咎を受けし御使いの最後の旅〜二人の御使いと二人の劉備〜 |
咎を受けし御使いの最後の旅〜二人の御使いと二人の劉備〜
荊州、益州攻略完了
For華琳side
さて、いきなり早速突拍子もなく言うのだけれど、荊州攻略最終局面よ。え?何でそんな早いのかって?そうね・・・そこを説明しなければならないわね。
桜楼村を出発したのはほんの二月前。すぐに風は村の一部の兵を使って荊州全土の主要都市に降伏勧告の使者を送った。内容はこうだ。
『これより荊州はケ艾士載の名の元に統一される。それに異を唱える者は兵力を揃え、迎え撃てばよい。ただしこれだけは覚えておくように。ケ艾士載が戦うとはどういう意味だ?と。そう、つまり・・・これ以上は言う必要はないですね?それではよい御返事を待っています。追伸、使者の方が無事に帰ってこなかった場合、貴方がたの無事は保証しかねます。』
だそうだ。もう脅迫文でしかない。まあ降伏勧告なのだから脅迫は仕方ないのだけど・・・さすがの私も引いたわ、風。
で、州牧の居る襄陽を最後に回し、他の街を回って行ったが全部無血開城。その日の内に人材の洗い出しが行われ、目に余る者の処分だけを終わらせて出発と言う強行軍を行っていったわけ。
で、今は襄陽の郊外に陣を張っている。と言っても簡単なテントなのだけどね。これは関係ないけど私も風も横文字はもう慣れたわ。風に至っては今まで出番が無かったから一杯勉強したって私達に向かって横文字連発する物だから、春蘭は目を回して居たわ。桂花はなんてことない顔をしてたけど・・・癇に障ったから桂花は後でお仕置きをしておいたわ。
華琳「はあ、それで劉表の返答は?」
風「使者の方が帰ってこないですね〜。」
一騎「簡単に殺される奴を送ったつもりはないが・・・」
伝令「隊長!」
一騎「どうした?」
伝令「城壁の上に使者の者が磔にされております!」
一騎「なんだと!?」
華琳「答えが来たわね。」
劉表が何を考えているか丸わかりね。察しているのでしょう一騎?
一騎「そうか・・・ならば仕方ない。あいつには悪いが攻撃開始だ。」
伝令「はっ!奴には手旗で伝えておきます。」
一騎「ああ、すまないと付け加えておいてくれ。」
伝令「御意!」
一騎の言葉に伝令兵は迷いなく従い、襄陽の方へと走っていった。それにしてもよく従う兵ね。死ねと言われればそれが理不尽で無い限り従うとはね・・・
それから時間も経たずに劉表から使者が送られて来た。と言っても大分汚れた格好をした女の子だったわ・・・。結構好み♪
??「と、ケ艾様に使者として参りました・・・さ、蔡瑁と申します・・・」
一騎「俺がケ艾だ。」
蔡瑁「ひぅ!?あ、あのあのあの、劉表様はこのまま引き下がるのなら使者を無事に帰すと申しております!!」
一騎「そうか・・・蔡瑁、君はこちらで拘束させてもらう。」
蔡瑁「へ?」
一騎「まさか、自分達がした事を自分達がされることなど無いと思ったか?」
チャキ
蔡瑁「ひゃあ!?つつつついでに私は劉表様の奴隷でして、人質の効果は無いと伝えろと申しておりました!?!?」
一騎「ん?何か勘違いしてないか?降伏勧告を断った時点で劉表の生きる道は途絶えたんだよ。噂は聞いた事あるだろう?ケ艾士載と言う者は“死そのものである”と。」
蔡瑁「あうあぅ・・・キュウ。」
華琳「虐めすぎよ一騎。気を失ったじゃない。」
一騎「いやぁ、こんな可愛い子に刀突き付けるのに耐えられなくてね。華琳、この子を身綺麗にしてあげててくれ。」
華琳「寝てる子を引ん剥いていろんな場所をねっとり綺麗にすればいいのね?」
一騎「ねっとりはともかく、よろしく頼むよ。」
私はそのまま蔡瑁を預かると自分のテントの中に引き摺り込んだ。・・・間違ったわ。テントの中に・・・・・・うん、引きずり込んだが正しかったわ。服を脱がせ、水とタオルで体を拭きながらマジマジと見させてもらったわ。此処で目を覚ましたら美味しく頂きたかったけどそれは無かった。ちょっと残念。
一騎『劉表は俺達の降伏勧告に従わず、あまつさえ使者を人質代わりに使う始末。本来なら仏の顔も三度までと言いたいところだが、俺達には時間も無いことだから、馬鹿の劉表には死んでもらう事にしよう。ただし、兵にはあまり損害は出すな。これからの俺達の手足になってくれる兵達だ。なるべく殺さず、生かして捕らえるように!』
外では一騎が霞達に号令を掛けていた。聞いていて正しく暴君だと思ったが、兵も民も数カ月すれば分かるはず。一騎がどれほどよい為政者かをね・・・
一騎『全軍・・・突撃!!』
こうして劉表軍殲滅戦の火蓋が切って落とされたわ。・・・劉表軍殲滅と言うか劉表及び癒着家臣抹殺が始まる。
For一騎side
一騎「全軍突撃!」
俺の号令と共に霞と柳琳の二人が率いる騎馬隊二十騎が襄陽の街に向かって突撃する。
霞「オラオラオラ!ウチの邪魔する奴はぶっころすでぇ!!」
張遼隊「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
柳琳「新生虎豹騎の実力を示す時です!往きますよ!!」
曹純隊「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
それぞれ十騎の騎兵を操り襄陽に籠る劉表軍に攻撃を開始した。さて、俺もやるとしますか・・・
一騎「さあ、まずは俺の家族を返して貰おうか?」
俺はそのまま刀を構え、斬撃を飛ばす。それは捕まっている使者の足場から、切り崩され、城壁の下へと落ちていく。
一騎「霞!受け止めろ!!」
そのまま霞が使者をキャッチ。無事救出できた。それから柳琳が城壁に嶽を突き立て回転させると、城壁に大きな穴が開き、予想外の場所から騎馬が突撃して行った。
一騎「じゃ、俺も行きますか。」
今度は俺も反対側の城壁に向かうとそのまま斬撃を飛ばし、ざっくり切られた城壁から悠々と侵入、兵は向かってくる素振りは無く、俺が近づくと同時に武器を落し降伏して行った。
一騎「さてと・・・劉表が逃げる前にさっさと片付けるかな。」
そのまま俺は劉表が居ると思われる・・・いや、正確には氣を使って察知した場所に向かって歩き出した。
一騎「ここか。失礼するよっと。」
ドガン!
劉表「来たか。」
一騎「落ち着いてるな?」
劉表「それこそ当然だ。許貢の進言を聞き入れ使者に薬を盛り、人質とした時点で覚悟は出来ておった。儂はもとより反董卓連合に参戦していた口じゃからな。」
許貢だと?劉表に仕えていたとは思えないが・・・もとより歴史など此処では当てにならんか。
一騎「あれは許貢の策。そうだと言うんだな?」
劉表「うむ、だがそれを受け入れたのは儂。つまり儂は罰せられるべきなのじゃ。」
一騎「・・・紫苑―黄忠から話は聞いていたが、人の言葉をよく聞き過ぎると言うのは本当のようだな。」
劉表「・・・・・・否定はせんよ。」
一騎「・・・・・・はぁ。興が失せた。言え、何があって許貢の横暴を許すことになった?」
劉表「・・・・・・・」
一騎「言わないつもりか?自らの汚名を禊ぎもせず、死ぬつもりか?」
劉表「あ奴は・・・儂の孫を・・・人質に取っておった。今どこに居るかも分からん・・・死んでいるかもしれん。城壁が崩壊した報告を聞くや否や陣頭指揮をとると言いながら此処を離れた。どうせ逃げたのだろう。」
一騎「もう一つ、蔡瑁はお前の奴隷だと言っていた。それは真実か?」
劉表「なんじゃと!?あの子は生きておるのか!!」
一騎「・・・むぅ、何やら蔡瑁との話もかみ合わないな・・・ひとまず抵抗の意思は無いと見た。許貢の屋敷も兵に探させよう。お孫さんの名前は?」
劉表「劉度。」
これまた・・・歴史上詳細が不明な奴だったな・・・華琳なら・・・いや、無いな。俺が居た時も劉度なんて聞いた事もない。
一騎「悪いが拘束はさせてもらうぞ。」
劉表「もとより死ぬ覚悟だったんじゃ。まだ生きていられるならどう扱われようとかまわん。」
こうして俺は劉表を拘束、それを大々的に叫び、城内の兵も一人残らず投稿する運びになった。
襄陽城内
一騎「・・・・・・・・・」
一騎は玉座に座り目を閉じたまま動かない。ずっと集中して思考の海に潜っていた。
一騎(劉表は孫の劉度を人質に取られ許貢の操り人形と変わらなくなっていた。それに聞いた話だと蔡瑁の両親は許貢に言われの無い罪を着せられ処刑されたと聞く。そして劉表の奴隷になった・・・だがそれだと劉表の言葉に疑問が残る。劉表は蔡瑁が生きている事に驚いていた。考えられるのは二つ、劉表が蔡瑁も処刑することを命じて許貢がそれをかくまった。許貢が蔡瑁も殺した事を劉表に報告し、蔡瑁には劉表の奴隷だと言い聞かせていた。ただし直接会わせた事は無い。前者は許貢が善人に見える。後者は劉表が善人に見える。さて・・・どっちが正しい?いや、どっちかという考えがそもそも・・・)
華琳「一騎、蔡瑁を連れて来たわよ。」
一騎「・・・・・・」
華琳「・・・蔡瑁、一騎の膝の上に座りなさい。」
蔡瑁「ひぃ!?そそそ、そんな恐れ多い!!」
華琳「いいから、いいから。」
そう言って華琳は蔡瑁を引き摺って一騎の膝の上に乗っけてやる。
蔡瑁「あうぅあぅあぅ!?!?」
一騎「ん?膝がほんのり温か・・・い!?」
蔡瑁「すすすすすす、すみませんすみません!!!!」
一騎「いや、俺の方こそすまない!えっと・・・華琳、悪かったから蔡瑁を下してやってくれ、どうやら経てなくなってる。」
華琳「はいはい。」
そう言って一騎は華琳に蔡瑁を下してくれるように頼む。膝の上の重りが無くなった一騎は蔡瑁に目を向けるとすぐに疑問をぶつけてみた。
一騎「蔡瑁、聞きたい事がある。君は劉表の奴隷と言っていたが・・・劉表個人にあった事はあるのか?」
蔡瑁「え?は、はい。」
一騎(・・・だとしたら劉表が嘘を?だがあの反応は・・・)
一騎「あいつを此処へ。」
桜楼兵「は!」
一騎は近くに控えていた桜楼村の兵に劉表を連れて来るように言う。ただし、誰を連れて来るかは蔡瑁に分からないように。
一騎「さて・・・蔡瑁、彼に見覚えは?」
蔡瑁「えと・・・劉表様の・・・将か誰かですか?」
一騎「なるほど合点が行った。許貢め、回りくどく面倒くさいことをしてからに。」
劉表「ケ艾殿、この少女は?」
一騎「君自身も蔡瑁とは初対面・・・か。両親を知っているが娘の顔は知らなかったという事だな。」
劉表「なんと・・・ではこの子が蔡氏の娘。」
一騎(つうか蔡氏の娘の設定なのな。劉度は劉表の孫だし・・・だが・・・これで許貢が仕組んだことは理解した。)
一騎「蔡瑁、君の隣に居るのが本物の劉表だ。」
蔡瑁「・・・えぇ!?ででで、では私が劉表様だと思っていたのは!?」
一騎「君の両親を殺して君を奴隷に仕立て上げた・・・許貢だ。」
蔡瑁「きょ、許貢って・・・私の両親の仇・・・」
一騎「そこは本当の事を教えていたんだな。ただ自分の名前を偽って君に教えていた。さて、これから話すのは俺の推理、本人はきっと逃げおおせただろうから真実は分からん。だが・・・これは限りなく真実に近いだろう。」
一騎はそのまま二人に語って見せる。蔡瑁の両親の殺害は許貢の独断でしかも劉表に秘密裏に行われた。蔡瑁を許貢は奴隷にしたが、自分を荊州州牧劉表だと偽った。劉表には蔡氏夫婦と娘の蔡瑁は死んだことを伝えた。そして今に至る。
一騎「詳細は分からんが・・・蔡瑁、君はあいつに何かされたか?」
蔡瑁「えと・・・その・・・罰を・・・」
一騎「・・・罰?」
蔡瑁「その・・・性的な。」
一騎「・・・あぁん?」
蔡瑁「ひぅ!?ご、ごめんなさい、打たないでください、踏まないでください、縛らないでください!!」
一騎「あ、す、すまん。君にキレた訳じゃない。と言うかそう言う事をしていたのか、あいつは。」
劉表「なんと言う事を・・・」
華琳「・・・(ダラダラ)」
一騎「ん?華琳??どうしたんだ?」
華琳「な、何でも無いわよ!?」
一騎「そうか?それならいいが。」
華琳はさり気無く自分が蔡瑁にしようと考えていた事を一騎に悟られないようにするのに必死だった。
一騎「蔡瑁、君はこれから俺が預かる。異論は認めない。」
蔡瑁「え?」
華琳「増やすの?」
一騎「誤解を招く事を言わない。蔡瑁、君を俺は将の器と見る。故に君を教育する。奴隷としてでは無い。人として君を育てさせて貰う。」
蔡瑁「・・・は、はい。が、頑張りますぅ!!ひぐ、ひぃぃん。」
蔡瑁は自分を人として見ると言う一騎の言葉に感極まったのか泣きだしてしまったのだ。
一騎「華琳、蔡瑁を頼むよ?さて、劉表。」
劉表「う、うむ。」
一騎「結論から言おう。君の孫は・・・命は無事だったよ。」
劉表「・・・・・・はぁぁぁぁぁぁ。そ、そうか、そうかそうか。無事じゃったか・・・それは良かった。本当に・・・」
一騎「ただし・・・」
劉表「・・・ただし?」
一騎は少し溜めると劉表に対しては残酷な真実を告げた。
一騎「あの子は精神にすこし、いやかなりの損傷を受けている。見つかった時は服も来ておらず、体には無数の蚯蚓腫れや、縄の後、火傷の痕があった。劉度を見つけたのは女性の兵だが・・・彼女曰く、異臭もしたらしい。女性がむせるほど嫌な匂いだったらしい。」
劉表「あ・・・あぁぁ・・・そん・・・な。許・・・貢ぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
一騎「・・・俺も憤りが否めない。許貢は見つけ次第俺が死を与える事を誓う。それと・・・劉度もこちらで預からせてもらっていいか?」
劉表「はい。貴方なら・・・任せられる・・・貴方の側ほど・・・安全な場所など無いだろうからの。」
一騎「ありがとう。彼女の心の傷は俺達が必ず治して見せると誓おう。」
劉表「ありがとうございます。」
一騎「最後に劉表、君に対する罰だ。この襄陽を本当の意味で君が統治するように。これは絶対だ。いいね?」
劉表「そ、それはこのまま襄陽の太守をせよと言う事ですか?」
一騎「そうだ。異論があるのか?大変だぞ??君は民から暴君と思われている。その意識を変えろと言う事だ。君には十分以上の罰だと思うが?」
劉表「斬らぬのですか?」
一騎「斬らん。お前は俺の嫌う様な人間では無かったからな。紫苑も事情を知れば君の評価を変えてくれるだろうさ。さて・・・これにて荊州統一は成った。後は・・・」
そう、後は益州の報告を待つばかりである。
一騎が荊州統一から数日後の益州、梓潼前。
沁「く・・・予想以上に厄介だな。さっさとしないと一騎の奴、荊州を統一しちまうぞ?」
紫苑「ええ、けれどおかしいですね・・・桔梗―厳顔は無類の戦好き。野戦を仕掛けてこないなんて・・・こっちにはしっかり私が居る事が分かってるはずですので、向かってくると踏んだんですが。」
沁「ん〜。じゃ、此処は璃々嬢に任せようや。」
璃々「任せて、沁おじちゃん。」
沁「応!任せた!!」
そう言うと璃々はヨルンの召喚石を掌に乗せ正面に付きだした。と同時に召喚石は宙に浮き、掌から数センチの所で止まり淡い光を発し続けた。
璃々「・・・・・・・・・見えた。桔梗お母さんに・・・焔耶お姉ちゃん・・・それと・・・法正お姉ちゃんが居る。」
現在璃々はヨルンの力を借り、梓潼に蛇を潜ませていた。その蛇の目を介して景色を見ることが出来るのだ。
紫苑「なるほど、そう言う事でしたか。」
沁「かっ!法正が居やがるのか。これまた厄介だ。朱里嬢ちゃん。どう見る?」
沁も法正の名を聞いて納得した感じだった。それもそうだ。法正とは諸葛亮と並び劉備の軍師の代名詞であったのだから。
朱里「はわわ、法正さんの噂はかねがね聞いていました!ならば・・・ここは無視してしまいましょう。」
沁「無視?」
朱里「幸いこっちはご主人様率いる軍と違い兵力を大量に持ってきました。」
紫苑「大量と行っても3000よ?」
朱里「一人ひとりがとんでもない実力ですから・・・正直私も驚きを隠せません。ですがこれは正しく好機。少数の利点である機動力を生かして成都を強襲します。勿論気付かれないように迂回しなければなりませんが、それを攻城戦でうまく目くらましをします。」
沁「成都を攻めるのは?」
朱里「梓潼に居る桔梗さん達の目を釘付けにする為に沁さん、紫苑さんは絶対此処に残らなければなりません、私も相手の動きをみなければならないので動けません。なので・・・」
沁「残りの面子か。」
朱里「はい、星さんを筆頭に璃々ちゃん、美羽さん、春蘭さん、秋蘭さんでお願いします。そして軍師に美羽さんよろしくお願いします。」
美羽「うむ、任せろなのじゃ。」
春蘭「秋蘭・・・私は・・・あの美羽に・・・智はおろか、武ですら劣るのか・・・」
秋蘭「姉者、良いから黙ってろ。気持ちは分かっているから。」
春蘭「うん。(シュン)」
いまだに春蘭は袁術である美羽の優秀さが納得いってない様子だった。
朱里「それではよろしくお願いしましゅ。」
全員「「「「「最後の最後、思いっきり噛んだな。」」」」」
朱里「はわわ・・・」
そのまま部隊の再編をひっそりと終わらせながら翌日の作戦に向けて動き出した劉戯軍だった。そして朝、地平線が白んできた時間帯に全軍動き出す。
沁「全軍我等は此処梓潼を落し、そのまま成都を制圧する。此処で手こずって居たら・・・一騎の地獄の特訓が待ってると思えー!!!!!」
全軍「「「「「嫌だーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」」」」」
悲鳴が突撃の雄叫びとなり、劉戯軍総勢2500は突撃を開始する。その裏では星率いる成都強襲部隊が梓潼からの死角を突きながら成都に向けて道なき道を馬で疾走して行った。
紫苑「弓騎隊、構え。操気術習得者は氣を込めなさい。・・・放て!」
ヒュババババババ!!!
紫苑率いる桜楼弓騎隊は馬を駆りながら弓を引き絞り、矢を放つ。操気術を習得している兵の放つ矢は城壁に届くと壁や床を抉り爆ぜながら周囲の兵を吹き飛ばしていた。
沁「城門に取り付いたな。大盾隊、旋棍展開!」
劉戯隊「「「「「おお!」」」」」
沁「よっしゃ打ち出すぞ!わんつーてんぽで!そーれ!」
劉戯隊「「「「「わん!つー!わん!つー!」」」」」
ドーン!ドーン!ドーン!ドーン!
沁率いる歩兵部隊は一部は桜楼村の防衛隊経験者でそれぞれが樹達から習った大盾旋棍を使用。操気術も習得済みでその一撃は最早破城鎚要らずの威力となっていた。
沁「ちぃ!大盾準備!!頭上からの攻撃に気を付けろ!!」
だがしかし、簡単に城門を破れさせてくれないのが此処梓潼の防衛軍だ。法正の策、厳顔の轟天砲及び弓隊の実力も相当だ。実際十倍の兵力を有する梓潼防衛軍はその物量で劉戯軍を押し返し続けて来たのだ。
沁「一騎の育てた兵ですら簡単に抜かせてくれんか・・・だが。」
伝令兵「劉戯隊長。袁術様から伝令、梓潼はすでに抜けた、後は適当にあしらって兵力を温存せよとの事。」
沁「応、わかった。お前ら、矢の雨が激しいからちゃっちゃと逃げるぞ!」
劉戯隊「「「「「了解!」」」」」
そして劉戯隊はここ数日と同様に守りを固めて撤退して行った。
紫苑「こっちは適当にあしらってても良いと言っても・・・さすがに落とせないのは癪ですわね。朱里ちゃん、何か策は無いかしら?」
朱里「そうですね・・・こっちにご主人様みたいなとんでも武将が居れば話は別なんですが・・・」
紫苑「そうね、それが無い以上攻略は難しいわね。」
朱里「どうにかして野戦に持ち込めれば・・・」
紫苑「・・・朱里ちゃん、任せてくれないかしら?」
朱里「はわ?何をするんですか??」
紫苑「す〜、は〜。桔梗〜!!!貴方少し見ない間に、目じりのしわが目立ってきたんじゃないの??運動不足だからそうなるのよ〜!!!少しは出て来て戦いなさ~い!!」
朱里「はわわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
沁「ただいま・・・って紫苑。お前人のことぼろくそ言ってんな。」
紫苑「あら、私はもう自分の歳を自覚しながらしっかりけあしてますよ?」
沁「そ、そうかい。だがこれで出て来るか?」
朱里「ぜ、全軍に通達、野戦用意でしゅ!!」
沁「え?まだ出て来てねえだろ?」
朱里「絶対出てきましゅ!」
沁「いやさすがにそれは・・・」
物見兵「申し上げます!梓潼城門開門。敵部隊出現。旗は厳、魏、法。どうやら効果てきめんのようです。魏、法の旗は止めようと必死です。」
紫苑「ふふふ、さて桔梗と一戦交えて来ましょうか。」
沁「・・・女って怖ぇ・・・」
こうして梓潼防衛隊三万と劉戯軍二千五百の異常な戦力差の戦いが始まった。
For紫苑side
紫苑「弓騎隊構え!放て!!」
ヒュバババババ!!!
まったく、桔梗の部隊も案外しつこいわ。桔梗は躍起になってこっちに向かって来てるし、沁さんに梓潼の制圧は任せてもよさそうですわね。
厳顔「しぃぃぃぃぃおぉぉぉぉぉぉぉん!!!!!!」
紫苑「あら、予想より早いわね。運動不足解消かしら?」
本当にすごい顔・・・般若とかこう言うのを言うのかしら?
厳顔「貴様、本気で死にたいようだな!!!」
紫苑「ふふふ、ちなみに私は手入れはケ艾さんや曹操ちゃんに相談しながらやってるから・・・ほら、すごい弾力でしょう?」
ええ、ええ。そのおかげで肌の張りはむしろ若返って、一騎さんとの閨で張り以外に艶もいい感じ♪
厳顔「んな!?・・・そ、その手入れの方法を教えんか!」
紫苑「こっちに投降するなら考えても良いわよ?」
厳顔「本当か!?よし・・・ってなるか!!こうなったら力ずくで聞きだしてやる。」
桔梗が一人ノリツッコミをしていると後ろから焔耶ちゃんが追いついて来て何やら言い争いをし始めてしまったわ。
魏延「ま、待ってください桔梗様、聞くのはなぜケ艾などと言う不逞の輩と共に居るのか聞く為でしたよね!?」
紫苑「あら焔耶ちゃん、今私のケ艾さんを不逞扱いしたかしら?」
魏延「なんと申されようとケ艾の噂は良い物ではありません。こちらでもケ艾は死を運びこむ者と噂されているのです。」
紫苑「あらあら・・・間違っていないわね。」
厳顔「なんじゃと!?」
紫苑「一ついい事を教えてあげるわ桔梗、焔耶ちゃん。ケ艾さんはご自分をこう評価しているわ。彼曰く正真正銘の・・・“化け物”って。」
そう、正しく自他共に認める化け物っぷりですわ。
厳顔「自分でそう言っておるのか!?」
紫苑「ええ・・・ですがその力で私は璃々と共に命を救われたのよ。そしてあの人の闇を知って、覚悟を知って、そして愛して、愛された。私は後悔してないわ。あの人と共に居られるならどんな悪名も汚名も被って見せるわ。」
厳顔「お主がそこまで言うとはな・・・」
魏延「そこまでの男なのですか?男など己の欲を満たすことしか考えてない者たちだと思いますが。」
紫苑「あの願いを欲だと言えば欲ね。でも・・・私はそれで良いと思うわ。だれしもが己の欲を持っている。己の欲を満たそうとする。男も女も同じよ。さあ、お話は此処まで・・・やるのでしょう?桔梗。」
厳顔「あたりまえだ!覚悟してもらうぞ紫苑!!!」
そう言って桔梗は自身の武器、轟天砲を構え攻撃の体勢を取る。焔耶ちゃんもどうやら覚悟を決めたようね。さて、私が一騎さんに鍛えられて何処まで強くなったか・・・貴方達で試させてもらうわよ。
厳顔「突っ込め焔耶!儂が援護する!!」
魏延「はい!紫苑様覚悟!でぇぇぇぇい!!!!」
ドンドンドン!!
紫苑「相変わらず大きな音。でも遅いわ。」
魏延「とぉぉぉぉりゃあああああああああああ!!!」
紫苑「だから遅いわ。」
桔梗の轟天砲の砲撃を回避すると今度は焔耶ちゃんの鈍砕骨の一撃が振り下ろされる。けれどどう考えても遅い。凪ちゃんの氣弾より遅い球。春蘭ちゃんの振り下ろしより遅い一撃。これは・・・油断してしまいそうですわ。
紫苑「あまりに弱過ぎだわね。早々油断しない内に終わらせてもらうわね。」
私はそのまま颶鵬に矢を二本番え、氣を流し込む。
紫苑「氣の応用、凍牙!!」
ヒュヒュ!
厳顔「むぅ!」
魏延「うぉ!」
ドド!!バキィン!!
私が彼女達の足元を狙って放った矢は地面に刺さると同時にその周囲を完全に凍結させて彼女達の足を止めた。
紫苑「はい、これで私の勝ち。」
私はまた二本番え、今度は氣を通して鏃に火を付けた。放てば紅蓮と言う技になる矢だ。
魏延「よ、妖術!?」
厳顔「ま、まさか氣の応用・・・仙術か。」
紫苑「あら、操気術というのよ?桔梗。」
厳顔「氣弾や砲弾を打ち出すための放出が操気術だろう?」
紫苑「それは基礎よ。これは応用。さ、降参なさい。」
厳顔「・・・はぁ、分かった。負けだ負け。好きにせい。」
魏延「うぅ・・・足が冷たい・・・」
紫苑「あら御免なさい。紅蓮!」
私はそのまま番えた二本を放つと氷を吹き飛ばす。
こうして二人は私の手で確保し、兵達も投稿の意思を示した。梓潼は沁さんに占拠され、法正ちゃんは朱里ちゃんにうまく捕らえられたようね。これで成都を取れば周囲の諸侯は下手に行動を起こせない。朱里ちゃんの策の通り、成都を落としたら降伏勧告を周囲に発することになるわ。
紫苑「一騎さん・・・こちらはもう少しで終わりですわよ。そっちはどうですか?」
きっともう終わらせてるに違いありませんわね。だって・・・一騎さんですから。
場所は変わって成都手前。
星「よし、これより成都制圧作戦を決行するぞ。美羽、策はあるか?」
美羽「うむ、妾たちは各々100の騎兵を有しておる。その機動力と妾たちの攻撃力を合わせる。成都は天然の城塞じゃが、それは大軍で攻められればの話じゃ。此処まで近づく事が出来た以上それは効果を発揮しないのじゃ。星と璃々、春蘭と秋蘭、そして妾で別れ三方向から攻めるの良いじゃろう。」
春蘭「私は正面がいい!」
美羽「う、うむ。ならば任せるのじゃ。」
秋蘭「一騎の信頼に応えるため我らで成都を取るぞ、姉者。」
春蘭「応!」
星「ふむ、我等はこの崖側の門から攻めるか。」
璃々「うん、秋蘭お姉ちゃん直伝の弓にわんちゃんとヨルン君が居るからこっちは一番安心だよ。」
美羽「璃々よ、油断はしないようにするのじゃ。お主が怪我をしたら・・・」
璃々「璃々が怪我をしたら?」
美羽「秋蘭が一騎からお仕置きを受けるのじゃ。」
秋蘭「それは・・・ま、間違っていないな。璃々、無理はするな。少なくとも今は私の為に頼む。たぶん一騎に加え凪が参加するだろうからな・・・」
璃々「う、うん。分かった。」
美羽「それじゃあ妾はこっちの竹林側から往かせてもらうかの。劉璋を抑えればこっちの勝ちじゃ。一気に決めるのじゃ。」
全員「「「「「おお!」」」」」
その後星、璃々組。春蘭、秋蘭組。美羽組で別れそれぞれの城門を責め始めた。
美羽側
美羽「全軍突撃。他の二つの組に負ける出ないぞ!」
袁術隊「「「「「応!」」」」」
美羽の号令と共に袁術隊百騎が突撃を開始する。
美羽「弓騎五十騎構え、放つのじゃ!!」
ヒュバババババ!!
美羽「大盾隊、敵の矢じゃ。前面に出て防ぐのじゃ!」
袁術大盾隊「「お嬢様に傷一つ付けさせない。それが俺達の誇り!!」」
ガキキキキキン!!
美羽「////////////////こ、こほん。いい感じに城門に近づいたの。今度は妾なのじゃ。」
美羽はそのまま戦斧を肩に担ぐと馬の背から飛び出し、城門に全力の一撃をぶち当てた。
ドガゴーーーーーーーン!!!
その一撃は門を一撃で粉砕し、そのまま騎兵はなだれ込む。美羽は兵達にそれぞれ周囲に散らせ、要所制圧に向かわせ、自身は劉璋の確保に動いた。
星側
星「璃々、主の条件を覚えているか?」
璃々「うん、覚えてる。だから・・・ワンちゃん。」
白狼「応、往こうか璃々よ。」
璃々「うん、ヨルン君も往っくよー!」
ヨルン「おー!暴れるよー!!」
璃々の掛け声に応じて白狼、ヨルンが出現、璃々はヨルンの頭の上に乗り、星は白狼に乗る。
星「では白狼殿。よろしくお願いしたしますぞ。」
白狼「応。任せられよ星。」
星は白狼にまたがりひとっ飛びで城壁の上に跳び上がりそこで無双を開始した。
璃々「ヨルン君。あそこ投石機を潰しておこう。」
ヨルン「分かったよ璃々。そいや!」
璃々はヨルンの頭の上から城門を見下ろす形で戦場を見ていた。そこで目に入ったのは投石機が数台ある広場。そこに攻撃を仕掛けるためにヨルンに声を掛け、ヨルンはそのまま尻尾を投石機の所に振り下ろす。
そんな無双を2人が行っていれば兵達は最早抵抗など出来ないだろう。反董卓連合を経験していればある程度抵抗は出来ただろうが、彼らはまったくの未知を相手に完全に戦意を喪失してしまったのだ。
璃々「星お姉ちゃん。兵の皆には要所の制圧に向かわせたよ。私達は・・・」
星「うむ、我等は劉璋を確保に向かおう。」
そのまま二人は劉璋の探索に乗り出した。
春蘭側
春蘭「でぇぇぇい!!!!」
ズガァァァァン!!!
春蘭の一撃で簡単に城壁が抉られる光景がこれでもう十数回目となっていた。
秋蘭「姉者は何がしたいのだろうか・・・ふ!」
ヒュン!
秋蘭の放った矢は空中で数本に分解され、城壁上の兵を貫いて行く・・・が、兵に死傷者を出来るだけ出したくない秋蘭はしっかり矢の性質を変化させ貫かれた者にはそれ相応の衝撃が体を走り、気絶して行った。
春蘭「く・・・一騎ならこの程度の城壁一撃で穴をあけられるのだ!私だってえええ!!!」
ズガァァァァン!!!!
秋蘭「なるほど・・・意地か姉者。これは劉璋は星や美羽に任せるのがいいか。疾ぃ!」
春蘭は城壁に一撃で穴をあける事に意識が向かってしまったので秋蘭は城壁上の兵を無力化する事に徹することにした。
秋蘭(だが・・・そんな事に時間を費やしたと一騎や華琳様に知られたら失望されると思うのだが・・・いや、大丈夫か。きっと・・・大丈夫だと良いなぁ。)
秋蘭は少しばかり愛する二人から何を言われるか心配しながらも自分の今やるべき仕事をこなして行った。
成都城に侵入した美羽、星、璃々の三人はいろんな場所をしらみつぶしに探しながら最終的に玉座の間にて合流、最後はこの部屋だけとなっていた。
美羽「さて、此処で最後なのじゃが・・・」
星「おかしいな。人の気配が無い。近衛兵の気配すらないとは・・・」
璃々「クンクン・・・ねえ星お姉ちゃん、美羽お姉ちゃん。なんか変な匂いしない?」
星「む?」
璃々の言葉に星と美羽は周囲の匂いに気を配ると、何やら異臭が玉座の間から漂っている事に気が付いた。
星「・・・死臭だ。璃々、お主は此処で見張りをして居ろ。」
璃々「え?でも。」
星「学ぼうとするのはよいことだが、そこまで急ぐ事では無い。此処までの異臭、相当見るに堪えない状態であるのは明らかだ。だから駄目だ。」
璃々「う、うん。分かった。」
星「入るぞ、美羽。」
美羽「うむ。」
そのまま璃々を玉座の間の外に待たせて、星と美羽は部屋の中に入っていく。そこで二人は顔をしかめる光景を目にする事になった。そこにあったのは無数の人の死体だった。
星「これはひどいな・・・劉璋は何処だ?」
美羽「あの玉座に座っておる者は?」
星「性別は判断が付かんが・・・背は低いな。少女・・・に見えないくないな。」
美羽「劉璋は男だと聞いたがの。む?誰じゃ!」
??「ひぃ!こ、殺さないで・・・何でも言う事を聞きます。だ、だから殺さないで・・・」
星「安心しろ。我等はケ艾士載の配下の者だ。此処益州の平定の為成都を制圧したが、罪人で無い限り危害は加えん。」
??「と、ケ艾・・・ししし、死を与えて歩くと言われてる!?」
美羽「むぅ、主様の悪評がとんでもない形になりつつあるの。」
星「それは仕方ないことだろう。して少年よ、お主の名を聞かせてもらえるか?」
??「ぼ、ボクは劉璋・・・です。」
美羽「お主が劉璋?ではこれはお主の仕業・・・ではなさそうなのじゃ。」
星「うむ。劉璋よ、これは誰が?」
劉璋「黄祖が・・・僕に成り変わってこんな事を・・・僕は、奴隷と言う名目で繋がれてたんです。」
星「・・・屑が。見つけ出そうにもどうやら逃げたようだな。」
劉璋「はい、何でも荊州でケ艾士載が次々と諸侯を呑み込んでいると言う噂を聞き、許貢と共に逃げる為にすぐに出ていきました。僕はその間・・・その・・・」
そう言いながら劉璋は自分が繋がれていた場所の周囲に目をやってそのまま俯いてしまった。
星「・・・気にするでない。生き残るためだったのだろう?これからはうまい飯を食わせてやる。」
美羽「うむ。妾たちはお主を無下には扱わんのじゃ。」
劉璋「ほ、本当ですか?僕は自由になれるのですか?」
星「うむ、事情が事情だ。しかし黄祖か・・・見つけたら即斬ってやる。」
美羽「うむ。覚悟しておけ、なのじゃ。」
星「では出ようか。」
そう言って星は劉璋の首に繋がっている鎖を愛槍で断ち切ると、そのまま劉璋の手を取り玉座の間を後にした。後日事情を知った成都の民たちは星達を受け入れ、劉璋と共に此処成都を立て直す事を誓い、成都周辺の城壁にはケ艾の旗を立てる事を約束したのだった。
あとがき
えっと・・・13000文字オーバーとは我ながら長々と書いてしまった気がしますが・・・ま、良いでしょう。劉表、劉璋両名は良い人で纏めまして、配下の臣が小悪党という感じで来ました。許貢、黄祖はそれにふさわしい人物と言えるでしょう。
さてこれにて益州、荊州平定はなりました。次回は正しく『建国』となります。
ではまた次回。
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さっさと統一しちゃいましょう。どんな手を使っても。 はい、横暴です。 それでもやってしまったのは仕方がない。 それでは本編どうぞ。 振り分けた将に出番が無い方がおりますがご容赦を。雪蓮とか雪蓮とか雪蓮とか・・・斗詩とか。 |
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コメント | ||
黒鉄刃さん<及川自体が小物・・・ごほんごほん。つぶすのはナニでいいでせうか?(ユウヤ) 叡渡さん<サーチしなくてもデストロイですけどねw(ユウヤ) あかさん<二人はじっくりお仕置きされました。(ユウヤ) 及川の所にどんどん小者が集まるな・・・良し潰そう(*´∀`*)(黒鉄 刃) 次回も楽しみにしてます!! 春蘭、秋蘭に何もなければいいな(あか) |
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