1/72 グロスター
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説明
第二次大戦勃発時の英国の艦上戦闘機です。
かの大英帝国正式採用の艦上戦闘機という触れ込みで採用国が意外と多くありました。
全金属製の複葉機というこれまた当時最新の技術で制作された旧式機というか、日本では96式艦戦が制式化された頃

の機体ですから、低翼単葉機の時代に張り線だらけの複葉機に乗る気分はどんなものであったろうと想像していまい

ます。
その設計思想の古さとどの爆撃機にも追いつけない鈍足から開戦時にはどの国でも全くの役立たずで戦果も皆無とい

う世にも珍しい戦闘機となってしまいました。
ただし英海軍では「ちゃんと離着艦できる艦上戦闘機としてそれなりに重宝されたとは聞きます。
後継のシーハリケーンもシーファイアも最後まで事故がつきものでしたから。

と実機の評価はさんざんでしたが、キットは素晴らしい出来でランナー2枚という少数パーツ。
細かいディティールは大パーツにキレイに彫刻。
合わせ目は胴体の上下のみ。
タミヤに迫るパーツ精度。
貼りやすく発色の鮮やかなカルトグラフ製デカール。
何よりも700円というガンプラ級の低価格。
と赤箱の中では最もコストパフォーマンスの良いキットとなっています。
事実組み立ては数時間で終わり、複葉機の入門としてはこれ以上のモノはないというくらいです。

・・・・しかし良い話はここまで、そう欲を欠いて「張り線」というモノに手を出さなければです。
組み立て前に取付箇所に0.3ミリのピンバイスで穴を開け、0.2ミリのピアノ線で張り線を切り出し、瞬間接着剤で固

定しましたが、張り線の貼る位置については説明書に指示があったのですが、肝心の長さが表記されていなかったの

で現物合わせで線の長さを少しずつ切り出す羽目となり閉口しました。
結局日曜の朝9時から始め、終了したのは午前1時という丸一日費やすカタチとなりました。
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戦闘機 1/72 エアフィックス プラモデル 英国面 イギリス機 張り線地獄 

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