英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜
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〜30分後・クロイツェン州統括領主の城館〜

 

「助けを呼んでも無駄だ。ベルフェゴールがこの部屋に結界を張って外に声が聞こえないようにしている上アイドスによる認識障害の結界も展開しているから、今は誰もこの部屋に入ってこれないし、この部屋の存在に誰も気付かない。」

「なっ……!?い、嫌……や、止めて……!」

「な、なななななななっ!?」

30分後、スカーレットがいる部屋の監視ビデオに録画されてある映像を早送りしながら確認をしていたツーヤだったが、ある映像―――スカーレットと会話をした後突如スカーレットにのしかかって、犯し始めたリィンの映像を見ると顔を真っ赤にして混乱したがすぐに気を取り直した。

「リィンさん………一体何故こんな事を…………」

やがて信じられない表情をしながらも早送りをし、犯し終えた後病衣を整わせたスカーレットとの会話の所で通常再生にして二人の会話の様子を見守っていた。

 

「大方あたしを無理矢理犯して、あたしに坊やに対する憎しみや復讐心を抱かせて、燃えカス同然のあたしに生きる気力を与えようとしたのでしょう?」

「うっ!?な、何でわかったんだ!?」

「…………あ……………………」

二人の会話を聞いていたツーヤは呆けた後複雑そうな表情をしたが

「ん…………」

「んんっ!?」

「ええっ!?」

スカーレット自らリィンの唇に口付けをする映像を見て驚き、その後リィンが部屋を出るまで石化したかのように固まって映像を見続けていた。

「リ、リィンさん……あ、貴方って人は…………それにしてもリィンさんがこんな方法を思いつくとはとても思えな――――あ。睡魔族のベルフェゴールさんあたりなら、そんな入れ知恵をしたのかもしれないわね…………ハア…………本来なら例え相手がメンフィルでは認められている性的暴行を加えてもいいとされている最上級レベルの犯罪者とは言え、あたし達に許可もなく性的暴行を加えるのはどう考えても犯罪ですよ……?ですが、自棄状態のスカーレットさんに生きる気力を与えましたし、結果的には合意という形になりましたから今回は特別に見逃してあげますよ…………」

そして我に返ったツーヤは顔に無数の青筋を立てて口元をピクピクさせながら身体を震わせていたが、リィンが契約しているある人物――――ベルフェゴールの事をふと思い出した後疲れた表情で溜息を吐いた。

 

「うふふ、そんな貴女にいい話があるわよ♪」

「え……ベ、ベルフェゴールさん?しかもアイドスさんも何故一緒に…………」

更にベルフェゴールとアイドスが現れる映像を見ると戸惑い

「えええええええええええええええええええっ!?」

スカーレットがベルフェゴールの”使徒”になる経緯の映像を見ると大声を上げて驚いた!

 

「ベ、ベルフェゴールさん…………貴女、自分が何をしたのかわかっているのですか……?ハア………主従揃って、頭が痛くなる事をしてくれましたね……仕方ない。正直、報告したくないけどマスターにこの事を報告しよう…………」

一連の流れを見終えて映像を消したツーヤは片手で頭を抱えて疲れた表情で溜息を吐いた後立ち上がって、プリネの所に向かい、事情を説明した。

 

〜執務室〜

 

「え、えっと。ツーヤ、それってどこまでが本当でどこからが冗談なの?リィンさんが”帝国解放戦線”の幹部―――”S(スカーレット)”さんに性的暴行を加えた後その性的暴行を受けた本人である彼女自身がリィンさんを好きになって、更にベルフェゴールさんが彼女を自分の”使徒”にしたって話はどれも信じられないのだけど……」

ツーヤから事情を聞いたプリネは冷や汗を滝のように流しながら表情を引き攣らせながら問いかけ

「……残念ながら全て本当に起こった出来事です。証拠の映像データもありますが観ますか?」

「え、遠慮するわ。」

疲れた表情をしているツーヤに問いかけられると冷や汗をかいて苦笑しながら答えた。

 

「それで……彼女―――スカーレットさんをどうしますか?メンフィル帝国の客将であるベルフェゴールさんの”使徒”になってしまいましたけど……確かスカーレットさんはメンフィル帝国に対して犯した”罪”としては”列車砲”であたし達の命を狙って、あたし達の命を脅かした件による罪がありますよね?」

「……幸いスカーレットさんの処遇に関してはまだ決まっていない上私達全員傷一つついていなかったから、”処刑”以外の方法で罪を償わせるように手配しておくわ。それともしエレボニア帝国が”戦争回避条約”の期間内に内戦を終結した際は彼女を”処刑”しないように言い含める必要があるわね。その前に当事者のレンやリフィアお姉様にも事情を説明しておかないとね。」

「……わかりました。――――まあ、スカーレットさんの件がリフィア殿下の耳に入れば、結果的には合意になったとはいえ、スカーレットさんに性的暴行を加えたリィンさんも罰を受けた事になりますからちょうどいいですね。」

プリネの話を聞いたツーヤは笑顔になり

「え?それは一体どういう…………―――あ。ア、アハハ……た、確かにそうね。」

ツーヤの言葉に呆けたプリネだったがリフィアの耳に入れば専属侍女長であるエリゼの耳にも入る事にすぐに気付き、苦笑していた。

「というかリィンさんがスカーレットさんに性的暴行を加えている映像データもエリゼさんに渡した方がいいような気がしてきました。」

「さ、さすがにそれは…………でも、そうね。今回は私達まで巻き込んだんだし、いくら結果的に合意になったとはいえ性的暴行を加えた事は一人の女性として許せないから、エリゼさんに渡して、後の事は彼女に任せましょう。」

そしてツーヤの提案に冷や汗をかいたが、すぐに気を取り直してツーヤの提案に頷いた。

 

〜20分後・クロスベル・ベルガード門〜

 

「…………そうか…………う、うむ…………勿論エリゼにも伝えておく。ではな………」

20分後プリネから連絡を受けたリフィアは冷や汗を滝のように流して表情を青褪めさせて身体を震わせながら通信を終えた。

「………よりにもよってエリゼが戻ってくる直前でまた増やすとは…………”S”の件を知ったエリゼの反応が目に浮かぶな…………というか一体何時の間に余がエリゼの知らぬ間にリィンが落とした女をエリゼに報告する係になったのじゃ……?ハア…………」

そして通信を終えたリフィアは通信内容をエリゼに伝えた時のエリゼの反応を思い浮かべ、頭痛を抑えるかのように片手で頭を抑えて疲れた表情で大きな溜息を吐いた。

 

リィン達がバリアハートに寄航して休息を取っていたその頃、ロイド達の手によって侵入者を阻み続けていたクロスベル市を覆っていた謎の結界がついに解かれた為、クロスベルの解放を望むロイド達”特務支援課”や”六銃士”を始めとする多くの有志や協力者達による”クロスベル解放作戦”が行われようとしていた……!

 

 

 

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と言う訳でビデオを見ていたツーヤにレ○○がバレて、そこからプリネ⇒リフィアの順番によって番外編ではラスボスと化したエリゼに即バレる事にwwそして今回の話で一番わりをくったのはリフィアでしょうねww原作ではリウイ達に迷惑をかけまくっている分、いつの間にか苦労人にwwそして話は変わりますが第2部はここで一端中断して、次回からは閃U篇の”外伝”を繰り上げて出します!……まあ、内容は原作とは全然違いますが。

説明
第485話(第2部中断)
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コメント
K'様 大丈夫です。後にある人物を経由に知る事になりますww(sorano)
どうせならアリサたちにも教えれば良いのに。さすがに今回みたいなブレーキぶっ壊れた行動はちょっと掣肘しとかないと・・・(K')
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