英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜
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〜ウルスラ間道〜

 

「雷光!身妖舞!!」

「ギャアアアアアアッ!?」

「なっ……!?」

「は、挟み撃ちだと!?」

エステル達と戦っている最中に奇襲してきたセリカやセリカの後ろにいるセリカの仲間達を見た兵士達は驚き

「あ!」

「セリカさん……!」

「ハハ……まさかここで強力な援軍が来るとはね。」

「おひさしぶりです。」

エステルとヨシュアは声を上げ、アドルは苦笑し、ナユタは微笑み

「――――ああ。それとお前もな………サティア。」

セリカは頷いた後サティアに微笑んだ。

「ええ、セリカ。」

「サティア、アイドスが復活した事は知っているのか?」

「ええ、勿論。私の時代のあの娘もあの娘が愛する人――――リィン……そしてエリゼやエリス、アリサやエーデルを始めとした彼を愛する多くの妻達と一緒に幸せに生きているし、子供もいるわよ。」

「ええっ!?リ、リィン君達がサティアさんの時代にまで生きているってどういう事!?確かサティアさん、200年くらい先の未来から来ているって言ってたわよね!?何で”人間”のリィン君達がそんなに長生きできるのよ!?というか今さり気なくあたし達の知らない人の名前も出たわよね!?」

セリカとサティアの会話を聞いたエステルは信じられない表情で声を上げ

「わ―――――――ッ!サティアさん、さり気なく未来の出来事を口にしないでよ〜〜〜!?」

「ハハ……この場にリィン達本人がいないのが不幸中の幸いだね……」

慌てた様子で声を上げて指摘するミントの様子をヨシュアは苦笑しながら見つめ

「……――――大方アイドスが奴らに”神核”を分け与えたか、もしくは”使徒”にでもしたのだろう。それに今はそんな事を気にするよりも先に優先すべき事があるな。」

「そうね。」

セリカは静かな表情で推測した後棒を構えたサティアと共に攻撃を仕掛けた!

 

「――――そこだっ!!」

セリカは電光石火で装甲車に襲い掛かり

「ハァァァァァァァァ………!!」

そこにサティアが棒による怒涛の連続攻撃を放った後一旦下がり

「「奥義!太極無双撃!!」」

セリカが飛燕剣――――枢孔紅燐剣を放つと同時にサティアと共に武器を地面に叩きつけた!すると地震が起こり、装甲車の地面からすざましい衝撃波が現れ、さらにセリカが放った剣技による分け身の衝撃波が襲い、最後に二人の闘気による大爆発が起こり、二人の協力攻撃によって装甲車は木端微塵に粉砕され、爆発の煙が晴れるとそこには全身ボロボロになって地面に倒れている兵士達は身体をピクピクさせていた!

 

「凄―――――い!!」

「再会したばかりなのにもう既に息ピッタリだなんて……」

「………あの二人だからこそできる事ね。」

「ええ………」

二人の協力技を見ていたミントがはしゃいでいる中マリーニャは苦笑し、エクリアとシュリは微笑み

「って、こら――――――ッ!何で勝手にあたし達の協力技(コンビクラフト)を完全にパクった上、しかもあたし達の目の前で使っているのよ!?」

「まあまあ、別にいいじゃないか。」

二人に怒鳴りつけているエステルにヨシュアは苦笑しながら宥めていた。

 

「ヒィィィィィッ!?」

「な、生身で装甲車を破壊するだと!?」

「奴等は化物か!?」

一方兵士達は悲鳴を上げ

「私達は”化物”なんかじゃない………」

「俺達を呼ぶに相応しい言葉。それは………」

サティアとセリカは静かな口調で呟き

「「”戦女神”!!」」

それぞれ同時に武器をそれぞれ”天秤の十字架(ラクスリブラクルース)”と”絆の神剣(リブラクルース)”に装備し直して、それぞれの剣を構えて叫んだ!

 

「―――行くぞ、サティア。少しでも早く争いを無くす為に。」

そしてまるで再会を喜んでいるかのように光輝く”絆の神剣(リブラクルース)”を構えたセリカはサティアに視線を向けて言い

「うん……!」

セリカの言葉に頷いたサティアはセリカと共に戦闘を再開し、エステル達も戦闘を再開した!

 

 

〜クロスベル市〜

 

「何とか課長たちと連絡を取りたいけど……なんだ?この青白いモヤは?」

一方その頃市内に潜入したロイドは青白いモヤに包まれた周囲を見回し

「毒ガスや催眠ガスの類いって訳でもないわよね?」

「私達が攻めて来た際に備えて何らかの”儀式”を行ったのかもしれないわね……」

「生物に影響がないといいのだけど………」

「さすがにそこまで愚かな事はしないと思うのですが……」

カーリアンは周囲を警戒し、ロカは真剣な表情で推測し、エオリアは心配そうな表情をし、リタは真剣な表情で呟いた。

 

「まるで僧院や塔で出ていたような………」

「何となくですが………以前リフィア捜索の時に入った”僧院”の雰囲気に似ている気がするのですが……」

「た、確かにそうですね。それに人通りも………全然ありませんね。」

エリィとエリゼの意見に頷いたノエルは不安そうな表情で呟き

「まあ、街の外で戦闘が起こっているから避難してるんだろうけど………」

「お父さん達は大丈夫かしら?」

「……いくら何でも民に手をかけるほど奴(ディーター)は愚かではないだろう。」

「そんな事をすれば、民達がどんな反応をするかわかりきっていますしね……」

「………………………」

ワジは考え込み、セシルは心配そうな表情で呟き、ツァイトとエリナは重々しい様子を纏って呟き、ティオは呆けた表情で黙り込んだ。

 

「ティオちゃん?」

「なんだ、どうした?」

その時ティオの様子に気付いたエリィとランディがティオを見つめて尋ねた。

「………中央広場から共鳴音が聞こえます。あの大鐘です。」

「ええ、私達にも聞こえました。」

「”僧院”の時と同じ音だよ!」

そしてティオとセティ、シャマーラはそれぞれ答え

「なに……!?」

答えを聞いたロイドは声を上げ

「……行ってみましょう。」

リーシャは真剣な表情で提案したその時、ガシャガシャと音が聞こえて来た!

 

「何だ、この音は……?」

「何かが近づいてきている……!?」

「――――来るわ。」

音を聞いたランディは眉を顰め、エリゼは警戒の表情をし、ロカが真剣な表情で忠告すると中央広場の方面から人形兵器が歩いてきた!

 

「”星見の塔”にいた……!?」

「錬金術によって創られたゴーレムか。」

人形兵器を見たエリィとツァイトは厳しい表情をし

「同じ魔導のゴーレムですが遥かに危険そうです……!」

ティオはロイド達に警告した。するとその時!

「ハァァァァ……ッ!!」

ルフィナが背後から奇襲し、人形兵器をあっという間に滅した!

 

 

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え〜……今回の話にてサティアがさり気なくとんでもない未来をネタバレしちゃいましたwwヤベェ……マジでエイドスやエステルの天然がサティアにまでしっかりと受け継がれているよww(何を今更)既に現在予定している閃版のリィン達のエピローグの一部をちょびっととはいえネタバレするマイペースさはさすがはあのエイドスの子孫としかいいようがないですねww後サティアの台詞の中にさり気なく現在候補にもあがっていないまさかの原作キャラがいた事に驚いたと思いますが、そのキャラについては本編ではなく、番外編で出したアリサのお見合い話のように後日談としていつか書こうかなと思っています……そしてその際も皆さんが期待(?)している濡れ場展開も書かないとダメなんでしょうね……フッ……(遠い目)

説明
第492話
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コメント
完全ROM専様 さて、誰のことやら(すっとぼけ) K'様 それは後日談でわかるとしか言いようがないです(いつか書くつもりです) 本郷 刃様 一人でも怖いのに二人いたらもうこれ何?ですね ジン様 何故ロジーヌならわかるのですかww(sorano)
てか下手しなくてもベルフェゴールとアイドスの二重神格者になるのかな?(ジン)
ちょっと待って^^;なんでエーデル?いやロジーヌならまだわかるけど^^;(ジン)
戦女神が2人って怖いなぁ・・・(本郷 刃)
まさかのエーデル。何故にこの人?しかもアリサやエリゼに続く形で名前が出てくるって後日談で何が起こるというんだ・・・?(K')
現時点でいない人の名前が出てきたような?(完全ROM専)
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