邪教徒オレンジおじさん本音短編小説その6
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邪教徒オレンジおじさん本音短編小説その6を書きます。

 

その青ざめて血の気の引いてあちこちに青紫色や黒色の血管が不気味に浮き出ている手と腕はそれ一本のみで、その他の胴体や頭、もう片方の腕と両足は何処にも見当たらなかった。もしかしたらこれはバラバラ殺人事件?!そう思ったとたんノラルは、こみ上げて来る異常な吐き気と嗚咽を抑えきれず、溜まらず両手で口を覆った。

 

ノラル「うぅ〜うっ、うぇえええ〜〜!」

 

そう呻いてからいきなりノラルはその場に総立ち状態のままで、赤いマニュキアの爪の指の手が生えている青ざめて血の気の引いた腕の前でゲーゲーとおもむろに吐き出した。そして終いには、胃液を吐いてしまうまでに至った。突然のショックと恐怖のあまり涙がポロポロと頬を伝っては落ちて行った。

 

オレンジおじさん「しっかり、するんじゃ!そして落ち着くんじゃ、何も余計なことは考えるな!」

 

ノラル「おじさん、おれ、おじさんとはこれからもずっと仲良くやって行きたいと思っています・・・」

 

オレンジおじさん「そのことはわしもよく分っとるよ!安心しろ!お前のことは悪いようにはしない」

 

ノラル「これを片付けてもいいですか?このままにしておいては危険でしょう?!」

 

これとはもちろん、ノラルがさっき見つけた青ざめて血の気の引いてあちこちに青紫色や黒色の血管が不気味に浮き出ている手と腕のことだ。おそらくバラバラになったであろう肉体の一部の断片のことだ。

 

オレンジおじさん「さて、上手に片付けることができるかな、できるならそれは構わんよ」

 

ノラル「スコップかシャベルありませんか?僕が外に埋めてきます」

 

オレンジおじさん「今シャベルをとって来るよ!」

 

そしてその後オレンジおじさんから手渡されたシャベルを使ってノラルは外の庭を2mほど深く掘りその中にさっき部屋で見つけた青ざめて血の気の引いてあちこちに青紫色や黒色の血管が不気味に浮き出ている手と腕を放り投げ、その上からさっき堀上て掻き上げておいた土をまたシャベルですくって土で穴の全ての空間を徐々に埋めて行った。

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邪教徒オレンジおじさん本音短編小説その6を書きました。

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