リリカルなのは〜翡翠の戦 士と夢のたまご〜第五話:転校初日
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〜聖夜小学園・職員室〜

 

3学期の始業式の朝

 

剣也と花は職員室にやってきていた

 

「「失礼します」」

 

「ん?あ〜よく来たね〜」

 

「はい、おはようございます先生」

 

「おはようございます」

 

「うんうん!礼儀正しい子だね〜」

 

「「ありがとうございます」」

 

「それじゃあ校長先生も君たちと話がしたいみたいだから校長室に行こうか」

 

「はい」

 

「分かりました」

 

職員室を出て校長室に向う若い男のだらしない服装をした先生と剣也、花

 

その二人とすれ違う度、生徒達衝撃を受ける

 

「ねえねえ!あれって転校生かな?///」

 

「見たことない顔だったから絶対そうだよ///」

 

「とてもカッコいいよね?今の転校生///」

 

「一緒にいた子も可愛かったよ」

 

「あの二人何年生かな?」

 

「おい、今の転校生、可愛くね?」

 

「すげぇ可愛かったな」

 

それからものの5分という速さで全学生の耳にイケメンと美少女の転校生がやってきたと伝わることになった……

 

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「……はい、皆さんに転校生を紹介した いと思います、はい二人とも入って〜」

 

「「失礼します」」

 

朝のHRの時間、5年星組の先生がそう言って二人を入れる

 

「どうも、転校生の柊 剣也です。 どうぞよろしくお願いします」

 

「同じく転校生の聖 花です。宜しくお願いします」

 

そんな中、驚いているのが一人(?)

 

「あむちゃん、あの子」

 

「ほんとにこの学校に来たんだ」

 

「ビックリね……」

 

「むむ、新キャラ急接近……ですかぁ?」

 

そう呟くスゥ……

 

どうやらこのフレーズが気に入ったらしい

 

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そして放課後。早速ガーディアンの溜まり場……別名ロイヤルガーデンに来ていた

 

挨拶する為である

 

「というわけで、これからよろしく」

 

「よろしくお願いします」

 

「うん、よろしくー」

 

「でも驚いたよ。これも嘘の報告書作成のために必要なの?」

 

「色々あるけどそんなとこ。あと……たまご関連でトラブルが起きた時、一緒になにか出来たらと思って」

 

「そうなの?」

 

Kの言葉に剣也と花は頷く

これには理由がある

 

「もうちょっとたまごやしゅごキャラの事、知っておきたいんだ。報告書作るにしても、これが面倒でね」

 

「報告書の作成で大切なのは、向こうに『あそこは特に問題ないから追加調査の必要もないな』って思わせるようなものを作らなきゃいけない事なんです」

 

「なるほど。そのためにも実際にガーディアンの活動を見て、どういう風にすればそうなるかを考えていこうと」

 

「正解。で、悪いんだけど俺と花もガーディアンの活動手伝ったりしてもいいか?」

 

「まぁ、そういう事なら。本当は特別扱いするみたいでやらないようにはしてるんだけど」

 

「キング、ガーディアンの存在自体が見ようによっては既に特別扱いじゃないですか。 なんですか、遅刻・早退し放題なのに先生とタメで話せるって」

 

「俺もそこは聞いた、普通の小学生はそんなのないよ。何を今更」

 

「そ、そこを言われると弱いなぁ。それじゃあ柊君と聖さんはそんな感じで。 生徒の皆に何か言われるようだったら……そうだな」

 

「唯世、ガーディアン候補とかでいいんじゃないのか? ちょうど新年度ももうすぐだし、そう言っとけば大丈夫だろ」

 

「あ、そうだね。それなら先生も大丈夫かも」

 

空海が唯世に意見し、其を採用する唯世

 

「ガーディアン候補?」

 

「理由として成り立つのですか?」

 

「あぁ。新年度になったら俺が初等部を卒業するからな。ガーディアンの席、一つ空くんだよ、つっても校舎はこの裏だ から、今ひとつ卒業って感じがしないのがアレなんだけどよ」

 

通う建物でも、同じ敷地内なので当然である

 

「あ、それと」

 

「なに?」

 

「私の事はなでしこでいいわよ? 私も名前で呼ぶし」

 

「そうだね、僕も名前でお願いしたいな」

 

「あ、俺も空海でいいぞ?」

 

ガーディアンのメンバーの顔を見る。どうやら、みんな同じ感じらし い

 

「そうか、なら俺達も名前で良い」

 

「私もです。では早速ですが唯世さん」

 

「うん、なにかな」

 

「ちょっと思ったのですが、生徒会であるガーディアンって、具体的にはいつも何をしてるのですか?」

 

花のその言葉に唯世はニコリと笑顔で答えながら説明を始める

 

「えっと、日奈森さん以外のメンバー……つまり僕達だね。×たまに対す る対処以外は、普段は普通に生徒会の仕事をして るよ。 生徒の皆にアンケートを取って、学校運営の上で 出てきた問題を解決したり、運動会みたいなイベ ントの企画・運営をしたり、花壇の水やりとか掃 除とか」

 

「ヘー、そこは普通に生徒会なんだな」

 

「そうだよ。×たま対処はかっこよく言っちゃうと、ガーディアンの裏の顔……て感じかな? 普段のやや達は、基本的に地味なの。みんなが言うような派手なキャラじゃないんだ」

 

ややがそう説明する

 

「では次の質問、今日奈森以外と言っていたがどういう事だ?」

 

「……えっと、日奈森さんがついているジョーカーって役職は一種の緊急処置なんだ」

 

なんでも本来ガーディアンの席は、空海のJとややのAとなでしこのQ、それに唯世のKの4つだけ

 

しかしキャラ持ちの子と言うのは本当に少なく、 場合によってはその4つだけのガーディアンの席が空く事もあるらしい

 

「……だけど、今年は僕達と日奈森さんの五人になったから」

 

「だから唯世達は5つ目の席・・・・・・ジョー カーって役職を作ったと?」

 

「そうだよ。でも、運営自体は僕達四人だけでも先生方と協力し合ってなんとかなっちゃうんだ。 だから基本的に日奈森さんは自由行動。その分、 ×たま対処に力を入れてもらっているんだ」

 

「「成る程……」」

 

其を聞いた剣也と花は何か考え、ある決意をした

 

「よし、決めた。お世話になる以上、多少なりとも俺達も生徒会としての仕事手伝うわ」

 

「私も手伝います」

 

「私は集計など得意ですので、言っていただければいつでも協力しますよ」

 

「俺も手伝いますよ」

 

その言葉にみんな驚いた顔をする

 

「いや、それはありがたいけど・・・・・・いいの?」

 

「いいの、乗り掛かった船だ……手伝うよ」

 

「どうせ隙ですから(管理局の大掃除まで)」

 

「其に手伝いが沢山居たら良いでしょう?」

 

「そうそう」

 

剣也、花、ウィル、仙鉄の順に答える

 

「……決めた、私も×たまだけじゃなくて生徒会も頑張る!!」

 

剣也達の言葉に感化されたのかあむもそう言って目を燃やしていた

 

「良いの? 日奈森さん?」

 

「当然!!」

 

『(す、凄い気迫だ……)』

 

あむの気迫に少し引く剣也達

 

「有り難う、じゃあ早速だけどこのアンケートに明日まで全部(・・・・・・)目を通して、意見を聞かせて欲しいな」

 

そう言って大量の書類の束をあむの前に置く

 

其を見てあむだけでなく剣也達も少し引く

 

「……へ?」

 

「日奈森さん、此からも一緒にもっと頑張ろうね」

 

「……はい……」

 

そして、早速目を通す……

 

先に言うが書類の厚さは広辞苑二冊分程……

 

今から目を通さないとやばいのだ

 

ついでに剣也達にも渡されたが……

 

「はい、読み終わったよ、アンケートの統計は?」

 

「丁度終わりました、集計は?」

 

「こちらも終わりました」

 

「まとめは任せてくれ、まとめたら確認宜しく」

 

「了解……あ、日奈森、ついでに少し手伝うわ、大変だろ?」

 

「あ、有り難う……」

 

『……人間か!!?』

 

僅か十分で終わらせてしまい周りにそう叫ばれた……解せぬ

説明
ある魔人との戦いで死んでしまい、リリカルなのはの世界 に転生することになった主人公"柊剣也"。ある日、なのは の天撃使いとしての資質を開花させた為に管理局からの勧 誘、もとい脅迫から逃がすために剣也の父がある町に任務 へ送った、そこで出会うのは"なりたい自分のたまご"と そ れを救う子供達……剣也は彼等とどうゆう物語を紡ぐの か? *この作品は"リリカルなのは〜翡翠の戦士と七つの 才牙"の続編……というより空白期を利用したクロスオー バー です、ご理解の程よろしくお願いします
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コメント
……大丈夫ですよ、何話かしたら海鳴に訪問してどうなっているかも書きますから(肉豆腐太郎)
…いかん、要らん事思い出した。剣也達が此処に居るって事はあの馬鹿兄弟、海鳴で野放しになってるって事じゃないか。…以前施したリンカーコア封じがまだ効いてて野晒しになってんなら問題ないけど゛…。(プロフェッサー.Y)
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リリカルなのは 冒険王ビィト しゅごキャラ 多重クロス ハーレム(たまに) 

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