宮城急行電鉄の車両(現役車両その1) |
○宮城急行電鉄の車両
2015年現在、宮城急行電鉄が保有する車両(保線・工事用機械は含まない)はすべて電車である。
このうち大多数を占める旅客車(宮急内部では「客車」と呼称)は、ほぼすべてが固定編成であるため、
編成ごとの連続附番方式としているのが特徴である。
また形式呼称としては宮急においては「((形|がた))」の呼称で統一されている。
なお、各形式においては以下のカタカナ記号を用いる。
デハ:普通客車(制御電動車もしくは中間電動車)
クハ:普通客車(制御付随車)
サハ:普通客車(中間付随車)
デヤ:事業用車(制御電動車もしくは中間電動車)
クヤ:事業用車(制御付随車)
○3000形(デハ3000形)
1967年に製造された通勤型電車。4連18本(3001〜3072)と2連16本(3201〜3232)の計104両が作られた。
宮急では初の両開き扉を採用し、ラッシュアワーに本格対応した形式だが、
老朽化によって順次置き換えられ、4連3本と2連5本の計22両が残るのみとなっている。
○3500形(デハ3500形)
1972年より製造。3000形と同一の車体を持つが、宮急初の界磁チョッパ制御車であり、
また初の新製冷房車でもある。4連18本(3501〜3572)と2連20本(3701〜3720)の計112両が製造されたが、こちらも数を減らし
4連8本と2連8本の48両が残るのみである。
○5000形(デハ・サハ5000形)
1978年製造の特急用電車。6連6本(5001〜5036)の計36両が作られたが、6両の貫通編成はこれが最初であった。
当初2扉の転換クロスシート車両として登場したが、後継の8000形が登場したことで3扉に改造された。
ただしクロスシートはそのまま存置されており、現在は優等・一般兼用車としての役目に徹している。
○新5000形(デハ・サハ5000形)
5000形は1979年にいったん製造を打ち切るが、1981年から製造された6連4本、計24両(5037〜5060)は前面デザインや台車形状が変わり、
俗に「新5000形」または5037形と呼ばれている。こちらも現在は3扉化されており、現在は優等・一般兼用車としての役目に徹している。
○6000形(デハ・サハ6000形)
1985年から製造された界磁チョッパ制御車。6連4本(6001〜6024)、4連6本(6401〜6424)、2連10本(6201〜6220)が製造された。
80年代らしい角ばったスタイリングとなり、また室内も居住性の向上が図られている。
2008年ごろから車内のリニューアルを開始し、制御機器類もVVVFインバータ制御に換装されている。
○新6000形(デハ・サハ6000形)
1989年から製造された6000形のニューバージョン。6025形とも呼ばれる。6連2本(6025〜6036)、4連8本(6425〜6456)、2連8本(6221〜6236)が製造された。
この代からアルミ車体が採用され、前面部分の傾斜後退角が大きくなったことでスピーディーな印象が与えられるようになった。
説明 | ||
今回は3000形から6000形までの紹介です。 沿革(戦前):http://www.tinami.com/view/792939 沿革(戦後):http://www.tinami.com/view/793142 路線紹介:http://www.tinami.com/view/793443 |
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