ELementfairy34話 |
帰宅路についてる最中
「氷牙、悪いけどリリムとリリスを俺の家に返しておいてくれ」
雷幻の言葉を聞き氷牙は
「いいけど、何でだ?」
氷牙の言葉を聞き雷幻は
「リリムとリリスどっちが理子と相性いいか調べるのさ、本来契約出来るのは1人1体だからな」
雷幻の返答を聞いた氷牙は
「なるほどな、となると、どちらかとの契約を切るのか?」
「いや、契約は契約者が死ぬまで解けない。だが、2人の契約者がいても問題は無い」
氷牙の問に、雷幻は、答え氷牙の言葉を待つ
「なるほどな、それで?今日も行くんだろ?」
「あぁ、後であの2人に病院に来るよう言っておいてくれ」
「わかった」
氷牙と会話を終えた雷幻は病院に向かった
「早く良くならないかなー」
理子がそう呟いていると扉をノックする音が聞こえ
「開いてますよ」
と理子は答えた入って来たのは
「よっ、理子、いつものように寄ったぜ」
雷幻だった
「おかえり、今日も来てくれたのね」
「当たり前さ、大切な恋人に会いたくてな」
雷幻の言葉を聞き理子は顔を赤らめた
そこに
「雷幻、ちょっといいか?」
「どうしたんだ?隼人兄」
隼人が来て雷幻を病室の外に連れ出した
「実は受付に電光家のあの2人が来てるんだ」
隼人からの言葉を聞き雷幻は
「わかった、俺が話に行く」
そうして雷幻は1階の受付に向かった
「お久しぶりです、とは言っても俺の事は良く思っておられないでしょうねお爺様、お祖母様」
雷幻が敬語で話しかけた人物、その人物は
「久しいな雷幻、なぜ、儂等がお前のとこに来たのか察しはついてるのではないのか?」
雷幻がお爺様と呼んだ人物が雷幻に話しかけた
「はい、薄々感ずいておりましたですが、俺はやるべき事が」
雷幻の返答を聞きお祖母様と呼ばれた人物が
「その事は知っています、ですが、あなたの両親が殺された以上、次の電光家を引き継ぐのは貴方しかいないのよ」
その返答を聞いた雷幻は
「わかっています、ですが、俺には弟がいたはずです、弟は確かそちらに引き取られたはずですよ?」
雷幻の言葉を聞いたお爺様と呼ばれた人物は
「それが、本人が拒否したのだ、「俺なんかより今人気の兄貴に継がせたらいいだろ」とな」
お爺様の言葉を聞いた雷幻は苦笑い
すると
「兄貴の方が俺よりもしっかりしてる、それに、俺じゃあ荷が重い」
声の主は雷幻の一つ下に見える人物であった
「久しいな、光幻」
「久しいな兄貴」
光幻と雷幻はお互いの存在を確認し合う
「何故、お前が後を継がない、お前なら俺よりもしっかりとした当主になれる、電光財閥の当主にな」
雷幻の言葉を聞き光幻は
「それが重いって言ってるんだよ」
光幻の言葉に雷幻は
「そうか、だが、俺には無理だ」
「なぜだよ!兄貴は俺よりも強いさっさとエレメントサーバントなんて捨てて、電光財閥の当主になってくれよ!」
光幻の言葉聞き雷幻は
「ふざけるな!俺が組織を捨てたら誰がこの世界を守るんだ!」
雷幻の言葉に光幻は怯むそれを見たお爺様と呼ばれる者は
「雷幻、光幻、ここで言い争うではない、周りのものに迷惑であろう」
その言葉を聞き2人は
「「すみません」」
そこに
「お初にお目にかかります、私は雷幻の恋人の小林理子と申します」
理子が松葉杖をついて1階まで降りてきた
「ご丁寧に儂は電光財閥の現当主の電光炎聖じゃ」
「そして、私はその嫁の電光綾瀬です」
「俺は雷幻の弟の電光光幻だ」
四人が挨拶を済ませた後
「雷幻よ」
「何でしょうかお爺様」
炎聖に呼ばれた雷幻は敬語で返した
「お主は、世界を守り、皆と同じ目線で生きて行きたいのだな?」
炎聖の真剣な問いを聞き雷幻は
「はい、俺は、組織のみんなと、ここに居る理子と共に歩み生きて行きたいです」
雷幻の真剣な返答を聞いた炎聖は
「なら、いい手がある、お前が当主になり、皆を導け」
「無理言わないでくださいよ俺は今の事で精一杯なんですから」
炎聖の言葉を聞き、雷幻は答えた
「そうか、お前ならお前の父と同じように返答してくれると思ったのじゃがな」
「すみません、ですが、あの場所や本家にいなくても、良いとおっしゃるのであれば、俺は当主を継ぎます」
炎聖言葉を聞いた雷幻は自分の思っていることをはっきりといったその言葉を聞いた炎聖は
「良いじゃろう、儂が死ぬまでそれを守ろうお前が不在の間はこの儂が電光家を守ろう」
炎聖の返答を聞いた雷幻は
「ありがとうございます」
お礼で返した
「となると、自然とそちらの、お嬢さんはお前の婚約者として認めさせてもらうぞ?」
その言葉を聞き理子は顔を赤らめ雷幻ははめられたという顔をした
少しして電光家の3人は帰っていった
病室に戻った2人
「えっと、公式って事で良いのかな?」
理子の言葉を聞き雷幻は
「あぁ、お爺様がお許ししてくださったからな」
「でも、驚いた雷幻が自分の家系を継ぐとはね」
「仕方ないだろ、でも、これで、電光家から援助は受けられる」
「確かにね、後は、奴らを倒すだけね」
「あぁ、早く治せよ?」
「わかってるって」
その言葉を交わし雷幻は病院を後にしようとしたら
「「お見舞い来たわよー」」
リリムとリリスが病室に来た
「あ、忘れてた」
「?」
雷幻は思い出したかのようにつぶやき理子は頭にはてなマークを浮かべている
「リリスとリリムのどっちが理子と相性がいいかってことを調べるためにな」
「どういうこと?」
雷幻の言葉に理子は質問で返した
「簡単に言うとね、本来は私かリリムのどちらかとしか雷幻は契約出来ないはずだったの、でも、なぜか契約ができたからね、だから、この機会に私たちどっちがあなたと相性がいいのかを確かめるために呼ばれたのよ」
理子の質問にリリスは答え雷幻の言葉を待つ
「俺はたまたま2人と相性が良かっただけさ、だが、本来は契約出来るのは1人一体複数と契約し続けるとリスクがあるからな」
「そのリスクって何?」
雷幻の言葉を聞き理子はさらに質問した
「契約者の持つ、生命エネルギーが少しずつ失われるのよ、1人なら問題無いけど3人以上になると生命エネルギーが削られる、だから、雷幻はまだセーフなのよ、でも、雷幻にあなたという大切な人が出来た今私たちのうちどちらかと契約して雷幻の負担を減らさないといけないの、2人の契約からは契約者の疲労が増えてしまうの」
今度は理子の質問にリリムが返す
「理子、2人の手を握ってくれ」
「うん」
雷幻の言葉を聞いて理子はリリスとリリムの手を握った
すると
「どうやら、相性がいいのは私のようね」
リリスと繋いだ手が青く光りだした
それは、契約する際お互いの相性がいいのかを調べる時に使う一種のサインのようなもの
「なら、今すぐ、理子と契約をするんだ」
「わかったは」
雷幻の言葉を聞いて理子とリリスは手を合わせた
「リリム、外に出るぞ」
「あいよ、マスター」
その会話をして2人は外に出た
「なぜ、2人は外に出たの?」
「契約する時に周りに人がいたりすると色々と危なくてね」
「なるほど」
「じゃあ、始めるわよ」
「うん、我かのものと契約するものなり」
「我かの者との契約を受け入れし者」
契約をし終えた2人の顔には笑顔が見えた
「やっと終わったか」
「まぁ、仕方ないね、リリスの場合は2人と契約をしてるからね」
「そうだな、これからは理子を守りなよリリス」
「任せな」
リリムとリリスと雷幻の会話を聞いて理子はクスクス笑っていた
「さて、俺とリリムは先に帰るよ、契約し終えた後はお互い話したいこともあるだろうしな」
「そうだね、リリスまた後でね」
「わかったよ」
雷幻、リリム、リリスが話を終えてリリムと雷幻は家に帰宅した
「よろしくね新しいマスター」
「よろしくね、リリス」
病院の外に出た雷幻
「よぅ、雷幻」
「幽魔かどうかしたのか?」
「俺もお見舞い来たんだけど家族じゃないから無理だった」
「まぁ、そうだな、ここは家族以外会えないから」
「そうだな、雷幻は既に理子と家族だしな」
「うるせえ」
と、雷幻と幽魔が話してるのをリリムが見ていると
「雷幻!幽魔!敵が来るよ!」
リリムが何かに気づき2人に声をかけた、それと同時に5人の戦士のような人影が現れた
「さーて、ベリアル様からここの人間狩りを頼まれてっからちゃっちゃと済ませるか」
一番初めに話し出したのはリーダーと思われる男
「そうね、まずは目の前の男2人かしらね」
次に背の高い女が話し出し
「って、あいつらちょうど裏切りで殺し許可が下りてる、雷幻と幽魔じゃないか、舐めてかかると痛い目見るぞこれ」
3人目はだるそうにしてながらも殺気は抜けてない男
「げ、なんでこの2人がここにいんだよ」
四人目は2人の事を良く知っておりめんどくさそうにしてる
「聞いてないよ、この2人がここにいるなんて」
明らかに子供っぽい口調の女
の計5人が目の前に現れた
「っち、面倒な奴らが来たぞ」
雷幻がそう言う前に幽魔は戦闘態勢に入っていた
「まぁ、いい、ここで裏切り者を排除それが今回の任務だ」
リーダー格の言葉を聞き他の四人は武器を構え突進する
「やれやれ、この場所にもいたか」
ふと、聞こえた声に
5人と雷幻と幽魔は驚き同時に警戒を強めた
「雷幻、幽魔安心しな僕は君達の味方だ」
謎の男の言葉を聞き雷幻は
「信用しろという保証はどこにある」
雷幻の言葉を聞き謎の男は
「そうだなー、なら、これでどうだ!」
そう言うと謎の男は光の波動を展開させ目の前にいた
2人を斬り殺した
いや、正確には命は残し行動不能まで落とし入れた
それを見た雷幻、幽魔、他3名は驚きと同時に雷幻、幽魔は警戒を他3名は何やら話し合っている
「さて、そこの三人もこの2人と同じようにしてやるよ」
謎の男が放った言葉を聞き三人は
「「「どうやら、俺(私)達は本気を出さないといけないみたいだな(ね)」」」
そう言うと闇の波動で自らの肉体を包み込んだ
「まずいな、雷幻、幽魔、お前たちはその2人を見ててくれ、僕が片付ける」
謎の男はそう言うと結界を貼り3つの闇の波動を包み込んだ
皆さん大変長らくお待たせいたしました
今回は次回がきになる終わり方を試してみました
謎の男の正体は、そして、その男の目的は何か
次回をお楽しみください
説明 | ||
今回戦闘は無いかもです | ||
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コメント | ||
ディーンさん新しいキャラはすでに元旦で出てますよ(雷光夢幻) 久しぶりのお話の更新が来ましたね、新たなキャラの登場でこの先どうなるのか楽しみになってきました。(ディーン) |
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