真・恋姫無双 雌雄の御遣い 第五十二話 |
〜一刀視点〜
司会進行役の真桜が第一回戦第一試合の組み合わせを発表する
「第一試合、先ずは主催者の癖にしっかり出場しとる大和の皇帝 北郷一刀
対するはアンタ生きとったんかと言いたくなる一般参加者で袁紹配下やった顔良」
俺と顔良が武舞台に上がり向かい合う
「え〜と、生きてた事は兎も角、なんでわざわざ出場してきたの?」
俺が質問すると、涙目になって
「放浪しててもお腹は空くんです でも食べ物を得るにはお金がいるんです
山や川で採集や狩りで食べ物を簡単に手に入れられる訳が有りませんから
おまけに面子がいつの間にか5人になってまして
だからこの大会で賞金を手に入れないと・・・」
ふと観客席をみると袁紹に加えて袁術と(おそらく)張勲が声援を飛ばしていた
(苦労しているんだな〜)
そんな事を考えながら剣を構える
顔良も武器を構える
「では、試合はじめ!」
先手は顔良だった 開始の声と共に武器を振りかぶって攻撃して来る
威力が有りそうな攻撃だったので受け止めずに躱す
空振りしたが、素早い切り返しで隙を見せない
だが、威力も速さも一流にちょっと届かない
それが俺の評価だった
ならば、速攻で勝負を決める
剣を納刀して抜刀術を放つ
構えで右からの斬撃と読んでいた顔良はそれを武器で受け止める
が、その刹那の後俺の右上段蹴りが放たれ直撃
ふらつきながらもなんとか反撃しようとしたが、更にもう一発左上段蹴りを放ち勝負は決着した
「勝者 北郷一刀」
試合後、葵に
「彼女に仕官する意思が有るか、確認しておいて」
そう伝えておいた
「さて、第二試合に行くで〜
先ずは涼州の小悪魔、無限の悪口攻撃が得意技の馬岱
対するは大和一の脳筋、考える事を放棄した女 魏延」
この紹介に焔耶が
「誰が脳筋で考える事を放棄した女だ!」
と激昂するが真桜は涼しい顔で
「あんたしかおらんやろ(いや、ホントはおるけど、うちも命は惜しいし)」
と答えた
「くっそ〜、どいつもこいつも私を莫迦にして〜
誰か私を莫迦にしない奴はいないのか〜」
「何処にもいないぞ〜」
焔耶の叫びに蒲公英が合いの手を入れ、焔耶の怒りに油を注ぐ事になった
「では、試合はじめ!」
焔耶が怒りに任して攻め込んで行くが、蒲公英はその攻撃を軽快に避けて行く
「そんな力任せの攻撃、喰らう訳が無いよ〜
そんなんだから脳筋だの考える事を放棄した女だの言われるんだよ〜」
と更に焔耶を煽る
「殺す!」
焔耶が蒲公英を攻めたてるが当たらない
そして、武舞台の端に来た所で、焔耶の攻撃を躱し蒲公英が攻撃をする
その攻撃は防いだものの、バランスを崩して武舞台から焔耶が落ちる
「勝者 馬岱」
悔しがる焔耶に
「あんな挑発に乗る莫迦がおるか!」
と桔梗が説教していた
「さあ、今日最後の試合や
先ずは大和の嫉妬神、陛下に素直になれる日は来るのか 関羽
対するはアンタ生きとったんかいな2号 一般参加者の文醜」
この紹介に
「誰が嫉妬神だ
それに陛下に素直になれる日は・・・え〜い真桜 試合後、覚えていろよ!」
と愛紗が抗議していた
「では、試合はじめ!」
文醜が威勢よく突っ込んで行くが、愛紗が
「その程度で、私を倒せるか〜」
と攻撃を払いのけ、一撃を放つと文醜の武器が砕け散った
「勝者 関羽」
今の愛紗はさっさと真桜の所に行きたかったから無理もない
ちなみに、真桜は試合終了後、全速力で逃げていた
こうして、一日目が終了した
〜あとがき〜
斗詩と猪々子は官渡の戦い以後、消息不明だったので此処で生存確認です
試合があっさりしすぎているかもしれませんが、まだ一回戦ですので
更新はゆっくりになるかもしれませんが続けるつもりです
説明 | ||
天下一品武道大会開幕 |
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コメント | ||
一般参加者は二枚看板か〜あんま強いイメージないなwそして斗詩はどこでも苦労人だなぁw(nao) 嫉妬心なのは傍目にも全力で明らかなので、否定しちゃいけないよ愛紗。原作でも「大きなムネに小さい器」なんて地和に言われて否定できなかったジャン……一般参加の二人は袁家の二枚看板でしたか。まあ予想の範囲内だけど、苦労するよなホント。それと焔耶、残念ながら蒲公英の指摘は正しい。それじゃあいつまでたっても「武将」になれないよ……(Jack Tlam) |
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