アニメオタクの恋愛事情〜1話〜ギャルゲーみたいな展開はたぶん無い
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恋愛ものですが脱線しまくりの作品になるなこれ(´・ω・`)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「これで終わりだ、解散!!!」

 

 

 

「「「あっした!!!」」」

 

 

 

次期主将の挨拶で部活が終わり、制服に着替える。

俺達3年は大会が終わり、就職や進学の為に部活を引退した。

後輩の面倒を見てほしいと監督に頼まれそれを了承したからだ。

こちらとしては身体を動かせていられるのが嬉しくもあり、楽しく体力を鍛えられる。

 

 

 

(さて、今日はどのフィギュアを買いに行くかな)

 

 

 

そろそろエロゲーのフィギュアに手を出すか、いや今日は新作ゲームの予約開始だったな、いや待て予約は家に帰ってネットで予約しよう、そして今日はフィギュアを買いに行こう。

 

 

 

「よし、そうと決まれば早速…………」

 

 

 

「大鷹、着替え終わったら職員室に来い」

 

 

 

「え?分かりました」

 

 

 

バスケ部の監督、初風(そかぜ)先生は立ち去った。

テンションが上がってきたときに何事だよ。

 

 

 

(まぁ、大体予想はつくけどな…………)

 

 

 

「剣介、帰ろーぜー」

 

 

 

「悪い高畑、監督から呼び出されちまって………」

 

 

 

「またお前かよ、羨ましすぎるだろ」

 

 

 

「何でだよ」

 

 

 

何でそうなる、俺に限ってそういうギャルゲー的な展開はない。

 

 

 

「女子の元バスケットボールのトップクラス選手だった人だぜ?美人でかなりの人気だったらしいし」

 

 

 

そんな人が女子バスケ部じゃなく男子バスケ部の監督をやってんだ?

普通に考えてモデルとかプロチームのコーチとか出来るはずだが。

 

 

 

「で?何でそれが羨ましい事になるんだ?」

 

 

 

その一言で周りの空気が凍った。

ここにシヴァがいる、女じゃないけどダイヤモンドダストを放てる召喚獣がここには確かにいる。

次の瞬間、多数のシヴァがイフリートにクラスチェンジした。

後ろに炎が見えるのだが、これは幻術なのか!?

 

 

 

「あぁ?お前ばかり声かけられて喋ってる所を見てる俺達の憎しみを感じていなかっただとぉ!!!!!」

 

 

 

「唐変木に成り下がったか、この雀がぁ!!!!」

 

 

 

「男子にとって憧れのボン・キュッ・ボンの身体!!!!!」

 

 

 

「そして鋭い目の中から見える優しさ!!!!」

 

 

 

「アメとムチを絶妙に使い分けるSとMの鏡!!!!!!!」

 

 

 

「ブッ、ブヒィィィィィ!!!!!!!!」

 

 

 

「そんな監督に目をかけられているお前を俺達は憎い!!!!!!」

 

 

 

 

コイツら何か語り出したんだけど、頭がおかしくなってるし、最後から2番目は完全に豚野郎になってやがる。

わかった、これは完全な嫉妬だわ、私念が奴等の周りに凄い渦を巻いている。

 

 

 

「お、お前ら何言って…………」

 

 

 

「全軍!!!!!!あの腐りきったボケチキショー野郎に鉄槌を下すときだぁ!!!!!!」

 

 

 

いや全軍で部員だろ、後輩はビビって震えてるし。

今はそんな状況じゃない、ここはひとまず………。

 

 

 

「戦力的撤退!!!!」

 

 

 

「待てぇ!!!!!」

 

 

 

「逃がすなぁ!!!!!!」

 

 

 

部室の窓から飛び降りて着地した瞬間、全力で踏み込み初速で最高速度を叩き出す。

 

 

 

「い、今3階から人が降りてきた?」

 

 

 

「これぞ正しくカオス」

 

 

 

何か聞こえたが無視だ、主将がいたけどとにかく無視。

まさか限定フィギュアを買う時の瞬発力がここで役に立つとは思いもしなかったが。

 

 

 

「逃げるなぁ!!!!!」

 

 

 

「逃げる!!!!」

 

 

 

だがすぐに追っ手が目の前を塞ぐ。

ここも限定フィギュアを猛者達から勝ち取った時に使っていたステップで振り切る!!!!

 

 

 

「なんだと?!」

 

 

 

「嘘だろ、消えた?」

 

 

 

「透けて通った…………」

 

 

 

「そのステップはバスケで使えよ!!!!!」

 

 

 

全くその通りですよね。

追っ手がいなくなり、ようやく職員室にに向かう。

 

 

 

コンコンッ

 

 

 

「失礼します」

 

 

 

「来たか……なぜそんなに疲れている」

 

 

「え?いや、それは………」

 

 

 

間接的に貴女のせいですとは言えないな、アイツらの勝手な暴走だからな。

 

 

 

「まぁいい、座れ」

 

 

 

「失礼します」

 

 

 

「今日ここに呼び出したのには理由がある、大体予想はついてると思うがな」

 

 

 

「まぁ、何となくは…………」

 

 

 

複数のプロチームからのオファー。

以前から練習にプロのスカウトが来ていたの知っていた、副主将だった俺は一番乗りにのっている部員の紹介ていた。

だがスカウト陣の本当の狙いは俺だったらしい。

 

 

 

「またお前にプロリーグからのオファーが来たぞ」

 

 

 

「ちなみに何処から?」

 

 

 

「ファルコンズとエイブスだ、しかもドラフト一巡目で指名するだそうだ」

 

 

 

「俺にそんな実力はないですけどね」

 

 

 

「今回も断るのか?」

 

 

 

以前あったオファーを全て断り、俺は大学に行くことを決めた。

興味は無くはないが、プロ選手になりたくてやってたわけじゃない。

 

 

 

「お前が進学志望なのは知っている、教師の立場としてはそれが自分の選択なら尊重する」

 

 

 

「初風先生………」

 

 

 

「この話しは私から断っておく」

 

 

 

「ありがとうございます」

 

 

 

「ところで聞きたいことがあるのだが………この編成でここを攻略出来るのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼しやしたー」

 

 

 

あの編成であの場所の攻略を良くできたな。

日も暮れてすっかり夜になり、帰りを急ぐ。

今回はアニザワメイトに行くのは止めておこう。

 

 

 

「進学にしたのは良いものの将来がなぁ」

 

 

 

「おい、そこの兄さんよぉ」

 

 

 

「はい?」

 

 

 

声をかけられ振り向くと、そこには柄の悪い人が何人かいた。

おいおいこれって完全なあの有名なテンプレじゃねぇか。

この次に来る台詞はもちろん………

 

 

 

「俺達お金がないからさぁ、貸してくんない?」

 

 

 

「まぁ返さねぇけどなぁ」

 

 

 

キターーー( ^∀^)ーーー。

お決まりの台詞が、小物臭が半端ないな。

って考えている場合じゃないな。

 

 

 

「嫌だって言ったら?」

 

 

 

とりあえず俺もお決まりの台詞を言っておく。

 

 

 

「無理やり掻っ払うに決まってんだろ!!!」

 

 

 

「うおっ!!!」

 

 

 

すると柄の悪いAが懐に隠し持っていたナイフを振り上げてきた。

それをギリギリで避けて後ろに下がる。

首を触ると血が着いていた、少し当たったのか出血。

バトル漫画で見るような展開だ、てかよくナイフを避けれたな、動体視力が良くて良かった。

産んでくれた母さんに感謝だな。

 

 

 

「避けんじゃね!!!」

 

 

 

「普通は避けるだろ………」

 

 

 

「この野郎!!!」

 

 

 

柄の悪いBからDが鉄パイプを持って襲ってきた。

ヤバい( ̄〜 ̄;)

俺は喧嘩なんてしたことないぞ、どうする?漫画でやってるような戦い方は駄目だ、直感的に動け、ここで一番ベストノな選択は…………

 

 

 

「逃げる事だ!!!!」

 

 

 

「待てゴラァ!!!!!」

 

 

 

逃げ足だけは誰にでも負けない程、得意な逃げを選択した。

案の定追いかけてきたが遅い、タバコを吸っているからだ馬鹿野郎。

この先を行けば交番だ、そこに駆け込もう。

 

 

 

ブォン!!!!

 

 

 

「あら〜〜〜〜」

 

 

 

目の前に一台のバイクが逃げ道を塞ぐように止まった。

乗っているのは柄の悪そうで特効服を着た女子。

この人は後ろの奴等の仲間だな。

 

 

 

「やっと追い付いたぜ」

 

 

 

「ハァハァ」

 

 

 

息切れてんじゃねぇかよ。

コイツらにリンチされるなら、目の前の子に殴られたい。

そんな趣味は全くもってないが。

 

 

 

「あ、総長!!!!」

 

 

 

「お、お疲れ様です!!!」

 

 

 

えぇ?(´Д`|||)

目の前の人が総長?

嘘だろ……………終わったじゃん俺の人生。

女総長がバイクから降りてきた、何かめっちゃ怒ってて怖いんですけど。

あ、あれか、金を集めて来いって行って遅いから自分で来たのか。

 

 

 

「テメェら何やってんだ?」

 

 

 

「総長、今からコイツから金をt………」

 

 

 

「ハァッ!!!」

 

 

 

「ゴパァッ?!」

 

 

 

芸術的なハイキックが柄の悪いAの頭に決まり、Aは気絶した。

ちょっと、どうなってんの?

 

 

 

「な、何で?」

 

 

 

「カツアゲしてんじゃねぇよ、あ?」

 

 

 

「す、すいません」

 

 

 

「でも」

 

 

 

「でもじゃねぇよ、テメェらみたいのがウチらのチームの質を下げてんだよ!!!」

 

 

 

よし、何か揉めてるみたいだから今の内に逃げよう………

 

 

 

「そ、総長だからって………」

 

 

 

「あん?」

 

 

 

「調子こいてんじゃねぇ!!!!!」

 

 

 

Cが隠していたナイフを取り出して女総長を刺そうと動く。

女総長は虚を突かれたのか動かない、直撃コースだ。

女の子が刺される所で逃げる……そんな所を見てて…………

 

 

 

「逃げれっかよ!!!!」

 

 

 

ナイフを持っていた手を蹴り上げる。

奴は蹴りの衝撃でナイフを手から離した。

出来るか分からないが見よう見まねで。

 

 

 

「たぁら!!!」

 

 

 

彼女と同じハイキックをした。

漫画みたいな事が現実でも出来るのか、初めてだが上手く決まった。

Cは気絶して泡を吹いていた。

 

 

 

「もう他の奴にも絡むんじゃねぇぞ」

 

 

 

興奮して変な台詞を言ってしまった。

ビビったのか他の奴等は気絶している仲間を担いで逃げていった。

ヤバい、腰が抜けた。

 

 

 

「あぁ怖かった」

 

 

 

「おい」

 

 

 

彼女が声をかけてきた。

暗くて表情は分からないが、何か言い澱んでいる。

 

 

 

「その、ありがとよ」

 

 

 

「え?」

 

 

 

「助けてくれただろ?!!」

 

 

 

あぁナイフの事か…………

 

 

 

「気にすんなよ、身体が勝手に反応しただけだ」

 

 

 

「そ、そうかよ」

 

 

 

彼女は少し慌ててバイクに跨がった。

あ、転けそうになった。

 

 

 

「礼は言ったからな、じゃあな!!!!」

 

 

 

「あ、おい」

 

 

 

声をかけたが行ってしまった。

何だ、この特殊なギャルゲーみたいな展開は…………

 

 

 

「と、とりあえず帰るか」

 

 

 

この時は知らなかった、彼女とは意外な所で再会する事になることを…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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登場人物

 

 

 

 

 

大鷹剣介(おおたか・けんすけ)

 

 

 

今作の主人公。

両親は幼い頃に他界し親戚の家で暮らしている。

中学の頃の失恋で恋愛にトラウマを抱え、その傷に元々オタクだった高畑が漬け込み、アニメオタクになる。

身長182センチ、体重81キロで顔は中から上の辺り。

中学高校とバスケ部に所属しプロが目をつける程の選手だった。

中高とも副主将として全国大会まで部を導いた。

 

 

 

バスケットボール部での成績(出場のみ)

 

 

中学

 

 

地方大会 優勝 2回

 

 

全国大会 ベスト4 2回

 

 

オールスター 選出 2回

 

 

 

高校

 

 

関東大会 準優勝 2回 優勝 1回

 

 

インターハイ 準優勝 2回 優勝1回 MVP 1回

 

 

ウインターカップ ベスト8 準優勝 1回 優勝 1回

 

 

国体 ベスト16  準優勝 1回 優勝1回

 

 

三大大会連覇

 

 

高校生日本代表 選出

 

 

日米交流戦 MVP 受賞

 

 

 

 

 

高畑数一狼(たかはた・すういちろう)

 

 

 

大鷹の親友。

アニメやゲームを愛するオタクであり、大鷹がオタクになった原因。

二次元でモテるように三次元でもモテたいと言っているが上手くいかない。

その為さらに二次元にはまっていく、たまに発狂する。

身長182センチ、体重83キロ。

バスケでは滞空時間がとても長く、ダンクを決めるのが好き。

最近プロチームに入団が決まった。

 

 

 

 

 

中田 丈治 (なかた・じょうじ)

 

 

 

大鷹の同級生で悩み事を聞くのが得意なロン毛で眼鏡を掛けた冷静沈着な男。

身長196センチ、体重89キロ。

バスケ部の主将、様々な体勢から放つシュートを放つ事が出来る異色のスリーポイントシューターとして注目を集め、プロチームに入団する事が決定した。

隠れゲーマーであり、その腕は世界レベルのゲーマーを発狂させる程の持ち主。

口癖は「まさしくカオス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
お久しぶりですKANNBARUです。
何か………久々に更新するのは変な感じです。
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