No.531 タマゴトカゲ
説明
過酷な環境を生き抜くには知恵も体力も必要。海に近い砂漠にしか棲まないこのトカゲは鱗を極力減らし、ツルンとした卵型の体を手に入れた。朝方、海から流れてくる霧を集団で鱗の凹凸を利用し受ける。それは全く違う類である虫から学び、露で湿った体は水分を含み水として摂取する他、乾燥した地域では有り得ないまさに卵肌を保つ秘訣でもある。夜から活動を始め昆虫や小動物、またはその死骸を食べる。朝のその儀式までは餌にありつけない個体がほとんどだが元来の生命力がとてつもなく高い。口の周りが青いのは天敵の危険な毒蛇に噛まれて腫れ上がり、唇のようになったから。鋭い爪や牙をもつ割に戦いは好まず、すぐに砂の中に隠れてしまい頭だけを出すその姿はバンカーの中のゴルフボールさながらである。仲間意識が強く危険を感じると、次々に仲間を呼ぶ。ペットとして飼う事もできるが仲間が側にいないと寂しくて死んでしまうため、あまりお薦めできない。
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トカゲ

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