エブリデイえーゆー譚!〜恋姫達とのドタバタ生活!〜 十四話
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前回のあらすじ

 

XXX「このシリーズ初のちんきゅーきっく炸裂」

一刀「被害を伝えろよ!?」

 

 

 

 

 

 

桜が花開く少し前のこの時期…リトは蓬にヘッドロックされていた。

 

蓬「オラテメェリトコラ何専属メイド作ってんだコラ!あれか、下のご主人様の面倒見させてんのかあ゛あ゛ん!?」←ヘッドロック中

リト「む゛ぅ゛ー!!」←頭部胸に埋もれてる

 

豊満な胸に埋もれながらも苦痛に苦しむと言う、まさに天国と地獄…かと思いきや、実際には地獄だけだった。

窒息しかけてるし、奇跡的に頸動脈押されて意識飛びかかってるし…嫉妬の目で見られてるし。

 

音々音「リト兄ィ〜…!」←嫉妬全開

凪「…………」←ひたすら無言

真桜「うわっ怖!?」

沙和「あわわわわ!」←おもわず雛里化

恋「…………皆、久しぶり」

穏「おひさしぶりですね〜」

焔耶「と、桃香様!こちらでもお美しいですね!」

桃香「ありがと、焔耶ちゃん♪」

美花「ご主人様!ご主人様ぁぁぁぁぁッ!」←愛紗に羽交い締めされてる

愛紗「落ち着け!蓬さんに単純な戦闘では勝てん!!」

流琉「鈴々ちゃん、久しぶり!」

鈴々「久しぶりなのだー!」

香風「ひさしぶり〜」

季衣「骨煎餅食べる?オデブちゃんが作ったんだって!」

デネブ「あ、いや…デネブです」

 

デネブが女子枠に入ってるのは女子力のせいだと思っている…たぶん。

ちなみに他の女子達なのだが、やってることがバラバラに見えているがほぼ全員が後でどうリトにモヤモヤをぶつけようか考えていたりする。

で、そのリトは…窒息していた。

 

リト「 」←息してない

詠「とどめ刺していい?」←包丁装備

月「え、詠ちゃんダメェ!」

コン「きゅー…きゅー!」←リトゆさゆさ

蓬「ふぃ〜…。さてと、人工呼吸、人工呼吸♪」

翠「ちょ、母さん!?」

蒲公英「ズルいよ!蒲公英もする!!」

蒼「えへへぇ〜♪蒼の初めて寝てる間に…」

鶸「止めなさいよ!?」

ミミ「ピチュゥゥ…」←めっちゃ蓬睨んでる

 

稲葉親子が漫才している中、他の住人達もちらほら集まってきた。

動かないリトが目的なのだが…彼はまったくと言っていいほど動かない。

まさか死んだんじゃ…と、誰もが思っていると……急に魚が跳び跳ねるように飛び起きた。

 

リト「……ウェイクァ!?(ガバッ」

全「「「あ、起きた」」」

祭「おーい。一旦全員集まってくれんかの」

全「「「はーい」」」

空丹「ひ、人が臨死体験してたのに何でスルー!?」

モモタロス「…慣れてるからじゃねぇのか?」

 

モモタロスの言っていることは大体正しかった。

何せ前にメッタンが寝ぼけてリトにのし掛かって心肺停止したときもあったが、リトは自力で生還した事もあったし。

それより前に何回か死にかけてたから慣れてるのだろう。

実際、武術の修業中に死にかけたし、彼の師匠の一人もガチで死んでから生き返ってたし。

 

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で、住人全員集まった。

昼時だからここに集まることは当然だろう。

デネブは昼食を持ってこようとするが祭に止められる。

どうやら話があるようだ…

 

冥琳「部屋が足りない?」

祭「そうじゃ。元々このアパートはけっこう古いから使えない部屋も多いんじゃよ」

ウラタロス「でも結構住む人多いよね?」

思春「全員で……57…いや、58

…59人か?かなりの数だが…」

白蓮「今私を抜きかけただろ!?」

華雄「落ち着け、私もだ」

リト「それよりどうすんだよ?このアパートの部屋共同なんだろ?」

侑斗「俺らは一部屋に四人ずつ使ってたけどよ。何人部屋があるんだ?」

黄「四人部屋七つで五人部屋が六つですね」

空丹「三人部屋もあるけど一部屋しかないわね」

梨晏「えー?じゃあどうすんのさー?」

モモタロス「部屋変えするんだろ?まぁ、俺らにはカンケーねぇけどな」

 

女子と同じ部屋はごめんだぜ、と付け加えるモモタロス。

確かに年頃の男女が集まるこのアパートで男女混合の部屋は常識的にダメだろう。

だったらこれは女子だけの話の筈なのだが、少し事情があるのだ。

それも含めて祭はリトの肩を叩き、こう言った。

 

祭「それなんじゃがな。平沢、お主は部屋変えじゃ」

リト「何故に!?」

祭「いや、これだけ人数が増えるとあれがじゃな…」

モモウラリュウ侑デ「「「あぁー…」」」

桃香「?リトくん。あれって?」

リト「キンタロスの鼾。いや、確かにそうだけどさ。俺とそれがどう関係してんだよ」

祭「キンタロスの鼾を抑えるためにはアパートの奥の方に行かせねばならん」

リト「それが?」

祭「男女比が8:51じゃからな。男は奥にしたいんじゃが、そこには四人部屋と五人部屋が一つずつ無くての」

侑斗「大体分かった。この鳥のせいで幅が無くなるんだな?」

祭「そう言うことじゃ」

デネブ「たしかに…ジークのハンモックで幅取るよね。前は良かったけど」

ジーク「私に固い畳の上で寝ろと言うのか?」

 

リトは一応理解したものの、ある意味引っ越しの原因の態度にキレて無言でバックドロップをする。

声をあげられず気絶したジークを放置し、頭に冷静さを取り戻した。

 

リト「で、俺は一人か…」

祭「いや、儂の部屋に来い。けっこう広いからの」

リト「は?なんd」

音々音「何で祭の部屋なのですか!?それだったらねねが一緒になるのです!」

恋「……………ご主人様と寝る」

流琉「それだったら妹の私達が寝ます!その方がまだ自然です!」

季衣「そーだね。ここに来てから別の部屋だったし」

香風「にいちゃとねる〜」

小蓮「リトの妻であるシャオが寝るの!!」

白湯「パイタン、お兄ちゃんと一緒がいいもん!」

美羽「妾がお兄様と寝るのじゃ!」

七乃「じゃあ私も寝ますね♪」

美花「いえ、専属メイドの私が」

風鈴「一応お姉ちゃんだし、風鈴もいいよね?」

雪蓮「アタシもアタシもー!!」

霞「ウチもええか?」

燈「喜雨、リト君の所にお邪魔しちゃう?」

喜雨「それ母親としてどうなの…?」

傾「よし。わらわが骨までしゃぶってやろう」

炎蓮「こっち来い坊主」

粋怜「夜が楽しくなるわよ♪」

楼晏「(こ、これは若い子と親密になるチャンス!?)はいはい!私も立候補します!」

璃々「璃々もいっしょがいい!」

紫苑「じゃあ皆で一緒に寝ましょうか♪」

桔梗「じゃのう」

 

次々と抗議の声が上がる。

て言うかリトの事は無視ですかそうですか。

それに後半が何気無く貞操の危機を覚えそうなんだが…。

 

リト「ナニイテンダアンタライッタイ!?」

キンタロス「ええやないか、リト。死ぬんやあるまいし」

リュウタロス「リトのスケベ〜」

リト「誰がだコルァ!?」

桃香「そ、それでリトくん…誰と寝るの?」

リト「寝るか!?俺は一人部屋だっての!」

祭「じゃが部屋が足りないんじゃないかのぉ?」

リト「祭さんの所に誰かいれろよ!広いんだろ!?」

海蓮「たしかにそれが妥当だねぇ」

炎蓮「海蓮まで言うのかよ……。……ん?」

 

……はて、今どこから声がしただろうか?

炎蓮からしてみれば聞きなれた声なのだが、事情が事情なので普通に声を聞くことが出来ないものなのだが……彼女の真後ろからはっきりと聞こえていた。

で、炎蓮を含めた全員が声の出所を見てみると……

 

 

 

海蓮「なんだいアンタ達?幽霊でも見た顔して」

 

 

 

雪蓮「海蓮母さぁぁぁぁぁん!?」

蓮華「海蓮母様ぁぁぁぁぁ!?」

小蓮「海蓮お母さん!?」

冥梨思「「「海蓮様ぁぁぁぁぁ!?」」」

粋雷「「海れぇぇぇぇぇぇん!?」」

炎蓮「  」←凝視

 

絶叫が響き渡った。

事情が分かっていない他の住人はポカンとしているが、リトは呆れ顔で彼女を見ていた。

 

海蓮「はははは!そこまで驚くかねぇ?」

リト「いや、出てくるの早すぎでしょ」

 

次回に続く。

 

説明
XXX「凄く……暑いです…」
一刀「はいはい、だからって仕事は休みにならないよー」
XXX「解せぬ。と言うわけで『十四話:ドタバタ引っ越し! 部屋割り編』!あ、次回リトが酔わされるので苦手な肩は流し読みしてください」
一刀「なんで流し読み!?」
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恋姫英雄譚 作者の悪い病気 オリ主 恋姫無双 

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