暁の食事処第12話 |
紅蓮side
私は部屋で出発のための荷物整理をしながら朝食のことを思い返す、この世界に来て初めて人に作った料理だったがうまく受け入れられたようで良かった、最初の反応が無言だったので口に会わなかったと思ったが誤解だったようだそのときは安堵からかつい、表情が緩んでしまったそのときみんながぼ〜としていたのはなぜだろうか?
とにかくこれで一つの自信ではないが期待が持てるようになったのは良かった
そんなことを考えながらリュックを背負い、廊下に出て玄関に向かうすると、
「紅蓮さん、」
朱里が私の前にたつその後にはほかのみんなと水鏡さんもいた
「すみません、みんなが紅蓮くんが行くのがやだと聞かなくて・・・・」
みんなの目には涙がたまっており「いかないで」言葉にだしていないがそんな気持ちが伝わる
やっかいなことになった急ぐ旅でもないが理由もなくいるのはどこか私の居心地が悪い
それに私も罪悪感を何故か感じる、どうしたものか......
「あの紅蓮くんは読み書きはできますか?」
水鏡さんが唐突に聞く
「いや、会話はできるが読み書きは無理だ」
意外かもしれないが神は私に読み書きの知識はくれなかったこれも恐らく神の「面白くない」というやつだろう
「ならぜひここで身につけていってください!」
確かにそれなら理由ができるが
「いいのだろうか、私のために時間を誰かが使ってしまうのに」
それに朱里は
「心配しないでください!私が責任持って教えますし、こそっ....
それに紅蓮さんと一緒にいられるならむしろいいですし...」
後半の部分はよく聞こえなかったがそれならばしばらくいるのもいいかもしれない
それにしても、私は女性いや、少女の涙に弱いのだろうか
朱里といいどこかほおっておけなくなる
「分かった.....ならばもうしばらくやっかいになろうそして
お礼といってはなんだが私に晩御飯を作らせてくれ」
私の観念したような言葉に水鏡さんも含め皆歓喜した
予想外ではあるが読み書きを身につけられるうえ料理の研究もできるのだ
いい方に考えよう
1ヶ月後
私は庭で午後の鍛練をしながら1ヶ月間を思い出す
みんな私に熱心に読み書きを教えてくれた、中でも朱里と朱里と並び「鳳雛」と呼ばれた
鳳統が教えてくれたしかし彼女は私の読み書きの授業は熱心に教えてくれるのに
授業が終わると逃げるように部屋から出ていってしまうしかし
晩御飯のときは夢中で食べるしおかわりもしてくれる........
私は嫌われているのか、いないのか分からないでいた、ちなみに晩御飯の中で最も好評だったのはハンバーグだった、どこの世界も子供の好物は変わらないようだ
それはさておき、鳳統のことを水鏡さんに相談すると
「そうですね、雛里は人の纏う雰囲気なんかを敏感に感じるんですよ
だからあなたの大人のような雰囲気に興味はあっても恥ずかしくて声がかけられないんだとおもいますよ」
といっていた確かに彼女はよく私が料理をしているところや鍛練をしているところを
物陰から見ていることがよくあった、そのせいで彼女に隠れて刀の修行をするのに苦労した
そして今も........
「じーーーー」
廊下の物陰から彼女の気配を感じる、さすがに視線には慣れたが
やはり気持ちのいいものではないまるで犯罪者のように監視されているようだもっともだが
彼女は私を悪い人のような感じで見ていないことはわかるが
そう言えば、最近のちの魏の領土となる許昌から中規模の山賊がこちらに
逃れてくるかもしれないという噂を聞いた、何でもその土地の諸侯に追い詰められ
許昌から逃げ出すしかなくなったらしい
となればこちらの諸侯も警戒はしているようだが今時期が悪く
ほかの大規模の山賊を相手にしていためにこちらにあまり兵を割けず
山賊がくるまでに間に合うかも微妙だそうだ
これは私にはどうすることもできない
しかしもしものときは......
いや、それは本当に最終手段だ
雛里side
私は廊下でひとりのお兄さんを物陰から見ています
朱里ちゃんを道案内してあげた旅人の紅蓮さんです
私は紅蓮さんを最初見たときから普通の人とどこか違う雰囲気
を感じました、私は人の雰囲気や思想を感じるとるのが得意ですだから紅蓮さんの雰囲気にとても興味をもちました、冷静で何ごとにも動じない雰囲気、でもそんな紅蓮さんも料理をしているときや読み書きを習っているときは私たちと変わらない興味深そうな表情を見せてくれます、いったいどちらが本当の紅蓮さんなのでしょうかそれを調べるために紅蓮さんを観察してますが時々、どこかにいってしまいめすます何をしているのでしょうか?
そんなことを考えていると
「やあ、鳳統」
何とあの紅蓮さんが私の目の前にい、いつの間に
「あわっ!!」
突然のことで言葉がでてきません
「すまない、だが君がどうして私のことを見ているのか聞きたいだけなんだ」
紅蓮さんは膝を曲げ私の目線に合わせてくれますがそれだと
顔がとても近いです、やっばりカッコいいです、大人みたいです
私はその恥ずかしさに顔が赤くなり
「あわわわわ〜〜〜〜」と玄関から外にでていってしまいました
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