魔法少女リリカルなのはtheSORCIERofZERO〜第11話〜冥府の王〜 |
今回は短めでございます。
戦闘区域
スバルside
「ファイター?」
レオと名乗ったファイターを吹き飛ばしたのは、瓦礫の上で立っているもう一人のファイターだった。
そのファイターはヘルメットの後ろから紫色の腰まである髪を出し、足にはリョウさんよりもプロテクターの様なものが多めについていた。
少しするとこちらに歩いてくる。
「クッ!!」
「待て………」
構えをとる私達に制止をかける紫のファイター。
「僕は君達と戦おうとは思ってない、彼は僕が代わりに倒す」
そう言うとリョウさんの側に歩いていく。
「まだ君はいまのところ彼女達に力を見せてはいけない…………守る為でもあっても…………」
「なんだと?」
「変に誤解されるって話だよ………変身を解きな………」
リョウさんの肩を軽く叩きファイターの元に歩いていく。
「わかったよ……」
リョウさんがベルトからカードを抜くと元の姿に戻った。
紫色のファイターに気が付いたのか立ち上がり構え直すファイター。
「お前もファイターかぁ?折角のチャンスを………」
「君の相手は僕がする」
「まぁいいさ、本気でいくからなぁ!!!」
すると手にカードが現れ、それをバックルに通すのではなくカードを入れた。
すると、ファイターの装甲が少し浮いた。
「バースト!!!」
《Burst》
装甲が吹き飛びレオの素顔が露になった。
赤髪の青年風の顔をしていて、服は舞踏会風の服装をしていた。
「あれはバーストってヤツで、ファイターの第2形態みたいなもんでな制限されていた力や魔力が解放された状態だ」
リョウさんのざっくりとした解説が入った。
ファイターにこんな事が出来るなんて………知らなかった。
《Change Fighter Leo 》
「さぁ………狩るぜぇ!!!!」
両手に手斧の様な武器を持ち、獣のように猛然と紫のファイターに突進していく。
「ウオラ!!!」
「ふっ…………」
縦横無尽に振り回すがあっさりと避けられる。
「このくそがぁ!!!!」
ガキンッ!!!カンッ!!!!
「何!?」
「嘘………でしょ?」
紫のファイターの防ぎ方が異様だった…………全て足で防いだ………顔を狙った攻撃も足を大きく上げて。
「どうした?何か可笑しい事があったか?」
「テメェ!!!!何で手で防がねぇ」
「あぁ………その事か……理由は簡単だよ」
ゴスッ!!!!!!
「ゴハァッ!!!!」
「戦いで手を汚したくない………それだけだ」
ファイターの前蹴りがレオの腹に入り吹き飛んだか、なんとか踏ん張って飛ばされた距離は短かった。
《Accl》
「はっ!!!」
バコッ!!!ドスッ!!!!
「がぁ!!!!ぐぅ!!!は!!!!」
蹴りのラッシュが始まり、レオは防ごうと必死だったが無駄に終わる。
足、腹、脇腹、顔や胸に蹴りが次々と入っていく。
本当に手を使わないんだ………この人。
「グッ!!!」
ラッシュからのトドメと言わんばかりのミドルキックが入り、壁に激突するレオ。
その場に膝を着き、拳を地面に叩きつけた。
「嘘だ!!!!…………バーストの状態だってのにアーマードに負けるなど…………」
「確かにバーストは強力だ………だが使いこなせなければアーマードよりも劣る」
「ふざけるな!!俺は十二星座の一人だ!!!自分の力を使いこなせていないなどあるはずがない!!!!」
「昔………僕の仲間の中にレオというものがいた……」
「なんだと?」
紫のファイターからはさっきまで感じなかった殺気が溢れ出す、トドメを刺す気だ。
「お前はソイツの顔に泥を塗った…………」
《Jump Kick Dark》
「王の答えを伝える…………死だ!!!!!」
ファイターが足を屈み、空高く飛んだ。
ファイターの左足に黒い靄が包む。
「貴様は…………ハーデス…………」
「終わりだ…………偽りの獅子…………」
ファイターが左足を突きだし、レオを目掛けて急降下する。
「ダークネス・ヘルブレイク!!!!」
「ガアァァァァァァア!!!!!!!!」
ファイターの攻撃が直撃し、レオは絶叫を上げた。
煙で見えないでいたが少しずつ煙が晴れてきて、そこにはファイターと変身が解けたレオがいた。
「何故だ…………俺は………十二……星座の……」
レオの身体が透け始めた。
(あれ?お兄ちゃんが死んだときと違う?)
「イヤだ………俺は………死にたくない…………世界を手にするまで……俺は…………俺様は………」
ハーデスと呼ばれたファイターに触れる直前に完全に消滅した。
「それでは僕は失礼するよ」
「待て!!!!」
フェイトさんがデバイスを構え直した。
「ファイターを退けてくれたのには感謝をしています、ですが管理局として貴方を倒さないといけない」
「そうか………なら……」
《Flash》
「キャッ!!!」
「クッ!!!」
ハーデスの足元から光が発せられて目が眩む。
目が慣れた時にはハーデスの姿はなかった。
時空管理局本局
リョウside
「遅いなフェイト達」
《事件の後始末をしているんだ、遅いに決まっている》
ロビーにあるソファに腰掛けリンと話す。
ハーデスか逃げた後、俺はフェイト達と一緒に管理局の本局に赴いた。
フェイトは本局の報告へ、スバルは所属している六課に連絡している為ここにはいない。
「しかしあの局員……ビビってたな」
なんの話かというと俺も少し事情聴取された。
聴取を担当していた局員がナルシスト野郎でどうでもいいことを話すわ、イラっとしたから少し凄みを入れてみたらビビってどっか行った。
代わりの人は普通にイイ人だったからすんなりと終わった。
魔力測定みたいな事をしたが、結果は知らされていない。
「どうするかな〜」
正直言えばここは俺を追っている組織の真ん中で、気が付かれたらすぐに拘束されるだろう。
フェイトが言わなければ大丈夫だろう。
「お待たせしました」
奥からフェイトが姿を現した。
疲れているのか、声に元気がない。
「おう、フェイト終わったのか?」
「はい、リョウさんの事は誰にも言ってないです」
「すまない無理言って、スバルは?」
「このまま六課の隊舎に帰りました、何か吹っ切れたみたいで」
「よかったな、じゃあ何処から行こうか?時間的に場所は少ないが………」
「リョウさん」
フェイトに呼び止められ振り向き、目が合うと何かを決意した目をしていた。
手には何かの書類を持っていた。
「なんだ?」
「これを見てください」
手に持っていた書類を渡されて目を通していく、さっきの検査の結果と何かの書類だ。
「これは?」
「リョウさん、貴方を本日をもって時空管理局フェイト・T・ハラオウン執務官直属の捜査官として任命します」
「はぁ?!」
ちょっと待て、どういう事だ?
「俺は管理局員になるつもりはない!!!」
「リョウさん、私は対ファイターのファイターとして私の下で働いてほしいんです」
こんな終わりで申し訳ないです
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おひさしぶりでございます。 KANNBARUです。 ボカロのソフトを買って現在曲を作成中でございます。 ニコ動かようつべにupする予定です、完成はいつになるか分からんけど(´・ω・`) |
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