No.507 強盗「ダイヤ」
説明
ダイヤの魔物。仲間の魔物にいい暮らしをさせたくて、お金を手に入れようと考える。たまたま目にした強盗事件から、ああすれば金が手に入るのだと学んだ。気の良さそうな老人が一人で営む雑貨店に行き、器用な指先を銃の形にグニャリと曲げてこう言った。「オイ オカネクレヨ。」しかし老人、何を考えたか銃を気にせず裏に回ると、エプロン、はたき、ついでにマスク代わりに手拭いで魔物の口元を覆った。おじいに言われるままに掃除を始める。一日しっかり掃除すると、おじいは銅貨を二枚渡してくれる。「さぁ今日のお給金だ。明日も頼んだよ。」・・・なるほど、これが強盗ってものかと魔物は納得して家に帰った。途中で仲間にお土産を。何だかいい気持ち。それから魔物は来る日も来る日も働いた。もらえるお金が銀貨になった。働くのが人間ばかりになると、ダイヤは忙しくなった雑貨店を後にし、またたまたま寂れた店に入っては繁盛させるのです。
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トランプ ダイヤ 

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