英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜
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〜メルカバ玖号機・ブリッジ〜

 

「あ……エステル達……!」

「す、凄い……!」

画面にいるエステル達を見たロイドとエリィは驚き

「ツンツン頭の神父が言ってた助っ人っていのは、やっぱりエステルちゃん達だったのかよ!」

ランディは明るい表情で声を上げた。

 

「ああ、本人達たっての希望でリベールから連れてきたらしい。………まあ、知らない人達もいるようだけど。」

ランディの言葉に頷いたワジは静かな笑みを浮かべた後不思議そうな表情で画面で戦っているアドル達を見つめ

「なっ!?あ、あの人達は………!」

「わあ〜!アドルさん達です♪」

「ナユタ君達もいるじゃない!」

「………過去………帰った………なんで……いる………?」

「い、一体どうして私達の時代にいるのでしょうか………?」

「……………………あの女性は一体………」

(フム、エステル嬢ちゃんに非常に似ている容姿をしている上、しかも髪型がサティアと一緒とはな。しかもクーが2体だと?あの娘、まさかとは思うが………)

ティオは驚き、サリアは喜び、マリーニャは明るい表情をし、ナベリウスは首を傾げ、シュリは戸惑い、セリカは画面端末に映っているサティアを見つめて呆け、ハイシェラは真剣な表情で考え込んだ。

 

「へ………」

「そ、それってまさか”影の国”で出会った空の女神(エイドス)のご両親やご先祖の………!?」

「オ、オイ。ま、まさかとは思うが………!」

ティオの口から出た聞き覚えのある名前を聞いたロイドは呆け、エリィは信じられない表情をし、ランディは驚きの表情でキーアに視線を向け

「キーアみたいにミントが過去の時代から連れて来たのだろうね。」

「―――その通りや。」

キーアは静かな表情で言うと画面端末にケビンの画像が映った。

 

「ケビン神父………!」

「大丈夫かい?そっちは今、”神機”と交戦中なんだろう?」

ケビンの状況を知っていたワジは不思議そうな表情で尋ねた。

「ああ、心配いらん。何せこっちには”神”が2柱味方になってくれとるからな。今はフェミリンスさんが戦って、オレらがそこを援護しているから、通信をする暇ぐらいはあるで。」

「ええっ!?」

「フェ、フェミリンスさんが”神機”と戦っているんですか………!?」

「そういやあのお姉さん、本物の”女神”だもんな………」

「け、けどまさか生身で……それも空中で”神機”と戦うなんて……”姫神フェミリンス”の力は私達の想像以上の力の持ち主のようね………」

「皆さんのお知り合いの方達って凄い人達ばかりですね……」

ケビンの話を聞いたロイドは驚き、ティオは信じられない表情をし、ランディは表情を引き攣らせ、大量の冷や汗をかいたエリィは苦笑し、リーシャは表情を引き攣らせてロイド達を見つめた。

 

「そ、それよりケビンさん!ナユタさん達も本当にミントさんが………!?」

そしてティオは真剣な表情でケビンが映る画面端末を見て尋ね

「ああ、未来と現代、二人のミントちゃんが手分けして連れてきたみたいや。その中にはセリカさんにとってもご待望の人もいんで。」

「何………?」

「セリカにとって待望の人……?」

ティオの疑問に頷いたケビンの言葉にセリカとロカが眉を顰めたその時

「―――まさか。未来のサティア様までいらっしゃっているのですか!?」

ある事に気付いたエクリアが信じられない表情で尋ねた。

 

「ああ。エステルちゃん似の女性がおったやろ?その女性が生まれ変わったサティアさん――――つまりエステルちゃんの血の繋がった娘にして一番最初の子供……いや、養子のミントちゃんがいるから次女やそうや。」

「何っ!?という事はさっきの画面に映っていたエステルに似ていたあの女性がサティアかっ!?」

(やはりか。)

ケビンの答えを聞いたセリカは血相を変えて声を上げ、ハイシェラは納得した様子で頷き

「わあ……!よかったですね、主!」

「サティア様がエステルさんのご息女として生まれ変わると今この場で証明されましたね……!」

「おめでとうございます♪」

「よかったな、セリカ!」

「おめでとう…………よかった……………」

リタやセリカの”使徒”達、そしてナベリウスはそれぞれ明るい表情をした。

「フフッ、セリカにとって最初の恋人でセリカがずっと探し求めていた女性か……ちょっと妬けちゃうわね。」

ロカは苦笑しながら呟いたが

「……お前もサティア同様俺にとっては無くてはならない存在で愛している存在だ。それだけは変わらん。」

「セリカ…………―――ありがとう。私も愛しているわ。」

セリカの答えを聞くと目を丸くし、そして嬉しそうに微笑んだ。

 

「えええええええええええええええええええっ!?」

「エ、エステルさんのご息女……!?」

「オイオイオイオイッ!そんなのありかよ!?」

「ま、まさか生まれ変わったサティアさんまで来ているなんて………」

一方ロイドは驚きの表情で声を上げ、エリィは信じられない表情をし、ランディは疲れた表情で指摘し、ティオは大量の冷や汗をかいて苦笑していた。

 

「ハハ、言っておくけどもっと驚く事があるで?」

「もっと驚く事………?」

ケビンの言葉を聞いたノエルは不思議そうな表情をし

「そういえば………”神”が2柱力を貸してくれているって言ってたけど……もう一柱はどこの”神”なんだい?」

ある事に気付いたワジは真剣な表情で尋ねたその時

「フフ、それは私ですよ。」

「!?(秘匿情報にあった……!じゃあ目の前に映っている方が……!)」

なんとエイドスが画面端末に映り、エイドスの顔を見たエリゼは血相を変えた。

 

「フィ、フィーナさん!?い、いえ……さっき南口でエステルさん達と一緒に戦っているのが見えましたし………な、なんでそこにいるんですか!?」

エイドスを見たティオは驚いた後戸惑い

「フフ、貴女がティオさんですか。それにお母様達が”影の国”で共に戦った方々もいらっしゃっていますね。ようやくお会いできましたね。」

「へ………」

「”お母様”………?」

微笑みながら言ったエイドスの言葉を聞いたロイドは呆け、エリィは不思議そうな表情をし

「………?――――!!!!ま、まさか貴女は……………!」

エイドスを見つめて何かに気付いたティオは身体を震わせながら信じられない表情をし

「馬鹿な!?何故お前がそこに……いや、この時代にいる!?――――女神よっ!!」

「アドルとフィーナの娘―――――”空の女神(エイドス)”か。」

エイドスの顔をよく見た後目を見開いて信じられない表情で声を上げたツァイトに続くように、セリカは静かな表情で言った。

 

「はい。――――初めまして。エイドス・クリスティン・ブライトです。2か月前に結婚したばかりの”ただの新妻”です♪フフ、まさか遥か未来で貴方とも再会できるとは思いませんでしたよ、ツァイト。」

「フフ………それはこちらの台詞だ。人の子達が”答え”を出す前にお前が介入してもいいのか?」

ツァイトは静かな笑みを浮かべて答えた後尋ね

「まあ、さすがに限度がありますので。それに”幻の至宝”が消滅したのですから、貴方のように私が介入しても問題ないでしょう?」

「フッ……確かにそうだな……ん?それよりも先程”ただの新妻”と言っていたが、あれはどういう意味だ?」

「そのままの意味ですよ?3週間くらい前に現代に現れた際に正体を誤魔化す為に”ただの新妻”として名乗っていたんです。」

「何!?そんなにも前からこの時代にいただと!?それよりももっと他にも誤魔化しようがあっただろうが……」

エイドスの説明を聞いて驚いたツァイトだったがある事に気付いて呆れた表情で指摘した。そしてツァイトとエイドスの会話が途切れると凍りついていた空気が解かれ

 

「えええええええええええええええええええええええええっ!?」

 

我に返ったセリカ達やエリゼを除いた者達――――ゼムリア大陸の出身者達はそれぞれ信じられない表情で声を上げた!

 

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と言う訳で既にわかっていたと思いますがロイド達の前にもゼムリア一フリーダムな女神、エイドスさんが現れ、そして案の定”ただの新妻”を未だ名乗っていますwwちなみにあくまでまだ考案中の段階ですがエイドスは後日譚にもちょっとだけ登場して後日譚のボスを倒したリィン達のしんみりした空気をぶち壊す展開を持ってくる話を考えています。ちなみにそれがどんな内容なのかのヒントは光と闇の軌跡終了間際のエイドスの行動です(ってか、これじゃあ答えを言ってるも同然の気が(汗))というか後日譚のあの空気すらもぶち壊すかもしれないとかさすがはゼムリア一のシリアスブレイカーでもあるエイドスかww

説明
第489話
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コメント
本郷 刃様 確かにそうでしたねww kanetosi様 いや、あの場じゃなくてリィン達があの場を去ってしんみりした空気でそれぞれの場所に戻ろうとしているところの予定ですww(sorano)
ごめん、あの場をどうやってぶち壊すのか・・・思いつかないwあるとすればエイドスの実力行使だが・・・無理だろ?w(kanetosi)
シリアスブレイカーなのはここでは周知の事実でしょうよw(本郷 刃)
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