刃物事件の詳細について・・・。
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あの刃物事件は間違いなく宗教戦争の発端だったと思います。また宗教をやっているけど作品業界の事情に詳しくてコネがある奴らも絶対に関係していると思います。

 

年月日は忘れてしまいましたが―警察には記録が残っていると思います、少し遅れて事件の後警察に届けたからです―土曜日の真昼間のことだったことだけはハッキリと覚えています。

 

私がある日の土曜日に女独り者のアパートの自分の部屋で布団の中でうたた寝をしていた時のことです。気づいたら部屋の中に頭の上から黒いビニール袋をスッポリとかぶった男が手にナイフか包丁を持って佇んでいました。私は最初まだ自分は夢の中の世界にいて目の前にいる男は夢の中の男だと勘違いをしました。が、すぐにその後男が「おい!下着はどこにある?!」と不可解で失礼な言葉を発して来たので、夢であるかどうかということはどうでもよくなり、それ以前に非常に頭に来たので「おい!お前なんだよ!人の部屋に勝手に上がってくるなよ!この馬鹿野郎!出て行け!」と大声で怒鳴り散らしたのでした。「下着ならそのカラーボックスの中にあるからとっとともって出て行きやがれ!」まで言ったのをハッキリと覚えています。というか本当に腹が立っていたので怒鳴らずにいられなかったのです。ですがあの時の発言は私ではなくて当時私のボディーに召喚されていた●●●●●●だったと思います。犯人に布団の端をしっかり足で押さえつけられていたので布団から起き上がることはできませんでした。とても怖かったのですが何故か刃物を見ると根性が座ってしまってひたすら怒鳴り散らしていました。まさに開き直った感じでした。

 

犯人は下着を一応手に取ってジロジロ眺めていましたが、もって帰ろうとはせず何故か私の頭をガムテープでグルグル巻きにしてきたのですが非常に手の力が弱くて簡単に自分の手で引きちぎることができ驚きました。つまりガムテープを巻いても巻いても、すぐに手で破ることができたのでした。なのであの事件は作品業界が恨んで絡んでいるやらせだったのかもと疑ってしまうのです。口の中にハンカチも突っ込まれましたが、それもすぐに取り出して部屋の隅に投げ飛ばすことができました。ガムテープを引きちぎった時に犯人の顔を見ましたがギャクサンで鼻筋がとおった、でもつり目ではないどこにでもいそうな顔で服装もあまり目立つ色じゃなかったので何色かは思い出せません。

 

「糞野郎てめぇやるならやれよ!」とか「てめぇ、まだいるのかしつけぇよ!出て行けよ!」とずっと怒鳴り散らしていたので外の人がその台詞を聞いたらまさか私の方が被害者だと誰も思わないから通報もなかったのかもしれません。

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何故作品業界の手下と思ったのかと言うと、ちょうど土曜日で隣に暮らすひとみちゃんという友人がお昼過ぎに帰ってくる日だったのでその時間帯を狙うと言うのは、間違いなく友人が帰ってきたら逃げようとしていると判断されるからです。

 

ところが中々帰ってこず、そうこうしているうちにアパートの共同便所から水を流す男が聞こえてきて、その途端犯人が驚いたようにすっとんで逃げ去って行ったのでした。

 

犯人が逃げ去った後私はこう思いました。「トイレの音がすると言うことは他の部屋に誰かいるってことだ」とそう思ったので、もしかしたらまだ廊下に犯人がいるかもとも思ったけど勇気を出して思い切ってアパートの廊下に出てみました。

 

すると奥の部屋に一つだけ南京錠がかかっていない部屋が見えました。そこのアパートは、誰か部屋にいると外からかける南京錠が外れているので誰が今部屋にいるかすぐ分かるようになっているのです。これって今更ながらよく考えると痴漢や空き巣、レイプ魔を誘い込む格好のシステムのような気がします。しかも、当時アパートの外面の目立つ部分に女性ひとり者アパートと書かれた大きな看板が掲げられていました。そのアパートは、普段からとても危険な状況だったと思います。

 

ただしその事件後はすぐに看板は取り外されました。

 

奥の部屋にいるおばさんの部屋に訪ねて行くと、すぐに心よくドアを開けて部屋に上げてくれました。私は思わず「すごい大声で怒鳴ってたんですけど聞こえませんでしたか?」とおばさんに聞いたんですがおばさんは「ずっと部屋でミシン掛けをしていたから何も聞こえなかったわ」と言うだけだったのを今でもハッキリと覚えています。確かにおばさんの部屋にはミシンがあって正に今ミシンがけをしている最中でした。

 

そして私が来てからはすぐにおばさんが私の頭に巻かれたガムテープのクズを全て丁寧にはがしてくれたのでした。そういう意味では親切なところもありましたが、人が悲鳴(怒鳴り声)を上げている間ずっと悠長にミシンがけをしている図太い根性には正直言って驚かされました。

 

おばさんの顔はギャクサンで薄くて目が細くてつり上がっていました。肌も色白で美人な方でした。実は私の友人はおばさんの部屋に行ってからしばらくしてから帰って来たのですが、名前の上にはMのイニシャルがついているのです。

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今思うと長く付き合うつもりで何処かで私と出会った信者がちっとも長く続かなかった恨みなんかも関与している気もします。若い時は断る時は本当にハッキリとつっぱねるような断り方だったので恨みもたくさん買っていた気がしますから。でもあの断わり方はやはり●●●●●●の影響も絶対にあると思っています。

 

結局、おばさんの勧めですぐには警察に訴えませんでした。おばさんに何故警察に言わない方が良いのかと聞いたら、「その方が良いと思うから」などと言われたと記憶しています。が、友達が帰って来てから友達に事件の話をしたら自分も怖いから―明日は我が身と言いますから―大家さんにすぐ言うべきだと言われたので、慌ててすぐに大家さんの家に相談に行ったのでした。

 

するとなんでもっと早く言わないんだとか大家さんにちょっぴりしかられた後すぐに警察の人を呼んでもらってそのまま事情徴収のためにアパートで証拠写真を撮ったり、警察署に言って調書をとられました。警察署の人に犯人が見つかったら連絡するし、警察署で一応心配だからと行った―何が心配だかよくわかりませんでした、事件当時犯人に覚せい剤の注射など打たれていなかったからです、そんなに危ない目つきに見えたのでしょうか?だとしたら憑依していた幽霊のせいだと思います―覚せい剤検査の結果をしばらくしたら連絡すると言われ、その後アパートに帰りました。一週間くらいしたら警察から電話がありましたが、もちろん覚せい剤反応はゼロでしたが、犯人は見つからないままだと言っていました。でも見つかったらまた必ず連絡を入れるとも言われましたが、その後とうとうずっと警察署から連絡はありませんでした。

 

あの時は本当に大変な一日でした。そのアパートにはその後、半年もおらずすぐに男の人2人と3人で同棲生活を始めましたね。何も関係はありませんでした。プラトニックでした。友達のひとみちゃんも事件が怖くなって引っ越してしまい、たまにしか会わなくなりました。

説明
刃物事件の詳細とその他のことについて・・・。書きました。文章練習中です。><
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