真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間 |
一刀の抹殺の為に現れた謎の刺客………
その名も『絡繰人間』……………
管理者と同等以上の強さを誇るかつてない最大の強敵に、一刀は再び立ち向かう!!!
しかし、一刀はまだ
絡繰人間の真の恐ろしさを知らなかった……………
五節 ?一刀VS『7号』?
一刀「っ!!!」
絡繰人間7号「にょわっ!!!」
フォン!!
フォン!!
フォン!!
会話が途切れたと同時に絡繰人間7号は、素早く攻撃を仕掛けてきた
殴る・蹴るの応酬を浴びせる
それを紙一重で必死に躱す一刀
だが
一刀「くっ!!!危ねっ!!?」
少し気を緩めば、直ぐ様やられてしまう程の瀬戸際に立たされていた
その証拠に所々掠り傷が出来ている
一刀「(こいつの攻撃…………何か裏を読まれている感じに攻撃してくる!!)」
絡繰人間7号「キエェェェ!!!」
フォン!!
一刀「くっ!!!はぁっ!!!」
フォン!!
ドカッ!!!
互いに放った膝蹴りがそれぞれ衝突して、小さな衝撃波を生み出す
2人は一度距離をおく
絡繰人間7号「私の『情報』を上回ル速度で対応スルとはナ………」
一刀「『情報』?」
絡繰人間7号「左様…………
我々絡繰人間の頭ニハ『全情報収録板(ぜん情報しゅうろくばん)』ト云われる、6平方センチメートル程の大キサノ黒い板状の物が挿入サレテいる
貴様ら人間でイウ『脳』と同じ役割の物だ」
一刀「『全情報収録板』…………
それが何だっていうんだ?」
一刀は眉を顰めて聞き返す
絡繰人間7号「私は北郷一刀、貴様を抹殺する為二送り込まレた絡繰人間だ
貴様の戦闘情報・技の種類・どの位の威力か・体の筋力の分析・戦闘能力値等…………私はソノ全てを網羅シテいる………」
一刀「……………裏返して言えばただの変態じゃねーか」
顔を渋めて言う
絡繰人間7号「違う、貴様を抹殺すル為丿情報収集だ」
一刀「最もらしい言い訳しやがって………」
一刀はそう言うが、内心では
一刀「(なる程……………道理で先読みされる筈だ…………)」
裏を読まれている事に納得していた
絡繰人間7号「むぅ………ぬぅわっ!!!」
ゴオッッ!!
フォン!!
絡繰人間7号は『龍走』を発動後、直ぐ様殴り掛かってきた
一刀「(襲の『瞬考』よりも厄介だな………
アイツはまだ気を発しているんだが…………)」
絡繰人間7号「んあっ!!!どわっ!!!」
フォン!!
フォン!!
一刀「(こいつは……………!!!)」
絡繰人間7号「むんっ!!!」
シュンッ!!
一刀「っ!!?」
絡繰人間7号は『空走』を発動して、一刀の背後に回り込み
絡繰人間7号「にょわっ!!!」
フォン!!
ドカッ!!!
一刀「くっ!!!」
素早く殴り掛かった
一刀は一瞬反応が遅れてしまい、ガードをしたが僅かなダメージを負ってしまった
一刀「(一般人と比べて全くもって気を感じられない!!!
まるで死人みたいだ……………今みたいに『空走』をされて背後に回り込まれちまったら対応出来ない!!!)」
一刀は苦虫を噛み潰したような表情をする
絡繰人間7号「少し浅かッタか…………」
一刀「手加減は一切必要ないな………はああぁぁぁっ!!!」
ギュォォッ!!
一刀は瞬時に気を高める
絡繰人間7号「…………情報ヨリも気の純度ガ高いナ…………
マァ、誤差範囲だ……………」
ゴオッッ!!
『龍走』を行い、一気に距離を詰める絡繰人間7号
一刀「ふぅぅぅぅ…………」
一刀は静かに構える
絡繰人間7号「喰ラえっ!!!」
フォン!!
絡繰人間7号は右脚の蹴りを放つ
一刀「……………ふっ!!」
一刀は体を僅かに横に揺らして躱し、絡繰人間7号の懐に入ると
絡繰人間7号「ムっ!!?」ピピピッ
一刀「全力全開っ!!!『紅蓮掌打』っ!!!」
フォン!!
ドカッ!!!
絡繰人間7号「ごふェっ!!?」
体の中心にフルパワーの『紅蓮掌打』を叩き込んだ
それにより派手に吹き飛び、荒野の岩に体を打ち付ける絡繰人間7号
だが、一刀の手はまた赤くなっている
更には
一刀「くっ………………!!!
(やはり動きが読まれている………
『紅蓮掌打』を喰らう寸前に、体を強張らせて一時的に防御力を高めやがった………
挙句の果てには『紅蓮掌打』の衝撃を外部へ流していた…………
ダメージは喰らわせられたが、あんまり効いてないな…………きっと)」
一刀の考えは当たっていたようで、絡繰人間7号が吹っ飛んだ岩場辺りから立ち上がり出した
絡繰人間7号「…………んぐググ………
『損傷率(そんしょうりつ)』二歩一厘か…………」
一刀「『損傷率』?」
新たな言語が絡繰人間7号の口から出てきた
絡繰人間7号「我々絡繰人間は、貴様等人間でいう負傷ヲ数値化シテいるのだ…………そレが『損傷率』………
その『損傷率』の合計数値であル『総合計損傷率(そうごうけいそんしょうりつ)』ガ9割以上に達すれば我々は戦闘状況が困難トナり、10割に達すれば起動すラ不可能トナル」
絡繰人間7号はご丁寧に分かりやすく説明してくれる
絡繰人間7号「因みに今ノ『総合計損傷率』は3歩6厘トナってイル
ここまで削らレルとは予想外ダ」
一刀「『3歩6厘』って事は…………3.6%しか削れていないってことかよ…………
残り96.4%…………遠いな………」
一刀は複雑な表情を露わにする
絡繰人間7号「生憎貴様ノ今の戦闘能力値デは『総合計損傷率』2割が限界デアろうナ…………フッフッフッ」
絡繰人間7号は感情無く、棒読みで不気味に嗤う
一刀「人の限界をてめぇが勝手に決めんな…………!!!
それは…俺自身が決める事だ」
一刀は睨みつけながら再び構える
一刀「俺は…………負ける訳にはいかない…………
お前等の黒幕を暴く迄はなっ!!!」
ゴオッッ!!
今度は一刀が『龍走』をして突っ込む
絡繰人間7号「無駄だ…………お前デハ勝てナい………!!!!」
一刀「はああぁぁぁっ!!!」
フォン!!
フォン!!
フォン!!
フォン!!
フォン!!
フォン!!
一刀は一心不乱に高速の攻撃を仕掛けていく
絡繰人間7号「ふん!!!ハッ!!にょわっ!!!」
だが、一刀の戦闘データをインストールしている絡繰人間7号はそれを当たり前のように躱したり、受け止めたりしていく
一刀「(くそっ!!!これじゃ埒があかない!!!)」
流石の一刀も焦りの色が見え始めていた
絡繰人間7号「無駄ダ………とょわっ!!!」
フォン!!
ドカッ!!!
一刀「ぐっ!!?」
絡繰人間7号が一瞬の隙を突いて、一刀の鳩尾に一撃をいれて怯ませる
絡繰人間7号「んンん〜〜〜〜〜〜!!!どわっ!!!」
フォン!!
バキッ!!
一刀「があっ!!?」
絡繰人間7号は渾身の力を込めて殴りつけて、一刀を吹き飛ばした
そして
シュンッ!!
絡繰人間7号「むん!!!」
フォン!!
ドカッ!!!
一刀「ぐぅっ!!!」
『空走』をして先回りをして追い打ちとして蹴り飛ばした
シュンッ!!
絡繰人間7号「大陸に埋モレるがイイ!!!」
フォン!!
ドカッ!!!
一刀「ぐあっ!!!」
ドッカアアァァァァンッ!!!!
最後に『空走』で又もや先回りをした後、オーバーヘッドキックを諸に喰らわせて一刀を大陸にめり込ませた
一刀「……ぐっ…………く………!!!」
一刀は呻き声を上げながら立ち上がる
一刀「くそ…………何てパワーだ………!!!」
所々に傷が出来ていて赤い血が滴り落ちる
一刀「たった数発喰らっただけでここまで体力を減らされるなんて…………」
そう言いながら息を整えていると上空から絡繰人間7号が降りてきた
絡繰人間7号「中々頑丈だナ…………」
一刀「くっ…………いてぇじゃねぇか!!!」
一刀は堂々と立ち、怒声を上げる
絡繰人間7号「フッ………ダカラ言ったであロウ………?
お前デハ勝てないと…………」
一刀「うるせぇ!!!」
ギュォォッ!!
一刀は右手を突きつけ、気を溜め始めた
どうやら『気力破』を撃つようだ
だが、絡繰人間7号は気に直ぐ様反応し
絡繰人間7号「ムン!!!」
シュンッ!!
ガツッ!!!
一刀「っ!!?」
絡繰人間7号「貴様の気を頂くゾ?」
『空走』で至近距離まで近づいた後、一刀の右手首を握り締め
ギュォォッ!!
一刀「っ!!?」
『体気吸収』を行い始めた
絡繰人間7号「根こそぎ吸い取っテやロう……………」
不敵な笑みを浮かべる絡繰人間7号
だが
一刀「やれるもんなら………」
ギュォォッ!!
絡繰人間7号「ムっ!!?」ピピピッ
一刀「やってみろ!!!!」
ギュォォッ!!
ゴオンッッ!!
絡繰人間7号「な、ナニっ!!?」
一刀は『体気吸収』をされているのにも関わらず、気を最大にまで溜め込み衝撃波を生み出した
その衝撃で絡繰人間7号は思わず手を離した
絡繰人間7号「情報以上の気ノ量ダ………!!!
計測シた値だけデモ、凡そ3倍以上…………」
一刀「情報にばかり頼ってると碌な事がないぞ?」
今度は一刀が不敵な笑みを浮かべる
絡繰人間7号「フム………………なる程ナ………
それなら………………!!!!」
絡繰人間7号は左腕の袖を捲り上げた
一刀「………………んっ!!?」
その左手首付近には
小型のキーボードのような物が装着されていた……………
……終……
説明 | ||
遂に明らかとなった謎の男の正体 その名は刺客・『絡繰人間7号』………… 一刀の抹殺を目論み果敢に一刀を殺しにかかる絡繰人間 一刀も抵抗していくが、こいつの強さは想像を絶するものだった!!! |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
990 | 900 | 3 |
タグ | ||
真・恋姫†無双 北郷一刀 絡繰人間 | ||
hoiさんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |