咎を受けし御使いの最後の旅〜二人の御使いと二人の劉備〜
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 咎を受けし御使いの最後の旅〜二人の御使いと二人の劉備〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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新参の加入〜魂〜

 

 

 

 

 

 

 

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 北郷邸本邸

 

 一騎「・・・なあアスナ。」

 

 アスナ「何?一刀。」

 

 一騎「キリトは・・・大丈夫だろうか?」

 

 アスナ「・・・だ、大丈夫じゃないかな?」

 

 キリトは直葉に連れられて道場で正座をして説教を受けている。一騎はさすがに可愛そうと思いつつ、自分も人の事を言えないので目を反らすことにした。

 

 一騎「それじゃあ説明するぞ?」

 

 アスナ「うん。」

 

 一騎「まずはこのユイの心とボイスレコーダーから魂の情報をスキャニングして取り出す。それを器となる肉体にダウンロードすれば完了だ。手順としては簡単だが、これにはアスナの協力が必要不可欠だ。」

 

 アスナ「協力って?」

 

 一騎「聞くところによると二人とも女の子・・・男の俺が裸を見るわけにはいかんだろう?」

 

 アスナ「・・・あぁ・・・なるほど・・・」

 

 結構切実な問題であった。

 

 二人は放置し一騎とアスナは特設ラボに移動していた。

 

 北郷邸地下ラボ。

 

 そこはデバイスの調整やその他研究などを行う場所で、基本的に茶々丸と藍しかほとんど使用しない場所である。

 

 一騎「さてと・・・アスナ、そこの装置にユイの心とボイスレコーダーをそれぞれ入れてくれ。・・・・・・ああそれでいい。それじゃあスキャニングを開始する。」

 

 一騎はコンソールを操作すると不思議な電子音を響かせて二つの物質をスキャンし始めた。

 

 一騎「よし、スキャン完了。後はホムンクルス作成プロセスに移行する。アスナ、これから操作の説明をする。と行っても簡単だ。此処をこうして・・・そう・・・それで肉体の生成が完了したら此処を・・・そう、それで魂を肉体にダウンロードできる。じゃ、後は頼む。俺は・・・さすがにキリトが可哀そうだから助けて来るよ。」

 

 アスナ「うん。・・・ありがとう、一刀。」

 

 一騎「はは、いいってことさ。」

 

 そう言って一騎はラボを退出した。

 

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 一騎が出て行った場所でアスナは指示された通りにコンソールの操作をする。

 

 アスナ「ユイちゃん・・・」

 

 アスナはユイの体が作られる大型の培養槽を眺めていた。徐々にユイの体が作られていく様子を眺めていたアスナは今の状況を考え始めていた。

 

 アスナ(一刀の話だと私達は元居た場所には戻れない。だったらどうする?キリト君と、それにリズ、それにシリカちゃんって子。ユイちゃんに、サチさん。皆と一緒に一刀のお世話になるしかないのかな?そうなったとして今はたぶん戦争中。一刀と再会した時に居た女の人は夏候惇って言ってたし、此処は三国志の世界だと思う・・・なんで女の人かはひとまず置いておくとしても、これから私達はきっと人を殺さなければならない状況になってくる・・・その時私は出来るのかな?キリト君は・・・きっと苦しむことになろうとも戦うんだろうな。なら私も・・・)

 

 ピーピーピー。

 

 これからの事を考えていると、どうやら完了したらしい電子音が響いたのでアスナは一騎に教えられた操作を実行し、今度は魂のダウンロードを開始した。

 

 アスナ「えっと・・・コード・ユイ、完了まで・・・あと三十秒!?早!ちょっと一刀早すぎ!!心の準備・・・って言うか服!二人の服!!どうすればいいの!?か、一刀〜!服はどうすればいいの〜!!!!」

 

 全行程完了の思いもよらぬ速さに驚きつつ完了したらしたで二人の服をどうするか肝心な部分を聞き忘れていたアスナは取り乱してしまった。

 

 一刀『あ〜あ〜、アスナ、聞こえるか〜?いい忘れてたけど二人の服はサイズが判らんからとにかく俺のクローゼットに色々入ってるからそこから服を探してくれ。下着も入ってるからそれも使っていいぞ〜。地図はラボの出入口に貼ってるからよろしく〜。』

 

 突然スピーカーから一騎からの連絡があり、ホッとするアスナだったが、ふとした疑問が上がった。

 

 アスナ「・・・なんで一刀のクローゼットに女性物の服と下着があるの??」

 

 そんな疑問が浮かんだが、どうやら完了したようだ。培養槽の中の薬液が排出されていた。

 

 アスナ「ユイちゃん!サチさん!しっかり!!」

 

 ユイ「ぅん・・・マ・・・マ?」

 

 サチ「・・・ん・・・え・・・と・・・ここ・・・は?」

 

 アスナ「二人とも、ひとまずこれを・・・すぐに服を用意するから。ついて来て。今の状況も説明できる人をちゃんと連れて来るから。」

 

 アスナは近くにあった診療用のベットからシーツを取り二人に渡し、そのままアスナは二人を連れて案内板に書かれていた一刀の部屋に向かい、クローゼットを開けて・・・ひとまず絶句して、心底引いた。クローゼットの広さと・・・その中にある女性服の多さに。

 

 アスナ「えっと・・・ユイちゃんの服はこれでいいかな?下着・・・うそ・・・こんなのどうするの?一刀・・・はっ!違う違う。えっとサチさん、これをどうぞ。ユイちゃん、これを着て。さ、準備が出来たら道場に行こう。とにかく説明できる人がいるから。」

 

 そう言って有無を言わさず二人を連れて道場へ向かったアスナは最後にとんでもない物を目撃することになった。

 

 直葉に説教されるキリトと・・・一騎の姿だった。

 

 勿論内容は女性関係についてだった・・・

 

 

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 あとがき

 

 

 遂に説教の被害は一騎にまで・・・いや、そろそろ新参加入は終わらせようよ?

 

 さて次回は『新参の加入4』です。

 

 一応説教後のお話です。ユイとサチとの再会を果たしたキリトが直葉に説教されないように・・・ではではまた次回。

 

 

 

説明
新参の加入3
ついによみがえる二人・・・そしてどうなるキリトの説教!
ではどうぞ
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コメント
JackTlamさん<ポンコツ眼鏡娘が誰とは分かってても言わないけど・・・直葉ぐらいは添い遂げさせたいなと思うわけで・・・あ、リズは俺の嫁でシリカは俺の義妹にするって事でいいか!(ユウヤ)
↓ただでさえこの世界は身分があれば一夫多妻も出来るが……主に現嫁と義妹が許さないだろうなあ。後のMOREDEBAN組は許容しそうだけど。娘にしても複雑でしょうね。でもあの意外にポンコツな眼鏡娘が居なくて良かったかも。彼女が一番独占欲強そうだから。キリトもなんだかんだで一刀と同じく「俺の嫁図鑑」状態ですよね。(Jack Tlam)
JackTlamさん<真面目な直葉は動揺を隠せないでしょうね。そして形容しがたい感情をぶつけるしかないと思います。そして一騎に二次被害。・・・キリトハーレム作るか迷うよなぁ・・・(ユウヤ)
そりゃあ、直葉にしてみれば二年間もSAOに囚われていた兄に言いたいことが山ほどあるだろうし、その上女性関係とか知ったらそれはもうね。原作だと和人が明日奈をどれだけ愛しているかを目の当たりにしているから何も言わないが、ここのはSAOからそのまま来ちゃってるからそうなるわな。(Jack Tlam)
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咎旅 恋姫†無双 一騎 キリト&アスナ ソードアート・オンライン 

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