恋姫天下統一伝 1-11
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第11話『稲葉山城攻略戦』

 

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墨俣城を建築しそこを拠点として稲葉山城に攻めいって半月がたち遂に義龍を城まで追い込み攻城戦に持ち込んでいた。

 

「くそったれ!さっさと降伏してほしいね!全く!」

 

信助はそういいながら稲葉山城の外門の中に作られている櫓の上の弓兵を狙撃し直ぐ様その横にいる弓兵も狙撃した。

 

「大将!今回も引き上げです!」

 

「そうか…これ以上粘られたら不味いな…」

 

そういいながら墨俣城へと戻っていき、戻ると天幕に入り詩乃たちに今日の報告をする。

 

「…その様子だと…今日もですか」

 

「ああ、あいつら城に籠っていてこれじゃあ戦える兵と兵糧が減るばかりだ…雫、兵糧の残りは」

 

「…もって3日です」

 

「不味いな…兵糧が無くなればたちまち俺達の方が不利になっていく」

 

「義はこちらにありますが…義だけでは」

 

「…なあ、詩乃確か道三さまを救出するときったどうやって稲葉山城に忍び込んだんだ?」

 

「あのときですか?あのときは裏道から潜入しましたが」

 

「その道は使えないの?」

 

「雛に見てきてもらいましたが…やはり警備する兵がいまして…」

 

「…警備って兵士は少ないのか」

 

「…はい、それがどうか」

 

「いや、俺と香風、雛で少数精鋭を連れてそこから侵入して内側から門を開けるってのはどうだろうかと」

 

「……危険な作戦ですがこの場合有効な作戦ですね…道三さま」

 

「うむ、確かに我々には短期決戦しか残されてはおらん…信助殿頼めますか?」

 

「わかりました…それでは夜中に潜入します」

 

「こちらも準備が整いしだい稲葉山城をに攻めこみます」

 

そうして軍議がおわると信助は準備があるために用意された自分の天幕に言ってライフルをカスタマイズする

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「…サイレンサーを取り付けてっと…後はフラッシュバンとスモークを持っていくか」

 

準備が完了し既に外は夜になっており出発まで時間があった、すると天幕に詩乃が入ってくる。

 

「詩乃」

 

「信助さん、いまお暇ですか?」

 

「うん、こっちの準備は完了した、そっちは」

 

「もうすぐ軍の編成が完了します、それで信助さん…後、一刻は休むお暇があるので…その……」

 

すると詩乃は何やら顔を赤くしてもじもじとしたいた。

 

「?詩乃?」

 

「わ、私を…だ、抱いてくれませんか?」

 

「ふぁ?」

 

恥ずかしながら言う詩乃に信助はいった言葉の意味を理解して驚く。

 

「いやいや!だ、抱いてってやっぱ…あれだよな」

 

信助も理解していたので信助も顔を赤くして若干慌てていた。

 

「はい、やはり…生きてかえれるかわかりません、ですからお、女として好きな人に抱いてもらうのが何よりの喜び、ですから」

 

「……わかった…俺も詩乃ことは好きだし…詩乃が求めてくるんなら…おいで詩乃」

 

「はい」

 

 

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約一刻後…

 

 

 

 

詩乃を抱きそして身だしなみも整えると先に整えた詩乃が天幕をでる手前で信助に顔を向ける。

 

「あの、も、もしこれであ、赤子が出来ましたら、わ、私を信助さんの妻として迎え入れてくださいね」

 

赤めながらそういって天幕を出ていき信助もライフルを携えて天幕を出て城の外にでると雛と香風、そして15人の腕に覚えのある精鋭が待っていた。

 

「す、すまん待たせたな」

 

「うんうん、待ってない」

 

「雛たちも今来たばっかだよ、それじゃあ行こっか」

 

そして馬に乗って稲葉山城の裏道がある山まで馬で行きその後は獣道で雛が先頭で徒歩で歩いていく。

 

「かなり険しいな…これは十数人でしか一気に行けそうにないな」

 

「うん、そうだね…それでさ、信助くん」

 

そういってニヤニヤと雛が信助を見てくる

 

「どうした?そんなににやついて」

 

「詩乃との、お楽しみにどうだったのかな〜って」

 

それをいった瞬間信助は雛を、つれて香風に聴かれないくらい離れて小声で問いただす。

 

「ひひひひ、雛!?ま、まさか…見てたのか!?」

 

「見てはいないけど〜信助くんの天幕から少量で詩乃の声がね、安心してね聞いたの雛だけだから」

 

「……お願いだからこれは誰にも言わないでくれ」

 

「いいよ〜そのかわり〜なにかおごってね」

 

「りょ、了解」

 

「お兄ちゃん?どうしたの?」

 

「いや、なんでもない、もうそろそろ詩乃たちが稲葉山城についてるころだ…俺達も急ごう」

 

香風にはなんとか誤魔化し先を進むと裏門に警備が二人ほどしかいなかった。

 

「こっちからは襲われないと踏んだのかな?」

 

「多分ほとんどの兵があっちに行ってるから警備が薄くなっちゃったんだよ」

 

「ならさっさと片付けるか…」

 

そういってライフルを構えて警備兵に照準を合わせる。

 

「だ、大丈夫なの?銃の発泡音でばれるんじゃあ」

 

「まあ、見ておけ…って!」

 

トリガーを引くと小音の発泡なっただけで警備兵を狙撃し直ぐ様もう一人も狙撃した。

 

「よし、これで入れるな」

 

「全然、音しなかったね」

 

「よし、お前ら城内に入るぞ」

 

「わかりました、大将!」

 

そういうと上手く城内に入り込み外門へと行くと30人ぐらいの兵士が慌てふためいていた。

 

「さてと…おっぱじめるか」

 

そうして信助たちは外門へと向かって突撃するとそれを見ていた兵士が大声を叫ぶ!

 

「貴様ら!何奴!」

 

「邪魔…」

 

香風が眼前の敵を凪ぎはらっていき信助も門の近くいる二人をハンドガンで撃ち殺す。

 

「雛!門を開けろ!」

 

「了解〜よっと」

 

雛が門に近づき閉じていた木の棒を外すと二人の仲間の兵士が門を、開けはじめてそして門の開けた先には

 

「俺達の勝ちだ!」

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「よし!期は熟した!今こそ!稲葉山城を落とすとき!全軍突撃!」

 

待ち構えていた本隊が稲葉山城に雪崩れ込み最後の籠城も出来ぬ義龍兵たちは次々と降伏し瞬く間に稲葉山城を制圧していく。

 

「バカな…我らの方が有利であったはず…なのに…」

 

最後の足掻きを見せている斎藤義龍は今の現状をみて信じられない光景を目にして漠然としていたがそこに父である道三と詩乃、そして信助が現れた。

 

「義龍」

 

「父上!それに半兵衛!」

 

「義龍さま、もう終わりです、降ってください」

 

「おのれ〜!かくなるうえは!半兵衛だけでも道ずれよ!!」

 

最後の足掻きで詩乃に切りかかろうとしたとき信助のハンドガンで方を撃ち抜かれ刀を落とす。

 

「うぐぅ!き、貴様!何者だ…」

 

「高橋信助…わけあって斎藤道三に協力している…天人だよ」

 

「なるほど…天は父上たちに味方したか…」

 

「頼む、降伏してくれあんたはここまで戦い向いたんだ」

 

「ふ…降伏などするつもりはない…この斎藤義龍…武士として最後の本願を遂げようぞ!!」

 

そして隠し持っていた短刀で自分の腹に向ける、それをみた三人は止めようとしたが既に短刀は義龍の命をたち…斎藤義龍、稲葉山城にて自害した。

 

「……」

 

「義龍……このバカ息子が…」

 

「…信助さん…ここは道三さまだけに」

 

「ああ、わかった」

 

詩乃と信助はこの場から立ち去り、そして道三は息子の亡骸の前で膝をつき泣き叫んだ。

 

美濃での騒動はこれをきに終息し美濃の乱はこれにて終わりを迎えた。

 

 

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