英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜 |
同日、24:30――――
〜バリアハート・クロイツェン州統括領主の館・客室〜
「フウ……さすがは絶倫の兄様ですね。媚薬の効果もあって、いつもより凄く濃いです……これなら確実に兄様の子を孕んでいるでしょうね……フフ……」
リィンと愛し合った後幸せそうに自身のお腹を優しく撫でていたエリゼは下着や服を着始めた。
「あれ……今夜は俺の部屋に泊まっていかないのか?」
エリゼの行動を見たリィンは不思議そうな表情で尋ねた。
「はい。まだ兄様の”罰”は残っていますので、私は今夜はこれで失礼します。」
「へ。」
エリゼの答えを聞いたリィンが呆けたその時、服や下着を着終えたエリゼが突然リィンの両手に手錠をかけた!
「な…………エ、エエエエ、エリゼ!?何で俺に手錠を……!?」
エリゼの突然の行動にリィンは慌てた様子でエリゼを見つめて問いかけた。
「フフ、実はあの媚薬には副作用があるのですよ。」
「ふ、副作用……?それと今のこの状況とどう関係があるんだ……!?」
「それを答える前に……兄様。あんなにたくさん何度も私の口や体内に出したのに、未だ興奮が抜けきっていない事にお気づきではないのですか?」
「え…………っ!ま、まさか副作用っていうのは……!」
エリゼに問いかけられた後自分の身体の異常にすぐに気付いたリィンは何かを耐えるような表情をしながらエリゼを見つめた。
「兄様のお察しの通り、あの媚薬には大幅な精力の増強と共に副作用として強烈な催淫や興奮の効果があるのです。副作用は遅効性で、効果は4時間で2時間を超えると更に催淫や興奮の効果が高まるとの事です。」
「う……くっ……エリゼ……”罰”って、まさかこの……事か……っ!手錠をしたのは……まさか……!」
「フフ……勿論兄様が御自分を慰めて、少しでも楽になろうとすることを防ぐ為です。―――2時間経てば効果は切れますので、ご安心下さい。後手錠は明日の朝に外しますので申し訳ありませんが今夜はその状態で休んでください。」
苦しんでいるリィンに微笑んだエリゼはその場から去ろうとしたがある事を思い出し、出入口で立ち止まって振り返った。
「―――ベルフェゴール様、リザイラ様、メサイア様、アイドス様、それとアルティナさん。お願いしますから兄様を甘やかして、ベルフェゴール様達が苦しんでいる兄様を楽にしないでくださいね?」
「ちょっ、エ、エリゼ……!?」
(うふふ、わかったわ♪)
(ふふふ、これもご主人様の為ですね。)
(ア、アハハ……今回ばかりは仕方ないですよね……)
(フフッ、私達にも釘を刺すなんて、さすがはエリゼね。)
(……普段不埒な行為をしているマスターには良い薬です。)
エリゼの釘刺しにリィンが慌てている中、ベルフェゴールはからかいの表情をし、リザイラは静かな笑みを浮かべ、メサイアとアイドスは苦笑し、アルティナは静かな表情で呟いた。
「―――それではお休みなさいませ、兄様。」
そしてエリゼは客室から出て行き、その場はリィン一人だけになった。
「う……ぐっ…………ベ、ベルフェゴール……頼む……!」
エリゼが退室した後ベッドの上で苦しんでいるリィンは少しでも楽になる為にベルフェゴールに頼もうとしたが
(ダ〜メ♪私は恋する乙女の味方だから、エリゼの頼みを無視する事はできないわ♪)
(ふふふ、先に言っておきますが私達も今夜は奉仕や性行為はしませんよ?)
(そ、その……すみません、リィン様……私も今回ばかりはエリゼ様の味方をしますので、リィン様の頼みに頷く事はできませんわ。)
(勿論私もよ。……その代わりお詫びとして別の日にいつもよりたくさん奉仕をしてあげるから、今晩だけは我慢して。)
(マスターの自業自得です。)
「そ、そんな…………っ……!う……っ……!」
ベルフェゴールどころか、リザイラ達も全員リィンを苦しみから解放する事を良しとせず、リィンはベッドの上で苦しんでいた。
「フフ、愛している男性に対して随分と酷な罰を実行したものね。まあ、ずっと君に恋をしていた彼女の気持ちもわからなくはないけど。」
するとその時クロチルダが転移魔法でその場に現れた!
「ク、クロチルダさん……っ!?一体何故ここに……っ……!」
(あらあら♪ある意味予想していた展開になったわね♪)
(ふふふ、困りましたね。”私達は”今夜はご主人様の苦しみを楽にするなと頼まれましたが、彼女に関しては何も言われていませんね。)
(困っている所か、面白がっているわよね……?)
(というか現れるタイミングがまるで狙ったかのように思えるのですけど……)
(……恐らくクロチルダ様の使い魔越しで状況を見ていたかと。)
クロチルダの登場にリィンが驚いている中、ベルフェゴールと共に興味ありげに見守っているリザイラにアイドスは苦笑しながら指摘し、表情を引き攣らせているメサイアの念話を聞いたアルティナは疲れた表情で自身の推測を口にした。するとその時クロチルダはその場で身に纏っている服を脱ぎ、大人の色気をさらけ出す漆黒のレースの下着だけの姿になった。
「ええっ!?ク、クロチルダさん………!?一体何を……!今はかなり不味いので離れてください……!両手は塞がってますけど……その……っ!」
「ユミルの時のように何らかの衝動で”鬼”の力を解放してその手錠を無理矢理破壊して、私を犯すかもしれないって、言いたいのかしら?」
「……っ!」
自身の忠告の続きをクロチルダに言われたリィンは反論する事なく、必死にクロチルダから視線を逸らしていた。
「安心して……私は君に犯される為に来たから、むしろ望む所よ。」
「なっ!?正気ですか、クロチルダさ――――んんっ!?」
クロチルダの口から出た予想外の答えにリィンが驚いた瞬間、クロチルダは自身の唇をリィンの唇に押し付けてリィンに答えを言わせなかった。
「な、ななななななっ!?」
「フフッ……私の命を救ってくれたお礼と後は今までのお詫びの分も含めてまずはたくさん奉仕をして君の苦しみを少しでも楽にしてあげるわね、リィン君…………」
「うくっ!?」
(うふふ、邪魔者が入らないようにまた結界を展開しないとね♪)
その後リィンはクロチルダの奉仕を受けた後クロチルダによって手錠が外され、手錠が外れたリィンはクロチルダの純潔を奪った後自分の気が済むまで何度もクロチルダを犯した。
と言う訳で案の定、クロチルダもリィンの毒牙に……(遠い目)いつものようにシルフェニアの18禁版も更新しておきました。なお18禁版を読む前の方や読んだ後の方に先に説明させて頂きます。リィンがあれだけ変貌したのはエリゼが使った媚薬のせいです!……多分(オイッ!)18禁版を読んだらわかると思いますがクロチルダはリィンが初めて○教した女性で、そのせいで本来Sキャラだったクロチルダがその逆に……(冷や汗)
説明 | ||
第622話 | ||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
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コメント | ||
ふかやん様&Su-37様 そんな予定はさすがにないですよ kanetosi様 むしろマダンテを起こして欲しいですね!! 本郷 刃様 もう今更ですしね(遠い目) 匿名希望様 こんなにも早く行動に出るとは思わなかったんじゃないですかw(sorano) 策士、策に溺れるとはこのことですな。クロチルダがリィンに好意を持っている時点で予測できたのに、見事に裏目に出るという。(匿名希望) ふっ、物語の流れに身を任せるしかないな・・・(遠い目)(本郷 刃) 久しぶりにコメントするなぁ・・・ うん、分かりきっていることだけど、爆発しろ。太陽爆発と言わず、ビッグバン起こしてしまえ!(kanetosi) 深読みし過ぎではない気がします。この後の、マキアスとエリオットの反応も気になるけど。(Su-37) ………何か、このままラウラやフィーが参戦してもおかしくないと思う自分がいます。深読みし過ぎか・・・?(ふかやん) |
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