全部あたしのもんだから |
何時か悪魔に教わった
「弱い自分と戦えば
強い自分になれる」嘘
そして始めた 不毛な戦争
あたしの中であたしを殺す
押し延べ 折って
((畳|たた)) んで((捏|こ))ねて
何度やっても終われない
これで何人 キリがない
そうして((漸|ようや))く気が付いた
敵しか居ないこの場所で
産まれ落ちたが運の尽き
あたしの味方は悲しいかな
今も昔も一人だけ
そのボロ切れ引き((摺|ず))ってくよ
捨てたところで減るだけだって
気付いたところよ いい加減
その足どけてよ この残骸
全部あたしのもんだから
全部、あたしのもんだから
全部引き摺り先行くよ
やつもあの子も捨てられなくて
結局ここまで連れ立ち来たわ
通れないならおしまいで良い
通れないなら おしまいが良い
初めも途中も全部が全部
全部あたしで居たいから
全部、あたしのもんだから。
説明 | ||
通いで来てた猫がとんと姿を見せなくなった 欝だ… |
||
総閲覧数 | 閲覧ユーザー | 支援 |
469 | 469 | 0 |
タグ | ||
詩もどき | ||
遠邇さんの作品一覧 |
MY メニュー |
ログイン
ログインするとコレクションと支援ができます。 |
(c)2018 - tinamini.com |