Gundam SEED another Destiny PHASE 18
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PHASE 18 驕れる牙

 

 

ユニラはオーブにて墓参りに旧友との再会を果す、そして偶然同じシャトルに乗り合わせていたアスランと共にプラントへと向かって行った。

 

 

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「クルーゼ!アンタは!」

 

「ユニラ君…君の存在を証明させたというのに…私に抗うか?!」

 

「うるさい!アンタに示されても俺は…!」

 

「偽りの姉の為か…それとも証明した私を潰し自分を確立させるためか?」

 

「違う!俺はアンタを許さない!自分の目的のために他人の心をも利用するお前を!」

 

「ふっふっふっふ…ハッハッ…アーハッハッハ!」

 

「何が可笑しい?!」

 

「嬉しいよ!君がそこまで熱くなれたのは初めて見たよ!」

 

「…っ!?うるさい!!」

 

「だが足りんな…!いや…まだ理解していないようだな!?」

 

「何だとっ!?」

 

「君は考えたのか?何故カリア君は君に仇をなすか…私に力を求めたのか!?」

 

「何だと!?」

 

「分かってないようだな…それでは亡くなった彼女は報われんな!!」

 

「…っ!黙れっ!!」

 

 

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シャトル ープラント行きー

 

「ぐっ…うぅ…」

 

「ユニラ…!大丈夫か!?」

 

「ぬぅ…!ハッ…!?アスラン…!?」

 

「大丈夫か?随分うなされていたみたいだが…?」

 

「…すまない…嫌な夢を見ちまってな…起こしちまったか?」

 

「いや…俺が起きたときにはうなされていたいたみたいだから大丈夫だ。」

 

二人はシャトルが大気圏を突破してから少し眠っていた、だが二人は起きてしまいユニラは顔中汗まみれでその隣のアスランはユニラの事を気遣ってハンカチ等を出していた。

 

「ほら、水だ…慌てずに飲めよ?」

 

「…あぁ、済まない…」

 

アスランはユニラに水入りペットボトルを手渡し、ユニラはその蓋を開けてゆっくりと冷静になっていった。

 

「……。」

 

「平気か…?」

 

「…あぁ、大分良くなった…手間をかけて済まない…」

 

「別にいいさ、それよりもうすぐプラントだから準備した方が いいぞ。」

 

「…あぁ…」

 

ユニラは到着の準備をしているアスランに少し申し訳無さげに視線をそらして、自分の到着の準備をしていた。

 

 

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プラント -シャトル発着所-

 

シャトル発着所に着いた二人のを迎えたのはザワザワとどよめく人達であった。

 

「…何なんだ…?」

 

「…さぁな?でも機内でもヒソヒソと何か地球軍がなんだかとか…」

 

「……ともかく議長の所に行けば何か分かるはずだ、案内を頼むぞ。」

 

「了解したよ、アレックスさん。」

 

ユニラはアスランを引き連れてデュランダル議長のいそうな場所を回って行った。そしてアプリリウスの議会へとたどり着いた。

 

「ここが議長のハウスなんだな?」

 

「ハウスって言うよりか職場だな、議長の。」

 

二人は受付に申し込んだら机と椅子と謎のデカイ魚が泳いでいる水槽のある部屋に案内され、待たされていた。

 

「…だが5分ぐらいはたったが…少し聞きに行ってくる。」

 

「あー、ついでに何か飲み物頼むわ。」

 

「全く…お前だからいいが。一応俺はオーブからの特使で、お前はその護衛兼案内役何だぞ?」

 

「固いこと言わない言わない…」

 

ユニラはそう言うとチャリンとアスランに硬貨を投げ渡した。

 

「仕方ないな…。……?おい?開かないぞ?!」

 

「……何っ?!」

 

ユニラはアスランに手渡した硬貨をしっかり返してもらい、出入り口のドアを調べた。

 

「…駄目だな…向こうからロックがかけられていて、こっちからはどうも出来ないな…」

 

「だが…何故…?」

 

「…発着場の騒がしさに何か関連があるかもな…ともかく…」

 

ユニラは机に設置されている端末を操作し始め、画面には様々な画像や文が浮かんだり消えたりを繰り返していた。

 

「何をしているんだ…?」

 

「…今から少し前のあらゆる状況をここに出してる…ほぼユニウスセブン関連とかだけどな…」

 

「…!ユニラ!これは!?」

 

アスランが指差す画像を引っ張りあげて画面に大きく表示させた。そして画面には何十機のMSが列を成してプラントへと向かっていた。

 

「…地球軍のMSが向かって来てるな…しかもあれは…核か!?」

 

「核…!?」

 

アスランは画面に映る事に驚愕していたが、ユニラは気にも止めずにキーボードを押し続けていた。

 

「…今現在はプラント付近の宙域で戦闘が行われいて…まだ核搭載型はまだ到達はしていないみたいだな…だがもう少しすれば…」

 

ユニラ次々と更新されていく文字とにらめっこしながらアスランに戦闘の様子が映る映像を出した、その映像にはザクやゲイツなどが地球連合のダガーなどのMSとの交戦が映されていた。

 

「…どうして連合は…」

 

「まぁ…どうせユニウスセブンの落下…ブレイクザワールドって呼ばれているらしいがそれが原因だろうな。」

 

「だが!破砕にはザフトが!」

 

「…確かに破砕にはザフトは関わったが…あの時に戦ったMSはジンであのタイプのジンは出回りが少ないから…」

 

「つまり…実行犯はザフト関連者であるから攻めるのか…?」

 

ユニラはアスランの問いかけに黙って頷き、アスランは天を見上げた。

 

「…こんな事ではまた繰り返す…またあの時みたいに…」

 

 

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そしてその後も戦闘は続きユニラとアスランはその様子をただ見ることしか出来なかった。

 

「…ユニラ…状況は…?」

 

「…見る限りには連合が押していて核搭載型も確認できる。」

 

「…俺達はここにいていいのだろうか…?」

 

「…だからと言ってもあのドアは開かないんだけどな…」

 

「…ロックは解除できないのか?」

 

「ロック解除ならもうやって自動で開ける様にしてるけど…開かないんだよねー。」

 

アスランはドアを見てみるとガツガツと音を立てていた。

 

「外から物理的にか?」

 

「多分な…。…!アスラン!核搭載型が出てきたぞ!」

 

「いよいよか…!」

 

映像を見ると背中に大きなコンテナのような物を担いだようなMSのコンテナみたいな物から大きなミサイルが一機から二発分発射されてプラントへと向かっていった。

 

だがそのMSらに向けてプラントからは薄くも激しい光が照射され、そのミサイル及びに発射しようとしていたMSやそれを発進した艦もその後続の艦も何隻もが爆発した。

 

「なっ…!?なんだ!?何が起こったんだ!?」

 

「…一撃で核ミサイルや艦が…」

 

アスランとユニラは驚いているが、ユニラは驚きながら未だにキーボードを操作していた。

 

「…アスラン!発射元を特定できた!このナスカ級だ!」

 

「このナスカ級…装備をつけている…?」

 

ユニラが出した画面にはナスカ級の戦艦が一隻あり、通常のナスカ級にないような特殊な装備をしていたが既にボロボロで焼けている状態であった。

 

「…一体何が…?」

 

「分からん…破壊力のあるレーザーなら説明がつくが、現にあの光を受けたMSは何機かは無事だぞ…?」

 

ユニラはキーボードを操作し連合のMSを映し出した、そこにはユニラの言う通り破壊されているものもあれば破壊されていないMSがまちまちと見受けられた。

 

「…何にせよ状況が分かりにくいな…」

 

「あぁ…閉じ込められてる以上今はこれぐらいが精一杯だしな…」

 

「どうする…?」

 

「……仕方ない…爆破する!」

 

「…そうか…。…ん?!」

 

アスランが組んだ腕をほどいてユニラを見ようとしたがキーボードの前にはユニラはいなかった。

 

「んーと…あとはC-4をセットして…」

 

「なっ…!?何してんだよ!?」

 

「ん…?見ての通りだが?」

 

ユニラの言う見ての通りとはドアの前にユニラは膝を抱えて粘土のようなものをドアに貼り付けてC-4を着々と設置していた。

 

「だってさ…閉じ込められて早いところ外に出たいならこれが手っ取り早くてイージーだろ?」

 

「イージーじゃなくて!何故そんなものを…オマエハ!」

 

「……まぁ…備えあれば嬉しいなー…みたいな?そういやそろそろ爆破するから離れてろよ?」

 

「んぉっ!?」

 

ユニラは貼り付けた粘土に端子みたいな棒を差し込んでアスランと共に水槽の裏に隠れた。

 

「さてと…5…4…3…」

 

「待て!もし外に誰かいたら…!」

 

「大丈夫だ!多分な…4…3…2…」

 

「もう少し別の方法が…!」

 

「うるさいなー、さっさとやるぞ!3!2!1!爆破!」

 

「ヤメローッ!」

 

アスランの叫びも爆破の音によってかきけされ、オレンジ色の閃光と共にドアは消し飛んだ。

 

「よし!問題なし!」

 

「問題アリアリだ!」

 

「よっしゃ、行くぞ!」

 

「おい?!待てって!?」

 

 

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ドアを破壊して脱出した二人は議会の中央ホールのような広い場所へと着いた。

 

それまでにユニラは何故か隠密行動で道行く警備員を誘導したり、懐に忍ばせていた麻酔銃で眠らせていたりしていた。

 

「…人が通らなそうなルートで議長のいそうな2Fへと行ける道はここだけか…」

 

「…ユニラ…そもそも俺達はあまり隠れる必要は無いだろ…?」

 

「必要性はある…!」

 

「……何なんだ?」

 

「雰囲気的にやらないと!」

 

「えぇ!?」

 

「隙が見えた…!…よしっ行くぞ!」

 

「あっ…!?おいっ待てって!?」

 

アスランは驚きそして呆れつつ階段を駆け上がるユニラの後をついて行き階段を上がった。

 

「…!?」

 

だがユニラは二階へ到達すると立ち止まって、アスランはユニラに衝突した。

 

「…っ!?どうしたユニラ?急に立ち止まって…?」

 

「なぁ…あれって…」

 

「あれ?……んなっ?!」

 

アスランは呆けて指を差しているユニラの指先の方向を見てみてユニラと同様に呆けた。

 

「あっ!?えっと…?」

 

二人の視線の先にはピンク色の長髪の女性がおり、アスランとユニラに気付き二人の元へと近寄った。

 

「アスラン!ユニラ!来ていたの!?」 「「!?」」

 

女性は眩しいぐらいの笑顔で二人に組み付いて二人の肩の間に顔を埋めて、二人は目を白黒とさせていた。

 

「ラッ…ラクス…!?」

 

「なっ…何で!?」

 

「…?何でって?」

 

二人は我に返ると組み付いてきた女性を優しく振り払い口をパクパクとさせ、振りほどかれた女性はキョトンと首を傾げていた。

 

「…アスラン!」

 

「…あぁ…」

 

「あ…ちょっと…?」

 

ユニラとアスランは二人顔を見合わせてヒソヒソと話し始めた。

 

「なぁ…あれってラクスなのか?(ヒソヒソ)」

 

「知らん…てかラク…姉さんはこんなとこにはいないはずじゃ…!?(ヒソヒソ)」

 

「あぁ…!今頃カガリの別荘でイチャコラしてるはずだ…!(ヒソヒソ)」

 

「んじゃ…あれは!?(ヒソヒソ)」

 

「俺にも分からん…!(ヒソヒソ)」

 

「よく似たそっくりさんにしては声はまんまだぞ!?(ヒソヒソ)」

 

「スタイルは…(ヒソヒソ)」

 

二人はそろってチラリとラクスみたいな女性を見て、見られているラクスみたいな女性は不思議そうに首を傾げていた。

 

「正直にラクスより…(ヒソヒソ)」

 

「あぁ…姉さんがストライクならあの娘はミーティアだ…!(ヒソヒソ)」

 

「失礼じゃないか…(ヒソヒソ)」

 

「聞こえてなきゃいいんだよ!(ヒソヒソ)」「…んもー!二人だけで長々とヒソヒソ話をしてー」

 

「すっ…済まない…!」

 

「うんうん!分かればよろしい、それでねアスラ…あっ…!」

 

女性は話そうと口を開いたが何かに気付いたのか目をハッとさせて慌てていた。

 

「ご…ごめんなさい!私この後用事があるから…またね!」

 

そう言うとトタトタと階段を駆け降り、取り残された二人は唖然としていた。

 

「…結局誰なんだ…?」

 

「…さぁ?」

 

二人は共にその女性が視界から消えるまで見ていた。そうして暫く悩むと二人の肩に手が乗った。

 

「おや?ユニラ君に…アレックス君。」

 

「デュ…!デュランダル議長!?」

 

「…ぎ…議長ですか…!?おっ…驚かさないで下さいよ!?」

 

階下を見下ろす二人の後ろからデュランダル議長が姿を現した。

 

「ふむ…正直に言うと私も驚いていてな…何故ユニラ君は外にいるんだい?」

 

「……。」

 

「……。」

 

「…まぁ、いい些細なことだ。それより二人共こんな状況であるがよく来てくれた。」

 

「はっ!」

 

議長が二人の肩から手を離すと、二人は議長に対面しユニラは敬礼をした。

 

「まぁまぁ…ともかく立ち話も何だから私の部屋にで話をしよう。…アレックス君もどうかね?」

 

「はい、同行させていただきます。」

 

そうして二人は議長の後へとついていった。

 

 

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-次回予告-

 

 

ユニラ「扉の爆破は流石に弁えていなかった気がする、でもそんなことより今を取り巻く状況と議長が俺を呼んだ訳や地上の皆が気になるところだね。てなわけで次回、Gundam SEED another Destiny PHASE 18 託されるもの。…あの時の娘も気になるけどねー」

 

 

説明
いやーマクロスは震えますねーお陰様で投稿が遅れちゃってハハハ…すいません。
あとついでに観るだけでは飽きたらずマクロスエースやアルティメットやトライアングルなフロンティアしてたりと…正直クランルートがストライクでした、CGもしかりストーリーもしかりでホントにデカルチャーでした。
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