真・恋姫無双 雌雄の御遣い 第五十一話 |
〜一刀視点〜
大和朝廷の政務も軌道に乗り始め、徐々に新しい政策も始め効果も出ている
そんな時、静里からある提案が出された
「間もなく、陛下(公の場では静里はこう呼ぶ)が大和を建国されてあと1月程で1年になります
そこで建国祭を行ってはいかがでしょう
と云っても堅苦しい式典では無く、その名の通りお祭りを です」
その場に居た者、全てが賛成した為行われる事になった
その建国祭で行う催しについて皆からも意見を求めた
その中に「武術大会」と云う物があった
最近、武官に暴れられなくて鬱憤がたまっている者もいると報告が来ている
例えば、春蘭とか春蘭とか春蘭とか・・・
その鬱憤晴らしに丁度いい、との意見だが問題があった
それは飛将軍 呂布こと恋の存在だ
大会を行えば彼女の優勝は目に見えている しかし
「私が説得するわ」
と鞘華が恋に参加辞退を要請する事で決着した
そして、祭りと武術大会の準備が進められた
3日後、大会要綱がまとめられた
名称は「天下一品武道大会」
参加者は応募武将、及び一般参加者
尚、一般参加者は予選を行い勝ち抜いた2名とする
大会は4日間で行う
祭の1日目に一般参加者の予選(午前)と1回戦(午後)を行う
2回戦(16名)を2日目に行う
3回戦(8名)を3日目に行う
準決勝と決勝を4日目に行う
これが要綱としてまとめられた
規則は以下の通り定められた
1つ、武器は刃をつぶした物を使用する事
2つ、勝利条件は次の通りとする
・相手を降参させる
・相手を武舞台から落とす
・相手を失神、戦闘不能にさせる
・相手を審判に戦闘続行不可能と判断させる
3つ、優勝者は賞金10万貫(約1000万円)を受け取る
陛下に政治的に問題無ければ願いを叶えてもらえる他、希望すれば陛下の側妾となれる
4つ、試合当事者への声援は可、助言は不可
5つ、相手に怪我をさせるのは構わないが、殺す事は御法度
6つ、試合結果に後から不満を言わない
7つ、各々の武人の矜持に則って堂々と戦う
以上となった
これを将達と一般にも発表して参加者を募った
尚、俺も主催者ながら参加しても良い事になった
葵曰く
「陛下がせめて、華琳(真名交換済み)殿位の武ならともかく
そうでない以上、参加して戴かないと「”天下一”品武道大会」になりません」
との事だった
参加者は、北郷一刀、鞘華、愛紗、鈴々、星、焔耶、春蘭、季衣、流琉、凪、霞、雪蓮、思春、明命、翠、蒲公英、蓮華 一般参加の二人
となった
秋蘭、紫苑、桔梗、祭と云った弓を得意とするものは参加しなかった
「刃(矢)をつぶした武器では弓は急所に当てるしか勝ち目が無いだろう」
と言われて納得した
本来、武官であるはずの真桜、沙和、白蓮は
「あんな化け物に勝てる筈が無い」
との理由で辞退した
準備は着々と進み、祭りの当日がやって来た
建国祭開催の挨拶を行う
「大和建国より今日で一年となる
これより7日間祭りだ 思う存分楽しもう」
こうして、建国祭が始まった
天下一品武道大会の予選が午前中に行われ、午後の1回戦(3試合)の時間がやって来る
組み合わせはくじ引きで決められる
但し、1回戦毎にくじ引きが行われる
そして、1回戦の第一試合が発表される
〜あとがき〜
”あの話”は天下一品武道大会の事でした
取り敢えずは全試合書くつもりです
試合は次回からです
何話掛かるかは分かりません
結構、行き当たりばったりなので
更新はゆっくりになるかもしれませんが続けるつもりです
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大和を建国して間もなく一年 | ||
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コメント | ||
よく恋を説得できたな〜後一般参加者で隠れた強者がいるかどうかw(nao) | ||
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真・恋姫無双 北郷一刀 天下一品武道大会 | ||
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