【サイバ】あたしがお母さんで、お母さんがあたしで(前編)【交流】
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天空稲荷神社。

境内の掃除をしているのは巫女の北城愛、唯母娘。

 

「ふーっ、いつも思うんだけど、ここって境内が広いから掃除大変よねお母さん」

「そりゃ歴史のある神社ですもの。すみずみまでしっかりやるのよ」

「はーい」

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しばらくして、周囲を掃き清めた二人は拝殿の前まで来ていた。

「さて、あとはここを掃けば今日の掃除は終わりね」

「やったあ!一生懸命やった甲斐があったわ!」

「さぁ、もうひと息よ唯!気合いれt…」

愛が最後の仕上げを始めようとしたそのときである。

 

「きゃあっ!?」

「え!?お母さ…」

わずかな段差に躓き、バランスを崩してしまったのだ!そして…。

 

「「ぎゃっ!…う、うーん…」」

なんと二人はお互いの頭を強くぶつけてしまい、その場に倒れてしまったのだった…。

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数分後。

「…いたたたぁ…まさかあんなところで転んじゃうなんて。あたしったら…」

頭をさする愛。だが、彼女はその瞬間に強烈な違和感を感じた。

「あ、あれ…なんか、身体の感じが変…」

愛は起き上がり、辺りを見回す。そして、目に飛び込んできたものを見て驚愕した。

 

「う、うそ…ここに倒れてるのって…あたしの身体じゃないの!?ってことはまさか…」

愛は自分の胸を触ってみる。平坦だ。まごうことなき平坦だ。

「も、もしかしてこれって…唯の身体なの!?そういえば声も若いし…」

「う、うーん、どうしたのお母さ…きゃあ!?」

唯の身体で騒いでいる愛の声に反応し、愛の身体の唯が目覚めた。そして目に飛び込んできたものを見て声を上げる。

 

「こ、この巨大おっぱいは…それにこの色っぽいトーンの声…いったいどうなっちゃったの!?」

「そ、その反応は唯なのね?じゃあ…」

 

「「あたしたち…身体が入れ替わっちゃったーーーーー!?」」

静かな境内に、母娘の叫びがこだました。

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社務所。

「う〜〜〜〜〜ん、不思議なこともあるもんだねえ」

入れ替わった二人をまじまじと見つめるのはこの神社の祭神・天洸だ。

「まさかぶつかった拍子に心が入れ替わっちゃうなんて…」

「うん…」

しばらく頭を抱えて考え込んでいた唯と愛だったのだが…。

 

「あれ?お母さんの身体ってことはあたし今おっぱいあるのよね!」

「ちょ、ちょっと何言い出すのよ唯ってば!?」

「きーめた!あたしお母さんの身体で和美ちゃんちに遊びに行っちゃお!」

「あっ!?ちょ、ちょっと待ちなさい唯!もうっ!!」

 

身体が入れ替わった母娘のドタバタ劇を見て、ため息をつく天洸。

「基本的な性格が似てるとはいえ…やっぱあの身体で中身が唯となると違和感ありまくりだね…」

「お天さまったら、感心してないで助けて…って唯!唯ってば!」

「えへへへ。じゃ、いってきまーす!」

喜び勇んで走り去ってしまう唯。その背中に向かって愛は叫んだ。

 

「もうっ!あたしの身体なんだから大事にしなさいよねー!!」

 

後編につづく!

説明
母娘が入れ替わったらどうなっちゃうだろう、という話の中で生まれたネタ。

後編はNさんにおまかせしましたw

■出演
愛:http://www.tinami.com/view/744298
唯:http://www.tinami.com/view/742179
お天さま:http://www.tinami.com/view/742459
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コメント
首を長くしてお待ちしておりますw(古淵工機)
ありそうでなかった入れ替わりネタwww 後編はしばらくお待ち下さい(Ν)
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