語られし者たちとIS 世界樹大戦 番外編1 |
番外編 スキット集
異世界の衣装
異世界のとある場所
予選が終了した時には、なかった建物ができていた
近くの看板には闘技場と書かれている
そこには闘技場についてルールの説明が書いてあり、さらに新しくできた記念として闘技場で勝ち上がったものに衣装をプレゼントされることになっている
修業にもなるしということで、参加者のほとんどが参加し、衣装をもらった
楯無の提案で、それぞれ着て見せ合おうということになった
反対する者はおらず、衣装を着替えて、ある場所で落ち合った
一夏の衣装は青のシャツに黄色のネクタイ、黒いズボンには羽の形をしたアクセサリーをつけている
「一夏の格好は、何だか動きやすそうね。アクセサリーもおしゃれだし」
シャルロットの言葉に
L1 シャルロットも似合っているぞ
R1 そうだろう?
L1を選択
「そう言うシャルロットも似合っているぞ」
「そうです? ……あれ?」
ピンクと白の動きやすそうなスーツを着たシャルロットを見て、一夏は答えていた
口調が変わっていることに他のメンバーも気が付いた
ただ、それはシャルロットだけではない
簪は、どこかの民族のような衣装であり、頭には花のアクセサリーがある
蘭は、ピンクのベビードールを着ている
「……私は水の民……メルネスに……」
「英雄を探さないと」
青いマントに、へそをばっちりと出した大胆な衣装を着ている楯無は、そんな二人の様子を不思議がる
「? 簪ちゃんに蘭ちゃん、どうしたの?」
「随分と印象が変わっていますね」
一方鈴は、カチューシャに白を基調とした服装である。脚は出しており、動きやすそうな服装である
「ワイール、本音、何だか踊りたくなってきたよ」
「私は何だか遺跡に行ってみたくなってきたわ」
本音は、ピンクの衣装を着て、おでこにはレンズのようなものが張り付いている
虚は、オレンジのマントに発掘作業に支障をきたさないような服装だ
「布仏姉妹も……一体どうなっているのよ?」
「私たちは、変わりませんよね……どういうことなんでしょうか?」
結局、服を着替えるまでその性格は続いたという
似ている?
「あら? シャルロットさん、これからお昼ですか? よろしかったら一緒に食べませんか?」
「うん、いいよ。セシリアは何を食べるの? あ、蘭ちゃんも一緒にいいかな? 約束したから」
「構いませんわ」
食堂入口で会話をしている
今食堂を利用しているパートナーの近くでガイとヒューバートがその会話を聞いていたが何やら複雑な表情で彼女たちを見ていた
「セシリアの声……俺の仲間に似ているんだよな。あいつ、お嬢様だから歌がうまそうだしな」
「あなたもそう感じていましたか? 僕はシャルロットさんの声に聴き覚えがあるんです。カニタマとか好きなのではないかと」
そのまま二人は考え込んでいるとそこに一人の少女がやってきた
一夏のパートナーであるジュディスだ
「私は楯無の声を聴いていると何だか、おでんを思い浮かべちゃうわね」
そのことを三人はずっと考えていた
お菓子の恨み
ある日の放課後、日直の一夏と本音が日誌を職員室に持っていく
「失礼します。日誌を持ってきました……あれ? 山田先生一人なんですか?」
職員室を見渡すと真耶以外の教師がいない
「放課後だからみんな帰っちゃったんですか〜?」
「あるわけないだろ」
本音の言葉にリオンは突っ込む
「あはは、今日は会議があったり、見回りがあったりといろいろと重なったんですよ。私は偶然、予定がなかったので残っている仕事を片付けているんです」
「それと日誌ご苦労様、一夏君、本音」
アンジュは、姿を現して一夏から日誌を受け取った
周りに他の教師がいないということで何か思い出したのか、一夏はブローチをつけて異世界に行った
「そうだ、これ良かったら食べてください。昨日作ってきたお菓子です」
すぐに戻ってきた彼の手にあったのはシュークリームだ
「ジュディスさんの仲間で甘い物好きな人がいてその人から教わったレシピを試してみたくなって作ってみました。のほほんさん達の分もあるから」
「わ〜ありがとう」
「……まあ、もらっておいてやる」
「織斑君、すごいですね」
「……うう、おいしそう……でも、おなかが」
本音と真耶はすぐに食べたのだがリオンはちょっとずつ、アンジュは食べようかと悩んでいた
「失礼しますって担任いないのか……」
そこに鈴がやってきた。彼女も日直だったのだろう
彼女は一夏たちに気が付いたのか、担任の所に日誌を置いてすぐに彼らの所にやってきた
「あんたたちも日直だったの? ってなんだかおいしそうなものがあるじゃない。いただき! アンジュさん食べないみたいだし」
「僕も! リオンのちょっともらうね」
あろうことか二人は人のシュークリームを食べてしまった
そして空気が冷たくなった
「おい、マオ……いい度胸だな……」
「リオン? 何だか怖いんですけど?」
「鈴? 人が楽しみにしていたものをぶんどるなんて……」
「えっとアンジュさん?」
食べた二人は冷や汗をかきながら落ち着くようになだめようとしているが全く効果がない
リオンが剣を抜こうとした時、アンジュはそれを止めた
「リオン君、私が二人まとめて人の道を説いてあげるわ。五分くらい」
その言葉に鈴とマオはほっとした。それで許してくるならと思って了承してしまった
「こっちの世界の五分であっちの世界で人の道を説いてあげるから」
つまり五時間ほど説教されるらしい
これには二人とも青ざめたが、リオンが逃げ出そうとしていた二人の首根っこをつかんでいた
「アンジュ、存分にやれ」
「ええ、存分にやらせてもらうわ」
そのまま四人は異世界に行った
「食べ物の恨みって怖いね〜」
「のほほんということじゃないと思います。布仏さん」
男たちの話し合い
一夏の部屋にチェスターにガイが遊びに来ている
男だけで集まろうというものだ
ちなみにマオは用事があり、リオンやジェイはこういうことに興味がないのか、この場にいない
「なあ一夏、お前も男なんだから気になる女子とかいないのか?」
チェスターの質問に顔を赤らめる一夏
「いや、そう言うこと言われても……今は自分のことで精一杯だし」
「でも俺みたいに女性が苦手って訳でもないから……まさか一夏、女に興味がないとか言わないだろうな?」
「そ、そういう訳でもないです。ちゃんと興味くらいはあります」
ガイの言葉を慌てて否定する一夏
「ならどういう子がタイプかくらい教えてくれよ」
「……そうですね、姉があんな感じですから、一緒に料理とかしたいですね。後、俺のことをちゃんと見てくれる人とか」
答えないと解放してくれないと思った一夏は、素直に答えることにした
姉がという部分で、同情のような顔をする二人
「確かに千冬に憧れという感情はあるかもしれないけど、男女の関係で付き合うとなるとダメそうだよな」
「ああ、気に食わないことがあると殴ってきそうだし」
自分の姉のことを悪く言われているが、否定できる材料がないため、頷く一夏
「我が姉ながら恥ずかしいです。家事とか全く駄目ですし……」
「確かに家事ができないって良くないよな……」
「まあ、この世界は女尊男卑だから気にしない女の人はいそうだけどな」
「確かにそうですね」
「うむ、私もそのような人物をよく見たものだ」
「ロ、ローエンさんにリーガルさん……いつの間に……」
いつの間にか部屋にやってきていたローエンとリーガルの存在に驚く
「いえ、みなさんが面白そうなお話をしているなと思い、参加してみたくなってしまいまして」
「たまにはこういう話もいいものかと思ったものでな。参加しても構わないだろうか?」
「ああ、構わないよ。ローエンやリーガルの話を聞いてみたいし」
ガイの言葉に対して、一夏もチェスターも反対せず、むしろ賛成していた
「こういう年頃の話は、一夏にはなかなかできそうにないからな。いい経験になると思う」
「そうですね、リーガルさんの言う通りかもしれません。さて、一夏さんのことを聞かせていただきましょうか。例えば、具体的にどなたが好みとか……」
「ローエン殿、それを聞くのはまだ早いように思います。もう少し様子を見てから聞くべきではないか?」
「おお、ローエンの旦那もリーガルの旦那も乗り気だな?」
「よし、一夏。今日は、話し合かすぜ」
「はい、お手柔らかに」
その後、しばらく話し合っていたが、一夏はずっと笑顔であった
今年中にかけてよかったです。
衣装称号についてはうまく書けているか不安です……
因みに衣装称号の名前ですが
一夏 選択する世界の破壊者 (ルドガー)
鈴 元気一杯!宿屋の娘 (レイア(X))
簪 優しき海の指導者 (シャーリィ)
楯無 時を翔ける燕 (ロンドリーネ)
本音 異国から来た少女 (メルディ)
シャルロット 満月の力を持つ王女 (エステル)
蘭 英雄を求める少女 (リアラ)
虚 遺跡マニアの教師 (リフィル)
になります。誰か絵に……何でもないです。
衣装選択の理由は、
シリーズで同じキャラの衣装が被らないようにすること
後は、なんとなくです。
こっちの方が似合っているとかあれば、コメントをお願いいたします。
感想・指摘等あれば、よろしくお願いいたします。
あまり関係ありませんが、導師の夜明けは面白かったです。
早く本編もやりたいです。
説明 | ||
書かせていただきます。 今回は番外編です。 スキット集になります |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
1206 | 1134 | 3 |
タグ | ||
テイルズシリーズ IS | ||
しゅーろうさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |