エブリデイ えーゆー譚! 〜恋姫達とのドタバタ生活!〜 一話
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一刀「近日って言いながらも一週間かかったな」

XXX「作者は我儘な生き物さ」

一刀「それにタイトル変更してないし」

XXX「はっはっは…はいスタート!」

一刀「突っ切ったっ!?」

 

 

 

 

秋…少し肌寒さが出始める季節だが、道を歩く男女三人の内、二人の姉妹は心も体も暖かくなっていた。

関戸 恋は隣にいる平沢 梨斗の腕を自分の腕に絡ませ、関戸 音々音は空いている手を繋いでいるからだ。

音々音はリトの手を引き、前へ前へと進んでいく。

 

音々音「リト兄ィ、こっちですぞ!」

リト「ホイホイ…まさかここでは姉妹だったんだな」

恋「…………ねねと恋、仲良し」

音々音「そうですぞ!ねねと恋姉ェは仲良しさんなのです!」

リト「そっか…なら安心。で、その孤児院はどのぐらいで着くんだ?」

恋「…………もう少し」

音々音「あそこには前の世界の人がいっぱいいるのです!例えば…」

リト「?どうした?」

音々音「ま、まずいのです!今日はアイツらが来てるから…!」

リト「アイツら?」

恋「…………早く行く」

 

恋と音々音はリトを引っ張り走り出す。

状況がさっぱりわからないリトはなすがままに着いていった。

そして数分後…老朽化した孤児院の前に着いた途端…院の扉のすぐ側で、見知った顔がいかにもカタギじゃない男に制裁を加えていた。

 

蓬「オラァアアアアア!!」←キレキレのローリングソバット

ヤクザ「ぎゃああああああ!!」←きりもみしながら地面に激突

リト「……音々音、説明プリーズ」

音々音「アイツはこの辺りに住むヤクザの一人なのです。この孤児院を売れって脅してきて…」

恋「…………いつも追い返されてる」

リト「超納得」

 

 

ヤクザ「ち、チクショウ!覚えてやがれ!」←逃走

蓬「まてやこのクソ野郎ぉ!!」

翠「母さんこそ待てよ!?あれ以上やるとマジで病院送りになるって!?」←腰にしがみつき

蒲公英「そーだよ、たんぽぽお母さんが警察の人にお世話になるの嫌だよ!?」←上に同じく

鶸「ただでさえヤンチャだった頃にもあるのに!」←上に同(ry

蒼「も〜、蒼も皆もお母さんが捕まったらこれから生きていけないんだから〜!」←袖だけ引っ張ってる

 

リトの横を通り、孤児院から出ていったヤクザを追いかけようと女性…蓬は走り出すが、孤児院から出てきた少女四人に取り押さえられる。

て言うか四人中二人知ってるわー、とか思いながらもリトは一応声をかけた。

 

リト「…お取り込み中悪いけどさ、ヤクザ逃げたぜ?」

蓬「え、マジか!?……ってリト!?」

翠「り…りりリトぉおお!?」

蒲公英「うっそ、リトさん出会うの早くない!?」

鶸「…誰…この人?」

蒼「え、誰々この人?お母さん達知ってるの?て言うかイケメン、凄くイケメン!翠お姉ちゃんの彼氏!?」

翠「んな!?ち、違うって!!こんなエロエロ魔神が彼氏なんて…」←内心けっこう嬉しい

リト「…あの、中に入っていいっすか?」

 

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鶸「つまり貴方は別の世界でお母さんとお姉ちゃんと蒲公英、それに月達と出会っていたと」

リト「そう!…よかった、分かってくれてる人いて」

 

落ち着きを取り戻し、孤児院の中に入ったリト達。

周りには、自分の見慣れた顔が…と言うより、前の世界で知り合った者が数人いた。

取り合えず茶をもらい、目の前の少女と話しているのだが…なんか翠に似てね?とか思ってたりするリト。

もう一人きゃぴきゃぴしてるのも似てるし。

 

蒼「そう言えば月ちゃん達今朝言ってたよね。なんたらを思い出した〜、とか」

月「はい。皆も夢で見る形で思い出したんです」

詠「てかあんたあのあとすぐ来たの!?怪我してたのに…」

リト「ん?当たり前だろ。皆とまた会いたかったし」

音々音「リト兄ィ…」

恋「…………恋も会えて嬉しい♪」

霞「嬉しいこと言ってくれるなぁ、リト。せや、再開のハグしよか。な?」

リト「再開のハグは日本じゃやらないぞ?」

華雄「…これぞ平沢だな」←ちょっと呆れ顔

 

 

リト「てか華雄…お前こっちの世界の名前って…」

華雄「ああ、そのままで良いぞ。こっちでは鹿遊 雅と言う名だが、どのみち“かゆう”だからな」

蒼「なんか手抜き感あるよね」

華雄「orz」

鶸「ちょ、蒼!謝りなさいって!」

リト「何この子凄く怖い」

蓬「それよか、驚かねぇんだな」

リト「何が?」

蓬「鶸と蒼の事だよ。あっちじゃ居なかったからな」

リト「まぁ、このくらいじゃ驚かないって」

 

だてに世界を旅してないし、と言い加えて二人の少女…鶸と蒼を見た。

髪の色や顔付きから見て翠と蒲公英と同じ血が流れてる…つまり蓬の娘なのだろうと感じている。

とうの本人の内、鶸はまだ挨拶をしていない事に気付いた。

 

鶸「あ、そうだ…自己紹介してなかった。……稲葉家次女の鶸です」

蒼「三女の蒼だよ♪ちなみに鶸ちゃんと双子なんだ♪」

リト「へー…双子か…」

鶸「…あの、胸で比べてませんよね」

リト「胸?…すんません想像しちゃいました」←土下座

鶸「………」←胸隠してる

蒼「あー、リトさんエッチなんだー♪蒼のおっぱい見て蒼を【ダララララ!】してるの想像しちゃったんだー♪」

リト「してないよ!?」

翠「む、胸で決めんなよなエロエロ魔神!」

蒲公英「やっぱり大きいのがいいのかな」←自分の胸揉む

霞「…うっし」←ガッツポーズ

 

 

蒼「そう言えばリトさんって別の世界でお母さんとかとエッチな事してたの?」

リト「してねーよ!?したら色々と殺られるだろうし!」

詠「字が違ってるわよ!?」

月「へぅ…でも蓬さん…凄いですから…」

リト「凄い?」

霞「せやで、ばっちゃ「あ゛あ゛ん?」蓬お姉様は元ヤンキーでレディースの総長をやっておられました、はい!」←青ざめてる

リト「うん、凄い理解できた」

蓬「ま、あの頃はヤンチャしてたっけなぁ。オレの旦那も元ヤンだったし」

リト「そういや旦那さんは?」

蓬「もういねぇよ。八年前にポックリ逝っちまった」

リト「……悪い」

蓬「いいって事よ。隠す必要ねぇからな」

 

なんでも、警官だった蓬の夫は凶悪犯をつかまえた時に銃で撃たれ、殉職したらしい。

空気が重くなったと感じ、リトは別の話題を出した。

 

リト「それと、聞きたいんだけどさ…」

蓬「おう、なんだ?」

リト「…蒼の性格って誰似?」

蓬「ん〜。…旦那かな、うん」

華雄「そうなのか!?」

恋「…………蒼だけに?」

音々音「上手いのです、恋姉ェ!」

鶸「いやいやいや、初耳だよ!?」

蒲公英「お父さんもこんな感じだったの!?」

翠「知りたくなかったよ身内のそんな所!?」

リト(蒼関係になると全員ツッコミになるのかこの姉妹…?)

蒼「うわぁ…リトさんって胸板厚いんだね…しかもムキムキ…」←勝手にシャツの中まさぐってる

リト「ってナニヤテンダアンタイッタイ!?」

 

どさくさに紛れて蒼はリトの体を触りだす。

胸を触ったり背中触ったり腹筋触ったりしてたのはまだいいが、ズボンに手を出そうとしたので翠含め数人がかりで止める。

正直やばかった…蒼がマタタビ与えた時の猫のような目をしていたし。

 

リト「こいつの将来不安になってきた…」←シャツ直しつつ

月「へぅ…」←赤面

鶸「すみません、こんな妹で…」

詠「それはそうとどうするの?さっきの奴、たぶんまたくるわよ?」

リト「…俺に任せてくんないか?」

蓬「なんだ?ドンパチやろうってか?」

リト「蓬さんシャラップ。…なに、ただ“お話”するだけさ」

華雄「おい、アイツら来たぞ!」

リト「じゃあ行ってきまーす」

 

とかなんとか言いながらも、リトは外へ出て、三人のヤクザの所へ行った。

恋達は何をするのか気になってはいたが、場所的に状況を把握しきれない。

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ヤクザ1「――――!――――!?」←にらみつき

リト「――――――」←指輪見せる

ヤクザ2「  」←青ざめた

ヤクザ3「――――、――!?」←メッサ動揺

リト「――――――」すがすがしいスマイル

全ヤクザ「――――!!!」←土下座

 

 

蒲公英「何話してるんだろ?」

翠「なんか脅してるように見えるんだけど…」

蒼「うーん、リトさんドSなのかな?…やだぁ、蒼調教されちゃう♪」

鶸「……蒼がこんなに男の人の事で暴走するの初めて見た気がする」

蒼「え?だってリトさん蒼の好みドストライクなんだもん」

音々音「な…何ですと!?」

恋「……………蒼もご主人様、好き?」

蒼「んー…まだ言い切れないかなぁ?て言うかご主人様って!?」←興味津々

詠「あー、もう!話がややこしくなる!」

 

そんなこんなで話し込んでいると、リトがいやに愛想笑いをしているヤクザをつれてやって来た。

 

リト「話ついたぞー」

ヤクザ1「今まで申し訳ございませんでした!」←土下座

ヤクザ2「いやー、まさかボンゴレ幹部様のお知り合いとは思いませんで…」

ヤクザ3「ご迷惑でありませんでしたら、この孤児院を高価格で買い取りさせてもらいたいのですが…」

蓬「…リト、なにやったんだお前?」

リト「こいつらボンゴレ傘下のファミリーの傘下の傘下らしくてさ」

月「………へぅ?」

霞「まったく話が見えへん…」

 

 

蓬「まぁ売るのはいいんだけどよ。オレらが住む所無くなるし」

リト「じゃあ俺の住んでるアパートに来いよ。祭さんも居るしさ」

蓬「…何?」

リト「いや、だからさ。祭さんも…」

蓬「お前…まさか祭にもう食われたんじゃねぇよな!?そうなんだよな!?」

蒼「え?祭さんって誰!?もしかしてリトさんともう【自主規制】しちゃったりしたの!?」

リト「…人の話を聞けー!?」

 

リトの声は虚しく響き渡る。

もう少し騒動が続きそうだ。

説明
一話:再会と出会いは孤児院で
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コメント
刃さん リト「漢女の巣窟とかカマバッカ王国とかにぶちこんで下さい」←清々しい笑顔 XXX「…分かってる…このバカがこんなのなのは分かってる…!」一刀「あー…うん、がんば」(XXX)
ん?何リトくん読者に楯突くの?XXX様が同なっても良いのかな君は?(黒笑)(黒鉄 刃)
刃さん リト「んだとコルァ!?」XXX「いやぁ、同感」一刀「おい作者!?」 (XXX)
リトがもみくちゃにされてるのを見ると、心が癒されるねー正に愉悦!!(黒鉄 刃)
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