真・恋姫†無双 愉快な殺し屋さん 第六章 初めての部下が出来ましたw
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(秋蘭SIDE)

「秋蘭さま!西側の大通り、三つ目の防柵まで破られました!」

「ふむ、防柵はあと二つか……どれくらい持ちそうだ?李典」

「せやなぁ……。応急で作ったもんやし、あと一刻持つかどうかやないかな?」

 

私の言葉に、李典という名の少女が答える。

 

「……微妙なところだな。姉者たちが間に合えば良いのだが……」

「しかし、夏候淵さまがいなければ、我々だけではここまで耐えることはできませんでした。ありがとうございます」

 

楽進という名の少女がこちらに礼を言ってくる。

 

「いや、それはこちらも同じこと。貴公ら義勇軍がいなければ、連中の数に押されて敗走していたところだ」

「いえ、それも夏候淵さまの指揮があってこそ。いざとなれば、後のことはお任せします、自分が討って出て―――」

「そんなのダメだよっ!」

「……っ!」

 

楽進の言葉に声を荒げたのは季衣だった。

 

「そんな考えじゃダメだよ……。ここにボクたちがいるのは、互いに助け合うためでしょ? そんな風に一人で……一人だけで戦っちゃ………ダメだよ」

「季衣……」

「それに、待ってれば絶対に春蘭さま達が助けに来てくれる。だから、ボクたちは頑張って守りきらないと!」

「……せやせや。突っ込んで犬死にしても、誰も褒めてくれへんで?」

「……うむむ」

「今日、百人の民を助けるために死んじゃったら、その先助けられる何万の民を見捨てることになるんだよ。わかった?」

「……肝に銘じておきます」

「……ふふっ」

「あ、何がおかしいんですか、秋蘭さま〜!」

「いや、少し前まであれだけ泣いていたお前が、一人前に諭しているのが面白くてな。少しの間で成長したものだ」

「当然です。兄ちゃんの為にも負けられませんもん」

 

そうだな、こんなところで、負けていたらあやつに何を言われるかたまったものではないな。

 

「チビッ子の兄貴か〜、どんな男なん?」

「えっとね〜、とっても優しくて強くて賢くて――――」

「ふんふん」

「とっても頑丈で、血塗れになっても直ぐに回復するの、それに、面白くてね。こないだも『ふぁいや〜!』とか言いながら全身火だるまになって走り回ってた」

「………お兄さんは化け物ですか?」

「え〜?そんな事ないよ、普通だよ?」

 

いや、かなり化け物の範疇なんだがな。それにアレは受けを狙ったわけではなく焚き火ををしていたら服に引火して、姉者が間違って油をかけただけなんだがな。………言わぬが華か。

 

「それにね。ボクをとっても大切にしてくれるの」

「へえ、ええ兄貴やん」

「うん!この間も一緒に散歩してたら食い逃げ犯にに突き飛ばされてね。兄ちゃんが追いかけて行っての。そしたら帰ってきた時、相手に捕縛した後で謝らせたって言ってくれたの。でも兄ちゃん派手に転んだみたいで白い服が血で真っ赤だったの。兄ちゃんだから大丈夫だったとは思うけど………」

『…………………』

 

二人とも、そんな顔をしてこちらを見ないでくれ。どんな顔を見せればいいのか分からん。

 

「夏候淵さま〜!東側の防壁が破られたの〜。向こうの防壁は、あと一つしかないの!」

 

干禁という少女が少し間伸びした声で、まったく嬉しくもない報告をしてくれた。

全く厄介事は次から次へと休む間も無く来るものだ。

 

「……あかん。東側の最後の防壁って、材料が足りひんかったから、かなり脆いで!すぐ破られてまう!」

「仕方ない。西側は防御部隊に任せ、残る全員で東の侵入を押しとどめるしかない」

「先陣は私が切ります。私の火力を集中させれば、敵の出鼻を挫くことができるはずです!」

「……仕方ない。だが、死ぬなよ?」

「はっ!」

「秋蘭さま、ボクたちも……」

「ああ。……皆、ここが正念場だ。力を尽くし、何としても生き残るぞ!」

「わかったの!」

「おう!死んでたまるかいな!」

「報告です!街の外に大きな砂煙!大部隊の行軍のようです」

「なんやて!」

「え〜、……また誰か来たの?」

「敵か!それとも……」

 

ここ新たに敵が来られたら、完全に瓦解するぞ。

 

頼む!華琳さま、姉者!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お味方です!旗印は曹と夏候!曹操さまと、夏候惇さまです!!」

 

間に合ったか!

 

喜ぶのも束の間、楽進が額に皺をつくりながら新たな報告をする。どうした?他に何かあったのか?

 

「申し上げます!もう一つの報告によりますと曹操さま達の方角から別に一人、巨大な砂塵をあげ馬よりも速い速度で向かってきているようです!」

 

その報告に季衣と眼を合わせる。まさか………!

 

「兄ちゃんだ!」

「え!?化け物の兄貴が来たんか!?」

「え?化け物って何の事なの?」

「………気にしない方がいい」

 

間違いないな。まったく……この場面で現れるとは美味しすぎだろう?…………桐生!

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「ちぃ!何が起きてやがる!報告しろ!」

「はっ!……曹操軍とぶつかる前に何者かが我等の前に突撃してきた模様です!」

「数は!?」

「か、数は一人っ!」

「一人!?ば、馬鹿な!たった一人で俺らがこうまで危機に追いやられるとは……。敵の得物は何だ!?」

「そ……それが……」

「ハッキリ言え!いったいなんだってんだ!」

「――――――――――です……」

「声が小せえ!もっとハッキリ言いやがれ!」

「敵の武器は………人です!」

「……………………は?なんだと?」

「で、ですから敵は我等黄巾の兵を武器にして戦っています!」

「…………………なんじゃそりゃあああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真・恋姫†無双 愉快な殺し屋さん 第六章 初めての部下が出来ましたw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(桐生SIDE)

「どけどけぇ!邪魔する奴は叩き殺すぞ!喰らえ!人間ミサイル!」

 

俺は持っていた武器―――――人間を思いっきり投げ飛ばす。

飛んでいった敵は他の敵に当たり、多数の人間が固まっていたためか、そのまま他の敵兵も巻き込む。

 

急いで駆け付けた為、武器を持ってこれなかったので、敵を武器に使う。え?敵の持っている武器を使えって?ふっ、俺は普通を嫌う男なんだよね。………限度があるかw

それ以上に敵を武器にするのがとっても楽しくなってきたって事はないんだからねっ!……いや、なんでもないっすよ?

 

ちなみにここまで人間大車輪、人間ハンマー、人間ブーメランなど多彩な技を繰り広げてきた。これ軍で広めても良いんじゃない?皆で敵を武器にして戦う軍隊………地獄絵図だw

む、言ってる間に敵が矢を放ってきた。俺は倒れて気絶している「武具」を拾う。いくぞ――――

 

「人間シールド!」

 

矢は全て持っている「盾」に当たり防がれる。だが盾として使用不能になった為、武器として放り投げる。いっけ〜!人間スタンプ!

武器は他の敵に思いっきり圧し掛かり敵を潰す。うむエコな戦いだ。………ちょっと非道すぎるか。

 

兎に角!弱者を虐殺するこいつらに遠慮はいらん!とっととこいつらを蹴散らすぞ!敵の司令官は……アイツか!

俺は一人群衆の中で馬に乗っている奴に向けて駆け出す。

 

「ひぃ!だ、誰かアイツを止めろおぉぉぉ!!!」

 

ふん!部下を捨て駒にして自分は逃げるつもりか!部下を盾にするとは腐った奴め!……………いやん♪石を投げないで。俺は敵を盾にしているからいいんです〜w

俺は脚に気を込めて敵を踏み台にし司令官の目の前に跳ぶ。

 

右手にベル○ンの赤い雨。左手にゴッ○フィンガー。俺の両手が真っ赤に燃えるぅぅ!!!貴様を屠れと近所から苦情が出るくらいに叫ぶぅぅ(語呂わるっ!)!いくぜええええええええええええええ!!!

 

「血の雨を降らせるがいい!ベ○リンの赤い雨ぇぇぇ!!!」

 

凄まじい速さでを繰り出された手刀が敵司令官の上半身と下半身を分断する。

吹き出る血が鮮血の雨となりその場に降り注ぐ。

―――――その血の雨ごと蒸発させてやる!!!

 

俺はすぐさま分断された上半身の頭を左で掴む。そして―――――

 

「ヒイィィィィィィィトオォォオ!!!エンドォォォオオオオ!!!」

 

瞬時に敵の上半身は、気によって放たれた爆熱によって炭と化す。

 

これでいい。これでもう、敵に戦意はないだろう。

思った通り、司令官を失い、実力の違いを見せつけられた敵兵は我先にと逃げ出す。

あとは、華琳達が始末してくれるだろう。だが季衣は!?秋蘭は無事なのか!?

 

俺は逃げる敵兵を無視して街の中心部に駆け出す。待ってろ二人とも!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「季衣ぃぃいいいぃぃ!秋らぁぁぁああぁん!何処だ〜!!!」

 

俺は必死に二人を呼ぶ。くそっ!一体どこに――――――――――アレは………」

 

見間違えようないのない人影だ。小柄な体に似合わず傍にある巨大な鉄球。我が愛しの妹!

 

「兄ちゃぁぁん!!!」

「季衣ぃぃぃぃ!!!」

 

季衣は鉄球を置き、俺の元に走ってくる。いいぞ、来い!俺の胸で受けとめてくれるわ!

俺は手を大きく広げ季衣を待つ。はっはっはっ、そんなに急がなくても俺は逃げたりしないぞ♪

そして季衣は俺の胸に飛び込んでくる――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキィ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あれ?俺の腰から凄い音がしたんですが………

病み上がりなのに無理しすぎたから?でも、病は気からって言うじゃん!………気が満ち溢れてたから痛みが麻痺してただけか?そりゃそうだ、長時間寝っぱなしだったもんなw

 

あ、天使だ。天使が迎えにきた。俺って天国に行けるの?

 

天使はスッと俺の手に触れ魂を掴み、肉体と離す。これが昇天?あ、なんか安らかな気持ちが………

俺が安らいでいると天使は自分の頬を掴む。そして―――――

 

 

 

 

 

 

―――――着ぐるみを脱いだ……………へ?

 

 

 

 

「ゲボハハハハハ!!!まんまと油断したな!さあ、共に冥府へと―――――ゴホアッ!」

 

やっぱ悪魔かい!?俺は悪魔を殴り飛ばすとバタフライで自分の肉体に戻った。ずっと離れてたから抜けやすくなってるのかなあ?

 

って痛えええええええええええええええええ!!!腰がぁ!腰がぁあああああ!!!だが叫べん!だって季衣が俺の胸でスリスリしてるもん。兄としてみっともない姿を見せる事など出来ん!………無理です。我慢の限界ですw

 

俺は季衣に聖人のような笑顔(この世に別れを告げる末期症状的なw)を向け、意識を遠くにやった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――ふっ!だが、次のページでは治ってるだろうぜ!w

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「大丈夫か、桐生?」

「ウン、モウダイジョウブ」

「兄ちゃん、大丈夫そうに見えないんだけど………」

「………無理するな。顔に死相が浮かんでるぞ」

「え、何?俺のカッチョイイ顔に異変が?」

「いや、いつも通りの美少女顔だ」

「誰が美少女やねん!?」

 

俺はすぐさま立ち上がり秋蘭の胸元を掴み上げる。

 

「………元気ではないか」

「………アレ?まさかこの世のどこかにいるツッコミの神が俺に力を?」

 

だが無理して立ち上がった為かフラフラと足がぐらついて倒れる。

 

 

 

 

 

 

 

ふにょん♪

 

 

 

 

 

 

 

何これ?柔らか〜い♪天使の枕?このまま眠っちゃいそうだぜ♪

 

「いつまで私の胸に顔を埋めているつもりだ、桐生?」

 

おおう!俺がベタベタなラブコメをしてしまうとは!………とりあえず、もう少しこのまま――――

 

「ああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

 

………うるせえな。せっかく気持ちよいところだったのに。誰だ?……………春蘭?……………春蘭だとお!?

 

「桐生、貴様ぁ!秋蘭に何を――――」

 

途中で春蘭は言葉を止め、後方に逃げ出す。何故か?それは俺が阿修羅面―――怒り!の顔で全力で春蘭を追っているからである!

 

「むわぁてえええええええええええええええええ!!!」

「待て!話し合おう!話せば判り合えること事が――――」

「最早我等に言葉は不要!そのタマ、とったらぁぁぁぁあああああ!!!」

 

ふっ!俺に背後を見せるとは……………笑止!

俺は加速して助走をつけ低空に跳ぶ。

俺は春蘭の背後から両足を内側から引っ掛け、両手をがっちりフック!両手をチキンウイングで絞り上げる。

 

「パロ・スペシャル!」

「イタタタタタタ!!!ちょっ!やめ――――」

 

俺は手を緩め春蘭をうつ伏せに倒す。当然これで終わりではない。勝負はここからだ!w

 

俺は天高く跳び、そのまま春蘭の背後に頭部から落下する。そう、この技こそ―――

 

「逆タワーブリッジ!」

「―――――ッッッ!!!ぐっ……あ……」

 

フッ、しぶといじゃないか。まあ、少し加減したこともあるのだがな。

だが、次は加減なぞせん!全力で貴様を屠る(嘘だよw)!

俺は倒れている春蘭を掴み上空へと跳ぶ。

 

いくぞぉ!!!キン○ドライバー!!!――――

 

だが、春蘭が抵抗しようとしたのかは分からないが火事場の馬鹿力が作用したんだろう。ホールドを外し暴れだす。

 

そして偶然なのか、神の悪戯なのかは分からないが春蘭の膝が俺の首にかかる。

 

………………………………アレ?この体勢って……………まさか!?

 

その体勢のまま地面へと落下する。

 

「地獄の断頭台!?!?!?―――――――グハアァァァアアアア!!!」

 

チ〜ン!俺ってば死亡!このページで最終回となりま〜す!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――嘘ですw

-4ページ-

何で2ページも死にオチなんだよ………

とにかくあの後また復活しましたw俺の不死身っぷりもこの世界に来てから磨きがかかってきたなw

 

「まったく!死ぬかと思ったぜ!」

「そのまま死んでおけ!馬鹿が!」

「………ホンマに不死身やで、あの人」

「本当に化け者なの〜!」

「……………世界は広いな」

 

近くで女の子達の声が聞こえる。はて?一人は聞き覚えがある声なんだが………いや!今はとにかく春蘭だ!

 

「んだとお!?元はと言えばテメエが悪いんだろ!あんな超毒チャーハンを喰わせやがって!」

「う!………いや、まあ、それについては謝ろう。すまなかった!」

「…………………もういいよ。お詫びにほっぺにチュウをもらったしね♪」

「んなっ!?お、お前!意識が………」

 

俺は顔を真っ赤にさせて湯気の立っている惇ちゃんを無視して、威風堂々としている一人の小柄な少女――――華琳の前に立つ。

 

「よっ♪たっだいま〜♪」

「おかえりなさい♪どうやら死にそこなったみたいね」

「いや〜、おかげさまで!なんとか死の淵から舞い戻ってきました〜!生憎とお前が約束を果たすのを生きて見届けなければならないんだからな♪」

「………そうね。まあ、あなたの場合、全身に矢が千本刺さろうと毒を致死量の千倍飲もうとも死なないでしょうね」

「確実に死にますから!俺はどこの化け物だよ!?」

 

……………………まあ、化け物には近いがw

 

「それにしても二人とも無事で何よりだわ。被害は……大きかったようね」

「はっ。しかし彼女らのおかげで、防壁は破られたものの、最小限の被害ですみました。町の者も皆無事です」

「……彼女らは?」

「……我らは大梁義勇軍。黄巾党の暴乱に抵抗するため、こうして兵を挙げたのですが……」

 

ん?見ない顔だな。俺と同じ銀髪の少女、茶髪におさげで眼鏡をかけた少女(惜しい!これで黒髪なら委員長なのにw)と―――。

 

『ああ〜〜〜!!!』

 

ん?どうした惇ちゃんと義勇軍の二人よ。顔見知りか?

 

「春ちゃん、この二人と知り合い?」

「いやいや!ウチと知り合いなんは兄さんの方やろ!?」

「………誰?はっ!まさか今話題のウチウチ詐欺!?」

「なんやソレ!?ほら、すっごい絡繰の―――――」

「ん?…………ああ〜、あの時の俺を殺そうとしたカゴ娘か」

「殺そうともしてへんし、カゴ娘言うのもヤメや!」

「んじゃ、前科一犯少女よ。お前も義勇軍だったのか」

「更に悪うなっとるわ!」

「……思い出したわ。どうしたの?こんな所で」

「ウチも兄さんの言う通り大梁義勇軍の一員なんよ。そっか……あん時の姉さんが陳留の州牧さまやったんやね……」

「ってことは、このお兄さんが巷で噂の――――」

 

ふっ、そう!俺こそが巷で噂の――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『変なお兄さん!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、変なお兄さんたら変なお兄さん♪あ、変なお兄さんたら変なお兄さん♪そうです!私が変なお兄さんです♪………って、うおい!?誰が変なお兄さんだ!?ノリツッコミしてしまったじゃないか!

 

「はっはっはっ♪なかなか面白い子達じゃないか♪仲良くあの世に送ったろうかねえええええええええ!?」

「もしや貴方が曹操さまの所に居ると云われている天の御遣いさまですか?」

 

おおっ!この銀髪の少女、わかってるじゃないか!さすが銀髪の人間に悪い子はいないというが(超偏見w自分の事は棚上げw)。

 

「その御遣いさまは男性でありながら、まるで大地に舞い降りた天女の様に麗しい方だという噂が我等の村にも届いております」

「…………………おい」

 

何その噂!?あ、後ろで華琳達が必死に笑いを堪えてる。惇ちゃんに至っては大爆笑してるよ!?

 

「くくっ……ふう、姉者も知り合いなのか?」

「そうなの〜。前に服屋でむぐぐ」

 

何やってんだ?委員長もどき(決め付けw)の少女の口を押さえてなんか小声で言ってる。

 

「(そ、それは内緒にしておいてくれっ!)」

「(むぐぐ……ん〜?よくわかんないけど、内緒にしとけばいいの?わかったの……)」

 

なにやってんだか……まあ、大体予想するに―――

 

「どうせこの前の視察の時に、その少女と服屋で買う服でも相談でもしていたんだろうが」

「なんで知っている!?見ていたのか!?」

 

あた〜り〜!!!簡単に想像できるのが悲しいな……

 

「ん〜?簡単な推理と勘。その少女がこの絡繰娘と行動を共にしている事から二人は顔見知りの可能性が高い。あの時、俺達の持っていたカゴが同じ材質と作られ方をしている事から同じ村から行商に来たんだろう。これであの日、その少女が陳留にいた可能性が出てきた。更にこの前の視察の時にお前、土産(?)に服を買っていたろ?その時いくつかはお前の趣味で無いのがいくつかあったからな。その少女は見るからに服に気をつかっている。お前の趣味ではない服はこの子が選んだんであろう。ま、あくまで可能性だ。あとは勘で補正した。以上」

 

は〜、と皆から感嘆のため息が零れる。ふっ、名探偵く〜と呼んでくれ♪

 

「……で、その義勇軍が?」

 

あ、無視されたw

 

「はい。黄巾の賊がまさかあれだけの規模になってるとは思いもせず、こうして夏候淵さまに助けられている次第……」

「そう。己の実力を見誤ったことはともかくとして、街を守りたいという心掛けは大したものね」

「……面目次第もございません」

「とはいえ、あなたたちがいなければ、私は大切な将を失うところだったわ。秋蘭と季衣を助けてくれてありがとう」

「はっ!」

 

かったいなあ、この子。もっと、こんな風にグニャ〜っと……は!?今、脱魂してた!?

 

「あの、それでですね、華琳さま。凪ちゃんたちを、華琳さまの部下にしてはもらえませんか?」

「義勇軍が私の指揮下に入るということ?」

「聞けば、曹操さまもこの国の未来を憂いておられるとのこと。一臂の力ではありますが、その大業にぜひとも我々の力も加えてくださいますよう……」

「……そちらの二人の意見は?」

「ウチもええで。陳留の州牧さまの話はよう聞いとるし……そのお方が大陸を治めてくれるなら、今よりは平和になるっちゅうことうやろ?」

「凪ちゃんと真桜ちゃんが決めたなら、私もそれでいいの〜」

 

主体性のない子だな。そんなんじゃ世の中やっていけないぜ?

 

「秋蘭。彼女たちの能力は……?」

「は。一晩ともに戦いましたが皆、鍛えれば一角の将になる器かと」

「楽進と申します。真名は凪……曹操さまにこの命、お預けいたします」

「李典や。真名の真桜で呼んでくれてもええで。以後よろしゅう」

 

魔王!?なかなか凄い名前だな。絶対虐められそうな名前だなw……真桜って理解してるからなw

 

「干禁なの〜。真名は沙和って言うの。よろしくおねがいしますなの〜♪」

「凪、真桜、沙和ね……久遠」

 

なんかちょ〜嫌な感じがしてきました〜w

 

「さしあたりあなたたち三人は、この男に面倒を見させます。別段の指示があるときを除いて、この男に従うよう――――」

「いらん」

 

あ、華琳の口元が引き攣ってる。だがいらんもんはいらん。

 

「生憎と、俺は部下を必要としてない。第一、足手まといなんぞいるだけ邪魔だ。部下の面倒なんて見きれるか。ってかお前は俺を過労死させる気か?」

 

俺の発言に三人はムッとして顔を歪める。お〜、怖い怖い。

 

「僭越ながら言わせていただきます。私達はこのような事態に備え暇を見つけては鍛錬に勤しんでいます。新参者ですが足手まといには………」

「一、将としてはな。だが、俺の部下としては足手まといって言っているんだ」

「しかしっ!」

「そこまでっ!」

「――――――――――ッ!!!」

 

俺と楽進の口論に華琳が諌める。やれやれ、また厄介事が増えたぜ。

 

「久遠、別に戦で彼女達の指揮をしろとも一緒に戦えとも言わないわ。普段の軍務で彼女達を部下として扱ってくれるだけでいいわ」

「それなら別に良いけどよ……あちらさんはこのまま納得してくれないみたいだぜ?」

 

楽進は俺をじっと睨んでいる。可愛い子に睨まれるのって本望かな?

 

「しかし、曹操さま!このままでは我等の立場が―――」

「立場ねえ………久遠」

「あ?」

「彼女達と勝負しなさい。それで実力の差を見せてやりなさい」

 

え〜………病み上がりだっつうのに、人使い荒いな、オイ。

 

「あの?俺、病み上がりの病人ですよ?」

「さっき、あれだけ暴れられれば充分健康よ」

 

ごもっともw

 

「勝負ねえ………楽進達もそれでいいのか?」

「………はい。我等の実力も見ないまま決めつけられたのでは不愉快です」

「ウチもええで。兄さんにはからくりを壊された恨みもあるしな」

 

いやいや!それ俺のせいじゃないから!むしろ被害者!?

 

「それにウチをお嫁にいけん体にされた恨みもあるしな……」

『なっ!?』

 

………え〜、あの程度で大袈裟な……。うえ〜、皆俺の事を睨んでる〜!ってか華琳!お前その時いたろ!皆に説明しろよ!

 

「人聞きの悪い事を……」

「このお兄さん、綺麗な顔をして鬼畜なの〜!」

 

違うもん!鬼畜じゃない………かもw

 

「だ〜!やっかましい!やるならさっさとやるぞ!」

 

俺達は周りに被害が出ないよう広場に移動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――バトル開始かな?

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ったく、面倒くさい事に……

何人かは見物しているが他の面子は後仕事で出払っている。

やれやれ、えっと、楽進の武器は籠手か?足にも着けてるみたいだし、格闘スタイルか。で、于禁が剣の二刀流っと。で李典が―――――

 

 

 

 

 

 

 

「ドリィィィィィィィイイイイイル!?!?!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

なんで!?どうして!?ドリルってオイ!?お〜ば〜てくのろじ〜?

 

「なんや?ウチの螺旋がそんなに珍しいんか?」

 

当たり前だろ!ドリルって………あれ?俺ハンデで素手だよ?ドリルに素手で闘うの?どんだけ〜?

 

「では、いきます!」

 

あ、楽進!待て!まだ心の準備が………

 

「はああああああああああ〜〜〜〜っ!!!」

 

…………………へ?

裂帛の気合いと共に楽進は氣弾を放ってきた。………もうこの世界なんでもアリだな!

蹴りから繰り出された熱い氣の塊はもの凄い唸りをあげて俺に襲い掛かる。

 

「ったく!実力の違いを『圧倒的かつ完膚なまでに』(そこまで言われてないw)見せつけろだったな」

 

グッと拳に氣を溜め、腰を後ろに捻る。……あっ、腰痛めてたの忘れてたwめっさ痛いわぁ〜。

 

「必殺ぅ〜!『やったねパパ!明日はホームランだ!』パァ〜ンチ!!!」(ネタ古っ!w)

 

楽進の氣が俺の氣に弾き返され、李典の方に吹っ飛ぶ。

 

「ちょっ!?」

 

お〜、爆発した。お前、街を破壊する気かよ?……あ、李典避けてた。………チッw

 

「………………そんなっ」

 

ふっ、楽進め。かなりショックみたいだ。この程度で希望を捨てる奴など所詮二流よ!!!………どこのアミ○だよw

 

「―――――っ!!!まだまだぁ!!!」

 

もう少しショックに浸ってもいいんじゃないかなあ!?立ち直り早すぎだろ!!!って連続できたあ!?

 

「へぶっ!?」

 

全弾全て俺に命中し巨大な砂塵が煙幕の様に辺りを覆う。

 

「やったか!?」

「意外とあっけないもんやったな」

「私達の勝利なの〜!」

 

…………………甘いな。

 

砂塵が風で飛ばされ俺の姿が彼女達の眼に映る。

 

『なっ!?』

 

驚くのも無理はない。何故ならば俺の体は………『無傷』なんだから!

フハハハハハ!!!凄いぜ、エイリアンの肉wここにきて更に氣の質と量が増大していく感じだ!

 

――――――――さて、とっとと終わらせてもらおう!

 

滑るように于禁の前に出る。速すぎた為彼女からは瞬間移動したように見えたろう。

 

「―――っ!?うぅ……てやああああああああぁっ!」

 

……………遅いな。

俺の元に向かってくる二本の剣による斬撃………いや、ソレすらもない。俺の手には于禁の剣が握られているのだから。

別に種も仕掛けもない――――打ち込んできた刹那、剣を奪い取っただけだ。ベリ〜シンプル!

俺は躊躇う事無く、剣を于禁の喉元に突き付ける。

 

「……え?え?何が起こったか、わからないの〜!」

「はい、お終い♪勝負アリだ。これで一人死亡だ。お前は外野に出てな」

 

俺は于禁に剣を渡し戦闘領域の外に押し込む。残るは二人。お次はドリルっ娘、李典にしますか♪

 

「いくぞ〜、李典。死ぬなよ〜」

「ちょっ、ウチかいな!?…………しゃあない!ほんならいくでぇ!たああああああぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!!!」

 

………………あのドリル、どうやって防げばいいんだよ?こうなったら――――――

 

迫りくるドリルを―――――真正面から掴む!!!

 

「んなっ!?」

「根性勝負じゃぁあああああああ!!!」

 

素手とドリル、氣によって擦り剥かれはしないが、音がかなり耳障りだw黒板を引っ掻く音ほど不快な音だ。

やがて、ドリルから煙が吹き、回転数も落ち、そのまま静止する。

 

「う、嘘やろ〜……」

「素手の勝ちっと。んじゃ、お前も負けな。ほら、出てった出てった」

 

俺は李典に拳骨を叩き込むと首元を掴み外に放りだす。これでリ〜チ♪残るは楽進か。アイツが一番の実力者だな。

他の二人を容易に倒した事から楽進は警戒を一切緩めない。

 

「まだやるか?降参した方が身の為だぞ〜?」

「いえ、勝負から逃げ自ら負けを宣言してくありませんので」

 

ほう、言うじゃないか。だがな、弱者の誇りなんぞ―――――

 

「一銭の価値もないんだよ!」

 

俺は楽進の眼前に突っ込むと左フックを放つ。

それを楽進は手甲で抑えるが、俺は続けざまに掌打を顎に打ち込む。

 

「ぐっ!」

 

体を吹っ飛ばせるもすぐさま追い懐に入り込む。

そのまま掌打を連続で打ち込む。

 

「っ!ふっ!はっ!………チィ!」

「どうした、楽進!ずいぶん余裕がないじゃないか!そりゃそうだ、この距離じゃ氣弾は撃てねえもんな!更に氣を込めた拳や蹴りも――――」

 

俺は楽進の放ってきたハイキックを手の甲でゆっくりと軌道を変える。

 

「こんな風にいなされちまう。手ごたえ全くないだろ?柳に打ってるようなもんだな」

「くっ、このままでは打つ手が―――――」

「―――――――無いってか?そうだな。そろそろ終わりにしてやるよ」

 

俺は楽進から距離を取り掌に氣弾をつくる。

――――大きく、激しく、燃え盛るように、更に大きく、巨大に、壮大に!!!

俺の手の氣弾はおよそ直径5メートルの球体となっていた。

 

「そんな………大きすぎる……」

「観念したようだな。んじゃ――――トドメだ!!!」

 

俺は手を振り氣弾を放つ!!!――――――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――前に手の中で爆発したwww

 

原因、エイリアン肉での氣の底上げによるオーバーヒートw

 

元々F1カーどころかマッハ号並のハイスペックの俺に燃料タンクを巨大化させロケットエンジンを10基積んだようなもんだw

 

当然、ボディが急な変化にもたず根をあげたという事だ。

 

「…………………………………………え?」

 

敗北を覚悟していた楽進にしては信じられない事だろう。無論、その場にいる誰ひとりとして思考が現実に追いついていない。

 

俺の氣による爆発は広大に破壊することなく天へと一直線に昇り途中で上方と左右に広がり十字架の形をつくる。使徒かよ、俺は!?

 

俺は自分の暴走に耐え切れずぶっ倒れたw

 

そこに見物客の春蘭が出てきて楽進の腕を掴み持ち上げる。

 

「勝者、楽進!!!」

 

決着はついた。歓声一つ鳴り響くことなく………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――久遠× VS 楽進○ 1R4分18秒 KO 勝因:相手の自爆www

-6ページ-

「いて〜よ〜……もっと優しくしてよ〜、春ちゃん〜」

 

先ほどの決着のあと、俺は春蘭から治療を受けている。

 

「……なんであれほどの爆発を至近距離で食らって擦り傷程度で済んでるんだ、お前は?」

「知らん。多分エイリアン肉の最後の力だったんだろうな」

 

そう、あれほど溢れんばかりの氣は既に四散している。別に未練はない。アレは自分の力にも出来ず人の身には不自然すぎる。また爆発されても困るんで構いはしない。

 

「ま、と云う事でおめでとう楽進。過程はどうあれお前の勝ちだ。コングラチュレーション!」

 

ん?勝ったのに浮かない顔だな、おい。

 

「……………桐生さま、お願いがあります」

 

んあ?俺にお願い?……………まさか、勝利の褒美に俺の首を飾るとか!?

 

「どうか、この私を貴方の直属の部下にして下さい!」

「…………………は?」

 

何言ってんの、コイツ?

 

「部下って………だから俺は部下なんか……」

「いえ、どうかお願いします!どうか貴方の下で強さを学ばせてください!」

 

むう、しかしだな………

 

「お願いします!どうか私の師匠になってください!」

 

―――――――――――――――――――師匠?

 

「なあ、桐生。お前が部下をいらないと言うのは分かるが少しぐらい考えても―――――」

「ほっほっほっ♪私の修業は厳しいぞ。弟子よ」

「なんで急に乗り気なんだぁ〜〜〜〜〜!?」

 

ふっ、その熱き思い!確かに受け取った!

 

「よかろう!楽進、貴様を俺の部下にしてやろう!」

「はっ、光栄です!師匠!」

「別に普段から師匠って呼ばなくてもいい。普段は好きに呼べ」

「分かりました!どうか私の真名、凪とお呼びください!隊長!」

「わかった、凪」

「はいっ!」

 

これにて一件落着!――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと待つの〜!」

「ウチらの事忘れてへんか!?」

 

 

 

 

 

 

あ、忘れてたw

 

「う〜む、俺が部下に決めたのは凪だけだからな〜。他はいらない♪」

「お待ちを、隊長。どうか、この二人も部下に加えてはいただけないでしょうか?」

「むう、ならば試験をしよう。問題を解ければ俺の部下だ。まずは于禁から!」

「うう〜、緊張してきたの〜」

 

簡単な問題なんだが答えられるかな?

 

「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足!これな〜んだ?」

「簡単なの♪答えは人間なの〜♪」

「ぶぶ〜!正解は超人でした〜♪」

『ええええええええええ!?』

 

外野うるさいw

 

「次、李典!問題!李典の生まれてから一番恥ずかしい事は!」

「言えるわけないやろ!?」

「はい、無回答〜♪二人とも不合格〜♪」

「兄さん、最初から正解させる気ないやろ!?」

 

はっはっはっ!正解〜!

 

「さて、冗談はここまでにしておいて本番いくぞ〜!」

「冗談やったんかい!?」

「ヒドイの〜!」

 

あ、二人から殺気が………

 

 

 

 

ちなみにこの後二人とも挑戦を繰り返して、于禁は128問目、李典は114問目でクリアした。

 

 

 

 

 

「隊長は鬼や〜!」

「隊長は悪魔なの〜!」

 

 

 

やはり、人間とは何故存在するか?とか、生命の真理を答えろとかは難しすぎたかw

最後らへんの問題は飽きたから2+3は〜とかだw

 

「どうやら、問題は片付いたみたいね」

 

あ、華琳が帰ってきた。

 

「うむ、なかなかによいオモ―――部下だ」

「いま、オモチャって言い掛けなかった?」

「気のせいです」

 

はっはっはっ!何を言ってらっしゃるやら!

 

「とにかく、これで問題は――――」

「―――大ありですっ!」

 

いたんだ、桂たんw

 

「問題を言う前に桂たん。とても素敵な芸術を顔にビッシリと書いてくれてありがとう♪」

「…………………あ」

「こいつはお礼だ。タワーブリッジ(弱小版)!」

「いやああああああああああああああ!!!」

 

桂花は脆い為、限りなく手加減している。それでも痛がるのかよ。

 

「まったく、今さら何を言ってんだか。んで問題ってなんだよ?」

「イタタタタ………あんたみたいな変態が華琳さまの貴重な部下を預かるなんて……部下が穢されるわ!!!」

「穢すか!俺はお前みたいに万年華琳に発情期じゃないんだよ!」

「なによ!じゃあ、もしあんたを男として求める美女がいたら?」

「来る者拒まず!w」

「この節操無し!」

「当たり前だ!この桐生久遠!知識も武にも秀でているが常識と節操がないのがウリだからな!」

「アンタ馬鹿ぁ!?」

 

男には馬鹿にならなければならない時があるんです!……俺の場合いつもかw

 

『……………………』

 

あ、3人とも顔を赤くして引いてる。ヒッデw

 

「大丈夫だっつうの。今までだって女を襲った事なんて―――――」

「春蘭に無理矢理接吻したんじゃない」

 

そうでしたぁ〜〜〜〜〜!!!

 

「いや、大丈夫だから!今度はあんな失敗しないから!」

「………私とのアレは失敗だったのか……」

 

だぁ〜〜〜〜!?今度は春蘭が凹んだ〜!?

 

「いや、アレは失敗じゃなくてむしろ気持ちよかったって言うか……」

「………………………え?」

 

俺と春蘭は顔を赤らめて見合せて―――――

 

「ドキドキ……」

「ワクワク……」

 

なに、この羞恥プレイ!?しっしっ!

 

「とにかく大丈夫だ!そんな事はしないから!」

「『ふっ、大丈夫だよ、初めてなんだろ?優しくしてやるよ』」

「『いや〜ん、私照れるの〜♪』」

 

………何の真似だ?真桜、沙和?

 

「凪、お前からも何か言って―――――」

「えっと……そういう経験はありません……初めての時は出来れば優しく………」

「聞いてないから!?………え?初めてなの?ならば出来るだけ優しく―――――アブヒョッ!!!ヘブッ!!!モギャンッ!!!」

 

惇ちゃんが蹴った〜!華琳が殴った〜!ついでに桂たんが鈍器でぶった〜w冗談なのに……

 

そんなこんなで俺に部下が出来た。これから上手くやっていけるのかね〜?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続くw

-7ページ-

あとがき

どうも、紅い月です。

そんなわけで『愉快な殺し屋さん 第六章』お送りしました。

 

ストーリーが進まないw

これだけかかってようやく三羽烏を部下に………長っ!

ちょっと横道にずれ過ぎたw

 

まあ、とりあえずレス返しにいってみます。

 

>bridさま

閨ですか………自分も必死にそこを考えていますw

未だ決まらず…w

 

>南風さま

それはどうもです。

腹筋は大切にw

 

>フィルさま

ええ、最凶ですw

自分自身を言ったあと、悶え苦しみましたw

 

>ゲストさま

ダガソノシンジツをシルモノハスクナイw

 

>ブックマンさま

ご指摘ありがとうございます。

う〜む、このままリクエストに答え続けていたらどんなものになるやらw

 

>狂獄さま

かなり恐ろしいですw

コメントありがとうございます。

 

>meruさま

しっかり復讐しましたw

それ以上にしっぺ返しを受けましたがw

 

>munimuniさま

バッサリいっちゃいましたw

ギシャシャシャシャwww

 

>andou kiyohikoさま

いいですねえ。

その調子でどんどん破壊してくださいwww

 

>ルーデルさま

最強ではありません。

じゃんけんのように相手によって強弱がありますんでw

 

>YOROZUさま

ボコボコにはしました。

敵そのものでw

 

>りばーすさま

本当に恐ろしいです。

料理の腕もその神経もw

 

さて、レスも終わりました。

 

 

では、前回、読んでくれた方、支援してくれた方、コメントしてくれた方に感謝を。

そして、今回読んでくれた方にも感謝を。

 

 

誤字、変なところがあればお知らせください。

 

ではでは本当にありがとうございました!!

それでは、また次回にお会いしましょう!!

ではではー。

説明
どうも、紅い月です。
愉快な殺し屋さん、第六章。

オリキャラ主人公なので、嫌いな方は戻ることをお勧めします。

しょうがない、読んでやるか。という変わった方wはお読みください♪
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コメント
超おもしれぇ(カナリア)
エイリアンパワーまじすげぇ(もっさん)
春河さんに賛成です。季衣でもこんななのに流琉のまできたら、妹分の破壊力は何十倍になるのかな!!!? (雪蓮の虜)
流琉の『兄様』発言の時どうなるか想像がつきません……(春河)
桐生の死にオチ二回と自爆に乾杯wwwww次回に期待してます!!(atuantui)
そのうち漢女と「ブルァァァァァァァァァァ!!!」と言いながら戦う日が来るのかも・・w(YOROZU)
忍法 火達磨って技があった様なwww(ゲスト)
桂花が「アンタ馬鹿ぁ?!」発言してましたが、まさかのエ〇ァ?!そして自爆してしまったか桐生・・・・君らしいのでgj!(りばーす)
桐生あなたをエイドリアンと命名させてもらいましょう(笑) いや、桐生リアンのほうがしっくり来るかなwww(YUJI)
紅い月さん、いつもリクエスト使っていただきありがとうございます。いつももわずニヤリとしながら読んでいますよwww今回の技は平安京エイ〇アンの術です。これは落とし穴に敵を落とす技です。どうかうまく使ってください。(ブックマン)
桐生どんだけ人外ww(ルーデル)
エイリアンスゲェ!食べてみたいですねwww それにしても、回を増す毎に主人公は人間から逸脱していきますねw ファイヤーとか人間ミサイルとか最高でしたwwwww(フィル)
素晴らしいネタの多さと、主人公の凄さに腹筋崩壊wwwww(南風)
エイリアンパワー最強じゃねぇかwww(k.s)
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