エブリデイえーゆー譚!〜恋姫達とのドタバタ生活!〜 十六話 |
桜の花びらが舞い、新たな出会いを孕んだこの季節……え?季節外れ?気にしたら敗けですます。
まぁ、そんなことより…リト達の住むアパートの一室で、流琉が寝坊した季衣と香風を起こしていた。
流琉「季衣!香風ちゃん!早く着替えて!」
季衣「わーん!何で早く起こしてくれなかったのー!」
香風「ほえ〜…ムニャムニャ…」
流琉「ほらほら、二度寝しないの!」
流琉は香風の身を剥ぐように服を脱がせ、着替えさせていく。
その後、二人をつれて流琉は食堂に行くと、そこにはリトと桃園姉妹、それに美花とミミにコンもいた。
ただ、ミミとコン以外はいつもと違う格好をしている。
そう、今日は天ノ川学園の入学式兼始業式……リト達も学校に通うことになっているので、今日は新品の制服に身を包んでいた。
リト「ん?三人ともおはよう。遅かったな」
ミミ「ピチュピチュ…」←パンモグモグ
コン「むきゅむきゅ…」←上に同じく
流琉「おはようございます!」
季衣「おはよう、皆!」
香風「おはよ〜」
リト「あいさつは後にして朝飯食っとけ。今日はパンだから食いやすいぞ」
流琉「はいっ!」
季衣「はぐぐぐ…!」←あいさつ終わった瞬間に食べてた
香風「もぐもぐ…」
リト「ほら、香風。ネクタイ曲がってるぞ」
香風「にいちゃ、ありがと」
全「「「…………」」」
リト(なんか重圧感じる!?)
軽く朝食を済ませ、リト達は祭に見送られてアパートを出た。
季衣と香風が寝坊したとは言え、アパートから学校まではさほどかからないのでゆっくりと歩いている。
ちなみにミミとコンはそれぞれリトの頭とYシャツの襟元にいた。
コン「きゅぅ(がっこーってどんな所かなぁ)」
ミミ「ピチュッ!(美味しいものがいっぱいあるんだよ、きっと!)」
リト「にしても登校初日から寝坊とはね」
鈴々「お子様なのだ!」
季衣「なんだとー!」
愛紗「そういう鈴々も寝坊してただろう?」
鈴々「にゃっ!?」
桃香「あはは♪似た者同士だね♪」
流琉「ところで兄様、他の皆さんは…」
リト「もう行ったよ。他の友達と約束してたり早めに行ってたり」
美花「ええ。教師の皆様に着いていく方もいましたし」
香風「にいちゃ、がっこー着いたよ」
リト「ん、そうだな。さすがに早かったかな」
桃香「片道五分だもんね」
そうこうしている内に、学校に到着する。
門だけでもかなり大きい…流石華琳の家がやってるだけのことはある。
そしてそのまま入学式と始業式が行われる大体育館に移動した。
そんでもって式が始まる…が、作者はそんなところは興味ないので省略します。
式が終わり、リト達は自分のクラスが出されてある掲示板の所へ行った。
ミミ「ピチュー…(話長かったね…)」
コン「きゅぅぅー…(眠たいよぅ…)」
リト「だな。どこの世界でも同じなんだな、入学式って」
桃香「ねぇねぇ、クラス分けの紙ってあれだよね?」
愛紗「はい。知り合いと一緒がいいのですが…見えませんね」
美花「ご主人様と一緒になれればいいのですが…」
愛紗の言うとおり、リト達のいる所から掲示板までの距離があり、その間には多くの生徒が集まっているのだ。
ちょっと見てくるかな、とリトが人混みの中に入ろうとしたとき、少し離れた所から声がした。
蓮華「あ、リト!」
思春「……貴様らか」
翠「おっす、リト!」
恋「……………ご主人様」
七乃「どうも〜」
侑斗「よう」
モモタロス「おせーぞ」
そこにいたのはリトと同学年の蓮華達であった。
彼女達は既に見終えてるようで、リト達を待っていたようだ。
リト「なんだ、お前らまだいたのか」
思春「わざわざ待ってやったのだ。蓮華様に感謝しろ」
蓮華「思春!そんな事は言わないの!」
愛紗「それで、クラスはどうなったのだ?」
モモタロス「俺と侑斗以外は同じクラスだったぜ」
侑斗「たく、どんだけ女運いいんだよお前」
七乃「本当ですよね」
桃香「うんうん」
リト「なぁお前ら…俺の事なんだと思ってんだよ」
全「「「女タラシ」」」
リト「だからたらす相手いねぇよ」
そう言う訳で、リト達は指定されていた教室に向かう。
その最中、今日の日程を確認していた。
リト「ふぃー…後はHR聞いて部見学か」
美花「ところでご主人様はどの部活動に入られるのですか?」
リト「ん?俺は………あ」
リトはある所に目がいく。
その場所…目的の教室の前には、以前会った人物が二人いた。
整った顔付き、金髪のドリルヘアー…どう考えても華琳の血縁者の二人だ。
柳琳「あ……こ、こんにちわ」
栄華「げっ」
少し緊張した顔で挨拶するのは鳳凰院 柳琳、まるで汚物を見たような顔をしたのは鳳凰院 栄華だ。
二人ともバラバラの反応だが、リトの事を覚えていたようだ。
リト「久しぶり…だな。あとそこ、露骨に嫌そうな顔をするな」
恋「……………誰?」
ミミ「チュ〜…(また新しいメス…)」
リト「華琳の従妹だよ。大人しいのが柳琳でしかめっ面が栄華…でいいんだよな?」
栄華「人の名前を気安く呼ばないでくださいませんこと?」
蓮華「…たしかに、華琳の従妹ね」
桃香「でも柳琳ちゃんは大人しそうだよね」
柳琳「あ…えと、ありがとうございます?」
七乃「もしかしてお二人とも同じクラスなんですか?」
栄華「ええ。…でもこの男がいるのは予想外でしたわ」
翠「リト、何したんだよ?」
リト「原因が俺にあるような発言止めてくれる!?」
原因は原因なのだが、一応リトは悪くない。
悪いのはリトの国語力とかそんな感じだ。
ただ、栄華は今のリトが疑われている状況がチャンスと思い、一言二言言った。
栄華「とぼけないでくださる!?貴方が柳琳にいかがわしい事をしたのは分かっていますわ!」
リト「ちょっと待て!?何でそんな話になってるんだよ俺はただ…」
栄華「お黙りなさい!柳琳が顔を赤くして身をくねらせ、服が乱れていたのは貴方のせいですわ!」
リト「話を盛るな、最初しか合ってねぇよッ!」
桃香「…………リトくん、柳琳ちゃんに何をしたのかな?」←肩ガシッ
愛紗「内容次第ではお仕置きが必要ですね」←肩ガシッ
美花「ご主人様、参りましょうか♪」←ブラックスマイル
リト「ちょ、なにしてんの三人とも!?てか笑顔怖!?皆助け…思春、カッターをこっちに向けるな!?」
そんな叫びも虚しくリトは桃香と愛紗、美花に引き摺られ、隣の誰もいない教室に入った。
その数秒後、『オデノカラダハボドボドダァ!?』『ムッコロ!?』『フュージョンジャック!フュージョンジャック!フロート』『辛味噌!』と言う悲鳴にも似た何かが校舎に響いたとか。
ちなみに誤解を解いたのは教室に入って十五分後だそうだ。
蓮華「まさかパンの耳だったのね……よかった…」
翠「たく、最初からそう言えばよかったのに…」
リト「何もしてないっていったじゃん!?」←なんかボロボロ
柳琳「ご、ごめんなさい!私が止めなきゃならなかったのに…」
愛紗「貴女は謝らなくていい。リトが疑われるような人だから悪いのだ」
リト「酷くね!?」
栄華「チッ!もう少しで罪を着せられましたのに」
七乃「うわー…目の敵にされてますね」
初登校なのに制服がボロボロなリト。
一体何をされた…それはご想像にお任せします。
そして大体教室に生徒が集まってきた時、中に見慣れた人物が入って来る。
桔梗「ほれ、ガキ共席につけい。HRを始めるぞ」
リト「あ、桔梗さ…へぶ!?」←頭叩かれた
コン「きゅっ!?」
桔梗「ここでは御子柴先生と呼ばんかい」
かなり重い一撃をもらい、リトは軽く返事をしながら席につく。
他の生徒も桔梗の制裁を見たのかすぐに席へ移動した。
桔梗「儂がお主らの担任の御子柴 桔梗じゃ。そこの奴みたいに下の名前で呼ぶなよ」
全「「「はーい」」」
リト(まぁ…ここでだからな。しょうがねぇか)
桔梗「それとそこの奴みたいに儂の胸を揉んだら即通報するからの」
リト「俺がいつあんたのを揉んだ!?」
蓮華「…リト、本当なの?」←目が怖い
思春「殺す」
翠「い…いつの間に…!?」
リト「だからやってないっての!?てかやったら俺警察に世話になってるだろ!?」
桔梗「そやつは酔った拍子に儂のあんな所やこんな所を弄んでから……色々脅されたのじゃ」
恋「……………ご主人様…」←悲しい目
リト「誤解だ!?周りも『うわ、最低』な感じで見るなよ!?特に男子、何で睨んでんだよ!?」
真ん中辺りの席がリトのいる場所なので、視線がどう言った感じなのかは分かる。
端にいる男子何か『死ね…!潰れろ…!もげろ…!』と言いながら机を削っている。
器物損害だろうが関係無いようだ。
リトの事を知る者達も様々なリアクションをとっている。
柳琳「え…え…?」
栄華「………最ッ低」
桃香「愛紗ちゃん、殺ろっか」
愛紗「薙刀持ってきますね」
美花「うふふふふふ」←凄くヤバイオーラ
リト「ち、チクショウ!不幸だーーー!!」
説明 | ||
XXX「注意:この小説とリアルの季節は約四ヶ月ずれています」 一刀「今さらだろ。それよりも何太后はいつでんだよ。もしかして出さないのか?」 XXX「いや出すよ。オリキャラ出したら」 一刀「あっそ………おい。今何言った?」 XXX「『十六話:悲鳴が響く初登校』。やっとこさ学校生活始められるだ…」 一刀「話聞け!?」 |
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刃さん 外堀を埋めているようにも見えますね(XXX) 見事にからかわれとる?(黒鉄 刃) |
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