魔法少女リリカルなのは光の兄弟1-3
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1-3『聞き入れる』

 

拓真「…わかった…」

 

蕾「っ!?」

 

椿「正気か!?二人を手にかけるということは…」

 

拓真「わかってる!でもこの二人がこの苦しみから解き放たれるのはこう方法しかないんだ」

 

椿「くっ!」

 

風神弓「よろしいので?」

 

拓真「ああ、やるぞ」

 

風神弓「非殺傷モードから殺傷モードに切り替えました…」

 

拓真は苦い顔をしながらも風神弓を構えて魔力の矢を二本生成し四宮両親の頭部に狙いを定める。

 

ひまわり「止めて!パパとママを殺さないで!」

両親の間にひまわりが立ちふさがり

 

拓真「…そこを退いてくれ…」

 

四宮母「そうよ、退きなさい、ひまわりちゃん」

 

ひまわり「やだよ…パパとママとお別れなんてイヤだぁ」

 

四宮両親もひまわりを説得するがひまわりは泣きじゃくりそれを否定する。

 

四宮父「ひまわり…私達もひまわりと別れるのは辛い…けど…私達が奴等になって…ひまわり達を他の生き残ってる人達を自我を失った私達が襲う方が…もっと辛いんだ…だからパパやママが誰かを殺す前に…逝かせてくれ…」

 

ひまわり「ひっく……!」

 

父親の決死の説得によりひまわりも小さく頷き、親の前から離れる。

 

四宮父「君には辛い役目を負わせてしまったね…まだ小さな子供なのに………拓真くん、椿さん、蕾さん…娘を…ひまわりを頼みます」

 

拓真「はい」

 

 

ヒュ!ドスッ!ドスッ!

 

 

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四宮の両親を解放してから数十分が経過しており、二人の遺体を埋葬してから無言の時間が過ぎていた。

 

桜花(椿のデバイス)「それでこれからどうする?」

 

椿「…どうすると言われても…」

 

拓真「…向島にいこう…そこに避難場所があるらしい…」

 

風神弓「主の当初の目的地でしたね」

 

椿「ならば…行こう…こうしていてもなにも変わらないからな…蕾、ひまわりもそれでいいか?」

 

蕾「はい、私もその方がいいと思います」

 

ひまわり「うん」

 

椿「そうか…なら急ごう…だが天馬には3人しか乗れそうにない…」

 

拓真「なら俺が徒歩でいくよ、天馬には蕾とひまわりが乗ってくれ」

 

椿「そうだな、そちらの方が適切か」

 

そうして蕾とひまわりが天馬に乗り込み拓真と共に低空で移動する。

 

 

そして向島に繋がる橋の近くまでたどり着き橋の前はゾンビ達が多くおり戦闘は避けられそうになかった。

 

拓真「……かなり数がいるな」

 

椿「ああ、だがここを突破するしか向こうへといく方法がない」

 

風神弓「奴等がこちらに気がついたようです!」

 

椿「来るぞ!」

 

拓真「悪いが今の俺はかなり機嫌が悪いんだ…とっととぶっ潰してやる!」

 

椿「橋の前の敵を一掃するぞ!」

 

そうして拓真と椿は駆け出して先手を拓真の風神弓の魔力矢で一体を倒し続けて椿が桜花を振るい二体目を蹴散らす。

 

拓真と椿が連携をしながらゾンビを蹴散らしていき戦闘が開始して15分が経過した頃橋の前のゾンビは全て一掃された。

 

拓真「ふぅ…どうやら片付いたみたいだな」

 

椿「増援が来ない内に橋を…」

 

渡ろうと椿が言おうとした瞬間拓真達の目の前から突如として、ゾンビが出現する。

 

拓真「っ!!椿さん!」

 

椿「っ!」

 

椿は転移してきたゾンビに気づいたが迎撃するのには遅くて拓真も援護をしようと思ったが拓真がいる位置では援護ができなかった。

 

???「させん!はあぁ!!」

 

突如として拓真の横を男がよぎり、持っていた刀でゾンビを吹き飛ばした。

 

???「無事か?」

 

椿「ああ、助かったありがとう」

 

???「別に礼をされるほどのことではない」

 

拓真「あんたはいったい…」

 

竜也「俺の名は竜也そして…俺の相棒の雷神刀だ」

 

拓真「雷神刀だって!?」

 

椿「まさか、竜也さんの雷神刀…そして拓真の風神弓…この二つがこんなにも早く揃うとは…」

 

竜也「何!?風神弓だと!?…確かにこれは風神弓だ…まさかこんなに早くに所持者が見つかるとはな」

 

雷神刀を持つ竜也と合流果たした拓真達は色々と話し合いっていると蕾が口を開ける。

 

蕾「あ、あの、お話しするのなら安全な場所の方がいいと思います」

 

竜也「む?確かにそうだな、よし向島に行こう」

 

そうして、拓真達は向島に続く橋を渡っていくがその途中で橋が壊されていた。

 

椿「そんな!橋が!!」

 

竜也「これでは向こうに渡れん…」

 

拓真「なら椿さんの天馬で運んでもらうとかは?」

 

椿「その方法しか無さそうだな…」

 

橋が壊れていることで椿の天馬で二人ずつ運んでいくことにしようと決まった矢先拓真は妙な力を感じ取る。

 

拓真「ん?なんだ?」

 

ひまわり「…どうかしたの?」

 

拓真「いや、崩れてる橋の先端に妙な力の…流れかなそんな気配を感じて…」

 

ひまわり「??そんな力感じないけど…」

 

竜也「いや、嘘ではあるまい…同じく俺もその力を感じる」

 

椿「何!?二人もか…私も奇妙な力を感じている」

 

蕾「姉様もですか!?じつは私もです」

 

ここにいる拓真達、転生者が全員その謎の力を感じ取っており、拓真はその力の根源の場所まで向かう。

 

拓真「ここだ…」

 

風神弓「もしや…主、その場所でその力に魔力を送ってください」

 

拓真「風神弓?あ、ああ…やってみる」

 

風神弓に言われるがままに拓真は謎の力の根源の場所に手を当てて魔力を流してみると突如その場所から謎の力が溢れだして次の瞬間壊れていた橋から岩が延びだして向こう橋まで繋げられた。

 

竜也「なんだ!?橋ができただと!?」

 

雷神刀「これが…竜脈の力」

 

椿「竜脈だと!?」

 

竜脈、FEで登場するその力は拓真がやったように橋をかけたり、地震を起こしたり、山を平らにしたり、池を凍らせたり、森を平野にしたりと戦況に多大な影響を及ぼす力であるが、その力を扱うためには竜の血を受け継ぐものでなければ扱うことができない血からのはずだった。

 

拓真「なるほど…女神のきまぐれか…」

 

竜也「何!?」

 

拓真は転生する前に特別に二つ能力をつけると言われたことを思いだしその一つが竜脈であったと確信した。

 

拓真「とりあえず、その話はあとで…橋ができたわけだからさっさと進もう」

 

竜脈でできた橋を渡り拓真達は避難場所へと向かうのであった。

 

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竜也「なるほど…女神アクアのきまぐれか…」

 

橋を渡り向島へとたどり着いた拓真達は向島まで奴等は進行できていなかったために無事にで 避難場所までたどり着くことができた(バリアジャケットは解除済み)。

 

竜也「となると、あの時力を感じ取った俺や椿、蕾も竜脈を操ることができるということだな」

 

拓真「とんだ、バーゲンセールだな…」

 

拓真は女神はなにがしたかったのかとため息をつく反面竜脈の力であの場を打開できたことなのでアクアに内心で感謝をしていた。

 

椿「ここにいたか」

 

拓真と竜也が話していると椿と蕾、そしてひまわりがやって来た。

 

竜也「なんだ?俺たちを探していたのか?」

 

椿「ああ、話したいことがあってな…これで終わったと思うか?」

 

竜也「何?どういうことだ?」

 

蕾「ひまわりさんから聞きまして…奴等は突然現れたって…」

 

椿「その点で可笑しくないか?だって…」

 

拓真「っ!そうかここは離島でここに来る手段としたら船しか…」

 

竜也「だが、それならばいち早く従業員が気づくはずだ…だがそれがなかった…つまりは…」

 

蕾「はい、突然と此島に奴等が現れたことになるんです」

 

椿「それに突然と言えば…竜也さん以外は私達は目にしたはずだ」

 

拓真「っ!転移か」

 

橋の前で突然転移による奇襲を目にしていた拓真達はゾンビの出現方法を理解するを

 

椿「それにこの元凶がここで諦めるとは到底思えない」

 

椿の言葉に確かにと頷く拓真はならこれならどうするかを考えようとした矢先ここからそう遠くないところで大きな音が響いた。

 

ひまわり「な、何!?」

 

竜也「どうやら来てしまったようだな、すぐに戦闘の準備をするぞ!」

 

竜也の号令でデバイスを起動させる四人は敵は既に避難所へと入り込んでいるために手分けしてゾンビの討伐をしていた。

 

拓真「はあぁ!」

 

避難場所の入り口付近でゾンビを倒していた拓真は辺りの敵は片付けたあとそこに竜也達が合流を果たした。

 

竜也「拓真!無事か!?」

 

拓真「ああ、なんとか…そっちも上手く片付いたみたいだね」

 

椿「ああ、だがこれでは埒が開かないぞ」

 

竜也「…ならば此処は討って出るか?」

 

拓真「それってこの戦いの元凶を討ちにいくってこと?」

 

竜也「そうだ、だがそう簡単にいくものでもないがな」

 

椿「確かにこのまま防衛していても持久戦に持ち込まれる可能性もある…」

 

拓真「………」

 

選択肢

 

@攻勢に出る

 

A防衛に徹する

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今回の選択肢の説明が大雑把だったかもしれないので追記でメリットとデメリットを説明します

 

@攻勢にでる

メリット

・元凶との遭遇

・この戦いの早期解決

デメリット

・防衛戦力の低下

 

A防衛に徹する

メリット

・防衛戦力の増加

デメリット

・元凶とは遭遇できず

・戦いの長期化

 

 

 

 

 

まあこんな感じです、どちらを選ぶかはコメントでお伝えください

説明
投票の結果、圧倒的に聞き入れるという解答だったので聞き入れることになりました、投票していただいた方々に感謝いたします。
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