに行かなければ」

 

そういって足軽隊長は自分も含めて7人と共に美濃の町へと急ぎ足で向かっていった。

 

「……」

 

足軽達が見えなくなると残った二人を見てから懐に隠してあるスタンガンを手に持つ。

 

「それじゃあそこの天幕で休むといい」

 

そういって足軽一人が信助を連れていって警備している兵が一人ならと半兵衛は短刀を持って飛び出そうと思ったが直ぐに信助が来て…

 

「ごめん」

 

そう短くいった瞬間スタンガンを足軽に当てて電撃を走らせ呆気なく気絶させた。

 

「ふぅ…警備兵が戻ってくる前に行こう!」

 

「何をしたんですか?」

 

「ちょっと気絶させただけ…急ごう国さえ抜ければ追われないだろ?」

 

「…はい」

 

そうして難なく美濃を脱した信助たちだったが夜遅くで半兵衛も息をあげており森の中で今夜は休むことになり二人とも木を背に休む。

 

「ここまで来れば下手に追っ手も追ってこないだろ」

 

「はぁ…はぁ…どうして素性も知れない私を」

 

「昼間に美濃までの道案内と夜に起こるこの一件の警告してくれたからそれのお礼にね」

 

「そんなことのために自らの命をかけたのですか」

 

「でも俺も君も生きてるだろ?」

 

「…もし私が他国の間者であなたを利用しているとは考えないのですか」

 

「君はそんなことする人じゃないよ」

 

「何故そこまで言い切れるんですか」

 

「人を見る目はあるんだ」

 

信助がそういうと無言の時間が続きそして半兵衛はため息をはいた。

 

「あなたという人は、全く警戒していませんね…そんなのでよく、この乱世で生き残れたのか…」

 

「はははは…」

 

「笑い事ではありません…」

 

「そうだな…400年前だしな…」

 

「え?」

 

「いや、こっちの独り言だ…そういえば、お互いの名前いっていなかった…俺は高橋信助だ」

 

「そうですね、我が名は竹中半兵衛重治、通称、詩乃、以後お見知りおきお」

 

「え?竹中…半兵衛?」

 

「はい、それがどうしましたか?」

 

(いやいや、待て待て、竹中半兵衛って今伏竜のあの!?)

 

目の前にいる女の子が竹中半兵衛だと聞いて内心で慌てふためくが少しずつ冷静になり気になったことを聞いた。

 

「そういえば、名前と他に通称で詩乃っていっていたけど…」

 

「通称を知らないのですか?通称とはその者の本当の名を表す大事なもの…他にも真名なんかと言われます」

 

「な、なるほど…でもそんなに大事な名前を教えても良いのか?」

 

「構いません…これから長い付き合いになりそうですから」

 

髪の合間から見える微笑む素顔を信助は見て少し顔を赤める。

 

「こ、ここで日が上がるのを待とう…明るくなったら近江の町に」

 

「そうですね、そちらの方が懸命な判断です」

 

そうして信助達はお互いの名前知り夜が開けるまでその場を動かなかった。

 

 

説明
色んなアニメキャラが出てきますが、舞台は三国と戦国の融合した世界です
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コメント
今伏竜では無く正しくは今孔明です。(紫天の支配者)
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戦国†恋姫 恋姫†無双 オリキャラ 色々なアニメキャラ登場 ヒロインは詩乃と雫 オリキャラの武器は未来兵器 

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